ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

Camp in 朝霧JAM 2005 @ 静岡県朝霧アリーナ 1日目

■家〜会場
■昼
■夕
■夜

富士山のふもと、静岡県の朝霧高原で毎年行われている野外フェス、朝霧JAMへ行ってきました。昨年に引き続き二度目。昨年の感想はこんな感じ。今年はかくかくしかじかで一人で朝霧になってしまったわけですが、昨年の最後の「(テント初だったから)色々心配だった」ってのを見て、この一年で成長したものだなぁ、なんて思う(いや、成長と言えるかは謎ですが…)。なんやかんやで戸惑いも無く余裕もあった。

前日は準備諸々を終わらせた後1時過ぎに就寝。もっと眠りたかったなー(なんかいつもイベントの前日は眠るのが遅くなってしまう。「眠れない」んではなくて、準備が遅くなる)。朝は5時半起床。外はまだ暗い(し、それなりに寒い)。もう冬だな、これからは朝起きにくくなるな。もしこの週末味スタへ行くことにしてたとしたらもっと早く起きようとしてたんだと思うけど、それはそれでもっときつかったかも。

6時半に家を出て、6時44分の電車で浜松まで。7時過ぎに浜松に到着しJRに乗換え。7時26分発静岡行きで浜松を出る。本当は乗換え無しで行ってくれる電車が良いんだけど丁度良いのがなかった。島田で熱海行きに乗り換えるつもりだったけれど、眠ってて気付いたら過ぎてたので藤枝で降りる。終点静岡での乗換えるよりはここで降りてしまった方が楽だろうと判断。8分ぐらいで熱海行きが来て乗車。後はよく覚えてないけど9時25分に富士駅到着。

改札を出るとすぐ右手側にKiosk。迷った挙句まだ何も買わず、駅を出る。駅の外にコンビニか何か無いかなって思ったんだけど…富士駅の南口にはなーんにもありませんでした。コンビニらしき建物はあったけど、看板が思いっ切り「ビデオ・DVD・本」だし(笑)北口側にはイトーヨーカドーがドーンとあったから、そっちはもう少し栄えてるのかな。時間もそんなに無かったので結局何も買わずバスを待つ。

9時40分頃にバスが来て、45分頃に出発。サイトの案内では「新富士駅を出て、富士駅にも立ち寄る」ような書き方でしたが、実際は富士駅からのお客さんの予約数がそれなりにあったから?、富士駅富士駅で1台。って感じでした。普段見ない景色なのでバスの中では眠らず、昨年ここ通った気がするなあ。なんて思いつつ外を眺めていた。

道はこの時間なのに意外と混んでいた。北山IC辺りからは渋滞。昨年は渋滞無かった気がしたけど、場内駐車場が増えたりした(←知らないけど)影響なのかな?もちやを過ぎて昨年は無かったセブンイレブンが左手に見えたと思ったら、お客さんが一人運転手さんに声を掛けてバスを降りる。そこでバスも停車。立ちションか何かかと思ったけど…なかなか戻ってこない。運転手さんもどこへ行くのか分かっていなかったみたい…。

結局7、8分は待たされたのでしょうか?追い越すスペースが少しはあったものの、軽く渋滞にも加担してしまったのでは…。結局降りた人はそこのセブンへ寄ってきたみたい。ちなみに外国人さんで陽気にカタコトで「ゴメンナサーイ」と言われてしまったので「まぁ…仕方ないのか?」と思ったけれど、何とも言い難い出来事でした。

ちなみに外国人さんが何人かバスの中に居て、基本的にずっと話してるじゃないですか(笑。国が分からないから一括りにしちゃっててこれは変なんだけど)で、日本人の人(勿論僕も)は殆どの人が静かーにしてる。よく話す外国の人からしたらどんな感覚なんだろうな、これって。「これから楽しいことが待ってる」からこそ休んでるんだと思うけど、「これから楽しいことが待ってるのに」みたいな風なのかな、と言うか。

1時間半ぐらいで朝霧アリーナ到着。入り口で向こう側のサークルKの看板を確認。OK。渋滞が予想以上だったから、思ったよりも掛かったかな?でも昨年のバスの並びを考えればなんてサクサク来れたんだろう!と思う。もう結構サイトもテントが建っている。バスから降りてリストバンドを引き換えたら、キャリーカートを手で持って小走りでAサイトの奥の方(バス乗り場から遠い、会場入り口の方)へ。

こっちの方にはまだそれなりにスペースがあったので、無事設営完了。ステージも見えます。一番右上の画像はこの時の画像。フジロックの時と同じく右下の迷彩のが自分のテント。それにしても予報では土曜は曇りだったけれど、快晴。しかもすごい暑い。テント建てるだけで汗が…。この時間はTシャツ1枚で十分。薄着になる。

テント設営後、会場外のサークルKへ買出し。昨年の方にも書いてありますが、徒歩20分ぐらい。行く途中の道から別アングルで会場画像。左下がステージですが、やっぱ一面テントの雰囲気が良いよね。139号線の朝霧アリーナからサークルKの間に歩道が出来ていた。まだ工事中だったから足場は良くなかったんだけど、安全。サーKで酒類、パン(夜中お腹がすいた時用に)を購入し、戻る。

同じ道を戻っていたら、見た目新しいゴミが落ちていた。(この歩道を利用するのはJAMの客だけじゃないにせよ、)せっかく作ってくれてるんだからこういうことはやめようよー。丁度まだ完成してない部分に捨ててあったのもな…。あちこちに落ちているわけではないから一部のモラルの無い方の仕業と言うことなんだけど、僕は何でも少しのことで全否定しがちな文章になってしまうから、今日のこれ以降の文章もそういう部分は出てくるかも。

朝霧アリーナの入り口のところで丁度僕の横で停まったバスの運転手さんが手でこいこいとしてるので、乗せてもらう。僕以外に2人しか乗っていない小さなバスだったのだけれど、どこかの宿泊施設の送迎バスだったのかな?運転手さんが携帯灰皿云々、ポイ捨てがあまりひどいと貸せなくなるみたいな話をしてて、他の2人が「そりゃそっすよねー」なんて言ってて、頼もしいなあなんて思いつつバス乗り場に到着。超楽。あーざーす。

これまた別アングルで会場(Rainbow Stageのエリア)の画像。自分の右手側にステージがある感じで、キャンプサイトAの向こう側に富士山。今年は見れました。最初どれかわからなかったけれど、「ああ、これか!」と気付いた。この時がまだ13時過ぎ。暑い暑い言いながら早速酒を空けつつテントの外でテキスト読んでた。集中力は…微妙。

14時も近くなり、主催者の方の挨拶が始まった辺りで移動開始。David Boylesをほんの少し聴きつつ、Moon ShineのMeltoneへ。Meltoneを見るのは4月のRock On The Rock以来2度目。この時無茶苦茶良かったので期待が大きかったのですが、その時より音が小さくて残念(ステージの後ろが抜けているか、大きな壁があるかの違いかもしれないけど)。

あんまし曲は分からなかったんだけれど、"Ants' Marchin'"の中盤〜後半部分?と"Slime"をやったのはわかった。あと、RORに初披露と言っていた気がする歌モノの曲(「明日からはまた同じ生活〜」みたいな感じのやつ)も。"Also Sprach Zarathustra"(?)が聴きたかった。僕の今年の野外フェス開幕のラストバッターと閉幕のトップバッターをやってくれたMeltoneは限界値分析の誤答みたいだ。(←?)

ちなみにMoon Shineはステージが2つに増えていて、左がDJステージ、昨年もあった右側はライブステージ。Meltoneが終わったらすぐにYokuのDJが始まった。これは飽きないね。でもあまり好きそうじゃなかったので移動。ohanaを見るべくRainbow Stageへ戻る。こういう移動の間にも何か色々あったと思うんだけど、あんまり覚えてません。

15時20分からRainbow StageではLab LIFeのオオヤユウスケクラムボン原田郁子ハナレグミ永積タカシによるユニット、ohanaの初ライブ。始まる前に「今年はどんなお店があるのかな」と思って多分飲食店の前をうろうろしてハヤシライスを購入(昨年も食べたやつ。同じお店。今年もおまけをくれました)。

その中でA Seed Japanのテントがあって。店舗出店はごみゼロとは別のグループがやってるんだろうと思ってたら、同じなのかな?あ、分かるコアスタッフの方かな…?と外から少し覗いたところで目があって、そしたら覚えてくださってて。いやーすごい嬉しかったです。フジでも見ましたよ!とか話したりして。色んな資料や今年の各夏フェスのボランティアTシャツが置いてありました。

そしてohana。後ろの斜面の方でハヤシライスを食べながら、食べ終わった後は寝転がりながら聴いてました。3人で弾き語るのかと最初は思ってたけど、違いました。3人で並んで振り付きで唄ってました。各楽器はサポートなんですが、ずっと後ろだったからメンバー紹介まで気付かなかったんだけど、ドラムが欣ちゃん!(=Fishmansスカパラの茂木さん)ちなみにKbもスカパラの沖さん。豪華だ!

音とか雰囲気は…今年の夏フェスで見た中で言うとBeach Boysが近い感じなのかなあ。でも何かとにかく幸せな感じ。Meltoneの最中にあーもう出来上がりつつあるかもーなんて思ってたけど、もうここで完全に糸が切れました。さいっこー。しーあわせー。チョー気持ちいい。曲は各人で作っているのか、メインボーカルも違ったりするんですけどオオヤっぽかったりハナレっぽかったり。最後の曲はかっこよかった。

本当に幸せ。一人じゃなければ完璧なのだが(笑)でもどうせ行動は自分勝手にしてしまうからこんなものなのかなあ。つうか、一人だの寂しいだの言うくせに、僕はもう完全に一人の楽しさを知っている。一人でも絶対楽しめるし、一人を楽しんでる。むしろ知ってる人に見られたら絶対に恥ずかしい、絶対に出来ないテンションで踊っている。すごい楽しい。最高だ。その感覚自体が淋しいのだろうか(笑)

酒を取りにテントに一度戻った後(そう言えばあったかどうか定かではなかったから不安だったんだけど、ゴミ箱は缶の箱もありました。無いと持ち帰りだなぁ、と思ってたから)、Moon Shineへ。ライブの番なんだけど、A Hundred Birdsって知らなかったから…どんな音かなぁ?と思い。ライそしたらホーン(サックス)の音が鳴っているので、あーいい感じだなあと思って前の方へ行って踊る。

音はなんだろう。ファンク+ラウンジって感じ?音自体もかっこよかったんだけれど、途中から女性ボーカル(+ダンス&コーラス隊も)も出てきて、ものすごい楽しかったです。2日間通じて今回一番踊ったのは多分これ。丁度一番踊ってそうなエリアに居て、その中に居たお兄さんとイエーっつって乾杯したりした。曲全然わかんないからどれがクライマックスに向かう曲かわからなくて(笑)、とにかく踊りっぱなし。楽しかったー。

この画像はなんだっけ。Hundred Birdsの最中かな。もやが掛かってなんだか幻想的。最後の方は徐々に人が増えてきて「あ、次のRyukyu Disko目的の人たちかな」と思いつつ。Hundred Birdsの後僕もそのままRyukyu Diskoになだれ込む。あ、一度あまりの人の多さに「なんだこんな人気あるのか!」と思って後ろ下がったんだ。一度ゴミ(缶)を捨てに行った後、結局戻った。

そうそう、携帯から経過見ててジュビロ引分けだとは知ってたんだけど、友人からメールがあって最後中山がPK外したと知る。マジですか!まあ、中山だしなあ(笑)何故秀人がベンチ外なのか、人間力が低い僕には理解に苦しむが、復帰組の西、成岡が決めたのは明るい話題だ!西はボレーらしいね。見てえなあ、なんて思いながら過ごす。

んでもって、Ryukyu Disko。なんかすごい取り上げられてるから…僕の性格的に、「?」から入ってたんですけど。いやいや、楽しかったー。良いか悪いかはわかんないけど、Hunred Birdsからの流れがやばかったし、音が楽しいんです。ゴミ捨てに行った時かな?後ろの方にジュビロのタオマフをして踊ってた人が居たから(僕もいつも通りジュビロのタオマフしてた)「ジュビロイエー!」「西復活ゴールだって!」とか言ってなんか抱擁交わしてた。その後は前へ行って踊ってた。

Ryukyu Diskoも楽しいんですが…18時ぐらいになってFlogging Mollyを見たかったのでRainbow Stageに戻る。一度テントに荷物を置いて、Heaven Side側の前の方へ(でも人は少ないところ)。予習したバンドだから、それなりに曲も分かったので楽しかった。アイリッシュパンクバンド…でしたっけ?アコーディオンとかバイオリンが混ざってて、お祭りバンドって感じで楽しい!やばいねー。

好きな"Drunken Lullabies" "The Seven Deadly Sins"とか色々と聴けて楽しかったです(←あんまし曲と曲名は一致していない)。アンコールもあったかな?そこでも結構勢いがある曲やってくれて、大満足。その後、シアターブルック佐藤タイジ率いるSun PauloをMoon Shineへ見に行く。あんまり覚えてないんだけど(笑)、かっこよかったし結構踊ってたし楽しかったよー。思ったよりダンスミュージック入ってた印象かな?

その後はRainbow Stageに戻ってSound Tribe Sector 9。テントに戻ってチャーハン食べながら聴いてた。そういえばどのタイミングが忘れたけど(明るい時間だったはず)、ラーメンも食べたな。ここで一休憩したけれど、それまでは随分動いてたなあ。昨年もこれぐらい動いていたけれど、フジの省エネっぷりを考えればやっぱ随分動いているかなと思う。

やっぱステージやテント同士が近くて、ステージの選択肢も2つだけだから迷いが無いんだよね。フジやサマソニぐらいアーティスト数が多い知ってる人中心に動いてしまうんだけれど、選択肢が無ければ音が聴きたければ動く、そうでなければ動かない。そして知らなければ、それは新たな発見かもしれないと言う気持ちに、動かされる。最大とか力が入っていないから、逆にそれで規模が一番丁度良くなってるのでは。

STS9の後はMoonへはもう行かず、歯磨きをして…涼しくなってきたかた上着も準備して。寝る準備を整えつつ?21時からRainbow Stage本日最後のString Cheese Insident。Flogging〜の時と同じくHeaven Side側の前の方。チーズもアルバムを買って軽く予習をしたジャムバンドですねー。ライブCDが楽しかったので期待してました。

んでやっぱ期待通りでかなり踊ったと思う。客席(ってより「ステージ前」?)では開始前から風船が向こう(Fuji View Side、サイトBの方)からどんどん飛んできて。返したかったんだけど、風向きがものすごいこっち側に吹いていたようで…そんなに強くはなかったんだけど、風船だから影響大きいんだよね。返そうとしてもちょっと高く上げると後ろに飛んでいってしまう(笑)ビーチボールならまた違ったんだろうけど…。

結局風船がどんどん来て、溜まって(笑)でも投げるわけにもいかないから(幾つかステージ裏に飛んでっちゃったからなあ。そういう風向きだったのだ)、片手一杯に風船を持って(5つ)踊ってました。風船男。もう片手にはどこかで拾った蛍光ライト。落ちてるゴミはかなり今年は拾ったよー。ちょっと有言実行…?ついでに合計200円拾いました。お駄賃みたいなものと言うことで…。

分かった曲は"Sometimes A River"とライブCD通りの"One Step Closer"とかかな?"One Step Closer"はすごい踊った。"Rollover"やってくれなくて少し残念。アンコールも2度あって、チーズ自体は最高だったのですが…チーズ中に残念(つうかマジ凹む)光景を目にしました。煙草のポイ捨て。明るい時間帯から落ちている吸殻が多いな…とは思っていましたが、気にする程ではなかった…んだけれど、いざ目の前で見たらかーーーーなり凹みました。

昨年あれだけぐしゃぐしゃになって芝のしの字も見えなかった地面に、こんなに芝が戻ってる!って感動もあったし、サークルKからの戻りのバスの中での話もあったし、今年1年で世の中の喫煙マナーが更に厳しくなってるんじゃないかなと思っていた部分もあった(思ってるよりも皆携帯灰皿持ってるんですよ)から、まさかこんなにポイ捨てが多いとは正直思っていなかった…。

その前の人が思いっきり当たり前のように足で消してそのままにして、かつ楽しそうに踊り続ける光景を見て…一気に気分が覚めた。幾ら僕が嫌煙だとは言っても日常生活の中ではかなりマシになってきてたと思ってたから…うわ、こんなに僕ってこの行為に拒否感を覚えるのかと自分でもビックリした。ごみゼロのクイズでそういう関連のクイズを出したりもしてたから、そっちの意識が強いのかもしれないけど。

でも、僕がどうあろうが…芝生は生きものだし、自然だし借り物だし。続けられるかに関わってくるとねぇ?(←存続問題に関わることかよ、と思うのが普通だろうけど…)。煙とそういう行為とではネガティブな印象としてもちょっと違うと思うんですよね(苦手/嫌)。まあ、前の方で吸われるのもすごい嫌なんですけれど、それはまだ普通に我慢するようにはなってるからさ(我慢って言葉が大袈裟なぐらいだ)。

本当にかなり落ち込んだから、場所移動して人の少ないエリアで踊ることにした。音自体はだから楽しかったから踊ってたけれど、顔は複雑な表情をしていたんじゃないかなあ。(この後書きますが、)夜中の騒音よりもこっちの方が数倍ショックでした。ゴミ自体も結構落ちてました。なんだかな。でも明日晴れならば、その点は挽回出来るのでは、と初日の夜は甘く考えていた。一応その予感は的中したのかな?

チーズが終わった後はテントに戻り、少しテント内の整理をして就寝したんだったと思う。一日の最後は↑の気分を引きずってちょっと落ち込み気味だったけれど、基本は昼間書いているような、本当に最高で幸せなイベントだと確信のような気持ち。本当に、朝霧JAMが一番良い野外フェスだと僕は思います。音楽の趣味を超越する力があると思う(?)。2日目もそんなテンションで迎えたい。

2日目へ続く