メッセージ・ソング?

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか。

ぼくらが旅に出る理由は大体百個ぐらいあって【大分〜別府〜宮崎〜都城〜えびの高原線〜栗野・霧島アートの森〜鹿児島〜知覧武家屋敷庭園群〜指宿〜鹿児島】

このタイトルのエントリを最初に書いたのは、約4年前のこの時。前年初めてライジングサンで札幌へ行ったり、入替戦で仙台に行ったりする中で、25歳にして「旅行って楽しいなあ」と思い始め、そして初めて関西アウェー…のついでに初めてフェスやサッカーという目的も無く広島まで行った時につけたのがこのタイトル。

そこから18きっぷの使い方にも幅が広がり、途中からアートとか建築みたいなものにも興味が沸くようになって行きたい場所が多くなり、この4年で色んな県へ足を運んだ。2011年に北陸三県と東北の数県に行った辺りから「全県制覇したいなあ、今からだと30歳ぐらいまでに」と思い始めて、昨年年始の旅行でも意識的に西日本で足を踏み入れたことのない県へ行ったし、今年の年始もそうだった。

で、残ったのが大分、宮崎、沖縄。今回の旅のメインは鹿児島でのジュビロの練習試合だったけど(鹿児島へ行ったことがあったのは以前もジュビロのキャンプを見に来たため)、大分、宮崎へ足を踏み入れるのがそれ以上に大きな目的でもあった。結果30目前にして46都道府県に足を踏み入れて、残念ながら(?)沖縄が残る結果になりました。まあ締めが沖縄というのも良い締まり方かもしれないけど、Jリーグが無いから直近では行く理由が無いんだよなー…。フェスとか…。Honda FCジュビロ並みに好きならば、行く理由になるんだけど。

てことで、そんな九州旅行の前半の日記。

行く前の計画色々

とりあえず2/11練習試合の相手がレッズと出た時点で鹿児島→羽田の帰りの飛行機は抑えた(レッズサポはキャンプ行く人も多そうだし)。その前の練習試合は2/8平日だから厳しいと思ったけど、せっかくだから使ってない有給使えないかな…とか。熊本から入って奈良展を見て大分へ…というのも候補であり。で、いつどこから入るか迷ってたけど、金曜熊本から入って奈良展見て豊肥本線で大分…というのは消えて、結局土曜朝一で大分に飛ぶことに。そして大分→宮崎の日豊本線は日中は特急しか走らない区間が!丁度良いフリーきっぷあるかなあとか。

日曜は鹿児島行く途中、霧島アートの森に立ち寄りたいけどなかなかアクセスが難関そう。もしくは宮崎で他の練習試合…調べたらマリノスヴァンフォーレフロンターレヴィッセル、鹿島対宮崎の大学なんてのがありそうです。月曜は12時からジュビロ対レッズ。20時台の飛行機で帰京てな予定。で、初日は宮崎泊って思ってたけど、数日前に検索したらもう全然宿無いっぽい。皆キャンプ行くからってことなのかな…。大分から入って大分泊ってのもなんか勿体無い感じがするし(また5月来ようとしてるし)、延岡とかも数は少ないけどありそうではあるけど…。ちょっと甘く見てたな。結局宿は決めずに当日。

羽田空港〜大分空港〜別府


フットサルを数時間前にやった身体で2時間ちょいの睡眠で朝4時に起きてまで(寒いし暗いし)、なぜ一人旅をしようとするのか…。とか思いながら(ちょうど朝寒い日だった)。朝4時55分に吉祥寺を出て、6:40羽田発8:30大分空港着。しかしこんな時間から羽田空港はあんなに混んでるもんなんだねー!皆早起きだな。大分に着くなり、まずバスで別府に移動。

別府の地獄巡り〜別府市内散策

とりあえず今回の旅は冒頭の通り「とりあえず大分と宮崎へ行くこと」なので、大分で行きたいところとか特別調べていたわけではなかったんだけど、国指定名勝には割と意識して足を運んでいるので、“別府の地獄”巡りへ。別府駅からも少なくとも30分に1本はバスが出ていて、アクセスは悪くない。「鉄輪」バス停へ着くと、あちこちから湯煙が上がっているし、硫黄くさい。すっごいなあ。で、地獄巡り。色々な地獄があるんだけど、時間のこともあるので国指定名勝のものだけまわった。どの地獄も湯煙が常に上がってて、シャッターチャンスが難しかった。

海地獄


白池地獄



血の池地獄

血の池地獄、竜巻地獄は上記の地獄の中心(なんだそれ)からは離れているのでバスで移動。地図見てると歩いていけるような気にもなったけど、全然遠かったのでバスにしてよかった!(踵が痛い中での旅だったし)あと地獄は坂を上っていくところだからレンタサイクルで行くのはお勧めしない…と書かれていたけど、まあ鉄輪までは緩やかな坂が続く感じで、足が痛くなければ全然レンタサイクルでも良かったかも。


oniwa.garden
で、市内散策。あれが噂の別府タワーやで。別府は猫が多かった。いい街基準のひとつ。3連休ということもあってか、別府市内にしても地獄付近にしても観光客が多かった印象です。北九州ナンバー多かった。でも、バブル時代はきっとこんなものではなかったのかもなー(訪れる観光客が)。あとは、結構あちこちに海抜○mという看板があったのは印象的。でも確かに別府はかなり海抜の低い、海沿いの街だった。過去津波がきたこととかあるのかな…。


大分市内散策〜磯崎新建築・アートプラザ

そしてJRで大分駅へ。駅のトイレが温泉風ののれんになっててすごいと思った。さすが温泉県!ちなみに、大分では足湯は浸かったけど、温泉に浸かることまではしなかったのに悔いが残る。あと湯布院は次回(5月の大分アウェーで)来る時に!大分駅はレンタサイクルがあったので、レンタサイクルをして駅前の商店街周辺を散策。


その商店街を抜けて、大分駅で降りた目的、建築家・磯崎新の初期作品「アートプラザ」へ。建った作品からアンビルドのものまで色んな模型やらなんやらが無料!で展示されてて無茶苦茶面白かった。館内も、ネットには載せちゃダメという条件だけど、写真は希望すれば撮影可だった。“ネオ・ダダを巡る大分の作家たち」吉村益信・風倉匠・石松健男を中心に”展も面白かったです。アートプラザの後についでにもう一つの磯崎建築の「豊の国情報ライブラリー」にも行ってみた。他にも色々あるみたいだけど調べきれてませんでした。また来る機会に足を運んでみたい。

大分では意外とトリニータっぽいものはあまり見かけなかったんだけど、別府でHOYO大分の自販機を見つけて地味に上がった。HOYO大分JFLJ3、どっち寄りなんだろう。


大分〜宮崎、宮崎市内散策、南宮崎〜西都城

16時の特急にちりんで大分を出て宮崎へ向かう。日豊線は思ったよりは海に近くないところを走っているんだなあと。佐伯を過ぎたあたり(日中、普通列車が走っていないエリア)は随分な山の中を走るんだなと思った。延岡のあたりからはもう景色も暗くなってしまったので、またいつか乗ってみたい。九州は高速バスが便利だと言うけど、それでもやっぱり電車から見る風景が好きなんだよなあ…。



大分は九州とはいっても割と寒かったんだけど、宮崎まで来ると寒さがやわらいでくる(とはいえ全国的に寒い連休だったので、宮崎も暖かいわけではなかったけど)。宮崎はとりあえず駅から繁華街の方まで歩いてみた。そのエリアは駅からちょっと離れていて、且つバスもすべて「宮交シティ」という、駅で言うと南宮崎駅の方まで行く。ので、街中をひとしきり歩いた後、バスでそちらへも行ってみた。宮崎駅の繁華街は、やっぱりキャンプを見に来たと思われる観光客が多かった印象。

この日の夜は最終的に、西都城のネット予約をやっていないカプセルルーム付き温泉に滑り込んだ。正直人生初の漫画喫茶泊を覚悟していたのだけど、その関連で色々検索していて見つけた温泉。都城駅と違い、西都城は思ったより何も無い駅で一瞬迷いかけたけど…。ともあれ温泉だし安いし駅から近いしってところで、大変助かりました。

西都城都城〜高原線・吉松〜栗野

2日目。この日も早起きで、7時に西都城を出て、都城からえびの高原線吉都線)に揺られてこの日の一つ目の目的である霧島アートの森を目指す。ちなみに都城では栃木SCがキャンプを張っていて、歓迎されていた。(こんな風にちょいちょいJリーグネタを挟むのが自分の旅)吉都線の景色も、棚田の向こうにのぞむ霧島山!みたいな風景が所々あって面白かった。吉松からは更なる高原エリア、人吉方面の電車も乗ってみたい。そして9時半頃に霧島アートの森の最寄り駅、栗野着。





霧島アートの森

霧島アートの森。大体のアートスポットの雑誌で取り上げられている場所で「ジュビロキャンプのついでに行きたいなー」とか思ってましたが、調べてみると、電車の本数も多くない(鹿児島中央からも1時間以上掛かる)、駅からのバスはもっと少ない(1日に4往復のみ、最終が14時台に復路)という難関。こんな朝早く来たのはその後の予定も鑑みて、というところだったのですが、その日最初のバスも僕一人、そのバスも細い山道を登り続ける…と、乗ってみて更に難関だと実感。

それでも、中身は本当に頑張って来た甲斐のある素晴らしい空間だった!これだけ来づらいとはいえ、これだけの作品見られて300円とかやばい。箱根彫刻の森なんて1600円なのに。野外作品も面白かったけど、建物もかっこよいし、常設展もジェームス・タレルに宮島達男、ニキ・ド・サンファル等々、全部楽しかった!ダニ・カラヴァン作品から眺める、湧水の街並みが絶景だった。








栗野〜隼人〜鹿児島中央〜平川

元々栗野駅の方が「運転手さんによってはバスがすぐ発車しちゃうから気をつけてね」みたいなことを言われていたんだけど、霧島アートの森からバスで戻ってくる時、定刻からちょっと早く発車されたのも心配だったし、栗野駅に着いた後にそれっぽい若者が駅の逆側のバス停(到着側)で何かを待っていたのも心配になった(もう次のバスは…)。

栗野駅前の湧水群などを眺めた後、12時過ぎの電車で栗野駅を出る。隼人、鹿児島中央、平川駅でJRやバスを乗り換え、南九州市にある「薩摩の小京都」こと知覧武家屋敷庭園群(国指定名勝)を目指します。鹿児島中央からの指宿枕崎線は予想以上に激混みだった!(特急・指宿の玉手箱も指定席が一杯)





知覧武家屋敷庭園群

鹿児島中央からバスで1時間強、平川駅からバスで20分ちょっと。薩摩半島の中央に位置する南九州市鹿児島市から比較的近い国指定名勝庭園ということで、今回の旅の行程に(前日に)無理やり組み込んだ知覧武家屋敷庭園群。こんなアクセスの場所で、バスで降りた人もそんなに多くは無かったけど、それでもすごく良かった。それぞれの庭園もかっこよかったけど、こんな山の中にこういう町並みが残っているのがすごい!!あと猫が多かった。それぞれの庭園の解説なんかはここを参照



森重堅庭園


ゴッツイ罰則が気になる…。

旧高城家住宅・二ツ家



佐多直忠庭園


佐多民子庭園


佐多美舟庭園



平山亮一庭園


平山克己庭園


西郷恵一郎庭園



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知覧〜指宿〜鹿児島中央

武家屋敷群の後は、ただ鹿児島中央に戻るのではつまらないから…指宿行きのバスがあったので、せっかくなので指宿まで。九州の最南端の市、指宿市。色んなクラブがキャンプをやっていることでその名前を知っていたぐらいのもんだけど、昔は代表もこの時期指宿キャンプやってた印象ある。最近無いのは海外組が増えたせいかねえ。ちょうどこの時はレッズとレイソルがキャンプ中だったみたいで、駅前とかにフラッグがあった。






指宿では砂蒸し温泉が激混みだったので、普通の温泉寄って、温たまらん丼食べて…というだけで鹿児島中央に帰ってきたんだけど。温たまらん丼を食べたお店のマスターが「どこから来たの?」って聞いてきてくれたので、「東京からなんです」ということを伝えて、旅の話をすると「それはそれは遠くから!これは焼酎の一杯でも奢らないと」って言って(笑)、奢ってもらた。鹿児島はそういうノリなんすか。(カウンターで隣に座っていた夫婦とも旅の話をした)

なんか今回は鹿児島でも中心部じゃないところを多く回ったからか、余計に「人が暖かいなあ」と感じる場面が多かった。気さくだったり、真心を込めようとしているのかな…と感じる場面があったり。あと、(地元の人から見たら)すんごい移動してるので「ゆっくり出来てないねえ」と言われたりもしつつ、いやいや。美味しいものに温泉にローカル線、十分ゆっくりできてますよ。そんな旅です。

翌日に続く