ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

GOMES THE HITMAN・PLECTRUM @ 下北沢CLUB QUE / BECK @ 新木場STUDIO COAST / THA BLUE HERB @ 日比谷野外大音楽堂

10月に観たライブ色々。

10/18 PLECTRUM presents 《Boys Don't Cry 6》w/ GOMES THE HITMAN @ 下北沢CLUB QUE

GOMES THE HITMANPLECTRUMの対バン@下北沢CLUB QUEへ行きました。QUEのアニバーサリー&PLECTRUM企画。お目当ては2年半ぶりに観るゴメス。前回見た時はこれ↓。
romitou.hateblo.jpGOMES THE HITMANについて(前回も似たようなこと書いてるかも)。99年のメジャーデビュー作品から好きで特に02-05年頃に滅茶苦茶聴いてたギターポップバンド。「最も好きなバンド」――と言うと色々あるけど、曲単位では↓この曲は人生で多分トップ3には入るぐらい聴き続けてる曲。

ゴメス復活後、最初にして前回見た2年半前のライブは2nd(3部作)の再現だったのでそれ以外の作品をライブで聴いたのは本当に10年以上ぶりだし――それ以前もちゃんとしたライブは(自分がまだ地元だったのもあり)2、3回しか観てないので、今回初めて聴けた曲も多かった気がする……。

メジャーデビュー作『weekend』がやはり思い入れ深い作品なので“光と水の関係”“何もない人”がうおおって感じだったけど、まさかの新曲も…!先月はShortcut Miffy!の新曲を、その一ヶ月前に小沢健二の新曲をライブで聴き。ついこの間ハイスタの新譜が出て。なんかやっぱ時空ねじ曲がってる……頭痛い(嬉しい)。山田さん曰くGOMES THE HITMANの新譜は2019年12月に発売予定とのこと。まだ2年以上ある(笑)――でもライブやってくれるだけで嬉しいし出るのなら別に10曲無くても良い!ゴメスはミニアルバムも良作だった訳だし(そして『ripple』も9曲入りだ)。

“街をゆく”“夜明けまで”“サテライト”ではPLECTRUMからアッキーをゲストに迎え。僕がゴメスをライブで見始めた『omni』『ripple』期はほぼサポートで居た気がするのでしっくり来る。今や売れっ子back numberのサポートでもある人なので、その違和感はあったけど(笑)今回QUEのアニバーサリー企画なのでそういったMCもありつつ、自分が初めてQUEに来たのはゴメスのライブだった。2004年2月。13年前。こんな文章すら残している。今読むと恥ずい。そこから何度も来ているハコだけど今日は5年前にPENPALSを観に来て以来だった。そんなに来てなかったのかー。

後攻のPLECTRUM。名前は90年代からずっと知ってたけどあまりちゃんと通っておらず初めて観たのだけど、すーごく良かった!ちゃんと聴いてみよう。アンコールはゲストで山田さんも出てきて共演。終始雰囲気も良くて本当に良いライブだったなあ。

なんつーんでしょう…大きなフェス、大きなステージで海外のアクト観て感動することもあるけど(来月も海外フェス行くけど)。学生の頃に聴いてた日本のバンドのライブというのも何者にも代え難いし、それがたとえ大きなハコではなくても、好きなものは好きだなぁと。どんなバンドもいつまで続くかわからないから観れる時に観ておかなきゃと思うし、色んな記憶や思い出を思い返すきっかけになるから、昔からずっと好きなバンドのライブを観るって良い。

――しかしこれ位の年齢層のライブだとスマホで動画撮ったりする人が居なくて――そのモラル高さゆえネットにライブの映像が一切上がって来ないのは――それはそれで寂しい(笑)ゴメスのライブ映像って存在してないよね…。30秒だけでも来れない人にとってはすごく価値があるのでは――とかなんか色んなこと考えながら観てた約3時間のライブでした。楽しかったな。

興味深かったのは外国人のお客さんが居たこと。一体どこで知ったのか……日本の一部のバンドのYouTubeのコメント欄って海外の人からのコメント沢山あったりするじゃないですか。ピロウズとかtricotとか。そういう「J-ROCKマニア」なのかなー。実際J-POP・ROCKってクオリティ高いと思うのよね…洋楽に影響受けつつ独自に昇華した上すごく練られている。90年代後半のJ-ROCKは今聴いても古くない。

一方でブックオフで250円で買える良作も多い。小沢健二SEKAI NO OWARIがコラボした時だったか、Twitterで《今の日本のロックバンドが嫌いで、遡った結果小沢健二に辿り着いたのに――セカオワなんかとコラボして汚された!》みたいなこと呟いている若い子が居て――面白いなーと思ったんだけど(笑)小沢健二だって(今はどうかわからないけど)90年代後半から2000年代後半までは「ブックオフで250〜300円で買える名盤」系アーティストだったと思うのです。今現在の音楽シーンや2000年代前半の音楽もそこから進化していて面白いものだと思うけど、90年代後半にもそうした良質な音楽がゴロゴロあると思うので、最近のシーンに飽きてる若いリスナーが居たら是非掘って欲しい〜!しかし山田さんが言ってたけど、ゴメスの過去作CDが高値になってるというMCは驚き。ゴメスの中古CDも割と安値で手に入れていたので……時間が一回りするって面白い。

10/24 BECK新木場STUDIO COAST

BECK@新木場スタジオコーストへ行きました。武道館とどちらか迷っていたけど幸運にもコースト公演を譲っていただいた!フジロックぶりのベック。
romitou.hateblo.jpあの時と同じく“Devil's Haircut”からスタート!そこからは新旧織り交ぜた選曲、新作の曲もすごく良かった!新作のモードなのかフジよりもアッパーな曲多かったし期待以上に曲沢山やってくれて楽しかった!!シーユーネクストイヤー言ってたの気になるー。

10/29 THA BLUE HERB《結成20周年ライブ》@ 日比谷野外大音楽堂

THA BLUE HERBの20周年ライブ@日比谷野外大音楽堂へ行きました。職場から遠くないので日比谷公園へはちょくちょく来ている気がするけど、野音のライブへ来るのは久々。何年か前にSAKEROCK観に来て以来かな?森道市場頂-ITADAKI-フジロックに次いで今年4回目のTBH。中でも頂-ITADAKI-で聴いた“AND AGAIN”にゴツンとやられた超ライト層と言って差し支えない立場ながら20周年ライブへ!しかしこの日は台風が直撃――フジロック以上に雨具を着込んで野音へ。

ライブの中盤は心が折れかねないなかなかの豪雨だったけど――それが画になり、風に出来るアーティストって居る。より引き込まれたし――3時間あっという間で本当にかっこよかった…!“AND AGAIN”は勿論感動するんだけど、終盤の“Right on”が個人的ハイライト。大雨で祝花を撮る余裕無かったけど、トイズファクトリーMIGHTY CROWN、難波さん、クラムボン、モリマン等々からの花があったのは覚えている。あと外で待ってたら隣に居た人がカッパ着たTOSHI-LOWさんだった…!