ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

名古屋グランパス-ジュビロ磐田 @ 豊田スタジアム / 名古屋・豊田散歩。「蜘蛛の糸」展 @ 豊田市美術館、喜楽亭、名古屋城二之丸庭園など

名古屋グランパス-ジュビロ磐田豊田スタジアム


残留争い天王山。悪い流れを断ち切る価値あるドロー。

名古屋グランパス-ジュビロ磐田豊田スタジアムへ行きました。降格した年の開幕戦以来の豊スタ。やっぱ傾斜のキツさがたまらん最高のスタジアムです。吹田スタジアムへまだ行っていない現状、日本で一番のスタジアムはここって気持ちは変わらない。ジュビロを見るのは前節の新潟戦以来グランパスを見るのは開幕戦以来。セーフティーリードだった勝ち点差も名古屋の急激な追い上げで勝ち点差は3。得失点差的に、もしこの試合で負けるとジュビログランパスに順位で逆転される。3週間の中断期間を挟んでチームはどう変わったか。スタメンはカミンスキー、右SBに新潟戦に続き康裕、中断で騒がせた藤田は何とスタメン、怪我から間に合った大井、太亮、MFは上田、宮崎、吉彰、川辺、アダ、そしてFWにジェイ。

前半、ジュビロは中断期間のミニキャンプは一体何だったのかと思う程出足が悪い。守備は普段よりラインを下げて、無闇に前から行かないのは意図的だったんだろう。アダも頑張って戻ってた。だから試合を通じて永井のスピードは脅威にならなかったけど、シモビッチにかなり収められてたし、PKに繋がったシーンは藤田が簡単にぶち抜かれすぎ…。シモビッチにPKを決められ先制される。そしてその直後、セットプレーからフリーになった闘莉王の完璧なヘッド…をカミンがスーパーセーブ。これ決まっていたら試合は完全に名古屋のものだったと思うので試合を分けたシーンはここだったと思う。カミン神。

前半は0-1で終了。後半ジュビロは前から行くように変えたのか、開始早々に相手のクリアミスから高い位置で吉彰がマイボールにし、クロスからジェイのゴール!後半序盤に追いつけたのは、平常心に戻れたという意味で大きかった。前半は守備より攻撃が何の光もなかった。後半は改善された(かもしくはグラの足が止まった)けど、ジュビロって守備の時相手にワンツーされるとあっさりマーク外し過ぎじゃないか。逆にジュビロが攻撃の時は出したら走ってないことが多い。攻撃時にそうしたトレーニングを積んでないから守備でも対応できてない…?自らのボールになった後に攻撃に向けて走り出す選手が本当に少ない。ジェイアダ頼みである以上仕方ないのか…。サークル付近で歩いてる選手が多いからパスコースも限られる。太亮は上がるタイミング遅すぎ悪すぎ。つらい。宮崎を下げるなら左SBにスライドさせて欲しかった…。

試合はお互いチャンスこそあれ1-1でドロー。痛み分け、だけど前半の酷さを考えれば拾った勝ち点1。前半の内容で負けていたら「もうジュビロは残るだけの実力が無いな」と思ってたけど、後半は名古屋よりも良かった。まだ残留争いを生き残るだけの実力があるかも、と思った。後半から入った松浦が昔のようにドリブルやミドルに積極的だったのが良かった。甲府が勝って残留争いはより混沌としてきたけど、一つ一つ積み重ねるしかない。来週も一つでも多い勝ち点を。(2008年残留争いした時、後ろから二つ目はその年優勝した鹿島だった気がする。勝ち点1でも欲しかったけど叶わなかった。浦和にあわよくば勝ち点1…と思ってるけどそんなに甘くはないのは承知の上。)






この日豊田スタジアムでは青森の観光キャンペーンやっててだな…!ユアスタの後に行こうと思っている身としては非常にタイムリー。黒石市の澤成園の特別公開楽しみ。弘前も平川も行くよー。十和田は昨年行ったから行かないけど…。色んなお店が出店している中で「すなば珈琲店」が出店していたのに少し驚き。豊田スタジアム(別写真)、豊田大橋、豊田スカイホール。前2つが黒川紀章建築。ここで対戦する試合がある限りずっと来続けたい。そしてこの大橋は何度渡ってもテンション上がる。

2年前あんなに強かったベルマーレが降格。まあ選手引き抜かれ過ぎたという理由以外に無いけど、チーム力を継続させるというのは難しい。ジュビロももし今年残れたとしてもちょっとの継続では生き残れないのがJ1、だと思います。以下は豊田・名古屋で見たもの色々。特に3年ぶりの豊田は今までに無い町歩きを。

「蜘蛛の糸」展 @ 豊田市美術館





豊田市美術館谷口吉生設計。来たのいつ以来かなと思ったら7年ぶりでした。前田がハットトリック決めた試合の前(懐かしい)。来なかった間も見たい企画展は沢山あったので本当は毎年豊田スタジアムとセットで来たいぐらいの美術館。で、現在の企画展が「蜘蛛の糸」展。塩田千春さんのインスタレーションによるキービジュアル観て、これはもう絶対見るべきだと思って。相変わらず糸の凄い作品だったし、良い美術館の良い企画展でした。会期はクリスマスまで。→http://www.museum.toyota.aichi.jp/exhibition/2016/special/kumonoito.html

(で、豊田市美術館をある程度あっさりきりにする予定が結構満喫してしまったので、試合開始に遅れるという…。)

喜楽亭




喜楽亭は国登録有形文化財豊田市神明町に存在した料理旅館で大正時代の建築…とのことで、現在は豊田市駅からスタジアム方面とは逆側に移築(歩いて10分ぐらい)。庭園も素敵だし内部も玄関の意匠が素敵だし坪庭もあった。自動車産業で成長した現代都市・豊田市にもこんな建物があったんだね…と思う。あと割と所狭しと盆栽が配置されていた。
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旧愛知県蚕業取締所(近代の産業とくらし発見館)

こちらも豊田の街中にある国登録有形文化財。豊田は駅からスタジアムまで一直線なので今まで横道に入ることもなかったんだけど、これはあのメインストリートを曲がってすぐの所にあった。大正時代の建築。そして昔の豊田は自動車産業の前は養蚕業で栄えていたんだな…と。

豊田市内の町並み


豊田市その他の町歩き。今回の4年ぶりの豊田、駅前から続く商店街が物の見事に消えていて、大きな建物が建設済み&建設中だったのが、おおう…って感じで。お金もあるだろうしどんどん現代的に街になっていくんだろう。そんな中、喜楽亭のあった神明町というのがかつて花街だった…とあったので、行ってみると石畳の小路が。その時代の面影なのかなあ。その神明町から南に一本先の「桜通り」。この感じ、この通りがかつての豊田市のメインストリートだったのかなあ。三連の土蔵なんかもあったし、城塁の跡なんかもあった(なお豊田のお城=挙母城跡は豊田市美術館のある場所)。

両国屋是清 東山店


ここから名古屋市。名古屋は先月あいちトリエンナーレバイトライセラで来たので全然久々じゃありません。今回は久々に妹家族の家にお世話になって姪っ子・甥っ子と沢山遊んだ。で、この「両国屋是清 東山店」は隈研吾建築。これはその家から近いので次行く時見ようと思ってた場所。愛知県のもう一つの隈研吾建築(春日井。こちら)とはまた全然違ってこちらも素敵。

ノリタケの森

ノリタケの森は行きたいと思いつつまだ行ったことなかった場所。有名食器ブランドの工場だった場所・建物にできたミュージアムや広場などの複合施設。都会のオアシス。こうした都会のオアシス的存在が民間企業によって作られてるのって面白いなー。

名古屋市内の古い町並み


本当は「四間道」を歩きたかったんだけど辿り着けず、でも名駅名古屋城間には意外と町家風の建物などが残っている(かつて武家屋敷だった辺りは昨年歩いた)。街の規模が大きいので一度レンタサイクルで走りたいんだけど結局今回も出来ず。また次回。

名古屋城二ノ丸庭園






国指定名勝。昨年春以来の再訪。作庭は広島の縮景園などと同じく上田宗箇との説。2018年以降に現在行われている整備が終わるそうなので、次は整備が終わった後に来たい。
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あいちトリエンナーレ2016 N-67 森北伸

この日閉幕したあいちトリエンナーレ2016で見てなかった作品を最後に(あいトリのエントリはこちら)。JPタワー名古屋2階、森北伸さんの作品。あいちトリエンナーレの盛り上がり、今回はどうだったんだろう。次回も開催されてほしいなあ。

名古屋編は以上です。ここから帰京せず、旅行は瀬戸内国際芸術祭編へ

romitou.hateblo.jp