ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

ぼくらが旅に出る理由は大体百個ぐらいあって【京都・修学院離宮〜桂離宮】

先月の旅行の話その2。前日はこちら。この日行ったこの2つの庭園が今回の旅行の目的で、この日は一日京都、毎度ながら自転車で走り回って、修学院離宮桂離宮へ。京都の庭園ランクで1、2位に列ねる噂に違わぬ、今まで見た中で1、2位かもってぐらい素晴らしかった。平日の昼間に一人で来てる若い男の僕は、まあ浮いていた気がするけど(笑)写真見直してにやにやしてしまうそんなエントリ。写真多い!

この旅行でどこへ行こうかなと考え始めた時、夢で「修学院離宮に行きたい」って言ってた、てのが急遽京都行くことにしたきっかけで――昨年直島行ったのもそんな思いつきだったけど(笑)金沢も行く夢を見たっていう。

そう思いついたのはほんの数日前で、その段階では修学院離宮桂離宮もこの週はおろか6月までネット申し込み分は満員(郵送分は別ってあるけど、それでも狭き門なんだろう)。そんなきっちり予定立てられないよ…てのが本音だけど、行けないって思うと余計行きたくなる…!

色々調べたら窓口に電話する選択肢があるみたいで、ネット申し込みのサイトにある「京都事務所での窓口受け取り」はまず無理として、裏道で「東京の宮内庁事務所に電話する」というのがあると。宮内庁に電話するってなんかすげえな…と思いつつ、電話してみたのが月曜の昼休み。そこで「空き時間」の候補を色々もらって、1日に両方へ行くタイムテーブルを考える。元々1日自転車でまわるつもりだったし、距離から自転車で掛かる時間も鑑みて。そして宮内庁へ入場券を受け取りに。宮内庁なう、とか言う気持ちの余裕が無いぐらいなんかドキドキした。皇居周辺行ったのも久々だった気がしてテンション上がったー。

改めてそんな一日の振り返り。朝9時半頃にレンタサイクルして、鴨川を北上。景色を眺めたりしながら1時間ほどかけて修学院離宮へ。今まで走ったことない道・エリアもあったからそれがまた楽しい。ちなみに京都は年始に来て以来です。




 

修学院離宮



11時のコースで観覧。いやもうこの辺からすばらしいのですが。そして棚田方面へ。妻有の景色を思い出してしまう。




そして上離宮へ。






代表的な景観も見とれたけど、途中までにある棚田がまた良かった。もう少し色づいた季節の方がよいんだろうけど、結構歩いた(1時間20分)という意味ではこれぐらいの気候でよかった。

そうして修学院離宮観覧は終わり。再び鴨川沿いを南へ戻ってゆきます。京都御所〜水族館あたりを寄り道。そして記事で見た記憶はあるけど、本当に自転車専用の道路標識があった。






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桂離宮

14時半から観覧開始。いやもう終始素晴らしくて!




桂離宮…の桜はまだ咲いていなかった。東京ではもうこの数日でかなり咲いてるっぽいから期待したんだけど(予約時は全く期待してなかったけど!)。惜しい。


桂離宮の茶室「松琴亭」。模様とかが水色で、キターーとか内心思っていたのは多分僕ぐらいだと思う。修学院離宮の方の茶室にも水色のがあったけど、水色の茶室って、(今まで意識して見てなかったかもしれないけど)見た記憶無かったんで、その意外な感じもあり、すごくよかったです。












写真多すぎですね。修学院と比べると桂離宮の方が狭いんだけど、参観人数が多い分、同じく1時間20分ぐらいかかりました。なので係の方も「夏場はお勧めしないんです」と言っていたけど、「色んな季節に色んな色づき方があるので、ぜひまた別の季節にも」とおっしゃられていたので。いやまた是非機会があったら訪れたいです。
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東寺など



自転車を返しに駅に戻って、そのついでに(駅から近い割にあまり来る方面ではなかった)東寺に立寄りつつ、その後は友人とお茶など。夜は泊まってみたかったナインアワーズへ。ナインアワーズすごい。めざましセットしてたらその時間に合わせて(たぶん10分前ぐらいから?)少しずつカプセル内の照明が明るくなって、5分前には普通の明るさ。アラームの音が鳴らなくても、自然と目が覚める。アラーム鳴らなければ周りの音も気にならないし、他のお客さんにも優しい!丁度9時間でチェックアウトした。夜、ラウンジで流れていたのがウィーザーのベストってのが、何の励ましか偶然かって感じでうけた。

庭をめぐって

しかしこんな庭園巡りをし始めるきっかけってなんだったっけな…と思い返すと、「日本三名園」に行ったことからだと思うんだけど――でも多分偕楽園行く前に熊本の水前寺成趣園鹿児島の仙巌園福島の御薬園は行ったりしていて――なんなんだろう、大好きなんだよなー。元々の公園好き(日々暮らす上で)というのもあるんだけど、数百年前にデザインされた景観が美しく残っているのって、本当に素晴らしすぎる、素敵すぎると思って。

そういう意味で、京都は毎回「あそこ行き逃してるなー」て思い残す。いいことばかりじゃないかもしれないけど、でもやっぱまた行きたい、京都。きっかけさえあればまたすぐにでも行きたいぐらいで、とりあえず9月のセレッソアウェーの週末を狙って苔寺の観覧申し込みをしたい――と思いつつ、内心ナビスコもトーナメント行けたらセレッソとあたらねえかなあと思っていたりする。

最近ふと、少なからず東京に疲れたというか詰まっている感じがちょっとある。旅行ばっか出掛けているのもその表れだと思うんだけど――(昨年、妻有行った時もそういうこと書いていたかな)たとえば引越し先を考える時も、基本的に吉祥寺が好きなんだけど、なんかもうちょっと――近代的じゃないところとか無いかなあと思ったりして。そこで「鎌倉」とか本気で考えたんだけど、通勤に1時間掛かるのを見て、現実的じゃないなーと思ったりしつつ(無理ではないんだろうけど)、そこのところ京都って本当に良い都市だなって思う。羨ましい。東京にとって横浜みたいな距離感や規模感ていうのかなあ…ま、とりあえず鎌倉には遊びに行こう、近々。しばらく行ってないし。

さて、旅は翌日の帰省に一応続きます