ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

鹿島アントラーズ-ジュビロ磐田 @ カシマサッカースタジアム / 成田山新勝寺〜成田山公園、水戸偕楽園、藤森照信展―自然を生かした建築と路上観察 @ 水戸芸術館

鹿島アントラーズ-ジュビロ磐田カシマサッカースタジアム

まずはこの弾丸ミドルを見ていただいてからこの3-0の試合の感想へ。

スーパースターは芝生の向こうでなんとやら。今季ベストゴール候補で宿敵に快勝

鹿島アントラーズ-ジュビロ磐田カシマスタジアムへ行きました。ジュビロを観るのはマリノス戦以来、カシマを観るのはお正月の天皇杯以来。
romitou.hateblo.jpromitou.hateblo.jp前日に仲良かった同僚の送別会で朝まで。これ家帰って寝たら15時にカシマなんて絶対ムリや…と思い、とりあえず電車で寝ながら成田まで。早く行けば観光の時間も多く取れるなんて最初は思ってたけどさすがに朝まではしゃいだ後ではそんな元気もなく。漫喫で3時間ぐらい仮眠して、(成田を少し観光したけど)ぐったりしながらスタジアムへ。鹿島神宮からバスに乗ったのが14:45なのでギリギリにスタジアムに到着。昨年カシマで0-3で完敗を喫していてるので正直そんな期待もしてなかったんだけど、試合はジュビロが先制する展開。しかし喜んだのもつかの間、替えのきかないカミンスキーが相手に腕を蹴られて怪我――一度は○が出たものの出血が止まらずに交代。これでも一度はノーファールだったんだから怒れる。

守護神の怪我で沈みかけてところに、冒頭の中村俊輔のスーパーゴール。ああこの人スーパースターだ。こんなゴール決めるだけでもすごいのに、このムードの中で、このスタジアムでカシマ相手に決めちゃうんだもん。今年のベストゴール候補にはもう間違いないし、目の前だったら人生ベストになっていたかもしれない。今のところ人生ベストは目の前でズドンと決まった、2002年カシマでの西のゴール。あれは目の前だったからベストだって印象が強いけど、カシマで見るゴールはどれも特別。

でも2-0は危険なスコア。2−0からカシマに逆転された静岡のチーム知ってる…と決して安心も浮かれもしなかった中で、後半もジュビロの守備が粘り強かった。緊急出場の八田も一対一を止めたシーンもあり。ちゃんと声出す選手で、状況もスクランブルだったこそチーム全体が引き締まってた。まあ鹿島がかなり枠外シュート多かったのでそこはだいぶ助けられたけどね…。鹿島がPJやレオシルバを温存?してくれたのはだいぶ助かった。前半出てた小笠原や安倍も良い選手だったけどそれよりやっぱ後半から出て来た2人はやはりかなり厄介だった。返す返すも本当に守備陣が良く耐えた。昨年あんな怖かった鈴木優麿はジュビロがある程度引いてスペースが無い中では生きづらかったかな…。

カシマスタジアムで今まで見た中で一番の快勝。今季ベストゲーム決定

川辺がゴールを決め、3-0で勝負あり。川辺がA代表に辿り着くには上位クラブ相手に目に見える結果を出す必要があると思ってた。それを見せてくれた。そろそろ磐田に家を建てても良い頃。そしてこのまま3-0で勝利。鹿島相手にこんなスコアで勝ったの、遡るといつ以来なんでしょう。ホームでは2012年に松浦と山田とあと前田?がゴールしてこのスコアの試合があったか。カシマでは完封勝利自体僕は初体験だし3得点を見たのも初めて。最幸!今日の試合泣きそうなポイントは幾つかあったんだけど。試合終了のホイッスルが鳴った後、名波がゴール裏の方見て向かって無茶苦茶煽ってて。それが一番痺れた。やはりライバル関係を一番知ってるからこそ格別。気付いてなかった人多いみたいなので誰か撮ってないかな…。

最初の方にも書いたけど、昨年のカシマは0-3で完膚なきまでに叩きのめされただけに正直勝てる試合だとは思ってなかった。川又のようやく仕事してくれた完璧なヘッドで先制したものの押し込まれる時間が基本的には長かったし、カミンスキーの負傷退場は条件としては厳し過ぎた。その厳しいムードを突き破る俊輔のミドルシュート。向こう側のゴールだったけど本当に完璧な弾道だった。俊輔はただ名波の所に行っただけかもしれないけど、あそこでベンチ行ってくれたからカミン負傷で澱んだムードが一蹴された。

ムサエフ代役の康裕はボール奪取も攻撃参加も多くとても良かった。けど今日は川辺が普段以上に攻撃飛び出してて、それが3点目のシーンも生んだ。サポーター目の前でのゴールだったから素晴らしかったけど、その中でも本当の目の前で観た友人は羨ましい。その後にも一つフリーなのあったし、川又にもDFと1対1のシーン(しかもパスコースは切られてた分シュートコース空いてた)とか松浦も抜け出したシーン(その前のファールを取られちゃったけど。流せよ)もあったし。もう1点入ってもおかしくない試合だった…けどこれ以上は望みますまい。最後短い時間でも若手の小川や松本にこの重要な試合を体験してもらったのも大きい。チーム全体にも自信になる勝利。カミンスキーは最後左腕を庇いつつも挨拶に居たので、重傷じゃないのが不幸中の幸い、色んな運・不運が重なってのこの結果。色んなこと書いたけどとーにかく鹿島という特別な相手にカシマで勝てたのが格別だ。人生ベスト10…いや5には入る試合とゴール。

試合後、東京の自宅まで帰らず早く眠りたかったので一泊。千葉方面が全然取れなかったので水戸に宿を取った。同じく水戸泊にした友人とあんこう尽くし水戸ナイト。以下は今回の鹿島遠征ついでに見たもの。

成田山新勝寺



土曜日スタジアムへ向かう道中。成田の漫喫で仮眠から目覚めた後、鹿島神宮へ辿り着く電車まで1時間半もあったので(安定のダイヤの薄さ)久しぶりに成田を散歩。新勝寺は2010年にカシマの試合後成田で宿泊した時に来て以来。あの頃はまだ成田でも宿が取れたけど、インバウンド客が増えてからはもう全く泊まれない(安いビジホが無い、もう全部埋まっちゃってる!)。

成田山公園





新勝寺には成田山公園という大きな庭園がある――ということに気付いたのは最近。ここは初めて歩きました。想像以上に広く途中でタイムアップで引き返しちゃったので、また歩きたい!以下は成田の参道。成田の街もまた歩きたいです。



oniwa.garden

水戸偕楽園






日曜は水戸の偕楽園へ。昨年秋にも来たので今回はいいかなと最初は思ってたんだけど――結局それ以外に行くところもそんな無いなと思って(笑)ちょうどツツジが赤く咲き始めている時期で、芝生も青かったし春の偕楽園もいいね!
oniwa.garden

藤森照信展『自然を生かした建築と路上観察』 @ 水戸芸術館


で、今回水戸方面で寄り道するなら行きたい――と思っていた最大の目的はこの藤森照信さんの展覧会。浜松の秋野不矩美術館をはじめ各地で面白い建築をしている好きな建築家さん。直近では多治見のタイルミュージアムへ行ったのもこの人の建築が好きだから。
romitou.hateblo.jpこれだけ大きな個展で見るのは考えてみると初めてだった気がするけどとても面白かった。近江八幡のラ・コリーナ、出来てからずっと行きたいんだけどまだ行けていない(でも「たねや」のお店の方とお話していたら、休日はまだ混んでいるとのこと)。早く行きたいな〜。磯崎新さんのコメントもすごく愛を感じるし路上観察学会の映像も面白かった。水戸芸術館は本当に良い展覧会が多いな〜。











水戸それ以外

この建物好き。茨城県・水戸はこれでしばらく来る予定無いけど、ひたちなかもまた行きたいな…。