ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

Fuji Rock Festival'05 @ 新潟県苗場スキー場 2日目

■プロローグ
■家〜苗場
■昼
■夕
■夜

フジロックフェスティバル。存在を知ったのは多分98年、ロンブーの…多分TBS系列の深夜番組で、2人がレポート(遊びに)行くと言う放送を見て。(今はどうか知らないけど→)仲良しのチバを会う為にいつのまにか淳が居なくなっていた。なんて放送だったと思います。ちなみに当時はBeckとかBjorkなんてBの字も知らなかったので、日本人メンツばかり目が行ってたんだったはず。

気になるものの対象としてフジロックが頭の中に入り始めたのが初めて苗場へ移動した99年(移動の経緯のインタビューとかも読んでた)。この年のフジのWOWOWでのドキュメンタリー映像?をどなたかから頂いて…その時、電撃ネットワークとかハイスタとか出てたんですけど(ちなみにBlurのBの字を認識し始めたのがこの頃。でもまだ洋楽は全然わかんなかった)、本当に楽しそうで…いつか行けたらな、って思ってた。

2000年、高3。受験生になるわけでもなく、就職をするでもなかった僕が…夏休みのイベントとして「行くぞー」と言ってた記憶がありありなんですけど…口だけで終わった(笑)今の知識があれば、行けたなって思う(今回交通費は往復で5,000円程度だし、テント類も全部合わせて1万円掛かっていないだろうし)。行動力は知識に裏付けられてるんだなと思う(ナチュラルな行動力は僕には無いから)。

その後、音楽熱/ライブ熱が冷め、人の話を聴いても他人事で行くイメージも無かった野外ロックフェスティバル。そんな状態で、友人に誘いによりあまり乗り気じゃなく行ったのが昨年のRock In Japan Festival。出ているアーティスト目的で行ったんじゃなかったのが逆に良かったのか、雰囲気、空気を知り、楽しいなあと…。そしてそこからライブ熱も復活し、朝霧へ行った時点で「これで来年はフジだな。」と決めた。

1月と言う今思えば非常に中途半端なタイミングで自分の立場が変わり、その時から「フジまでどう過ごそうかな」「今からだともう半年後の有休は間に合わないな」「フジまで何もしなけりゃ確実に行けるのか(笑)」なんてことを考えながら、早割は申込忘れ、今の立場になることが決まり、3日券ではなく2日券と言う今思えば中途半端な選択をし、遂に迎えた念願の、人生初の、今年のフジロックフェスティバル

↑前書きから長いですけど、勿論いつも通り家を出るところから書くので(笑)、会場着くのはまだ先の話なので飛ばして下さい。

30日土曜日の0:20頃原付で家を出る。1:00頃浜松駅へ到着。1:14のムーンライトながらに乗車。今回はセミコンパートメント席という2人*2人の向かい合ってる席の指定。喫煙席だったので不安でしたが、他の3人、逆の窓側の4人で煙草を吸う方が誰も居なかったのですごく楽でした。なかなか眠れなかったけれど、三島辺りからは眠って…気付いたら横浜ぐらいだったのでそこそこ眠れたかな。

4:42に東京着。長いけれど、でもこの時点でまだ半分なんだよなぁ今回は!3時間半と、通常より1時間も短いんですけど…でもやっぱ長い。でも1時間短いのは勿論大きいわけで、改めて「なんで東京来る時にあんまりながら使わないんだっけ」と考えましたが、5時に東京着いたところで行くところがないから使わないのか(笑)まぁでも湘南新宿ラインの特快が出来てからはだいぶ楽になりましたね。

4:44の山手線へ乗り換え。ここからは大きなリュックを背負ったフジロッカーと思われる人々が結構見受けられる。上野で降りて、ここで乗換えに20分の間隔があるのでトイレ済ませたり飲み物買ったり。起きておにぎり1つ食べただけで、荷物の関係上食べ物はあまり持ってなかったので何か買いたかったんですけど、New Daysはまだ閉まってました。6時からなのかー。

5:13の高崎線に乗換。高崎線の車両はとても寒かった。設定温度何度だ、これ。上着があったからよかったものの…昼間ならともかく朝一でこの寒さは無いだろうと思う。この辺も各駅からそれらしき人々が乗ってきたり。高崎線の中では寒くて眠らなかったんだったかな。6:16に熊谷着。慣れてるっぽい人の後ろについて走り、マリンブルーくじらなみ号に乗換え。なんだか古い感じの列車。席は新幹線みたいな感じ。余裕で座れたのでよかった。

まだここから長い…。6:19に発車。ここからは多分うとうと寝たり起きたり。新幹線の停まる駅だけあってきれいっぽいなぁなんて、熊谷や高崎では思ったような気がする。気がつくと山道の中をひたすら走っており「そりゃ時間掛かるはずだな」と。長いトンネルを抜けて…景色を見ようとしたら、トンネルの中の湿気が窓に付いたのか窓が全面変な模様に曇って全く外を見えなかったり(笑)そんな感じで8:47、ようやく越後湯沢に到着!

改札を出て、階段を降り駅の外へ。人生史上最北へ降り立った瞬間(笑)個人では一番遠くへ来た瞬間でもある。結構早く到着したつもりなのに(普通列車で来た場合では東京方面からでは始発だと思うし)、シャトルバスはもう結構な列。乗るまで30分ぐらい掛かる。ちょっと思ったより掛かったかな…。40分バスに揺られ(それにしてもすごい山の中だ(笑))、10時過ぎに苗場スキー場に到着。道から(31日の日記の画像のような)カラフルなテントの群れが見えた時の嬉しさと言ったら。

そびえ立つ苗プリ。こんな山の中にこんな建物があって一体どれだけ採算が取れるものなのかと思ったりしつつ(笑)、シャトルバス降り場から早速結構歩いて、リストバンド引き換え場、飲食店、グッズショップが立ち並ぶエリア。とりあえずリストバンドを引き換え。ここでも勿論結構並ぶ為、時間が掛かる。リストバンドを引き換えた後はもうどうにでも動けるわけですが、荷物を置きたいし準備がしたいからまずキャンプサイトへ。

今回の宿泊はテント。昨年朝霧でも使用した安物。昨年朝霧の時は「今回はテントだったけどフジは多分普通に宿泊しそうだなあ」なんて言ってたけど、状況の変化もありテントを使用(←ちなみに朝霧終わったタイミングでは、交通手段も「新幹線だろうなあ」なんつってた気が)。今回テントは前夜祭から来ていた友人が先に建ててくれており、友人が風呂(Not 会場内のシャワー)から戻ってくるのを待ち、案内してもらう。シャワーに並んでいる別の友人を見つけ「ようやく着いたよ」と話す。

中学以来の久々の友人と再開したりしながら、テントへ。多分Cサイトってところだったと思う。上の方まで見渡すと…「近くて良い場所だなあ」と。でも結構早く友人が来てたっぽかったので、もっと入り口に近いかなーと思ってたので、期待以上ではなかった。もっと早い人は沢山居るんだろうなあ…。テント内の整理、荷物の準備や着替えを済ませ11時前ぐらいに行動開始。

パレスオブワンダーを通り過ぎ、入場ゲート。3日券は何か機械でリストバンドを読み取っている。友人と一緒にとりあえずGreen Stageまで歩き、Sherbetsを見ると言う友人達とは別れ、初めてのフジのその初日の僕は会場探索を兼ねて奥の方まで。Kids Land、ところ天国、White Stage(ここも一発目のバンドが演奏中)、Avalonを通り過ぎ、Field Of Heavenまで。会場はこういう流れなのか、と思いながら。

Field Of Heavenでは見たかったCopa Salvoが演奏中。これには間に合うつもりだったんですけど…テントを出るのが遅くなってしまい、残念ながら終わりの方しか見れませんでした。3、4曲かな。4月以来2度目ですが、やっぱいいなー!楽しそうで、こっちも楽しい。やばいっす。最初から見ていたらベストアクト候補だったかも。ビール一杯でかなり酔いが回ってふらふらしてしまいちょっと焦ったのですが(笑)、納得の音ではあったかも…?CD欲しい。

終わったのが12:20頃?100sの始まる13:30までどう過ごすかなんですが、ふらふらしてるのとそれまでは快晴で暑い位だった天気も徐々に下り坂になったので、靴を替えるついでにちょっと休もう、と思いテントへ戻る。戻りつつGreenを通るとSherbetsが演奏中。テントへ戻っている間にもどんどん雨が強くなり、テントに着く頃には文字通りザーザー降り。戻ってよかったかも…?

あ、会場入口のA Seed Japanのテントでビニール袋をもらったらap bank fesで一緒だった人(コアスタッフの方)を発見。覚えて頂いていて嬉しかったです。テントではカレーを食らいつつテント内の整理。その間もどんどん雨が強くなる。少し眠るつもりで横になり、眠りに就く。目が覚めても変わらぬ雨の音。浜松でライブをやったChris Murray Comboも見たかったんですが、雨が弱くなり目が覚めたのは15:15頃。2時間も眠ってしまった。

再度行動開始。丁度友人の一人がテントへ戻ってきていたので、一緒にGreenまで。友人はスカパラを見るとのこと。丁度"24 Hours To Ska" "Natty Parade"をやっていたところで、これも楽しそう。でも僕はWhiteのサンボマスターへ。かなり人が集まってた。これも到着が遅くて4曲ぐらいしか聴けず。"世界はそれを愛と呼ぶんだぜ" "朝" "そのぬくもりに用がある" "月に咲く花のようになるの"だったかな。「愛と!平和!愛と!平和!」とか、なんか色々面白かったですよ。

その後は17:20のFeederまで時間があったので、Avalonを歩いてみたりHeaven経由でOrange Courtまで行ってみたり。それぞれAmp FidderとLightning Blues Guitar Sessionsを少しずつ見る。Orangeの後ろの方の椅子で朝霧食堂のシチューを食べていると友人発見。やはり結構な雨だったようで、ゴアテックスなのに寒いと言っていた。ちょっと話した後に、僕はWhiteへ戻る。

そしてFeeder。雨も止み、それ程人が多すぎることもなく案外前の方で快適に見ることが出来た。ライブは4人編成でやるんだなーと思いましたが、これがまたかっこよくて!4ピースのバンドってかっこいいななんて改めて思ったり。分かった曲では"Come Back Around" "Buck Rogers" "Waiting For Changes" "Just A Day"。最後"Just A Day"は楽しかったです。とぅっとぅるっとぅー。勢いのある曲では結構跳ねたなあ…。

あと多分新しいアルバムの中の…1曲目?もやったんですが、良い曲だー。美メロとは正にこのバンドのことでしょう。とてもUKらしく、かっこよかったです。タカさんはあんまり日本語喋らなかったね。「行くぜー!」っつったら、グラントが真似してて笑ったけど。グラントは「カーラース ナゼナクノー」とも歌ったりして、面白かった。それにしても、ようやく今日初めて最初から最後までまともに1アーティストを見た(笑)

理由は忘れたのですがこの後テントに戻る。トイレ行きたくなったんだったのかな(←場内のトイレはよっぽどのタイミングで無い限りかなりの列になっているので、空いているところを選んだのだと思う)。この時、Red Marqueeのクラムボンが"パンと蜜を召し上がれ"をやっているのを聴く。マジで!?いいなー。オフィシャルグッズ売場の前の店で豚トロ丼を食べる。一部荷物を置いたりして、さて行こうと思いながら…また暫く休む(笑)

休んでる間にGreenでBeckが始まる。クラムボンのRed Marqueeからは"サラウンド" "バイタルサイン"が聴こえ、Greenからは"Devil's Haircut" "The New Polution"等が聴こえる。いいなーと思い、ようやくテントからステージへ向かう。その間にも"Loser" "Sexx Laws"などが聴こえ「うわー、有名曲連発だ!」。最初から見りゃ良かった。

Greenに着くと、人、人、人。人多い!でも車椅子用の台に人が溢れているのは駄目だろう(笑)入り口寄りのハイネケンのステージ寄りに入った部分で見る。6曲ぐらい見たのかな?最後の曲は何か知ってる曲だったと思うんですけど…あんまり覚えてない。でもマジ良かった。歌演奏は勿論、すごいエンターテイナー性に溢れていて見ていて楽しかった。終わり方も急でかっこよかったなー。これ一公演だけで帰すのは本当にもったいない…。

にしても、かっこよかった(見た目も)。あのルックスであんな渋い声でこんな濃くてポップでソウルフルな音楽やるんだもんな〜、マジかっこよかったよ。お面あったら買うよ(笑)ミュージックマガジンの表紙になるようなイラストのさ(笑)うーん、日本のベックこと、元Fバンドのお二方のK.Oさんは動き出さないのかなぁ…(あ、小山田はこのフジの期間は教授バンドでツアー中だったっけ。RIJFも出るのかな?)。

終わったのが20時半頃?次は同じGreenでFatboy Slim。遠くで聴こえるDinosaur Jr.も見たかったなあ…と思いつつ、でもFBS。Beckの時と場所はあまり変えず、足場の良い場所を選んで待つ。そう言えば眼鏡はもらえなかったです。21時開始で2時間。"Praise You"が鳴り、テンションが上がる!分かる曲や分からない曲、FBS自身の"Rockaferra Skank" "Fuck In Heaven" "Slash Dot Dash"のフレーズを織り交ぜつつのステージ。

友人の評価はイマイチでしたけど、DJ SETってことで期待程のものではないことは分かっていたので、個人的にはそれらしく楽しむことが出来たんじゃないかなあと思います。"Born Slippy"が鳴って、人々が自然と腕を掲げる(もち自分も)光景とかね、良かったです。"Brighton Beach"で聴いてたような歓声だな、って思ったし…。あと、沢山のニコチャンの風船?ビーチボール?をステージ上から客席へ投げ入れる演出とかね…ただ、ちょっとその演出は時間が早過ぎたとは思った(笑)

そうそう、後から思い出したのですが、FBSの間はまた雨も結構降り出してたんですけど、それよりも雷がすごくて!最初ピカッと空が光ってたのは照明か何かと思ってたんですけど、雷でした。次第に距離も近くなり、音がすごかったり雷の光の線がはっきりと見えた時もあったりなんかして、まぁ変なテンションだからただ単に歓声上げて盛り上がるだけなんですけど(笑)、冷静に考えると「マジ危険だよなー、鉄多いし」と思う。雷が一番すごかったのはこの時間帯?

FBSが終わり、疲れたのでテントへ戻ることにする。つもりが、人の流れに沿って歩いてたら、OASISに到着。せっかくなのでU.S.Eを少し見て、ピザーラのピザ買って、テントに戻る。夜は特に見たいものもなかったので、ピザを食べて歯磨きをして就寝。しっかし朝霧の時には耳栓が無きゃ眠れなくて、更に今回は大きなライトの光が思いっきりテントに当たっててかなり明るかったんですけど、それでもサクっと眠れました。疲れてたのだろう。

1日目の日記は終了。感想はあまり書いてない気もするけど、多分最後にまとめて書くんじゃないかなー。翌日、3日目の日記へ