ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

九州旅行その3。日南線の古い町並み巡り。飫肥の町並みと庭園~油津の町並みと広島カープキャンプ~志布志麓庭園群と古い町並み

九州旅行3日目。この日は今回の旅行の中で一番動きとしてはシンプルだからネタが少ないんじゃないか――とか思ってたんですが、どの古い町並みも面白くて撮った写真の枚数では一番多くなった。

日南線飫肥の町並みと庭園

日南線沿線にはキャンプを張っているチームが多い。巨人がキャンプを張っている宮崎県総合運動公園のある運動公園駅では多くの人が降り、巨人はやっぱ華やかだなあと感じた。しかしそれを更に南下する物好きも一部居るわけで、大荷物の西武ファンやカープファンと思われる人たち(グッズっぽいもの身に着けてるから)が車内に数組。ていうか若い女子多い。

飫肥駅は観光地としてそれなりに成り立っているのか、有人駅で人がそれなりに降りる。カープのキャンプを歓迎するペナントがあちこちにあったのでここが最寄り駅なのかなと思ったけど、あとでそうじゃないと知るわけですが。レンタサイクルをして、まず駅に着く前に見えた竹香園。





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橋を渡って古い町並み方面へ向かう。県の名勝にはなっている勝目氏庭園を見た後、飫肥城周辺の武家屋敷跡を回る。中には「伊東伝左衛門家」もあります。初日行った庭園は「伊藤伝右衛門」。







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そして飫肥藩主だった伊東家の屋敷と庭園のある豫章館を見たのち、飫肥城跡へ。石垣が立派な城跡で、中には早咲きの桜も。(日南線沿線はおそらく早咲きの桜が数多く見られて楽しかった。多分これ⇒http://www.asahi.com/articles/ASG24578WG24TNAB00Z.html



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で、最後に旧報恩寺庭園。これ、メインで使ってた観光マップには「五百祀神社」としか載ってなくて回るつもり無かったんだけど、何かの地図で「旧報恩寺庭園」って急に書いてあって。もうそんなん見に行きたいじゃん。距離的に電車の時間に間に合いそう、というのを確認し向かう。きれい過ぎず、自然な感じがして良かった。事前に「飫肥 庭園」とかで検索しててもあまり有名な庭園は無さそうだったし、国指定名勝がある町ではないけど、思いのほか庭園も多かったし古い町並みも面白かったし、来てよかった!

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油津の古い町並みと、広島東洋カープキャンプ @ 天福球場

飫肥から電車で10分、油津駅へ。その間にある「日南駅」が日南市の中心駅だと思うのだけれど、油津で降りる人も多い。駅でレンタサイクルをすると、「目的はカープですか?」と聞かれる。「違うんですけど、球場までどれぐらいあるんですか?」と聞くと「5分ぐらいです」と。そんなに近いのか。じゃあ後で行ってみようと決めつつ、まずは古い町並みを自転車で巡る。杉村金物本店、この日は営業してなくて残念だったけどかっこよかった!






そしてカープのキャンプへ。この旅行中、どっか他のクラブのキャンプにも行ってみたいなと思ってたんだけど(サンフレッチェの練習試合@国分陸上競技場か、マリノスヴォルティス@宮崎シーガイアか、エスパルス対Vファーレン@鹿児島ふれあいスポーツランドか)、それはかなわずプロ野球のキャンプっていう。結構人居たし報道陣もいっぱい。やっぱプロ野球のキャンプは華やかですなー(カープと言えども)。平日のお昼だけど、地元の人なのか人も多い。若い人も多い(やっぱキャンプ旅行の人だったりするだろうか?)。お昼食べてなかったので、たこ焼きをつまみつつ15分ぐらいフリーバッティングを眺める。ブルペンの方に人集まってたからマエケンでも投げてたのかな。

帰りは駅まで直接向かったら、ほんと近い。5分どころか2分ぐらいで行けたんじゃないか。油津は、駅前商店街は寂しかったけど――スナック街は割とちゃんと存在していたり、国道沿いにはゲオとかまねきねことかボウリングとか。いわゆる地方都市っぽいものが色々あったので、プロ野球選手の長期滞在もそれなりに対応できるのかな。駅へ戻り自転車を返すと、駅員さんに「次は南郷に行かれるんですか?」と。南郷は西武のキャンプ地。いえ違います、と言ったけど確かに僕西武カラーだな…。


志布志麓庭園群と古い町並み

快速・日南マリーン号で油津を出て終点志布志を目指す。日南線沿線は暖かい分、山も木もこの季節にしては青々としているし、海沿いも走るし、面白い景色を色々眺められた。というか、この旅はどの車窓風景も楽しくて、ほんと旅に来てよかったなあと思った。まずここでも駅でレンタサイクルをして、庭園群がある方面へ向かいます。向かう途中にも色々古い町並みが。あとは廃ホテルに住み着く猫。





まず宝満寺跡。おまけ程度で見に行ったけど、庭園跡もあり、岩窟の雰囲気もかっこよかったし、行ってよかった。その後、清水氏庭園~福山氏庭園あたりを自転車で走るも、この2つは事前予約制で今回は見られず。


そして志布志のメインの志布志麓庭園、平山氏庭園~鳥濱氏庭園~天水氏庭園などを見て周ります。この辺がかつての武家屋敷群で、なんかそれ以外の御宅にも(公開していないだけで)立派なお庭がありそうな雰囲気がすごくあった。







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以上で志布志観光も終了。帰りはバスで垂水~そこからフェリーで鹿児島の鴨池港へ、というルート。バスでは地元の学生ばかり乗っていて若干肩身狭い感じ(この旅で一番そういう客層(笑))。電車で戻ったり、国分や都城行きのバスよりもこちらの方が安かったので。志布志からかつては「大隅線」というのや「志布志線」という路線があったようで、おそらく今回のバスは「大隅線」の近くをなぞっていたっぽい(それっぽい道と並行してバスが走っていたように思えた)。途中通った鹿屋は電車が通ってないのに栄えていた。でもおそらく「大隅線」があった時代に駅があったと思われる商店街はシャッター街と化していて、地方らしく国道が栄えている感じ。でもバスの景色も面白かった。

フェリー乗り場ではかなり人が行き来していて、このフェリーは地元の立派な足なんだなあと実感。せっかく鴨池来るのであればこの辺のホテルでも良かったなと思いつつ、中心街・天文館まで戻ってこの日は終わり。翌日の旅行記に続く