ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

日本代表-北朝鮮代表 @ 埼玉スタジアム2002 / Mr.Children STADIUM TOUR 2011 SENSE -in the field- @ 日産スタジアム / SAKEROCK @ 日比谷野外大音楽堂 / WHITE ASH・white white sisters @ 下北沢SHELTER






金曜の試合と今週のライヴのお話をまとめて。

日本代表-北朝鮮代表 @ 埼玉スタジアム2002

金曜は埼スタで日本代表の試合。今までJリーグJFLなど、何百試合とスタジアムでサッカーを見てきていると思うけど、日本代表の試合は2度目、W杯予選は初!代表の試合を見るとなったら自宅でテレビで見るというのが自分の中での通常の行動なのだけど、我が家は未だ地デジ化出来ていない(この試合までに間に合わせたかったけど…)。どこで見ようかなー、自宅でワンセグは一番つまらないシナリオだなー、と考えていたのだけれど…金曜の昼休みに金券ショップ行ったら、台風の影響もあってかかなり安くなってた!ので行くことに決定!バクスタ2階5列目を2枚で3,000円!一人だけどこの席が一番僕好みっぽかったので2枚セットのこれ!この時点で定価以下、でも余らすの勿体無いなあと思って友人にメールしてみたけど、試合開始に間に合わないのはほぼ確定の中人を誘うのはリスキー…。結局余らせてしまった。夕方からの打合せも覚悟したより早く終わり、渋谷→赤羽・赤羽岩淵浦和美園と移動。

浦和美園へ着くと大雨!ザーザー!都心は降りそうで降ってない、でもちょっと降ってるぐらいの雨だったのに。バックスタンド2階でよかった…。バスに飛び乗って前半35分頃スタジアム着。この頃には雨もやんでいた。試合の雑感。まず、Jリーグでは稼働しないカメラが稼働していた。ピッチの上に張りめぐられたワイヤーをあっちいったりこっちいったり。あとレッズのホームゲームのビジター席より、今回の北朝鮮のゴール裏の方が広かった。レッズもビジター席広げてくれないかな(笑)天気もあってか、チケットは売り切れていたのにそこそこ空席があったように感じた。スタジアム到着時点で0-0。日本代表のスタメンは川島、内田、吉田、今野、駒野、長谷部、遠藤、柏木、香川、岡崎、李。4-5-1のような形。北朝鮮チョン・テセがトップに張り付いて、中盤に仙台のリャン・ヨンギや柏のアン・ヨンハなど。前半は0-0のまま終了。基本、日本の方が攻めているんだけれど、迫力が足りない。あと事前に記事で見ていたように、たしかに今回の北朝鮮は繋ぐ意識を感じた。

よく知らない頃の北朝鮮が相手だったら、「初戦は苦しむ」ことがわかっていても、「何点取って勝つか」という風な目で見てしまったと思うし、前半0-0で終わったら不気味な雰囲気を感じ取ってしまったかもしれない。でも今回は、よく知る素晴らしい選手が前線と中盤に居る。テセはもちろん、リャンにもジュビロはかなりやられているので(笑)そういう意味では前半0-0でもそんなにイライラしなかったし、むしろテセ―リャンのホットラインを分断出来ている代表守備陣に心強さを覚えた。要はそこに調子付かせなければ、負けることは無いから。とはいえ日本も北朝鮮を崩し切れずにいて、サイド崩しても中が迫力不足。マイク出番があるかもなあ…って感じで後半。マジで出てきた(笑)ほぼぶっつけ本番。バーに嫌われたりラッキーボーイとはなれなかったけど、マイクの強さ・高さが導いたチャンス、相手に与えた驚異は大きかったと思う。最後のシーンで吉田麻也がどフリーだったのもマイクに注意が移ってたところは少なからずあったんじゃないかなって思う。

というわけでロスタイムのゴールで日本代表が劇的勝利。辛勝だった…でも後半見ていた感想としては、ぶっちゃけ引き分けでも、僕はそんなブーイングするような気分にはならなかっただろうなあ、ってロスタイムに思っていた。少なからず無駄で逃げの横パスはあったけど、それでも一昔前の代表と比べれば、前線の選手やサイドの選手の前への推進力は格段に上がっていると思った。良いサッカーしてるし、強いよ。大体、北朝鮮代表も、今までのW杯予選初戦で当たってきたようなチームと比べて、格段に強いチームだと思うんだよ。守備の良さは「当たっていた」だけではないと思う。1年前のW杯でブラジルと3-2を演じたチームだしさ。そんなチームのエースに仕事をさせず、そして試合を完全に支配し続けただけでも、日本代表の充実ぶりを感じたけどなあ。とは言え、やっぱ今日のメンツだと、スペース無いと苦しい。香川はやっぱスペースがあればあるほどスペシャルになんのかな、と…そういう意味では18番の……田の存在の大きさと感じたよね。

…あ、ジュビロの18番の前田のことね!!……まあ前田か本田みたいな前線中央で持てる選手が、引かれる相手には欲しいなあと。タイプは違うけどマイクがそこのバックアッパーというのは納得できるというか。前田が離脱してしばらく李がスタメン張ってるけど、怪我から戻ってきたら前田はまたファーストチョイスになれると思っている。結果的に薄氷の勝利ではあったけど、でももしテセやリャンほどの選手と何の予備知識も無しで対峙していたら、結果は違っていたと思うんだよね。後ろが彼らのことをよく知り、油断なく――特にテセを押さえ込んだから、ロスタイムまで浮き足立たなかったんじゃないか。と思う。テセ悔しそうだったなあ(カメラ、よくそこ抜いたなと思いつつ(笑))。仕事しきれず、下げられ、そしてベンチから決勝ゴールを見届けた。一生で一番悔しい日かもね。半島を支持する義理はなんもないけど、テセやリャンには頑張ってほしい。次のアウェーの試合も楽しみ。初のW杯予選観戦だったけど、独特の緊張感含めて面白かった。また来たい。

SAKEROCK日比谷野外大音楽堂







土曜は野音でのSAKEROCKのライヴへ。当初はこの週末は今年もメタモへ行こうかと思っていたのだけど、台風が近付いてきたところで断念して、替わりに友人から誘われたこのライヴへ行くことになった。台風は進路がそれたと思っていたけど、土曜の東京は強風で、結局メタモは中止になっていた。木曜の時点で早々に中止を発表したドリカム、随時状況を伝えつつぎりぎりまで検討したOTODAMA、割と最後までだんまりだったメタモ。三者の姿勢が現れていたなあというか、ドリカムは金あるけど他のところは死活問題なんだろうなあというか。台風が西のほうへいったことでSunset Liveなんかも影響出ていたし、東京も風が強いからミスチル日産スタジアム、出来るのかなー?とも思ったし。フェスがビッグビジネス化することによって、中止になることでの痛手は本当に死活問題なんだと思うのです。だけどこないだの海外のフェスのステージ崩落の映像とか見ちゃうと、だからって人の安全が脅かされるのはよくないと思うし、常識的な判断が下ってよかったと思う。

野音の前に国際フォーラムの広場で毎年やってるTOKYO JAZZ CIRCUITや(昨年も来ました)、その隣の建物でやっていた東北復興支援物産展へ行ったり。これ野音で食べよう!と思ったものがいくつかあったのだけど、レジがとんでもない長蛇の列で買うのを断念…。ゆるキャラを激写するだけの結果になってしまった。あと岩手県のブースに居たお兄さんがハイスタのTシャツを着ていた。来年AIR JAM東北でやりますよね、なんて言ったり。その後野音へ移動。SAKEROCKを見るのは昨年のSense of Wonder以来2度目。ハマケンや星野源についての知識はなんだか色々覚えたし、曲の雰囲気は知っているけど、曲名とかはわかんない…という感じ。なので詳しいライヴレポートは省略。野音は何度も来ているけど、今回初めてど真ん中みたいな視点の席だった!ちょうど関係者席みたいなところで、周りが皆座っているので、友人も僕も座っている時間が長かったのだけど。前の会場から飲んでいたのと風の気持ちよさとゆるさでかなりうとうと…。

途中、ゲストでキセルの辻村兄登場。「おにいちゃーん!」の歓声にはなんか笑った。星野源マリンバも弾けるのか。すごいなあ…。MCでのハマケン「(星野源の家のベッドが)シングルからセミダブルベッドになってさあ…」星野源「…!そういうのじゃなくて話変えよう!」というあの焦りが伝わる流れは笑った。あれハマケン狙っていったのかな?天然なのかな?そんな感じでダブルアンコール含めて2時間強のライヴ。楽しかった。ライヴ後には9月一杯で地元(浜松)に帰る友人と飲む。この友人が帰るといよいよ地元から東京に出てきた同級生が居なくなる。でも考えてみると、大学で出てきてそのまま居続けた同級生は今年でもう東京10年目。そう思うと長いし、一区切りの年なのかもしれない。僕は中途半端に一度帰ったりしてるからまた違う感覚なのかな…。浜松は多分「帰りたくない田舎」ではない。だから皆帰る。僕が一年のうちに何度も帰るのは単純にジュビロのホームゲームが見たいという理由でもあるけど、今みたいな仕事が出来るのなら別に東京じゃなくて浜松でもいいと思っていたし…まあ無理だから東京に居るんだけど。「最後に行きたいところ」の話をしたり、いつか僕もそういうこと考えるんだろうか…と思った。

Mr.Children STADIUM TOUR 2011 SENSE -in the field- @ 日産スタジアム




日曜は日産スタジアムMr.Childrenのライヴ“STADIUM TOUR 2011 SENSE -in the field-”。この日こそ18きっぷ消化のために早起きしてライブまではどっか出かけようかと思っていたけど、結局昼まで眠りました。来週のエコパ行きは確定だな。うん。BAYCAMPでのPENPALSは捨て難かったけど、きっと単独でまたやるだろう…!さて。日曜も昼間は風が強くて、雨も降ったりやんだりだったけど。とりあえず西の方ではRUSH BALLが開催出来たみたいで良かったねぇ、というところだし、今日のライヴも2階席だったので雨に濡れる心配はなさそうだってことで合羽は持たずに出掛けた。少しでも18きっぷを使う為に八王子周りで横浜線で小机まで。立川から八王子へ行く為に意味無く松本行きの白×水色の車両に乗ったり。…ていうか金曜の夜に18きっぷ使った方がなんかもう少し使える幅があったような気がする。そんな後悔もしつつ、2週間ぶりの日産スタジアム。この頃には空も快晴で風も気持ちよいぐらい。雨の心配のせいか入場は押し気味。

ミスチルを見るのはap bank fes以来だけど、フェスを除いてワンマンで見るのは12年ぶり!高1の時に見たDISCOVERY tour以来。その間も別にずっとミスチルは好きだったしそれだからフェスには行っていたけど、ライヴに通うようになってから指定席ってものが苦手になって、あとは2001年ぐらいに見たゆずのドームとかがあまりにも普段行くライヴと違って豆粒で(笑)ミスチルのコンサートに行かなかったのは主にそういう理由。今回も友人に誘ってもらったから行ったけど、多分誘われなかったら行かなかった。ただでさえデカい日産スタジアムの2階席、やっぱ遠い(笑)サッカー見ている感覚よりも遠い。それでも当時と違って、そういう雰囲気含めて今回のライヴは新鮮で楽しかった。今まで見た中で一番大きなスタジアムライヴだったし、フェスよりもきっとミスチルへの熱量が高い中での、6万5千を揺らすミスチルap bankの時も「モンスターバンドとしてのミスチルのすごさ」みたいなことを書いたけど、改めてロック・バンドとして日本でミスチル最強説を唱えたくなるようなスケールがデカく、でも今回は余計な演出も無く5人編成のシンプルなセットだったからこそ、ロック・バンドとしてのミスチルをすごさを感じたのでした。

ツアー序盤で曲名出しての感想は隠して書きます。セットリストはこれ

“SENSE”の中の曲からの“未来”。盛り上がりイマイチだった気がするけど、個人的には近年でもよく聴くシングル曲の一つ。一曲挟んでこの段階で“イノセントワールド”!この辺の曲はap bankでもやったことがある曲だけど、“Replay”でうおお、“Mirror”でうおおおお!って感じ。“Mirror”の前のMCを最後に本編はMC無し、中盤はポップサイドのミスチルというより、ロックサイドのミスチル…と言ってよいだろうか。“I”〜“CENTER OF UNIVERSE”の流れが僕の今日のハイライト。“I”ってライヴで聴くとこんなかっこいいのか!“ロックンロールは生きている”〜“ニシエヒガシエ”も同じような感じ、そして“Everything is made a dream”はビックリ。“Q”から2曲もあったことに驚きもしつつ、この曲の間奏の原子力についてのフレーズはビジョンにも映し出されていた。元々ミスチルは世の中なことも少し歌ったりしているバンドだけど、この曲を引っ張り出してきたことはなかなか興味深かった。ミスチルなりの、ソフトな反原発の主張なんだと思った…ファンに伝わるといいな。ap bankの時も書いているけど“エソラ”のキラーチューンっぷりがすごいし、何がすごいってこの曲シングル曲じゃないのがまたすごい(笑)

アンコールでようやくこのアルバムで一番好きな“fanfare”、そして“星になれたら”!!、更に“Tomorrow never knows”!!!何このベストな選曲。“かぞえうた”を挟んで“終わりなき旅”。ap bankでは終始ギターを持たなかった桜井さん、この日は曲によって持ったり持たなかったりなのだけど、この曲はギターを持って。なんだかこの曲の時の、4人(5人)のコントラストが非常にかっこよかったんだよなあ。すごく等身大の“ロック・バンド”としてのミスチル――漫画のBECKのジム・ウォルシュが撮ったPVあるじゃないですか?なんかあれみたいな(笑)僕がロック・バンドとしてのミスチル最強説を今回唱えたくなったのは――というかすなわち僕はあまりミスチルを(好きだけど)ロック・バンドとしてカテゴライズしていなかったことでもあるんだけど。フジやサマソニで見たColdplayMuseのような、ウェンブリーを埋めるバンドの音楽・パフォーマンスと、ミスチルのパフォーマンスを見た上で――前者が英国を代表するロックなのだから、ミスチルは紛れもなく日本を代表するロック・バンドじゃないか、という単純な連想。メッセージ・ソングだって歌っているし――そこは「恋愛ソング」を求める音楽番組・メディアと、Mr.Childrenというバンドとのギャップを感じる部分でもあるけれど。そういう意味でも、シングル0、ノン・プロモーションだった“SENSE”のアルバムの意義も感じる。

アルバムのツアーでもあるけど、ap bank fesとはまた違う“震災後”が意識にあるセットリストだと思ったし、恋愛ソングばっかりじゃなく“自分自身”の曲が多いよなあ、ミスチルって。今更だけど。…まあだから僕もずっと好きなんだけど。このツアーのファイナルは宮城。先週行ったARABAKIの会場のキャンプエリアです。今年のap bank fesの時にこの日記で「来年のap bank fesは東北でやるという選択肢はあるんじゃないか」みたいなことを書きました。その上で考えると、ARABAKIのあの会場は一番の選択肢(実績と、今度のライヴがあること含めて)と思ったので、そんな目も含めてこないだのARABAKIは歩いていたんだけれど(笑)それでもやっぱりフェス会場のインフラとして、つま恋の分は大きいなあって思った。新幹線の駅からバスで10分という近さはデカい。主要な駅からバスで4、50分という時間が掛かるとやはり万という人数を行き来させるのは簡単なことじゃない。まあ、どうなるかなあ。ライヴ後は菊名で友人と飲んだ。今週は呑んでばっかりだ…。

WHITE ASH・white white sisters下北沢SHELTER

前後するけど水曜はWHITE ASHとwhite white sistersという6月にも見た対バン。SHELTERはソールドアウトで超満員。white white sistersはブンブンやジェッジジョンソンスーパーカーを思い起こさせるサウンド。WHITE ASHはthe pillowsの“WHITE ASH”をSEに使っての登場(こう聴くと“WHITE ASH”ってかっこいいよなあ)。6月にも思ったことなんだけど、僕はここ数年で聴く音楽の割合がどんどん洋楽が減ってきて、殆ど邦楽になっている(5、6年前は殆ど洋楽だったのに!)。昨年、今年ぐらいのフジロックで思うことは、海外のロックって思った程進化を感じない。欧・米の音楽をバランス良く仕入れられる日本のバンドが、一番両国のロックを昇華し、進化させている気がするのだ。ほんと最近の日本のロック・バンドは面白い。震災後、更に言葉が大事になって、日本のロックが愛らしくなった。…そんな思いと裏腹に今年は全然CDを買っていないのですが(笑)…でも面白いバンドが増えているなあって思う。今週はライヴを多く見た週だった。来週はエコパだけじゃなく帰ってくる流れで等々力にも行こうかなとか。フェスは一旦落ち着くけど、AIR JAMはギリギリまで諦めない…!あと朝霧が余分に取れている雰囲気。