ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

ぼくらが旅に出る理由は大体百個ぐらいあって【松江〜境港・水木しげるロード〜米子〜足立美術館〜鳥取〜福知山】

旅も終盤。明日には浜松の実家とか実感沸かないけど、さすがに(ベネッセハウス以外は安宿を選んでいても)結構なお金が掛かっている旅になっている気がするのでこれぐらいが良い期間なのだと思う。山陰を東に戻り、福知山まで来ました。島根に行ったのに出雲大社には行っていないし、鳥取に行ったのに砂丘には行っていない。そんな旅。

松江・松江城島根県立美術館

今日も早く起きれたのは、この日のタイムテーブルは前日結構ちゃんと考えたから。そしてせっかくだからサービスでついてきた朝食も食べたかったし温泉にもう一度入りたかったから。湖を見渡せるレストラン(食堂)からは島根県立美術館が見渡せた。ところで今回の旅、各地でもらった観光ガイドブックは、参考になったやつはなるべく捨てずに移動していた。のだけど、さすがに溜まってかなり重くなってきたのと、前日の段階でようやくお土産を買ったので、それらと一緒に東京に送った(この日もまた増えてるんだけど…)。島根から東京に送るとさすがに料金が少し高いんだなあ。札幌(ライジングサン)でテントを送った時にそうだった記憶とかあんまり無いんだけど…。





10時40分の松江駅から境港駅へのバスに乗るまでの1時間ぐらいの間で、松江城島根県立美術館へ。時間が無いから両方とも城の中を見たり展示を見たりはしていないんだけど。松江城も立派だったし、島根県立美術館含む宍道湖の景色は良かった。そういえば美術館にあるうさぎの彫刻がパワースポットとか観光ガイドブックにあったけどすっかり見るの忘れていたや。湖側の野外に置かれた渡辺豊重の作品が良い感じ。(昨日書いたのと少しかぶるけど)JRの駅から城まで距離こそあるけど、城と湖と川と駅と――なんか思った以上に整っている街だったな。島根にはJFLのクラブすら無いのでサッカーを理由に来るにはハードルが高い街だけど、またいつかもっとちゃんと滞在してみたい。

境港・水木しげるロード水木しげる記念館

当初の旅の計画(山陰に先に行くルート)では行く予定に無かった街。なんかJRのキャンペーン冊子見てたら行きたくなっちゃって。別に水木しげるに関しても――調布の鬼太郎茶屋とかにも行ったりしてないくせに。昨年ゲゲゲの鬼太郎デーの試合を見たぐらいだ(笑)そして今日は18きっぷ利用日なので、松江から境港への移動もJR使えばお金は掛からないのだけど。それでもこの辺は乗り換え時間で苦労すること(境港線は1時間に1本)やスピードを考えて、松江から40分で境港というバスを利用。途中なかうみを横切る。湖が大きい街はなんか良いよね。そして11時20分に境港着。次の電車までの1時間を境港で過ごす。駅の中や駅前からあらゆるものが鬼太郎仕様になっていてなんかテンション上がる!









水木しげるロードを通って水木しげる記念美術館まで。800m、徒歩10分の道のりだけど、いちいち色々見ちゃって30分ぐらい掛かった(笑)鬼太郎愛にあふれたというか、依存しているというか、街づくりを面白がり過ぎだろと思いながら。見てる側としちゃテンション上がる。記念館に着いたら、ちょうど記念館からのそのそと鬼太郎が出てくる。撮影可能なライブラリコーナーに、昨年7月にクレマチスの丘で見た妖怪道五十三次が展示されててめちゃくちゃ楽しかった(その時は撮影不可だった)。これまた見たいなあ。






さすが水木しげる鬼太郎というべきなのか、観光客は結構居た印象(それでも時期的に少ない方なんだろうけど)。子供たちもはしゃいでて、今の子供たちでも鬼太郎ってテンションが上がるもんなんだな!?と思ったんだけど、水木しげる記念館の展示で今もまたアニメ化していることを知りました。1時間もあればサクッと回れるかなぐらいに思っていたんだけど、全然時間が足りなかった。また来たいな。昨日も同じようなこと書いているけど、どの街も滞在時間が短いから消化不良度が高い(笑)仕方ないけど。鳥取とか山陰はとりあえずガイナーレと試合する時が来た時にまた回りたいなあって思う。

駅に戻るまでの道はちょっと急ぎ気味。途中ガイナーレ鳥取のフラッグを発見。12時20分、境港から目玉のおやじ列車に乗って米子へ。ラッピングにせよ駅標にせよ、毎日この電車に乗るような学生にとってはほんとどうでもいいことだったりするんだろうけど、楽しい。





 

米子を歩く

13時05分米子駅着。13時30分の足立美術館行きの無料シャトルバスで足立美術館へ…という予定だったのだけど、足立美術館からの戻りバス、その後の鳥取方面への電車の乗り継ぎなどは前日の段階で考えていなくて。上手くいかなそうだったので、先に米子を少し歩くことにする。昨日直島のことで「フェリーとバスの時間二つにしばられるのはめんどい」とか書いているんだけど、自分で車運転すれば?って話なんだろうなあって思った(笑)

米子は――鳥取西部最大の市という認識だったけど、松江と比べると物寂しい印象。人口が多いと言っても県庁所在地ではなく官庁が少ない分、街中は栄えないのかな――ってなんかすごく浜松と似ている気がするぞ(笑)古い町並みも駅から遠いしね。美術館で三沢厚彦 “ANIMALS”展がやっていて無茶苦茶見たかったんだけど、これ見ちゃったら次の電車、バスに間に合わなそうだったので断念。というかまた関東でも見れたりするかな。


 

安来・足立美術館 庭園

米子から電車で安来駅に移動、安来駅からバスに揺られて20分、今回山陰に来ようと思った最大の理由である足立美術館・庭園へ。美術館でありながら、日本の庭園第一位に何度も輝いているという庭園。こんな時期のこの土地だけどやはり人が多かった。年齢層は高め。ミュージアムカフェの価格設定も高め(笑)美術館も日本画や陶芸が中心で、現代アート色は無し。しかしまあこの時期でも青々として山に溶け込んだ素敵な庭園だったのだけれど、残念なところがあるとしたら歩けないところかな。美術館含め、2,200円の価格設定は決して高くない…と思う。多分。美術館は撮影不可だけど、外の庭園は撮影可能だった。








oniwa.garden

山陰本線・荒島〜米子〜鳥取〜浜坂〜豊岡〜福知山

荒島駅という無人駅から米子に戻り、駅弁を買うぐらいの乗り継ぎ時間の後、快速とっとりライナーで鳥取へ。1時間半で鳥取。ここまでは(雨になりきれない)小雪はパラついたりやんだりを繰り返していたのだけど、積もってはいなくて。だけど米子から鳥取へ向かう道中からは雪が積もっていた。海が見えるのに雪が積もっているって、あまり見慣れない景色。その道中ぐらいからまた暗くなってしまうのが残念なところではあるんだけど。





鳥取へ向かいながら今日の終着地は福知山に決める(北近畿タンゴ鉄道への乗換えがもう出来なそうだったからだけど…)。元のルートでは京都から天橋立に向かう予定で居たので、そこを最後の寄りたい地にしたい(日本三景で最後の行っていない場所)。鳥取で2時間ぐらいの乗り継ぎ時間があったので、鳥取の街中を歩く。しかし鳥取はかなり雪が残っていて、体感的にもこの旅の中で一番寒かった。砂丘に行く時間はもう無かったけど(帰りのバスがもう無さそうだったので…)、城跡の方まで歩いてみた。仁風閣とか開いている時間に来たかったな。

19時45分に鳥取を出て、浜坂駅で豊岡行きに乗り継ぎ。豊岡で多少乗り継ぎ時間があったのでほんの少しだけ駅の外に出てみたりして、22時05分の福知山行きへ。福知山に23時15分頃着。明日は18時に名古屋・栄に着くスケジュールを考えると、天橋立へはかなり早起きをして出なければ行けなさそうであり。かつ、もう一度京都に寄る、という時間もなさそう。平等院行けず。残念だけど、春に関西アウェーがあることを期待します。24時間後には浜松へ。