ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

ベガルタ仙台-ジュビロ磐田 @ ユアテックスタジアム仙台 / 小沢健二「我ら、時」展覧会とポップ・アップ・ショップ @ 仙台パルコ / ぼくらが旅に出る理由は大体百個ぐらいあって【仙台〜新庄〜横手〜秋田】

昨日は仙台まで来ただけだったけど、とりあえず東北旅行2日目。仙台とか東北とか来るのは約半年ぶり

小沢健二「我ら、時」展覧会とポップ・アップ・ショップ @ 仙台パルコ

まず朝起きて、小沢健二「我ら、時」展覧会@仙台パルコへ。普通に渋谷で見ればよかったんだけど「空いていそうな日に行こう…」とか思っていたら行けずじまいだったので、今日から仙台とかむちゃくちゃタイミングが良かった。入場料は渋谷の半額500円。「パルコミュージアムで1,000円は高い」とか思ってたんでラッキー。そして初日だけど――人の入りも決して多いという感じでは無かったんで(まあ空いていた)、確かに見るのに時間が掛かる展示だったからこれぐらいの人の入りでよかった。(あ、あと子連れの女性が落ち着いて展示見れなさそうだった。まあ子供にとっては退屈だよねえ…。んでオザケンのファン層ってそういうところなんだろうし)

感想として、「面白い」って思うのは、多分小沢健二が好きでそう受動しようとしてしまうからだと思うから、アートとして小沢健二好きじゃない人が見ても面白いかって言うとわからない。小沢のシニカルな言葉使いを面白いと思ってしまうから。写真だけ見るなら他の展覧会行くでしょう。でも、街の音“だけ”を聴く展示は初体験だと思う(蓮沼執太の展示とはまた少し違うし、街の雑景を繋げたような展示は見たことあるけど)。アルバム作品として“毎日の環境学”へ辿り着いたルーツはここから来ていたのかな。

時折挟まれる、ひふみよツアーの時の観客席の写真を見て。やっぱ(意外と)男性率高かったよなあ(見た時にも同じような感想書いた気がする)。やっぱオペラシティ行きたいなあ、と思った(でももうそろそろ終わりだっけ)。全国ツアーの前ぶれだったりしないかな。展覧会の最後に添えられたメッセージ、あれは仙台だからあったのかな。僕の前に居た人が一生懸命携帯で打っていたから、きっとどこかにアップされているだろう。ポップ・アップ・ショップでは何も買わなかった。ライヴ音源聴きたいけど。でもオザケンファンは良い大人ばかりだろうから、皆がっしがっし買っているんだろうな(笑)

その後、仙台駅からメディアテークまで歩く。仙台自体は近年何度も来ているから目新しいものは何も無いけど…。メディアテークで「せんだいメディアテーク 考えるテーブル あるくと100人会議-まちの再生、アートの再生-」を少し眺めた後、勾当台公園から地下鉄で八乙女まで。



首位攻防戦。ベガルタ仙台-ジュビロ磐田ユアテックスタジアム仙台

ビジターゴール裏行くんだったら泉中央よりも八乙女から行った方が近いような、と思って今回そっちから行ったんですが決してそんなことない気がした。ベガルタ仙台-ジュビロ磐田ユアテックスタジアム仙台です。中心部(駅の方)でも小雪が舞っていたけど、ユアスタでも割と長い時間小雪舞う中での試合だった。なもんでむちゃくちゃ寒かったんだけど、試合の方は首位攻防戦に相応しい、激アツな試合だった。ジュビロにとって久々のこういうシチュエーションって時点であがるんだけど、(序盤とは言え)数年前の入れ替え戦を戦った場所・相手で天王山とか胸熱。巡り巡ってお互い天敵(松浦、赤嶺)も居れば、うちのユースの出世頭(太田)も居るし、昨年仙台のDF陣を引っ張った選手(チョ・ビョングク)がこちらに居たりする。まあ、熱い試合にならないはずが無いのだ。

ジュビロを見るのは開幕戦以来ベガルタを見るのは昨年のこのカード以来だったのかな?(この時感想、書けていなかったのか)テレビで先週の試合や、レッズ戦のハイライトを見ている限り、ジュビロも試合を重ねるごとにどんどん良くなっている。昨年上位で現在首位のベガルタに対して、どういうサッカーが出来るかなって目線で見ていたのだけど、いやはや。ベガルタ強い。プレスがめっちゃくっちゃ速い。攻守の切り替えが早い。ゴール前にどんどん人が入ってくる。どこからでも狙ってくるし、ウィルソンは序盤からやられそうな雰囲気があった。前線になかなかボールが収まらず、今までの試合で一番ポゼッションさせてもらえなかった。それでもジュビロも相変わらず守備の意識が良い。八田も良いセーブを見せていて、0-0で前半が終わったけど、非常に良い感じの0-0だった。

後半。山田と菅沼のポジションチェンジから生まれた、左に居た山田のクロスから右から走りこんできた実が(一度は防がれたけど)押し込み、先制!なんでもこれが初シュートだったとか。試合終了後に知った、まあ確かにこれが初めてのビッグチャンスだったと言えばそうだけど、山田のドリブルがオシャレ過ぎる。この後、関口のゴールで追いつかれたものの、中盤で康裕がボールを奪って、そのままドリブルで持ち込んでゴール!!再び勝ち越し。このシーン、阿部が良い感じでスペースを空けてくれて、DFがそっちに引っ張られて、シュートコースが生まれたんだけど。でも、そこでパスを選択せずにミドルシュートを選択した勇気、積極性が嬉しかった!チームで2列目で使われている間に五輪代表での立場も微妙になってきてしまったけど、チームで本職ボランチで調子を上げてきて…良いアピールになっている筈。

そのまま試合は終盤へ。ベガルタは柳沢を投入して前線を増やしパワープレーへ。それでもそのパワープレーもしのげていたし、相手のスペースを上手くついて時間使って、これは勝てる、超久々の首位か……ともう思い込んでいたけど。相手はホームの首位。そんな甘くはなかったな。ラストプレーで、ウィルソンに左足で叩き込まれ、劇的な幕切れでドロー。うわあ…。

最後追いつかれて勝てなかったのも首位に立てなかったのも残念だけど、それでも負けたわけじゃないし、本当にしびれるぐらい良い試合だった。ジュビロでこんなしびれる試合を見たの久々(それこそ入替戦以来?)。これまでユアスタで見た試合も全部ドローで、昨年もシーソーゲームだったけど、こんな締まった内容じゃなかった。正直、康裕のミドルは(前述のこともあるけど、試合展開からして)しびれたし、ウィルソンの同点ゴールにも相手ながら震えた。ほんと良い試合だった。上位に居るとこんな気分で試合が見られるんだな、新鮮だ(笑)こういう試合が続くんなら、早めにホームも帰らなきゃ!(あと、行かなくていいかなーとか思ってたアウェーも行きたくなる。)

今年も試合後のエール交換があったし、ヨシアキオレ!も聞こえた。なんか入替戦後はこのカードは色々ある。ホームの試合も行こうかなあ。その頃もまた天王山だったら嬉しい。昨年アラバキで写真撮った見知らぬベガルタサポもどっか居たのかなー。

しかし正直日程が出た頃には「ガンバ、レイソルベガルタの3連戦はきついなあ…」と思って、最悪3連敗もあると思っていたのに。開幕5戦で無敗で3勝2分とか、出来過ぎ!シュート数の差ほど内容に差があったとは思わない。守備も(2失点こそしたけど)あまり責められる出来ではないし(八田も好セーブ連発!)、若いボランチ二人にも(監督も言っているけど)良い経験になったと思う。2列目の3人もそう。もうね、今のうちに大きな文字で謝ろう。

モリゲ監督、ごめんなさい。

選手も出ていきまくったし、未知数のヘッドコーチで本当に降格覚悟したもんなあ。ネガりまくって、「来シーズンが不安だ」ってエントリもダイアリーにアップしようと思って、まあ忙しくて結局そのツイートのまとめすら出来なかったんだけど。いや、書かなくてよかったのか(笑)まあ、本当に一流の監督だったら、今日の試合も逃げ切っていたかもしれない!とかあるかもしれないけど(交代のカード一枚残っていたわけだし)。それでも、近年で(ナビスコ優勝した年よりも)今は一番良い内容のサッカーをしている。それもこれも、選手が言うように激しい練習の賜物なんだと思う。磐田は田舎なんだからそういうクラブであるべきなんだよ。前田が衰える前に、このまま優勝争いしてほしいなあ。

18きっぷの旅。仙台〜新庄〜横手〜秋田



仙台へ戻ってきて、少し街中を歩いた後、17時50分の仙山線・山形行きで18きっぷの旅再開。仙台ではこの日10-FEETSalyuのライヴとかがあって、10-FEETは少し見たかったんだけど、ソールドアウトしていたので。羽前千歳奥羽本線・新庄行きに乗換え、新庄で秋田行きに乗換え。ここまで来ると雪模様。せっかく初めて乗る路線なのに景色が見れないのが残念。

23時頃、本日の終着点、秋田駅に到着!これで東日本はすべての県に足を踏み入れたことになりました。そして本州は残り山口県だけ。路線ベースでいうとまだ全然乗ってない路線もあるし今回も景色が見れてないからいつかまた乗りたいけど、僕が定年になって時間が出来る頃にはほとんどのローカル線が廃止になっていたりするんだろうなー。秋田駅前にお店が全然なかったので歩いてたら歓楽街に辿り着いてうどんを食べた。後から入ってきたグループが怒鳴りあいになって。××党の県会議員がアレでコレで部下と言い合いになって女性の部下が泣きながら反論。曲がりなりにも政治やってるなら場所選ぼうぜー(部下も先生も)。



明日は青森まで行って、その後はこれから考える。キセルの仙台の映画館ライヴなんかも気になっている。明後日の出社のことも考え始めないと…。