ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

COUNTDOWN JAPAN 14/15 1・2日目 @ 幕張メッセ と、2014年振り返り。



COUNTDOWN JAPAN 14/15@幕張メッセの1・2日目に行ってきました。久々に「遊びに」行ったCDJだったけど、すごい楽しかった。良いフェスだってのは知ってるけど…やっぱ家から近い、場内もステージ同士が近いし、寒くなく過ごし易い。装飾も新たな試みが感じられて、幕張メッセの展示場感が薄れている。今年久々に色んなフェスへ行く中で自分の中の重要だったポイントは「ステージ間の移動がラク」ということ(ニューヨークのGovernos Ballも、サマソニ大阪も)。昔から「色んなフェスへ行かなくなっても、朝霧は行き続けたい…」と思ってるんだけど、その次点はCDJかもなあと思ったぐらい楽しかったし、実際来始めたのが04/05で、それ以降年末幕張へ来なかった年は無いから。朝霧と並んで最長回数はCDJでもある。今年は東京以外で年越ししたかったので前2日での参加になったけど、来年は後3日券で年越しまで居たい。てことで、ざっくりと見たものの感想です。今までに無く女子アクト率高し。セトリはこちら参照。

1日目

見たもの。avengers in sci-fiきゃりーぱみゅぱみゅ→WHITE ASH→Silent SirenDJハヤシ木村カエラグッドモーニングアメリカ→This is not a business→星野源→空想委員会→the telephones

avengers in sci-fi

というかASTROのVJがまたなんか進化しててめっちゃかっこよかった。音もいい。やっぱ同じ音、曲でも良いスピーカーだと全然かっこよさが違う。同じ“Yang 2”でもかっこよさが違う。アベンズ見たのは多分進行方向別通行区分との対バン以来

きゃりーぱみゅぱみゅ

2日目の℃-uteの感想として「まだアイドルは刺さらない」と書いたんだけれど、きゃりーはなんだかんだ見るの今年5回目ぐらいだったりする。好きなんだからしょんない。今回は夏のRIJF以来。近くに振りを完コピしてる人が居て、なんかそれに影響されて何度も見てる“インベーダー インベーダー”の振りをやってみようって気になって。後半も“ファッションモンスター”に“きらきらキラー”と、面白かった!

■ WHITE ASHとかグッドモーニングアメリカとか

大きなGALAXY STAGEの規模で盛り上がってるのがとにかく感慨深さ!グドモのボーカルの子が「もうひとつ大きなステージでやれるように」みたいなことをMCで言ってて、彼らだけじゃなく――バンド側がすごく出るステージでのランク付けだったり成長指標として見ているところが伝わってくるなあ、と今回のフェス通じて何度も感じた。

Silent Siren

全員が読モというバンド。かわいいんだろうなあ、ぐらいの気持ちで見に行ってみたけど、全員とも演奏が結構ちゃんとしてたし、ギターボーカルの子の佇まいもかっこよかった。年明けには武道館…そんなに人気あるんだね!リアルけいおん!感。

DJハヤシ

リハでNew Orderの“Blue Monday”を大きな音でかけてて、スピーカーが良いと全然聞こえ方違うなあ…とか思ってたのに、本編始まったら怒髪天“酒爆”で一気飲みとか楽しすぎる。しかもステージにこぼしまくっててビショビショ。自分で滑って転んでるし、あとで絶対怒られるであれと心配(笑)

木村カエラ

久々に見たけどいつ以来だろう。USインディー女子ファッション感増してる。

■ This is not a business

リハで“天体観測”と“ジターバグ”やってて面白かったんだけど、“ジターバグ”は本編もやった(笑)MCで狼バンド云々言ってたけど、曲名にも“WITH A MISSION”という曲があったり…どういう関係性なん…?

■ 空想委員会

チラ見。良かった。音速ライン風。

星野源

一昨年キャンセルになったリベンジの星野源はトリで登場。個人的には武道館で見て以来。広くなったEARTH STAGEは半分ぐらいの入りかな。横アリ2daysを成功させた星野源でも、CDJは意外と客層違うのかなーと思いつつ。「かわいいー!」という黄色い声が大きく飛んでて、さぞ前は女子ばかりなのだろうと思っていたけど、友人曰く意外と男性もそこそこ居たとのこと。

the telephones

トリで星野源とかぶっているので、後半だけ。夏の魔物で見て以来かな。この日はすごく電話ズユニの人が多かったので絶対規制かかるだろう、と思っていたけど、意外と規制になっていなかった。“Urban Disco”で本編が終わって――本人らも言うように今日で最後じゃないけど、でもやっぱなんか最後の“Love&DISCO”は思うものがあったなあ。

「音楽の魔法」を感じることは、時々ある。クラムボンモーモールルギャバンのライヴを見ると、それとはまたちょっと違う「バンドの魔法」という言葉をブログで感想に書いたことある気がする。テレフォンズがRIJFでLAKE STAGEのトリを務めた時のアンコールでの“Love&DISCO”。あのキラキラした感じ(音楽や照明だけじゃなく)。あの時はすっごく「音楽の魔法」を感じたなあ、そんなことを思い出した。僕はそこまでテレフォンズの熱心なリスナーではないので最後の武道館へは行かないと思う。けど、(ワンマンはそこしかもう無いらしいけど、)どこかのイベントで見られるなら見たいなあ。

2日目

見たもの。ゲスの極み乙女。℃-uteDIR EN GREY→Gotch→LAMP IN TERREN→電気グルーヴ→tricot→[Alexandros]→GRAPEVINEクリープハイプ→Scott & Rivers→赤い公園マキシマム ザ ホルモン(チラ見)

ゲスの極み乙女。

Zeppでのワンマン以来のゲス。この為に僕にしては珍しくトップバッターから。しかも絶対規制かかるだろうと思っていたので30分前には海浜幕張へ着いたけど、それでも入場時から交通規制が敷かれるような状態…なんとか入場規制間際に入れた。完全にEARTHクラス。盛り上がりも凄かった。方向性は変わりつつあるかもしれないけど(登場のSEもBloc Party?だもんなあ)、でも個人的には『魅力がすごいよ』はすごく良いアルバムだと思ってて――そのアルバム中心のライヴでも良い、と思っていたんだけど(“ラスカ”や“光を忘れて”をライヴで聴いてみたかったし)――だから今回はノリが良い曲ばかり畳み掛けてきたのは意外だったなあ。このセトリは反則でしょう。

℃-ute

今回のCDJはいつになく女性アクトを見たけど、でもやっぱアイドルはまだ刺さらないんだよなあ。かわいいけど。近くで振り完コピのクラウザーさんが居て面白かった。

DIR EN GREY

チラ見。青春時代の僕はとにかくビジュアル系のバンドが嫌いで(カラオケなら歌うけど(笑))、その全盛期に超大物としてデビューしたディルアングレイなんて…という感じでしたが、せっかくなので見に行ってみた。ゲスのパンパンぶりを思うとかなり寂しい入りでガラガラと言って良い状況だったけど、まあでも海外のフェスに出ているわけだしかっこよかった。サマソニとかフジロックとか出たらまた見てみたい。

■ Gotch

ゴッチ。

LAMP IN TERREN

チラ見。注目の若手。若い。確かに雰囲気はあるなーと思う。もし期待通り大物になったらヒットメイカーの先見性ってすごい。

電気グルーヴ

チラ見。“N.O”から始まるとか。

■ tricot

11月のパスピエとの対バン以来。今年最も聴いたバンドの一つなので、今回のCDJで見た中で一番踊ったかも(ゲスと並んで)。“爆裂パニエさん”→“POOL”→“おちゃんせんすぅす“→新曲→“99.974℃”→“Break”かな?アッパーな曲が終わって出ていく人の気持ちもわからないでもないけど、ほんとに“Break”は良い曲だなあ…と思う。ドラムがdetroit7の美代ちゃんに戻ってた。あと入場時に近くの人が「昨日の家入レオより全然入ってるじゃん。これは多分、イッキュウがかわいいからだな」とか言って納得。(や、でも割と良い入りでうれしいのは、好きなバンドだからなんだろうな。)

■ [Alexandros]

チラ見。新曲で川上洋平ハンドマイク。なんか佇まいがクリス・マーティンみたいだった(笑)今度はコープレ的な。でもすごい良かった。

GRAPEVINE

先日のくるりとの対バン以来。田中がMCで言っていた通り久々にCDJに登場。“Reverb”から始まり、“Fly”“Our Song”、新曲2つに“光について”と、意外と古い曲の多い選曲!6曲中5曲は豊洲の時と同じだし“Reverb”も『Lifetime』再現ライヴの時にやっていた曲だけど。バインがそれこそCDJで大きなステージでやっていた頃の定番曲は“豚の皿”や“ミスフライハイ”だったりするわけじゃない。そういう曲じゃなくてシングル曲やるんだなあって(嬉しい)。レーベル移籍して、意識的にライヴで歌モノ増やしてるのかなー。いや、でもやっぱバインは歌モノに名曲が大変多いバンドだと思うのです。だからなんかこの流れで――plentyとかindigo la Endとかその辺の対バンゲストにお呼ばれして若いファンにアピール、みたいな流れにならないかな~とか(逆に今度カーネーションとかと対バンするんだけど…)。きっと今人気が出てきたバンドの中に「実は昔バインがむっちゃ好きだったんです」みたいな連中、居ると思うんだよねえ。ピロウズみたくトリビュートアルバムが出るような展開大希望!

クリープハイプ

尾崎世界観もMCで言っていたけど、そういえば確かにRIJFは出ていなかったんだな。アラバキで見て以来でした。[アレキ]もそうだったけど、クリープで広くなったEARTHがパンパンなぐらい入るんだから時代は移ろっているなあ(ゲスがパンパンなのも、客層がかぶっているんだと思うけど)。ゲスと同じで、クリープも新しいアルバム関係なくやっぱバンバン盛り上がる曲を連発。なんか、作品の流れとは別に、ライヴではそう臨むという姿勢が、今のバンド観なのかもなあ…というか。この前に見ていたバインの…少なからずある「リリース基準」と比較してそう思うところがあった。

■ Scott & Rivers

スコリバ見るのは昨年の渋谷クアトロ以来。基本的にはその頃やってた曲中心で、新曲“カリフォルニア”だけ初見。“Buddy Holly”が日本語詞でのセルフカヴァーになってた…!最後にリヴァースがフロアに降りてハイタッチしてて興奮。(届かなかったけど)

赤い公園

JOIN ALIVEで少しだけ見て以来。全員かわいいけど誰派かは分かれるよね…などと思いながら見ていたけどほんとかっこいいバンドだと思う。

マキシマム ザ ホルモン

赤い公園見ながら、少し揺れてるように感じたのはこちらのせいか…ホルモンで規制掛からない程にアースは広くなった。ライヴの感想は以上です。

おまけ:Jリーグのユニを着ている人たち。

↑最終日に行われたらしい集まりの模様。すごいね、クイックレポートに載っていた時より更に増えてる。個人的に前2日間で見たJリーグユニ。鹿島、レイソル、新潟、ヴィッセル松本山雅(友人じゃない)、ジュビロ(僕じゃない)、市原、京都、富山、長崎、清水、ヴェルディ愛媛FCカマタマーレ。てな感じだけど一番多かったのは圧倒的に浦和(特にテレフォンズの時)。テレフォンズのユニは肩のロゴがJ3をパロっててマジで見間違える…(笑)あと印象だけど、ユニに限らずオフィシャルTシャツ以外の人(バンドT率が)増してるなあって感じた。それって文化の成熟の表れじゃないか、って。

フェス飯

今年のベストフェス飯候補:九兵衛の三色海鮮丼大盛り。別のご飯を食べてたら、目の前に座った子達がこれ持ってて、見た目のボリュームにまず惹かれ、「今までのフェス飯で一番かも…」とか言い出すから思わず店名を聞いた。ほんと美味しかった!あとはド地元の「餃子の石松」。浜北って文字をこの空間で目にするとはね~。でも売り子の人が地元の人じゃなくて話が繋がらなくて残念!

ついでに:2014年を振り返る。

フェスの話はそんな感じで。昨年までは毎年元旦の朝までお仕事だったのでその年のことは大体年が明けてから振り返るんだけど、今年もそんな感じで(これ書いてるの1月10日)。アート活動の振り返りは前エントリで書いてます。

■ 今年のライヴ本数:49本

昨年までの2年が30本前後だったから、久々に40本台に復活。まあ時間が出来たから以上でも以下でも無いけど、たとえばきゃりーだったりクリープハイプだったりゲスの極み乙女。だったり、「客層が若い」ライヴにも積極的に足を運んだ1年だった。「ベストライヴ」を振り返ると以下みたいな感じでしょうか。

…みたいな感じかなあと思うので、自分の頭はまだまだ洋楽に媚びているなと思う(笑)けどPhoenixは海外含めて3回見てるので間違いなく今年一番印象的なライヴをしてくれたアーティストだったと言えるし、最も刺激的だったライヴとしては初めて行った海外フェス・ニューヨークでのGovernors Ballなので…若いJ-ROCKも洋楽も同時に深く好きで居られたらと思います。変に見下すんじゃなくてさ。

一応邦楽でベストを考えると――今年前半にどっぷりだった蓮沼執太フィルのMIMOCAでのライヴかなあ。でもそれもちょっとアート寄りだよなって考えると…うーんでもtricotだってゲスだってクラムボン/くるりだってバンプだって一番見てるピロウズだって、どれも良かったよなあ。そんな「良くなかったライヴ」なんて基本無い。好きで見に行ってるんだし。

■ 今年のサッカー観戦:43試合

ジュビロの観戦振り返りはプレーオフの時に書いたけど、大体例年30~35試合前後なので、それよりは多かった。ジュビロ目線を除いてベスト観戦試合を考えると…プレーオフ準決勝かな!?(笑)

■ 行った都道府県の数:46都道府県

大分以外の全県へ行きました。それも北海道3回、九州4回、四国2回、中国地方2回、北陸2~3回、甲信越2~3回、東北4回、関西6回…みたいなペースで旅行した。今年初めて行ったのは沖縄だけだけど、その沖縄で47都道府県制覇。そして11月の前橋で47都道府県の県庁所在地制覇。その先でのサッカー観戦にしろライヴにせよ、とにかく時間とお金のある一年を謳歌させていただきました。

来年は旅行ペース抑えたいなあ…と思っていたけど、行きたいアウェーを考えると…北九州以外は全部行きたい。勿論仕事復帰したら日程によっては難しい試合が多いだろうなと思うけど、でも働いてお金は出来るわけだからなんだかんだ2015年もあちこち行くんだろう。そして庭園を行き潰したい。

一年を振り返ってみると早いなあと思う。和歌山の養翠園や和歌ノ浦の景色が一年前というのが不思議な感じ。一年振り返ると、あちこち行ってたから退屈ではなかったし、意外と新たな人々との出会いもあって。体調崩した時期もあったけど今思うと不思議だし、それでも色んな人のアドバイスがあって今の自分があると思う。2015年の目標はとりあえず再就職です。がんばります!