ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

30歳になりました

30歳になりました。今まであまり「誕生日だから何か書こう」てことをしてこなかった(祝われたいわけでもないし、別に祝ってくれるような人が居るわけではないけど)。でも今回はせっかくの節目なので、なんか色々思うこともあるので、書いてみようと思います。一体ここを誰が見ているのかって感じだし、いや別に誰に見られたいわけでもなくって、15歳で初めてHPを作って、そこからそれと同じだけの月日を重ねたんだなあっていう。当然20の時も25の時もそれぞれ何か思ったように、そういう意味で30としての思うことを書きたいと思います。

ちなみに、僕が人生で最も聴いたと思うアルバム、the pillows『LITTLE BUSTERS』もこの2月21日で発売から15年です。バスターくんも15歳(?。ハイブリのPVはノーカンで)。ちなみに、ゆず『ゆずマン』も同日発売なのでゆずマンも15歳(?)。まあ別に2枚とも発売日に買ったわけじゃないけど、それでも15歳の僕にとって非常に大きかった2作品、これらが無ければ確実にこの僕の人生はなかった作品です。良かれ悪かれ。

10年前のこと、10年間のこと

20代を振り返るようなことはしないけど、正直10年経って――仕事的なことや立場はともかく、人としては思ったより成長してないな、というのが正直なところ(笑)せっかく残しているものなので――10年前のWEB日記なんかを数年ぶりに見てみた(2月のものは消えたらしく、なので20歳の誕生日に何を思っていたかはわからない)。あんまり文体も変わってないし…考えることも基本的に今とそんなに変わってない。当時の方がちょっと上から目線だなと思うけど(若さゆえ)。(※ちなみにこのブログ以前の日記にリンク貼るの、多分初めてです)

ただ10年前の今頃は、本当に未来が全く見えていない真っ只中だった。文字通り、なにもなかった。なにもない中でよくこれだけテキスト書いてたなってちょっと思ったぐらい(笑)んでその2、3か月後に地元のウェブ系の会社のバイト始めてからは――あれから10年間(転職もしながら)すっごい働いたなーって思うし、あっという間だった気もするし。完全にその「未来が全く見えていない」状況からの反動。この頃の日記見てもほんと当時は渋谷系ばっか聴いてたんだな…と思うんだけどこれもその反動だろうなあ。

休んでた頃の反動で、多分普通の同世代よりもかなり仕事に向き合った10年間だったし、その結果東京にもまた出てきて、高卒ニートだった癖になんかすっごい倍率の高い環境で高学歴の人たちに混ざって仕事させてもらっていて。自分が普通の人生を歩んでたら絶対起こらなかったことを、それなりにこの10年体験させてもらいました。良いことばかりではないし、辛いこともしんどいことも沢山あったし、ネガティヴな時期、悩んでいる時期も決して短くないし過去でもない。でも、すごく運や巡り合わせに支えられ、自分も人より努力した自負はあるけど、その結果やっぱ運や巡り合わせに恵まれた。なんかもっと普通の20代を送るかと思ってたけど――まあその前の時点で――既に普通ではなかった(笑)んだけどね。

10年前の2月で唯一残ってた2/1の日記の冒頭が↓だった。こんなこと書いてたの、当然憶えてなかったけど。

ミスチル桜井「(代表や海外よりも)なんかね、Jリーグが好きみたい(笑)」

ほらほらほらほら!だよね!やっぱJでしょ!と思ったのはきっと日本中探せば僕以外にも沢山居るはず。ちなみに今出てるジャパンのインタビューより。名波の結婚式にも来てたから、名波ネタを探そうかと思って読んだんだけどね〜。いつか名波が辞めた後も磐田を好きでいておくれよ、桜井さん!(笑)

こんなことを書いていた時から10年。自分の人生で先月起こった出来事を思うと、本当に10年経ってみると、何がどうなってるかなんてわかんないな…って心の底から思う。これ自体が夢みたいな、不思議な10年だった。

30歳になってみて

30歳になったからって急に中身が変わるわけでもないし、思い描いていた30歳になれているかと言うと非常に疑問だし、精神的にガキだなと思うことは自分でもままあります。こんな子供っぽいままだとは思わなかった(笑)だからほんと、まだまだ成長しなければいけないと思います。年を重ねて、それなりに老けてきたし、前髪おろしてきてるけどデコは徐々にM字が進行してきているし(あんまし自分で言いたくないけどな)、ここ数年は白髪もすっごいあるし(染めてる)、体重も落ちにくくなってきました(フットサルのおかげで最近はちょっと体重落ちてるけど)。正直人としてのピークは過ぎているんじゃないかと思う(笑)まあだから、もうあんまり調子乗らないようにして――これで人間性がダメとか救いようがなくなってしまうので――大人な人間になれるようになりたい。

30歳になってみると、ここからまた10年新しいことが出来るんだなという気分でもあり。20歳の自分にとって、思いもよらない未来が待っていた――でも同時に自分が今仕事をしていることで言ったら、想像の範囲内っていうか――もっと劇的に変わってもおかしくないと思っていたから、そういう意味で――ここから10年はまた新たな勝負のステージだと思うので。頑張りたいし、その状況を楽しみたい。

いや、別に頑張らなくてなんか皆頑張ればいいのにとか、地元に帰ってダラダラでも良いんだけど…別に夢があるわけでも野望があるわけでもないし。20代、色々なことを体験させてもらう中で「もう明日が無くても後悔はしないなー」って思うこと沢山あったし、というか今もそう。20歳の頃を思えば今の自分に大大満足です。よくやったと思う。満足している。

でもその反面、思った以上に全然満たされていない。どっちやねん。普通じゃ体験出来ない、思いもよらない、夢みたいな出来事をこれだけ体験させてもらってきているのに――いざそういう位置に立ってみると、「もっと出来る」「こんなもんじゃない」「こんな運や他人任せじゃダメだ」「もっと認められたい」「いやもっと見返してやりたい」「ここがゴールじゃない」「まだ何も得られていない」という風に思ってしまう。夢や野望や欲があるわけではないと思うんだけど、いざ目の前にあると、欲張りになってしまうのかな。自分が思っていた以上に。うーん、でもこれも自分自身の欲望と言うよりは、「物差しの目分を正しいものにしたい」みたいな感覚だと思うんだけど…意味伝わるかな。

まあ30歳になっても、まだ自分の中に反骨心みたいなものが残っているのは、良かったかなあと思う。せっかく目の前にあるチャンスなんで、もう少し――1年か5年か10年か20年か30年かわからないけど。頑張りたいなと思います。ここまで生きたからには、10年後も20年後も生き残っていたい。ここからの10年は本当に勝負だと思う。それと、実際に多分自分が届きたいと思っているものには実際に届いていない。会いたい人には会えていないのは違いない。少しでも胸張れるように、満足しないでいたい。でも、なるべくこれ以上年をとらないうちに、会いたい人には会いたいと思う今日この頃です。20代も色んな人に出会い、支えられました。新しい10年も、何卒宜しくお願いいたします。

LITTLE BUSTERS/アナザーモーニング

『LITTLE BUSTERS』が、15歳で聴くべきアルバムだったかは今思えば甚だ疑問なのだけど…(笑)だから出会えてよかったと言うと、本当にそうなのかなって思うけど…(笑)それでも墓場まで持っていくアルバムを挙げるとしたらこれなんだろうな、って近年思うようになってきて、僕にとってのサージェント・ペパーズはこの作品だろうと思います。15年経っても、全く瑞々しくこの曲を聴いていられます。

30代の10年としてはともかく直近の一年の目標は、フットサルをもっとうまくなること!こんなんでいいのか30歳。あとは怪我をしませんように。

ちょっとだけ追記:リンク貼った10年前の日記の一番最初の日に取り上げていたのが、カスタネッツの“青と白の日々”。「神様がどこかで僕のこと見ていると/信じてることが出来たならいいのに」という歌詞は、当時の心の底から神頼みだった気持ちをすごく現している引用だったな、って少し思い出した。んで、10年経ってみると、神様はいたずらなことするなあって思う(少なからず色々な引きによって導かれた運はあったと思うから)。でも、今も「意味のなさにたまに救われている」のも変わらなかったりする。カスタネッツも98年頃に大好きだったアーティストでした。⇒ http://www.youtube.com/watch?v=A0l3ujVnqug