『スノーピークから考えるコミュニティの重要性』/ MarkeZine Day 2018 Autumn
MarkeZine Day 2018 Autumn(https://event.shoeisha.jp/mzday/20180920)へ行ってきました。一番面白かったのがこの講演。フェス・キャンパーとしてはとても身近なスノーピーク。高いので僕は持っていないけど(笑)、周りで使っている人は多いし、そうした人たちの満足度は高いし。そういった高エンゲージメントを維持しているスノーピークの講演は、中の人の「アウトドア好きに向き合う。自分たちも好きである。それができなければ存在意義はない」というのがヒシヒシと伝わってきて感動しました。
90年代半ばまで6年連続で減益していたsnow peakの「コミュニティマーケティング」による快進撃。
分岐点:snow peak way '99
- ユーザーからの声。「品ぞろえが悪い」
- 「事業はうまくいっていないけど、でもユーザーの顔を見ていると頑張ろうと思える」
- これをきっかけに「永久保証」に舵を切った
「熱狂的なファンがビジネスの成長に繋がる」
- それまでは新潟の一中小企業
- キャンパーじゃない人もいた 仕事としてキャンプへ行くなんて嫌だ
- 副産物:イベントでユーザーに対峙するのが嫌な人はいなくなった。
- ブランドのファンだけが採用に来るようになった
- 自分たちから熱量を伝えられる
広告をやめてコミュニティイベントへ
ユーザーの声を元にした改革
- 流通コストを削って価格を下げた
- ディーラー制度 フラッグシップストア
- 2000年に最後に雑誌広告
- 売りきりではなく、商品の寿命まで永久保証することでお客様との接点を持つ。
- SNSも積極的に
- 炎上も何度もしたw
- リアルとの連動で口コミが広がる!
KPI
- ポイント会員数30万人
- 会員ランクによって行けるイベントが違う
- お店もエリアによっては閉じることも。
- 店舗あけてでもイベントに出て、ユーザーとの接点を持つ方が、長い目で見た売上にも繋がるという理念
スノーピークが目指すもの・理念:
snow peak way
「よりよいものをユーザーと作る」
ブランドのマネジメント者としてはそれしかない
それが本物を作る。
その中での課題感:人への投資。人が要る。
自分の仕事へのアイデア
- エンゲージメントが高いファンが集めることによって、一般のファンに広げる。この夏足を運んでいるフジロックもAIR JAMもまさにそういった成長モデルだったのではないか。
- たとえば…ランク限定で申し込めるライブイベントの開催で会員との相乗成長
自分のメディア・自分の事業を持つことの重要さ
- 「熱量を持たなければ」というけど、「最も自分ごとに考えられる」ことって「自分たちのメディア・事業」だからであって、「他人のサポート」を生業としている以上は、いくら相手(クライアント)目線で――それ以上そのプロダクトを好きになって――といっても、持てなくても仕方がないというか。持ってほしいけど、物理的にその目線になれないとわからなくてもそりゃそうだよなと。snow peakのようにはなれないし、ましてや自分にとって憧れの場で働く経験になった■ッキング・オン社のようにはいかない。
- 本当は、全企業がオウンドメディア、自社事業があるといいんだけど、かと言って全員がそれに携われるわけでもないので…一番手っ取り早い「オウンドメディア、自分事業」って、Twitterやブログのアクセス数、フォロワー数を伸ばすことだよね。
なんて思ったので半年止まってたブログを急に更新します。でもこのブログは基本的には今まで通りサッカー記録、ライブ・フェス記録、旅行記録を記したい。これを機に後進を復活したいです(笑)