ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

ホンマタカシ“ニュー・ドキュメンタリー”展・“Untitled”桑山忠明展・高嶺 格“Good House, Nice Body 〜いい家・よい体”@ 金沢21世紀美術館 / ぼくらが旅に出る理由は大体百個ぐらいあって【金沢〜福井編】











北陸の旅2日目。今回の目的地・金沢を観光。金沢へ来たいと思っていた理由は主に二つ。日本三名園であと行っていないのが兼六園だったからというのが一つ。あとは周りの友人…主に地元の友人で金沢21世紀美術館へ行った人間が何人居て、いいなあと思っていたのがもう一つ。でもそれも「年末年始の休みで浜松に帰ってきた後、普通に東京戻るのもつまんないなぁ」という理由から考え始めたことなので、こういう時期に来るつもりも無かったっちゃあ無かった。前日の夜に着いて駅舎のでっかい屋根とビル群を見るなり、同じ北陸でも富山とは違うなぁと(笑)北陸三県の県庁所在地ってだけで富山も石川も福井も同じぐらいの規模なのかと思い込んでたけど、そんなことないんだねえ。古い街並と都市機能が共存している点では京都を小さくしたようにも思えるし、駅の南口?に広がる景色なんかは横浜を小さくした感じのイメージでもある。地下への階段がこんな感じだからかな。浜松なんかよりもよっぽど都市って感じ。そしてホテルがそんなに高くないのも良い。

10時にチェックアウト。でもこの時点でまだこの夜の宿を決められておらず、ホテルのロビーのコンセント使ってノートPCで乗換案内やじゃらんをあれこれしながら1時間。結局決まらず…。駅のコインロッカーに荷物を置いて、駅の外でレンタサイクル。金沢のレンタサイクルは高め。1日最大900円or1,200円。富山駅のなんかタダだったのに(笑)レンタサイクルが高いところも京都っぽい。これ以降、駅に居ても人が沢山居るし、繁華街に行っても人は沢山居るし、兼六園21世紀美術館といったスポットに行っても人が沢山居た。今回のこともあって「旅行行くなら西や北陸」って皆思ったのかどうなのか。自転車を走らせ、尾山神社、兼六園金沢城公園、繁華街〜タテマチ、21世紀美術館と周り、21世紀美術館で展示を見終わったところで16時半頃。自転車の返却が17時までだったので、武家屋敷跡を通りながら駅に戻った。途中で雨が降り出したけど(予報も雨だったのね…)、繁華街ですぐ傘を買えたこと、その後21世紀美術館で展示を見終わったらやんでたので良かった。

兼六園は三名園の中で一番良かったなー。人が多いのもそう思わせる要因かな(街自体の人の多さもそうかも)。ちょうど約2年で三名園を回ったことになるけど、後楽園行ったのは平日だったし、偕楽園行ったのは朝一だったし。後楽園は良いんだけど、偕楽園は本園自体は割と淡白な感じだった気がするしなあ。庭園話は翌日の日記にも続く。でも兼六園は雪の残っている時にもまた来てみたい。21世紀美術館ではこの日記のタイトルの展示を見た。高嶺格さんの展示、横浜でやっている“とおくてよくみえない”展は行きたいと思いつつ行けなかったんだけど、こっちで見られたのでまぁいいかと思う。21世紀美術館に着いた頃雨が降り始めたこともあって、チケットは長蛇の列。金沢は美術奨励都市、みたいな貼り紙がどこかにあったけど…(たしかに「アート」と名の付く建物が多かった)、そういった一般市民の方や観光客が加わって、普段東京で美術館へ行った時とは全く違う雰囲気があった。子供も多いからにぎやか。うるさいとも言う(笑)走るなよー、とか思う(笑)








高嶺さんの展示は本館の中と外の工房と二つ。強化ガラスを置いた透明の床は、分かっているのに渡るのが怖かった。そこをバタバタと渡る子供。こえーよ…。ホンマさんの展示の中の一つ、映像?の部屋には長蛇の列。待てる時間は無いと思い断念。今までの自分の作品を、写真で撮ったスナップを集めた冊子が山積みになっていて(閲覧用)、昔のH(雑誌ね)の写真が結構あって面白かった。昔はこんな表紙だったんだな。21世紀美術館は建物自体もやっぱり面白くって、外からぐるって回っていると色んな部屋で色んなことが催されている様を見られて、ああ、巧いなあ。と思った、なんか。レアンドロのプールは雨で地下からしか見れなかった。美術館を離れて駅へ向かう道中は小さな路地を通って行ったんだけど、古い街並に良さげなお店が点々としているのがすごく良い。とにかく回ることが目的だったから全くそういうお店に入れなかったけど、兼六園21世紀美術館も、また是非来たい。色んな機能が駅から遠いからレンタサイクルするとすごく面白い街だと思った。

あと面白かったのが、昨日DCPRGのライブに居た人…更に正確に言うと、城端線で僕の向かいに座っていた人。近江市場を歩いている時にその人とすれ違った。人のことをあんまり憶えない僕がなんでそんなこと憶えているかと言うと、城端線に乗っている時点で「この街の人っぽくないなあ。DCPRGのライブの為に遠征してきたっぽい」と思っていたらやっぱり福野で降りて、帰りも同じ時間に乗ってきて、そして更に金沢に移動して北陸本線を下車した時にもその後ろ姿を見つけたので「同じコースだなー」と思ったんだけど、この日も同じ服だったから。僕もなので向こうも「あっ」って思っただろうな(笑)Twitter検索したらつぶやいていたりして。更に言うと、金沢21世紀美術館で桑山さんの展示室に居たカップルもDCPRGのライブに居た人だった、ような気がする。同じような服とハットだったのもあるけど、これは何で憶えているんだろう。確かビールを僕の前か後に買っていたんだったかな。3連休だし同じセットで旅行した人、他にも結構居たんだろうなあ…。

金沢城公園を歩いている辺りか、北陸はやっぱり知らないことばかりだから面白いなぁと思って。なので、20日の時点で(21日に東京まで帰ることを踏まえて)どこまで移動しようか迷っていたんだけど、福井に泊まることに決めて予約。他の候補、長野とか彦根とか長浜が宿がイマイチそうなのもあったけど(大浴場があってそんなに高くないところで探していた)。18時24分に金沢を出て、福井には20時頃到着。道中は駅でもらえる観光マップをあれこれ見漁っているので、加賀や小松も面白いのかもな、七尾方面も行きたかったよな、とか思いながら(笑)まあ、またの機会に。行きたい街に行ける理由になるように、その街のクラブは頑張ってほしいなあ。ツエーゲン金沢。来年カターレと同じリーグにならないと決まっているわけじゃないので、それと合わせてということになるかもしれない(笑)夜福井のホテルでNHKを見ていたら、福井県リーグのサウルコス福井の選手が街頭募金をしたということがニュースになってて、地域リーグで県内ニュースになるなんてすごいなあ、と思ったのでした。インタビューを受けていたのは“前田竜一”選手。顔も似ている気がする。福井は20時には店が殆ど閉まっていた。地方都市らしい地方都市。

翌日の日記に続く。