ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

北海道&東日本パスの旅(3) JOIN ALIVE 2014 @ いわみざわ公園 / AOMORI ROCK FESTIVAL'14~夏の魔物 @ 青森県夜越山スキー場 / the pillows @ 札幌ペニーレーン24

北海道&東日本パスの旅中に見たライヴとフェスについて。北海道旅行記はこちら、東北旅行記はこちら

7/18 the pillows“ROCK AND SYMPATHY TOUR”@札幌ペニーレーン24

the pillows“ROCK AND SYMPATHY TOUR”@札幌ペニーレーン24を見ました。このツアーの頭のO-EAST公演は行かなかったくせ、(旅行も兼ねてだけど)札幌まで来て見るという(笑)ペニーレーン24は初めて来たけど、このハコ暑い!大きさは――渋谷のクアトロよりは大きそうな感じかな?やっぱピロウズにとっては地元だからか年齢層はいつもより上に幅広い感じがした。対バンは東京カランコロンとWEAVER。着いた時点で2番手だったのでトップバッターのWEAVERは見れなかったんだけど、どちらかと言えばカランコロンが見たかったのでまあ良かった。カランコロン久々に見たけど無茶苦茶よかった!

そしてピロウズSAYONARA-AX以来。今回のツアーの他公演のセトリ見比べたら、構成は大体同じだけど今回のツアーでは初めての曲が3曲あった。後の公演だったDiverCity公演と同じ(で、アンコール2は無し)。この日は長袖のシャツだったので(札幌はまだそれぐらいの気候だった)、後ろの方でゆったり見ようと思ってたけど、じっとしていられる筈が無かった…。特に“カーニバル”~“RUSH”のとこ。2006、7年頃「ハイブリってもう10年前の曲なんすよねえ」ってピロウズ仲間の人に良く言ってたんだけど、今となっては99年のアルバム2作から15年という現実が恐ろしい。おとなーになったーかなしーみにー…。

6月のO-EASTの日は朝に日本代表-コロンビア戦があったのもあったけど――なーんか色んな要素で気が乗らなかった。そのうちの一つとして「やっぱ僕は一つのバンドを頻繁に見ると飽きる」というのはあるんだろうなと思って、一番好きなバンドとはいえ3ヶ月で4回目ってのはありがたみが薄れていたところがあったんだと思う。だから――次見るのいつかなって待ち遠しいけど、25周年ライヴはジュビロの大分アウェー遠征を優先しようと思っている。だけどやっぱ、次のツアーが待ち遠しいな。(まあ、andymori見たいからTalkin Rock Fesのチケ手に入ったら行ってしまいそうだけど)

7/19 JOIN ALIVE 2014 @ いわみざわ公園








JOIN ALIVE 2014@いわみざわ公園(野外音楽堂キタオン&北海道グリーンランド遊園地)へ行ってきました。北海道のフェスへ行ったのは5年前のライジングサン以来。マウントアライヴが立ち上がった経緯だったり、昨年は2週開催にチャレンジしていたりと…そういう情報としては捉えていたJOIN ALIVE。旅行的な都合から今回初参戦。どうしてもライジングサンと比べてしまうところはあるけど、メンツ云々というよりは――ライジングが「海!平野!」という環境であることに比べると、大きな遊園地にステージがある感じ、既存の施設を上手くフェスに落とし込んでいて、そして芝生の斜面でまったり出来る感じ(ひたちなかつま恋の環境に近い?)というのはRSRとまた違った面白さがあって面白かった。

お客さんは朝霧よりは多い感覚。1万5千人位かな?札幌から来ている人が当然一番多そうだったけど(駐車場でナンバー見ていても)、「RSRvsJOIN ALIVE」みたいな構図を想像していたのって首都圏民だからだろうなあと思ったし(笑)、なんかそれよりも全然共存しているなって感じ。勿論片方しか行ってない人も居ると思うけど両方行っている人も多そうだと感じた。まあ僕が行った日だったらナオト・インティライミとかSuperflyとか湘南乃風とか翌日だったらTOKIOとか、ライジングとはまた違ったJ-POP色もあるのかなあとは思ったけど。(でも元が遊園地だから、サバイバル力を求められないし過ごし易い)

そんな初JOIN ALIVEで見たもの。indigo la End赤い公園KANA-BOONアナログフィッシュ→忘れらんねえよ→OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND→THE STRYPES→EGO-WRAPPIN'→lego big morlTHE BAWDIES。昼間に札幌国際芸術祭を回っていたのと元々indigo la Endから見れれば良いと思っていたから(indigoはストライプスと並んで本日のお目当て!)13時過ぎの会場到着。岩見沢駅はグッドデザイン賞に選ばれたことのある駅舎。路線バスの時間がすぐだったからあんまりゆっくり出来なかったけど、いつか降りたいと思ってたから来られてよかった。

…そう、この時まだ13時前なのに、もうシャトルバスは無くって路線バスだけだという。これは運営的にいただけない気がした。路線バス超満員。「どうせ夜までやってるんだから昼過ぎ~夕方ぐらいに行きたいよ」って人結構居ると思うんだよね…。たとえば着いた後も、写真スポットになりそうなゲートってものは無かったし(まあ写真スポットになったら混雑するから運営的には無い方が良いのかもだけど…)、会場内も導線が混雑しやすい感じがして。アート作品よりお金掛けるべきところがあるような気はした。

見たアクトの感想。JOIN ALIVEは毎年フジロック出る洋楽アクト出てるけど、こういう邦楽フェスで/北海道という土地でTHE STRYPESはどうなるのか気になってた。けどまあそれなりに人多かったし盛り上がってたから良かった(そしてその流れでBAWDIESが見たくなった)。indigo la Endは期待通り良かった!また早いとこ見たい。けど一番良かったのは、野々村県議の会見をサンプリングしたSEで登場したり、それでコール&レスポンスをした忘れらんねえよかな(笑)「お前らEXILE好きだよな!これからステージから降りて、チューチュートレインのあれをやる!」みたいなパフォーマンスとか、最高だった!あとは飯食ってたらチャラン・ポ・ランタンの子が告知しながら練り歩いてたり。

トリのサカナクションも見たかったけど、22時札幌発の急行はまなすに乗ることを考えるとまず厳しい…ってことでBAWDIES終わりでバスで札幌に戻る。またJOIN ALIVEに来ることがあるかはわからないけど、自分の目で「あ、RSR共存してるんだな~」というのを見られたのは良かったし、楽しかった。あとトリニータのタオマフの人が居た(翌日が札幌アウェー)。フェスとかぶってるアウェーはほんと羨ましい…って僕もこないだ京都大作戦がかぶってたんだけどさ(行けなかったけど)。

7/21 AOMORI ROCK FESTIVAL'14~夏の魔物青森県夜越山スキー

北海道から青森へ移動して、こちらも初。AOMORI ROCK FESTIVAL'14~夏の魔物@青森夜越山スキー場でした。夏の魔物的ブッキングってあるじゃないですか?あんまり僕はそういうセンスに惹かれる方では元々なかったので、完全に「予定的に合いそうだったから行ってみた」という感じ(プラス、前は五所川原の方だったから行きづらそうだなと思っていたけど、今回は青森と八戸の中間あたりで、翌日以降の東北旅行にスムーズに移れそうだったからというのもある)。

青い森鉄道浅虫温泉のもうちょっと向こう、小湊駅から無料のシャトルバスで10分ほど(30分に1本出ている。この辺の運営は素晴らしい)。意外と?ゲートのところに「場内撮影禁止」の看板。アイドルが沢山出ているからなのかな?まあセキュリティスタッフが多いわけじゃないからステージに上がっているアイドルを本気のカメラで撮っている人も沢山居たけど、一応そう掲げるのがブッキング上の約束なのかなという気もした。着いたのが14時半頃。スキー場なので――なんか苗場の、プリンスホテルの裏(キャンプサイトのあたり)でフェスやっているって感じ。お客さんは3、4,000人居るかどうかってぐらいかなあ?昼間は涼しいし(夕方以降は寒いぐらいだった)、普段見ないもの沢山見れて楽しかった!

夏の魔物で見たもの。ドレスコーズLinQ→髭(ちら見)→アイドルランブル→the telephones→田我流 feat.stillichimiya→THA BLUE HERB曽我部恵一キンブラ(ちら見)→向井秀徳アコースティック&エレクトリックでんぱ組.incを途中まで。

着いた時点で20分ぐらい押してたけど、大森靖子スタート時点で55分押し、でんぱ組の頃には1時間押し。タイムテーブル上はトリのBRAHMANが22時終演だけど、オフィシャルサイトのシャトルバスの案内に元々「仮に終演時間が遅くなったとしても、青森行き最終電車に接続するために23時には会場を出発します」とあったので、それぐらいずれるのは折込済みなんだな~と思っていたけど、本当にそうなった(笑)だから向井アコエレの頃にはでんぱを諦めて20時50分の電車に乗るか、でんぱ見た上で22時10分の電車に乗るか迷ったけど(その間は無い)、結局でんぱまで見た。でんぱ組はもがちゃん居なかった。

印象的だったのは向井秀徳アコエレ。ソロでは久々に見たんだけど、頭が“鉄風鋭くなって”“ZEGEN VS UNDERCOVER”“TATTOOあり”の流れ。今ってこんなナンバガのアッパーな曲やってるんだ!星野源が武道館で“透明少女”を弾き語ったのにも興奮したけど、やっぱ本家はまた違うなー。あとLinQの時、目の前にサガン鳥栖のユニの人が来て跳ねてた(笑)ので思わず話しかけて、一緒に写真も。「LinQ、昨年ベアスタ行った時(=降格した試合)見ましたよ!」なんつってだいぶ長く話したけど、楽しかった!向井アコエレの時ももちサガンユニを掲げてらっしゃった。遠い土地で同郷を応援する。良いなあ。

そういえば、青森駅から青い森鉄道乗ってる最中、近くに派手な服にグラサンのワルそーな人が居て、小湊で降りて同じバスに乗ったから「BLUE HERBとか田我流好きな人なのかなあ…」と思っていたんだけど、後に会場でグラサン外して踊っているその人を見たら、ダイノジの大地さんだった。普通に青い森鉄道乗ってきたんだな!向井さんの時楽しそうに踊ってた。でも考えたらアイドルの子とかも後ろの方で普通にテレフォンズや田我流見てたりして――普段見るロック・フェス層以外にもアイドル層、プロレス層、ヒップ・ホップ層ととお客さんの幅も広くて、なんとも面白い空間だったなあ。時間の押し以外には気になるところ無かったし、「東京から行くにはそもそも遠い」けど、今回みたく青森旅行を兼ねれば全然また行きたいと思えるフェスでした。時間の押しについては最後にTOSHI-LOWがMCで絞ったらしいけど。

あとJOIN ALIVEでは「中学生以下入場無料」だった。これについて思うことがあったので、人が少なかったフジロックの考察と一緒にフジロックのエントリで書きます。