ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

ジュビロ磐田-FC東京 @ ヤマハスタジアム / あいちトリエンナーレ2013(その1) / 多治見観光。永保寺庭園〜セラミックパークMINO“陶芸の魅力×アートのドキドキ”展 @ 岐阜県現代陶芸美術館

ジュビロ磐田-FC東京ヤマハスタジアム

改築後、初のヤマハスタジアムへ!

元々はこの試合チケットが売り切れていたので、週末はどっか旅行でも行こうかと色々考えていたのだけど、結果譲っていただけることになり行ってきました。この日はZENZA-MATCHという名波企画の「ジュビロレジェンド×芸能人チーム」の前座試合があったものの試合の3時間前と言うので諦めていた。けどなんだかんだ桜井さん登場となるとうらやましい。朝、大家さん夫婦の話に長く付き合ったり、そっから出社したりして、14時渋谷発、普通に試合開始前の18時半磐田着。18きっぷで行く東京サポも多いだろうし、更にエコパでエスパルス×レッズもあってJR混みそうだ!と思ってたけど、この時間になると全然そんなことなかった。嬉しいような、盛り上がりに乗り遅れたような…。

改築後のヤマスタは初めて!前回のヤマハスタジアムは3月のナビスコなので、リーグ戦での帰省も今年初。ジュビロプラッサとかは変わらず、そっちのゲートから入っていくと否が応でも一度ゴール裏を経由していくことに。ゴール裏もちゃんとそこそこ傾斜がある様子で、見難くはなさそうっていうか、傾斜があるゴール裏、いいなあ。そっちで見たい気持ちもあったけど、(ホームでは少なくとも)立って応援したことないので、いつも通りバクスタ最上段へ。定位置バクスタ最上段から見ても、やっぱ新しいゴール裏いいなあ。

ただ、上から見ていても、ゴール裏の隅の方は座ったままの人も居た様子。レイソルみたいな議論をしたいわけじゃないけど、アウェーの試合の時は、座って見る人もゴール裏自由席に集まるの何となくわかるんです(ビジター向けの席割りの事情もあるし)。けどなんか、ホームだったらゴール裏は全員立ってるような――それぐらいの数になればいいなって願望ですが。ゴール裏は隅の方まで立って声出す人ばかりになる時が来るかな。(逆に言うと、今まではゴール裏サポの数も声量も旧ホームゴール裏の構造のせいで分かりづらかったけど、構造が変わったことで露になったと言えるのかな。)

内容は悪くないのだけれど…残留圏とは勝ち点6差に

ジュビロを見るのは先週以来FC東京を見るのは5月のエスパルス戦以来(今年はテレビでもジュビロの試合を優先して見ているのがあって、味スタ行った回数少ないんだよなー)。このカードというのも5月の味スタでの試合以来。あの時こそドローだったけど、ジュビロの先週の試合の出来と、FC東京がそれなりに上の順位に位置することを考えれば、厳しい試合になるだろうと思っていた。ジュビロのスタメンは八田、駒野、駿哉、藤田、宮崎、小林裕、カルリーニョス、康裕、山田、松浦、前田。怪我人出ているのもあるけど、また少しずつスタメンをいじってきた。松浦のスタメン復帰と、康裕は今季スタメンは春以来?

結果は0-0ドロー。うーん、内容は悪くなかった、のだけど…。FC東京の出来が悪かったと感じたので、それに助けられたところもあるけど(パスミスも多かったし、前半でこちらの凡ミスでオフサイド位置に居たどフリーの石川にボールが渡りそうになった時、石川がそれに気付いてなかったりした。)、とはいえ先週と比べれば順位的にだいぶ上の方に位置するクラブにある程度試合を支配した――まあ、ボールを回すのはいつものことなんだけど、セカンドボールを結構ちゃんと拾えたし、玉際でも負けてなかった。

先週と比べれば前へ推進する意識というのがあったように思うし(前が先週と比べれば動けていたということかもしれないし、松浦がトップ下に入ることでボランチとFWの間で受けられる奴が出来たっていう分かり易い理由かもしれない)、先週前半シュート0だったからか前半はシュート積極的に打っていた(後半はシュート少なかった気もするけど…)。内容は悪くないんだけどな。お互い1回ずつゴール取り消されて、明らかにどちらの方が押していた/決定機が多かったというわけでもないし、こんなもんなのかもしれない。(しかし自ゴール前でのボールウォッチャーが相変わらず多い…)

ただやはり内容がどうこうではない。勝ち点3が欲しい。勝ち点この状況なのに、後半ロスタイムに後ろでパス回して、苦し紛れミドルシュートでタイムアップってのはちょっとね…。今節、鳥栖は勝って2連勝、甲府も勝利。残り12試合で残留圏の15位甲府と2ゲーム(勝ち点6)差。水曜の新潟戦もあるけど、でも来週の甲府戦との直接対決で負けたらもう運命は決まったと言っていい状況なんだろうなあ。

なぜヤマハスタジアムのバックスタンドは、拍手や手拍子をしないのか?

フリーゾーン、意外と空席あるなあ…と思ってたけど、この日の観客数は1万2千人。チケ売り切れで1万2千人って、どんだけ招待券撒いたんだ。さて、久々のヤマハでのリーグ戦観戦(昨年10月末以来)で感じたこと。ゴール裏こそ新しくなった感じがあるけど、バックスタンドはゴールの時以外は拍手も手拍子もほぼしないのは変わらない。チームがこの状況で、試合の中でピンチだったら、何かしなきゃとかヤバイとか思わないのかな?(タオルは回すんだけどなあ)

ちなみに今年春に「ジュビロサポの帰り始めが早い件」ということを書いた。僕自身まったり観戦派なので、ゴール裏のサポーターはえらいと思うし、そして他のサポーターに意見するようなことも全くもっておこがましいのだけど、相手だったFC東京のホーム味スタや、他の地方都市クラブでも仙台や新潟は良いプレーにはバックスタンドからも拍手が起こるしスタジアム全体が手拍子に包まれることは決して珍しくないと感じる。その方が「ホームの雰囲気」になるじゃんやっぱり。なんで拍手や手拍子をしようと思わないんだろうなあ…?

自分がヤマハスタジアム通い始めた頃からそうだったっけ?と思うと、まあそうだったんだと思うけど。それはなぜなんだろうと考えると――子供の頃に行ってた、浜松球場で年に1、2回行われるプロ野球もこうだったかな――というか。「後押しするもの」ではなく、悪い言い方をすれば「グラウンド上で勝手に行われているもの、勝手にそこにあってくれるもの」。コアサポが悪いとかではなく、まあ「スタジアム全体で一緒に戦う雰囲気を作れなくても勝ててた」のがこういう観戦文化を作り上げてしまったのかな。そして大人がそういう見方をしているから、若い世代も同じ見方をする、と。

でもとはいえ、元々プロのクラブが無かった同じ地方都市の仙台や新潟でああいう雰囲気を作れるんだから、どうにかなってほしいけどな。ビジョンでタオル回す映像流せば皆タオル回すんだから、何かのたびに映像で手拍子流すしかないね(笑)別に悪意あって拍手していないわけじゃなくて、ジュビロのサポーターは素直だし、ただそれでいいと思っているだけだから。クラブがサポーターを育てる、というのは必要なのかもなあと。まあ上のようにFC東京サポを例に挙げるならば、やっぱメリハリが違うから(どちらが良いとかではなく)、何となく東京の方が「スタジアム全体が入りやすい」応援のリズムなのかもしれないけど。手拍子しやすいっていうか。

入替戦の時こそバックスタンドの周辺も切迫した雰囲気があったけど、今年はもう入替戦無いから…なんか、このふわふわっとした雰囲気のまま最後の試合も迎えるのかな…という感じがする。来週の甲府戦でどんな雰囲気になるか。これで甲府相手だからって1万1千人とかしか入らなかったら考えさせられる。(ただ逆に、落ちたからって動員が激減するとかそういうことも無いかもなあ…という気もす少しする。今日も袋井のマーチングバンド部が出ていたけど、一年に何度もこういうのあるし、地元の若い世代にスタジアムに触れさせるということはずっとやってきている。「勝手に存在してくれている」感じから、どう脱していくかね)

試合の話はここまで。この日は実家ではなくここまで来て今日実家に親が居ないことを知り、鍵も持ってくるの忘れたので試合後はそのまま西へ旅行することを決めた。来週だけでなく、今週末もあいちトリエンナーレや、あと気になっている周辺地域へ行こうと。東海道線にはエコパでのレッズサポと清水サポ、ヤマハでのジュビロサポと東京サポ。そして金山まで来たらグラサポとセレッソサポの姿が。平塚も今日もホームだったみたいだし、今日は東海道線沿線での試合が多かったんだなー。

多治見観光。永保寺庭園

日曜。この日は多治見泊。駅に「日本一暑い町」的なキャッチがあって、言われてみりゃそうだよな、こんな時期に来るべきじゃなかったかも…と思ったけど、今日は涼しくてよかった。で、朝ははよからずーっと行きたいと思ってた名勝庭園・永保寺へ。

写真で見たあの独特の大きな橋、その横の岩壁の作りと小滝。かっこよかった!けど、庭園自体は思ったよりこじんまりとしていたのと、よく資料写真で見かける上からの視点を見られる場所は存在しなかった。期待度が高かった分そこそこという感じで、あとは雨が降り出して焦ったので写真がイマイチだわ…。バスへ乗るのにミスって徒歩で30分ぐらいかけて行ったんだけど、後で遠回りだと知って悔しかった。(涼しかったので苦にならなかったのはよかった)
oniwa.garden

セラミックパークMINO /“陶芸の魅力×アートのドキドキ”展 @ 岐阜県現代陶芸美術館

駅に戻ってレンタサイクル(そしたら結構な雨…)。多治見のメインストリート?であるオリベストリートを経由して(雨宿りしつつ)、チャリで25分程(坂も電動式だったからスイスイ)、セラミックパークMINOへ。山の一角を開いて作られたこの建物一帯は磯崎新建築。かっこよかった。その中にある岐阜県現代陶芸美術館で“陶芸の魅力×アートのドキドキ”展。ピカソ岡本太郎奈良美智日比野克彦、イケムラレイコ等々。各作家のいわゆる全て陶芸・彫刻作品なんだけど、豪華ですごく面白かった。雨の中行った甲斐があった。そして降ったりやんだりの雨の中、駅へ戻る。

多治見は陶芸の町と言うだけあって(?)、駅構内や駅前にも陶器の作品があり、町中のあちにもそれを感じさせられる建物があり、それを中心に古き懐かしい町並みが残り。なんだけど、駅前にあった陶器の作品の一つが、酔っ払いの仕業かいたずらかわからないけど、ぶっ壊れてて…あれいくらの価値するんだろうな…ってのもそうだし、同じものは二つ作れないでしょう…作家さんのことを思うと胸が痛む。



あいちトリエンナーレ2013(その1)

名古屋に移動してあいちトリエンナーレ2013。3年前も来ました。3年前の頃と比べると、アーティストの名前も建築家の名前も色々覚えた。元々は翌週来るつもりだったのもあるので、この週では全て行ききらず、今日は納屋橋会場→名古屋市美術館長者町会場。来週は18きっぷじゃないのと最終的に新栄へ行くので、岡崎会場とメイン会場へ行きます。あいトリは基本写真撮影可なので色々と載せてゆきます。なお今回は全て徒歩で行動。

納屋橋会場。名和晃平“FORM”など


TLでの評判が高かった名和晃平作品。すごい作品だった。この写真だとただの白いふわふわなんだけど、全部泡。他の作品で見られた「泡のような見え方をする素材」ではない。そうか、FORMって洗顔フォームとかのフォームってことか。常に泡が生まれて消えてゆく――そして泡はいつか全て儚くとも何も残らず消え失せる――同じ形を留めることはない――(風に吹かれている箇所があって、そこはスライムのように動いていて面白かった)、考える始めると深い作品。(動画撮影はNGというのも納得)

それ以外の作品。一番上は青木野枝さん作品。





名古屋市美術館藤森照信“空飛ぶ泥舟”など

名古屋市美術館。まず正門のところで、自分の傘から青いビニール傘へ持ち替えさせられる。そして入り口は建物に裏側にあるということで順路に沿って向かう。まず、藤森照信“空飛ぶ泥船”。一昨年の開幕戦、アウェー甲府へ行ったついでに茅野まで行って見た作品。やっぱ大好きだわー(名古屋の景観には合わない感じもするけど)。あの時は予約して入室もしたけど、今日は雨だったから入室やってなかった。



そして入館して構内を見る。青木淳さんの作品は入り口、館内、出口と3箇所。様々な色の組み合わせでの空間演出する作品で――それ自体も面白かったんだけど、最後に出口を出て、青いビニール傘を開いたところで気付く。この青いビニール傘、最初は「順路の都合上、傘を持ちに戻らず済むように」という気遣いかと思っていたけど、それだけじゃない、これも作品上の演出なのか!と気付く。

それ以外の作品も。最後のは青木野枝さん作品、青木野枝作品も色んな場所にある。


中央広小路ビル。藤村龍至“あいちプロジェクト”など

藤村龍至さんの作品は新しい庁舎の設計案を作り、見る人に投票をさせる、という展示。見ている最中も学生さんと思われる人たちが作業をしており、模型を貼り付けていた。皆挨拶をしてくれて(そう教育をされているんだろう)、えらいなーと思った。

長者町会場

上の写真は長者町に居た長者町くん。オカザエモン風。(前回のあいトリでこの作家さんTシャツ買ったなあ)まず伏見駅の地下街を歩く。


長者町エリア色々。横山裕一さんのイラストが壁面に沢山あった。










という感じでタイムアップ。来週も色々見て回るの楽しみ。来週も歩いてしんどくない気温だったらいいな!ただポケットガイドを見ている限り、初回の前回よりは範囲が狭くなったかな?(岡崎会場は出来たけど、前回は名古屋城とかでもやってたし、長者町会場ももっと色んな古い建物でやっていた記憶がある)あと「モバイトリエンナーレ」という企画がちょうどこの週末は豊橋でやっていたので、帰りながら寄るチャンスだったけどかなわず残念…。

18時15分発の新快速豊橋行きという、18きっぷ的には最終の電車で名古屋を出て、豊橋、浜松、静岡、熱海、品川、新宿と乗り換え1時に吉祥寺着。来週も土曜日ヤマハスタ→日曜名古屋の流れ。来週はのぞみで帰ってくる予定です。岡崎歩くのも久々だしダイヤモンドホールも久々だし、早く起きれば名古屋のまた違うところも行動出来るかな。楽しみ。

瀬戸内国際芸術祭にいつ行くかを考える

最初は東京戦は行けないと思っていたので、いつ行こうか悩んでいた土日で瀬戸内行っちゃえばいいじゃんとか考えていた。金曜の最終の新幹線で岡山まで行って――金曜から岡山行けたら日曜は一日かけて東京帰るのもあり。関西とかで良い寄り道とかあるかな、と思ったら、日曜は兵庫は豊岡で「ドコガイイデスカツアー」の公演があったりとかね(遠回りだけど)。ただモンバス週ってのもあって香川の宿はもう無理、試合後最終新幹線乗って、日曜も最終新幹線で――となると交通費しか掛かってないのは勿体無い。暑くてそんなにはしゃげない気もするし…とか考えて結局断念したんだけど。

じゃあいつ瀬戸内行くチャンスあるかなと考えると、秋会期の10/5週末か10/26週末(両方ジュビロがホームの週でもある)。もし今年も「秋の乗り放題パス」が存在するなら10/5週が望ましくって、15時からの試合後に各駅で行けるところまで行って(関西?)、日曜に瀬戸内ってイメージ。しかし今回も9月も会期中だったらよいのになー…(3連休2回もあるのに)。あと今回って直島→男木島って航路はないんだね…!(逆は一日一本だけある) 展示されているものが違うとはいえ、直島、豊島は年始に行ったし、だから芸術祭会期中ならではの島に行きたいなあというのが欲としてある。だから男木島へ行きたいんだけど、あとはまだ行ったことない犬島を考えるとなかなか難しい。また改めて秋にダイヤ見よかな。