ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

ベガルタ仙台-ジュビロ磐田 @ ユアテックスタジアム仙台 / 芹沢けい介美術工芸館 / 仙台〜古川〜酒田・本間美術館庭園/土門拳記念館〜鶴岡・酒井氏庭園〜新潟〜長岡

なんかもう全然ブログ更新出来ていないけど(仕事が忙しかったのと、引越しでバタバタしていたのとあり)、とりあえず7月のアウェー遠征記はアップします。1〜2日目。

旅行計画

大体の旅行計画は5月の大分の時点で考えていた通りクラムボンのチケットも土壇場であてが出来て、旅先の宿にチケットを送ってもらうという賭けというかまたアクロバティックな受け取り方をすることに。

仙台アウェーとしては2010年以来のナイターなので、どこに寄りながら行こうか考えたものの、近年何度も東北方面行っているからか、あんまり無い…(アート展とか美術館とかも)。三連休乗車券(昨年までのスリーデーパス)なら週末パスよりもフリー区間は広いんだけど。乗ったことない区間で考えて、常磐線のいわき以北もまだ難しいし、いわきの絵本美術館は事前予約制だし。どうしようかなーとか考えていたのが前日。

仙台・芹沢けい介美術工芸館

結局だらっと起きてだらっと吉祥寺を出てだらっとやまびこで仙台へ。途中下車とか遠回りとか無し(暑いから。とっとと北へ)。15時に着くんじゃあまり試合前にどこにも行けないな…と思って、仙台から近めで行きたかったところ、芹沢けい介美術工芸館へ。仙台駅から仙山線で数駅。野球で有名な東北福祉大学のキャンパス内にそれはありました。(向かう子たちが若い女の子ばかりでちょっと恥ずかしかった…。)

芹沢けい介は静岡出身の芸術家。静岡市にある芹沢けい介美術館よりも先に来てしまった…。コレクション展(「芹沢けい介があつめた 外国の扉と椅子」)も常設展も大変に面白かった! 今SOU・SOUにハマってる最中なのもあるけど、芹沢けい介テキスタイルすっごい面白い。早いとこ静岡の方も行かねば! 工芸館の中は撮影NGだったので、ミュージアムショップを撮らせてもらった。いろは紋がグーグルロゴみたいで面白かったので買ってしまった。ちなみに住所を登録すると次回以降は招待券を送ってくれるとのことだったので登録。またタイミングが合えば足を運びたいな〜。

しっかし仙台涼しい!避暑的にナイス!

ベガルタ仙台-ジュビロ磐田ユアテックスタジアム仙台

バスで仙台の街中へ戻って、メディアテークから仙台駅前あたりまで歩いて戻って、スタジアムへ。ベガルタ仙台-ジュビロ磐田ユアスタです。4年連続で今年も来たよユアスタジュビロを見るのは大分戦以来、仙台を見るのは昨年のヤマハ以来かな。昨年の試合はこれフジロック繋がりで昨年ヤマハまでいらっしゃった(その時もお会いした)ベガルタサポの方と乾杯して話した後、試合へ。3連休だからか今年は遠征サポ多い!

試合は1-1のドロー。3バック(5バック)にしたら追い付かれるとか、もう3バックは全員のトラウマだしやめよーぜ。リードしてたとはいえバーやポストに助けられていたし、勝ち点1で御の字か。これでユアスタで4年連続、入替戦含めて個人的には全てドロー…。(アジウソン時代も「後ろ増やして5バックにして点取られる」が結構あった印象があって。前からのプレスがあるから後ろが耐えられている度合いの方がジュビロは強い気がする。)

今日の仙台はすごい涼しいからもっと走れるかと思ったけど、やはり連戦の疲れか、前半から足元パス、バックパス多かった。シュートも少なかった。その中でペクが長い距離走って相手の裏を幾度ととっていたのが、個人的には今日一番良かったと感じた部分。今のジュビロに足りない走力。

前田交代はセオリー通りとして、修斗を左に入れずトップ下に入れた、そしてそれが山崎でないのは、その時点で守りきる意識と(前で追うだけなら山崎より修斗だと思ったのかな?)、その後の3バックまで思い描いていた(修斗ならポジションをスライドさせられる)のかなと。結果追い付かれたのが全てだけど。まあ相手もヘベルチ入れてからリズムが良くなってたから、采配云々は結果論だけど…勝ち点3欲しいなあー。

面白いなと思ったのが先制した後の相手のCKの時、関塚さんは自陣の山田に「もっと前に居ろ!」って大きな身振り手振りをしていた。カウンターで取っても1点は1点。そういう思考があるだけで、最近ジュビロから消えてたリアリズムはあるよな。松浦山田の2人で取れるようになるとデカい(現時点でも脅威だと思うし、なんと言ってもあの入替戦では松浦一人のカウンターでぶっちぎって1点取ったんだけど。ああいう得点、ジュビロでしばらく見ていないなあ…)。

この日は古川駅泊。仙台駅から新幹線で一駅。三連休パスだから実質特急券だけ。

あと仙台戦以外の試合の感想をメモ。

セレッソ戦】
ジュビロセレッソを見てます。宮崎がCK蹴るのって新鮮!あとは、うーん、「横パスのスピードが早くなった」って印象。いやいや、まさか中断期間に磨いたのってそこじゃないよな…
・先制されて落胆しそうなところから、、、小林の鋭い横パスからの、山田のワンタッチヒールでのアシスト、神過ぎる!!からの山田の逆転ゴール!!!今季逆転したのって多分初めて?
・前半、カウンターっぽくなった時に宮崎が前のスペース空いてるのに、早々とドリブル諦めて真横に鋭いパスだして。横パスを早くするのが解決じゃねえだろ、って思ってw 全体的に繋ぎたがるっていうか「すぐ回りを見る・使う」癖は直っていない。そう簡単には直らない、仕方ないか。
・けど、宮崎SBや前田1トップ松浦トップ下とか去年の布陣に近付いたのはあって、去年のサッカーっぽくはなった。中断前のような臆病さは多少は和らいだし球際でも多少強くなった。結果が出ないとまた臆病さが出てしまうので、7試合負けなしの上位セレッソに引分は悪い結果じゃない。追い付かれたのは残念だし(柿谷の折り返しがよかった)、いきなりすごい良くなってはないけれど。でも、得失点差で17位ではなく16位に滑り込んだ08年の終盤の幾つかの勝ち点1(36節の柏戦とか)のように、この勝ち点1が後々重要になるかもしれない、そんな始まりとして。
アルビレックス戦】
ジュビロ磐田-アルビレックス新潟。この逆転勝ちは大きい…!(2試合連続逆転って…!) そら駅までの道もスキップしますわ。仕事戻るけど。これが美酒ってやつだよー、感無量!
・前半見てないからあれだけど、日本海側から来た新潟は明らかに足が止まってて、走り勝てた。体調的に有利だったかもしれないけど、でも今まではそれでも勝てなかった。本当にこの勝ちは大きい。土曜、「仙台涼しいじゃん余裕」てなるか今日のダメージが残るか。前者であってほしい。
・関塚采配。藤田をボランチに入れ松浦をトップ下というスタートの布陣はまず守備とバランスに重きを置いている(と思ってたら仙台戦はボランチのスタメン2枚とも変えてきたので、前節まで守備から入るんだなと思ってたのに攻めてきたなと思ったけど)。そして終盤に前線にフレッシュな選手を入れて試合を決めにいく。ワンパターンといえばそうだけど、迷いのあったチームにとってはシンプルで戦いやすいんじゃないか。
・金園もこれだけ結果出せばスーパーサブは勿体無いけど、終盤あれだけ前線でチェイスされたら嫌だよね。あの仕事はゾノは出来ても前田には出来ない。でも前田には前だの怖さがある。松浦→山崎で一度流れが悪くなった中で山崎が決勝点。勝つ時ってのはこんなもんなんだなあ。
アントラーズ戦】
・連戦で足止まってるし内容悪いし押されまくりの中、相性悪いカシマでの勝ち点1は上出来でしょう。鹿島もフリーでシュート外しまくってくれたし、ダヴィも申し訳ないけど自爆だったし、ツキはあった。けど、だからまだ残留の目はあるってことかな。
・再開後4戦は1勝3分。中位以上の相手ばかりだし後半のアウェー2発で負けなかったのは大きい。2勝2敗と置換えることも出来るけど最低ラインはクリア。今日の前田の出来も厳しかった。金園を先発で見たい気持ちもある、けど現時点ではこのリレーが90分の勝負にはいいのかな。

古川〜新庄〜酒田

旅行二日目。9時20分頃に古川を出発。古川は…こういう感じの地方都市はくすぐったい。夜はもやがすごかったけど起きたら快晴。気温は低そうだけどカンカンであちい。宮城・山形を横断して酒田へ向かいます。有備館(国指定名勝)で降りたい気持ちをグッとこらえ…。いつかまた鳴子温泉有備館→感覚ミュージアムというコースをたどりたい。




途中、山形新幹線の終点・新庄で乗り換え。陸羽西線奥の細道最上川ライン)で更に西へ。最上川沿いの景色もなかなか良い景色だったのだけど、良い写真撮れなかった。古川を出て約3時間、12時過ぎに酒田へ到着。初の庄内地方

本間美術館庭園・鶴舞

今回の旅で庄内地方へ来たのは、行ったことないことや翌日の目的地が新潟なのもあるけど、山形県内の国指定名勝の庭園が庄内地方に幾つかあるというので行きたくなったのでした(山寺は以前行ったので)。まずは酒田駅でレンタサイクル。駅からすぐ近く、本間美術館の庭園・鶴舞園。




oniwa.garden

酒田の街を自転車で巡る〜山居倉庫




清亀園という庭園を経て、山居倉庫へ。山居倉庫は人多かったけど、酒田周辺はやっぱなんか寂れた感じで、中津とかもそう思ったけど、なかなか観光資源が届いてないっていうか…、そんな現状にせつなくなりながら自転車を走らせる。
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土門拳記念館

酒田駅からはちょっと離れて、自転車で15〜20分ぐらい走ったかな?土門拳記念館へ。整備された公園の一角で、周りには天然芝のサッカーコートが幾つかありました。モンテディオとかがキャンプ張ったりしてんのかな。さて、この記念館は所々感じが豊田市美術館と似ているなあと思ったら、谷口吉生さん設計だそうです。大きな池にせり出す感じの雰囲気も良いし(でも公園自体は何となく鳥屋野潟を思い出した)、勅使河原宏氏の庭園も良かった!

酒田駅に戻る途中、小雨が降りだして慌てて駅へ戻る。古川を出た頃と打って変わって庄内地方はぐずついた空模様でした。

酒田〜鶴岡。鶴岡の街も自転車で巡る



鶴岡も駅を出ると閉店したと思しき百貨店。しかし駅から近いような遠いような場所にSCがあったり、駅から離れたところに城下町だったり、比較的人の多い市の中心機能があったりして、酒田よりは栄えているのかな?と思いながら、やはりここでもレンタサイクル。

旧致道館〜致道博物館・酒井氏庭園

自転車で駅から10分ほど走ったエリアに、城跡や市役所、古い建物が立ち並んでいました。お目当ては国指定名勝・酒井氏庭園。酒田の鶴舞園と比べるとちょっとこじんまりとしていたかな?





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鶴岡〜新潟〜長岡

酒田〜鶴岡の滞在時間は合計4時間ぐらい。鶴岡には玉川寺庭園、酒田には總光寺庭園という名勝庭園があるので(いずれも駅からは大変離れている)、いつかまた来たい。16時半の「きらきらうえつ」で鶴岡を出る。新潟駅で何度か見かけたり、渋谷駅のJRのチラシのとこにもよく観光パンフレットがあって、いつか乗ってみたいなあ…と思っていた「きらきらうえつ」。乗れてうれしかった。日本海沿いをひたすら南下。ここ3年ぐらい、いつかこの路線風景も見てみたいと思っていたのです。

途中の勝木〜桑川(だったかな?)の海沿いは「笹川流れ」というこれも国の名勝の風景。なんか良い感じに写真が収められなくて悔しかったけど…なんかこの日のきらきらうえつでは地酒イベントが開催されていて、車内でただで地酒の試飲ができた。地酒とこの景色とはまた乙ですなあ。そんな具合で18時半頃新潟着。今年はアウェー戦が平日だから来ないと思っていた新潟に、なんだかんだ今年も来てしまった。けど4年連続で来てるから、特段行動意欲も無く、すぐに長岡へ移動。しかもチェックインしたあたりから頭が痛くてこの日はすぐ就寝…。


とられるれ!おやすみなさい。

翌日に続く。