ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

the pillows "Energiia Tour" @ Zepp Tokyo




ブログがすっかり10日1回ペースになっている。もっと書きたいのだけど、最近は部屋に居ると掃除モード(掃除話も今後)。今週はクラブワールドカップのことが色々気になる週で、イニエスタの銀座線の話に始まるバルサの観光話を面白がって、昼休み渋谷とか歩いてたら一人ぐらいすれ違うんじゃないか…とか思っていたけれど、忙しく。15日だけ早く上がってピロウズのライヴへ。横国バルサ、ではなく、ピロウズイニエスタ、ではなく、アウイエ…ニスタ。みたいな。

11月まではそこそこライヴ行ってた気がするんだけど、12月は多分これだけ(一昨日のスペアザも買ってたけど行けず…)。そして多分これがライヴ納め、な気がする。ピロウズ見るのはなんだかんだで今年は久々になってしまって、ap bank fes以来。例年色んな曲をやる年末のツアーだけど、今回のセットリストは武道館含めても今まで見たワンマンの中でもベストオブベストじゃないかって感じた。ので拾ってきたセットリスト。

1. RAIN BRAIN
2. ビスケットハンマー
3. NO SELF CONTROL
4. New Animal
5. バビロン 天使の詩
6. Kim deal
7. エネルギヤ
8. BLOCKHEAD
9. Ritalin 202
10. Skeleton Liar
11. THAT HOUSE
12. ハイキング
13. FLAG STAR
14. 日々のうた
15. RUSH
16. MY FOOT
17. Midnight Down
18. GOOD DREAMS
19. その未来は今
アンコール1
20. YOUR ORDER
21. Sleepy Head
アンコール2
22. RUNNERS HIGH
23. LITTLE BUSTERS

代表曲はやってないのもあるんで、一般向けにベスト…ってよりはロストマン・バスターズの頃からのピロウズファンとして。シングル曲は(直近のシングル曲除けば)4曲しかやってないから、なんだかんだでマニアック選曲なのかもしれないけど、アルバムの表題曲を4曲畳み掛けてるのは今まで916ぐらいじゃないかなあ。(…そういえば部屋片付けてる時に15周年の916のDVDが無かったぞ。誰に貸してるんだっけ…)シングルじゃなくてもそんな代表曲やノリの良い曲が多かったので、そんなにピロウズファンじゃない人――若者が見ても、「ピロウズって(見た目おっさんだけど)こんなかっこいいバンドなんだ」と気付いてもらえるようなライヴだったんじゃないか。

自分の中で仕事が上手くいってなかったタイミングで、ライヴ前も外で電話とかしてたんだけど、ネガティブな時だからピロウズが響くのか、ピロウズのライヴにあわせてネガティブモードになるのか(笑)…そもそも全てが上手くいってるような状況なんて無いと思うから、そもそも自分の思考がネガティブなだけなのか。まあ、そのどれであっても、たとえ東京では平日のZeppじゃ余るようになってきても、それでもやっぱピロウズが一番好きだ。と思う。(お客さんの減りは――ファンに社会人が増えてきているのが大きい気がするんだよなあ。ピロウズのライヴは割と終わりが早いんだし、開始を30分遅らせるぐらいでもだいぶ変わると思うけど。)

新曲以外でライヴで初めて聴いたのは“Skeleton Liar”と“THAT HOUSE”。“Skeleton Liar”は2008年頃の年末ツアーでやってて羨ましかったし、“THAT HOUSE”はその直前で「13年ぶりにやる、歌が苦手という理由でその当時のツアー途中でやめた」という話から逆算して――ロストマンの中の曲は全部聴いたことあるはずだから――と思って期待したら、うおお!!という。この2曲の流れは嬉しかったなあ。それ以外のあんまりやらない曲は――3年前の年末ツアーで結構聴いた記憶があるのだけど、“RUSH”を聴いたのは、GLAYがカヴァーした時以来な気がする(笑)しかしまあ、たった1回の、たった2時間のライヴなのに――例年この時期自分にとって何かしらの変化がある(変化を決断している)時が多いからなのか、どの曲の歌詞もいちいちしみるのだ。なのでいちいち引用してみる。

“誰かになりたいわけじゃなくて 今より自分を信じたいだけ”(New Animal)
“見なよ これが僕の翼なんだ まだまともには飛べなくて/キレイな夢を見たんだ 混ざりたくて今も奮闘中”(バビロン天使の詩)
“麻酔が効かなくて 診察台で叫ぶ”(Ritalin 202)
“消えない傷を見せびらかせば 少しだけ優しくされるのかい”(Skeleton Liar)
“優しくされた記憶をぶら下げて歩きたい”(That House)
“何を期待しているんだろう 思い知ったのに/独りぼっちが平気でも 好きなわけじゃない”(ハイキング)
“巨大な黒い鳥と何度も目が合った どっか行けよ ありったけの声で怒鳴るけど 効き目ないんだ”(FLAG STAR)
“時がたって 僕は必ず落ちぶれるけど 笑わないでくれ 子供みたいに 欲しいものに手を伸ばしてただけなんだ わかるだろう?”(日々のうた)
“大人になった悲しみに 耐え切れず胸が痛くても 迷わないで まだ夢の途中”(RUSH)
“誰かのせいじゃない 気付いている やっぱり僕は今もストレンジャー/どこに居てもミスキャスト 独り言が増えたロストマン/いつの日か立ち止まるのなら 冒険家のように進め MY FOOT 道なき道を”(MY FOOT)
“心に武器を持って 待ち伏せばかりだった あんなに苦しかった 悪夢がウソみたいだ”(Midnight Down)
“前に進んでたって 歩いたんじゃない 倒れてないだけ”(GOOD DREAMS)
“わかるだろ 痛くても その感じ この感じ 嫌いなモノを嫌って 嫌われてしまえば良い”(YOUR ORDER)

前に進むことへの期待と不安、そんなの当たり前だけど、その振れ幅がとんでもなく大きいのがピロウズなんじゃなかろうか。昨年もそうだったけど――3年前も確か変化が決まった後のピロウズライヴで、今回もライヴ後に合流した人と一緒に帰ったことをよく憶えている。早いもんです。近々ピロウズを歌いにカラオケ行こうと思った。(ついでにハイスタ解禁後に行こう)

“エネルギヤ”とFacebook

ライヴの話はここまで。以下はしょうもない話。前の週末で友人が「君みたいな歌だね」なんてメールくれたり、最近フォローしたジュビロサポのピロウズ好きが「まさに自分みたい」なんて言っていたりしたから、ライヴ前の日曜にようやく借りてきて聴いて。ああ、本当だ(笑)これは…。全ダメ男に向けられた歌だわー。この日のライヴでも「バスターズ男子、一緒にうたってくれ」なんて言ってた。やはりそういうところを意識して作られた曲なんだな、と思う。実体験であるのかもしれないけど、映画"ソーシャルネットワーク"のザッカーバーグにも合う歌詞だと思う。うん、やっぱダメ男の歌だ(笑)

キミは僕を動かすエネルギー
今も僕を動かすエネルギー
キミは誰かのものになったけど
今も僕を動かすエネルギー
キミには消したい過去だとしても
僕には宝物のエネルギー

夏だったか、結構前、深夜に2つ前ぐらいの駅から歩いて帰ったことがあった。缶ビール片手に。何を考えていたのか、帰って10年前に別れた彼女の名前をググったら――Facebookが引っかかって。もう10年間見ていなかった顔がそこにあった。今までも1年に1回ぐらいはググって、引っ掛かるわけがないよなあ、ってことをいつも思っていたので、本名写真付きで出てくるなんて、ねえ。マジですごい時代だと思うわ(笑)ソーシャルネットワークのエンディング思い出した。しかもそこから数ヶ月間経って、最近また検索してみたら写真が引きから寄りになって。こっちが何を願ってなくても寄りになるんだからすごい時代だと思う。

数ヶ月前その写真を見た時思ったこととして――夢を除けば10年ぶりに見る顔。案外ネガティブな気持ちよりは…あーちゃんと生きてるんだなー、お互い歳を取っているんだなー、ということに、安堵感じゃないけど...なんか嬉しい気持ちになった。ちょっと元気出たし、自分が今この仕事を続けたい意味も結局そんなとこなんだろうなって。ようやくここまで来たこと、自慢したいこと、一杯ある。アホなもんで、写真を見ただけで、なんかまた会えるんじゃないかって思って、気分が浮かれた。たぶんもう一生顔を見ることもないと思っていたから。

“エネルギヤ”を聴いていて改めてこんなことを思い出した。別にどんな期待をしているでもなく、折れまくった心でも(時間は掛かったけど)多分今ここまで頑張ってこれたバネがあるとしたらそれしか無いんだろうなあ、と。生きている限り、会える可能性はゼロじゃないかもなって思うと、まともな人間になれるように頑張らなきゃなと少なからず思い直すところもあるし――まあ成れるところと成り切れないところとあって、今はだいぶまともになった方だと思うんだけど。それでもピロウズとか聴いて心にしみているようじゃたかが知れている(笑)

で、色々妄想したりする。本名だってことは、たぶんまだ結婚していないんだろうし(夫婦別姓かもしれないけど)、だとしたら子供も居ないんだろうし(シングルマザーかもしれないけど)、苗字が変わっていたらもう一生引っ掛からなかったわけだから(笑)、名前が変わっていなくてよかったな。きっと本人は乗り気じゃないとしても周りに薦められて登録させられたんだろうなとか。Facebookを始めさせられる環境。勤務地的には一時期近かったんじゃないかとか、もしかしたらウチも取引あるとこじゃないか、とか。とりあえず地元じゃなく東京には居るんだろう。路線的にもかぶってないことはないかもしれない。それでもこんな人の多い街ではすれ違って気付くこともないだろうな。それでもすれ違っていてもおかしくないのかもな。

ってか別にコンタクト取れるじゃん、Facebookから!いや、でもそんな勇気は無い!(一人突っ込み)生きていることがわかって嬉しいなあって思っているのは僕だけで、それこそ“消したい過去”とされている可能性もゼロではないから(笑)そういう感覚はやっぱ女性と男性と違うと思うからなー。きっとこれで暫くしてアカウントが消えたりしたら「あー」と思うんだろうけど、それでも一回消息がわかっただけでも、なんとも言い表せない嬉しさがあった。期待とか思いとかそういうんじゃなく、ずーっと探してたものが見つかったような、そういう類の嬉しさ。変な話、今年嬉しかった出来事でもかなり上位に入ってくること。もし今後また会うことが来るのなら、(今は今で自分の中では人生のピークに近いと思うけど…)落ちぶれないようにしたい。いつまで頑張れるか。

仕事上そろそろFacebookには登録しないとな、と秋頃から思っていたのだけど、(これは別にこのライヴを見たからでもなんでもなく)近々にFacebookは登録しようと思っています。ここからはリンク貼らないけど、僕の本名を知っている方は是非検索してみていただきたい。しょうもない話でのライヴ締めくくりになってしまったけどそんな感じ。明日以降は昨日見た試合の感想とかアップしたい…。