ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

Hi-STANDARD @ 朱鷺メッセ / 秋の庭園巡り・新潟編。旧齋藤家別邸庭園、北方文化博物館 新潟分館庭園

Hi-STANDARD『THE GIFT TOUR 2017』 @ 朱鷺メッセ

ハイスタの18年ぶりのニュー・アルバム『THE GIFT』のレコ発ツアー、新潟公演へ行きました。ハイスタを観るのは昨年のAIR JAM以来。
romitou.hateblo.jp今回のツアー、埼玉のチケット確保出来なかった時点で半ば諦めていたんだけど――
《新潟ならチケット余ってる…→行きたい→迷ってたら売り切れた→公式チケトレに多少出てる→行きたい→迷ってたら売り切れた→ナビスコ決勝観に行こうかな…→迷ってたら売り切れた→ハイスタ新潟、同行者募集がちょいちょいあるぞ…行きたい…←イマココ》てな具合に迷い始めたのが3日前ぐらい。

で、前々エントリに記した栃木旅行へ向かう最中に行けることが確定!東京に戻らず、旅を延長して会津若松経由で新潟へ向かうことに。こういう…本当になかなか観られないライブって本当は勝負服たるTシャツを着たいと思うじゃないですか。でもちゃんと想定し切っていなかった旅の延長なので着替えとして買ったダイソーの250円Tシャツで新潟入り…。しかも晴れ間も見えた会津若松から一転、大雨の新潟。駅のモードオフで服を調達してたら知り合いに声掛けられてビックリしました。まさかこんなところで(笑)

まさかの最前ブロック、最前列。今までで一番近いハイスタ!

後述の庭園巡りの後、朱鷺メッセへ。今回はチケットを譲ってもらった身、色々なやりとりがあって最終的に手元にきたチケットは「Gブロック」。そんな良い場所じゃなさそうだけどとりあえずもう中入っちゃいます?ってな感じで入場したら――まさかの最前ブロック!そして早めに入場したがゆえ最前列!!ちなみにもう一つの最前列は「Sブロック」だったようで。今回のハイスタのツアー、全会場ともこのようにブロックをシャッフルしていたようでした(知らなかった)。チケットの高額転売が社会問題的に言われる昨今、当然良いブロック(Aブロックとか)が転売される。運営は大変かもしれないけどこういうシャッフル制はそれを無効化することも出来るし、ハイスタらしい、ナイスアイデアだと思った。

この日のO.AはHEY-SMITH。ヘイスミ観るの久々で楽しかった!名古屋のフォーリミが盛り上がってなかった…と誰かが書いてて新潟もそうなるかなーと思ってたけどちゃんと盛り上がってた。若干だけどヘイスミの方が親和性あるってことなのかな…。で、ここからはライブ以外にちょっと気になることが。ブロックの広さの読みがちょっと甘かったのか「Gブロックだから」と遅く来た人が多かったからなのか――そうした人が入りきれず最前ブロックの後ろの通路でたむろす人が増える。それを見て、指定ブロックではなく最前ブロック後ろでたむろす人がより増える――。指定のブロック関係なく勢いで入りたい人が待機するような状態で(柵越えも数人発生)で、これ多分ハイスタ始まったら簡易柵決壊するんじゃないか…。

そこまで最前ブロックのチケ確認を担当していたのは、高校生か…下手したら中学生位の女の子。荷が重いよ、ちょっと可哀想だった。それは運営の問題でもあるけど、ハイスタファンももう良い大人なんだから自制心効かんのかと思う。正直そうしたギラギラした場所よりゆるく観たかったな…(逆に最前に行き直して、そしたらあまり気にせず楽しめた)。…とちょっと気持ち良くない運営状況になりつつあったけど、最終的にはスタッフが増員され通路でたむろす人を一掃。通路広く取ってるのが仇で、ブロック細かく割りすぎると運営が大変だな…と思ったけど、ハイスタ始まった後のMCによると、この細かいブロック分けと広い通路は新潟県?市?の消防法に因るものとのこと。なるほどなー。

成る程、この日はあまり水しぶきが起きない=ドリンクを買う場所が無かった。のもその辺の縛りによるものだったのかな。「だからゴミとか残さず朱鷺メッセを綺麗に使ってくれよな!」というMCもありつつ――本編最後の“STAY GOLD”ではペットボトルが飛び交ってた――。運営に対して気になったことはありつつも、ライブは本当に良かった!思えばエアジャム2011、16はスタンドの上の方から。12も逆のブロックからのハイスタだった。今日が間違いなく今までで一番近いハイスタ。宣言通り新旧織り交ぜ、レア曲ありのセトリ(下に貼り付けたツイート参照)。荷物が無かったらモッシュピット行っただろうか…。

新潟ならではのこととしては、難波さんのお子さんがステージに2度出てきて踊ったり(エアジャム2011で出てきた時と比べて本当に大きくなってる!)、“Can’t Stop Falling in Love”の前にはアルビレックスの応援歌になってる曲…という前置きで、難波さんが「一度落ちてやり直せばいいんだよ!」と――アルビサポがどう思ったか心配になる(笑)叱咤激励なども。1曲目だった“My Heart Feels So Free”――あれももう10年前か、前々々職でテキスト書いてた時代に難波さんに一度インタビューをしたことがあったんです。その時に非常に思い入れがある曲としてこの曲のことを語っていた。難波さんの地元新潟での今日のライブ――だからこの曲が一曲目だったんだろうと思ったり。

そんなこんなで終演は予定時刻20時30分からは多少押し、最終の新幹線に乗るために21時・アンコール4曲目で離脱――雨は上がっていたし新幹線も無事間に合った。楽しかったし短い滞在だったけど来てよかったー!チケット譲ってくれた方々含め皆様ありがとうございました!

下記はライブ前のことを。新潟へ来るのは7月にビッグスワンへ来て以来。ほぼ毎年、何度も来てる新潟だけど秋に来るのは初めて!紅葉も多少早いので行きたい場所色々あったんだけど……ライブ前はずーっと雨で結局レンタサイクル出来ず行動も限られてしまったのが残念。
romitou.hateblo.jp

旧齋藤家別邸庭園(国指定名勝)


国指定名勝。来るのは3度目ですが秋に来るのは初めて。この日、夜にはライトアップも開催される予定だったけどライブの後に来る時間はなかった…残念!(あと雨で庭園に降りれなかったのも残念)
oniwa.garden

北方文化博物館 新潟分館庭園





旧齋藤家別邸庭園からすぐ。こちらも再訪。會津八一ゆかりの庭園。国登録有形文化財
oniwa.garden

ルヴァンカップ決勝を新潟で観る

ライブ前。雨が降り止まなかったので家電量販店行ったらルヴァン杯を観ているハイスタファンが他にも居た。最終的に反応見ていたらセレッソを応援していたようで――おめでとうございます!
試合後の憲剛の表情は辛いものが。だけど、正にモリシのようにW杯でゴールも決めてクラブでも惜しい所まで行きながらもタイトル獲れず引退を迎えた選手も居るのだから選手生命は様々――そのモリシが(モリシに憧れた選手たちによって)トロフィーを掲げている姿には他サポでもグッと来るものがあるし、同じく童貞対決のナビスコカップ決勝で敗れたガンバが、その数週間後にリーグで大逆転優勝果たして宮本が号泣なんてこともあるので(そしてその時涙を飲んだのが、セレッソ…巡り巡るよ!)。

上の北方文化博物館さんの記事、《NEGi FES 2017は、北方文化博物館にとって”ネクストステージ”へのはじまりになるだろう、という予感。/来場者の皆様の多くはステージの合間に新潟を代表する大地主の邸宅と庭園を見学されていました》の下りにいいねしまくりたい👍👍👍
それはひとえに素晴らしい庭園(のある施設)で、和ではなくポップ・ミュージックの音楽フェスが行われたというのはとても画期的なことではないかと。たまたまNegicco好きが周りに多かったけど、それでなくてもあの場でThe Miceteethは本当に観たかった(行きたかった)。

後日追記:
アルビレックス新潟J1降格。ヤンツーさんが監督やったりジュビロでも期待の大きかった選手が行き来してたクラブでもあるので残念。2009年以降平日開催以外は多分全試合、毎年のようにアウェー行ってたのでそれも寂しい。日本海、3月の小雪のアウェーや少し遅めに咲く桜、春の記憶が多い。開港五港の情緒ある風景――大きな河川、古町の花街、沼垂、日本海の幸に米に酒に温泉に田園風景、新発田の城下町、意外と遠い上越糸魚川、越後妻有の棚田(来年はトリエンナーレ!)、フジロック。魅力的な県。でもJ2降格って「終わり」ではない。新潟がJ1に居続けられたこの14年間で「初めまして」のクラブも増えている。この変化によって、また新たな何かが産まれるチャンスと捉えて。

来年来れるかな新潟。でも好きな風景が色々ある街なので、対戦がなくてもきっと来る気がする。(来年は越後妻有トリエンナーレ年度なので新潟市内でも水と土の芸術祭もあるだろうし。東京から一本で行ける割にチケも取りやすく宿も多い町なので今回のハイスタみたいになんだかんだフラっと行く気がする。そろそろまだ行ったことない佐渡と村上に行きたいです。)