ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

くるり @ パシフィコ横浜

今年をふと振り返ってみると(振り返る話は年末辺りに書くけれども)、本厄で覚悟していた程は、今のところ自分の生活そのものが変わってしまうような悪いことは起こっていないと思う(いや、本厄じゃなかったらもっと良い風に回ったのかもしれないけど。←こういうことをくどくどと年末辺りに…)。とは言え、何だかここ数日は物事が上手く回っていない気がして、やはりふと気を抜いたら転げ落ちそうな気はするのだ。だから、謙虚に気を緩めずに過ごしたいなと、言い聞かせてみたいと思う。今年中は、怪我をしてしまいそうなリスクを伴う行動(←運動じゃなく。喩えとして。)はしないでおこうと…。

大寝坊から始まった今日思っていたのは、「やはり両立は難しいんじゃないか」と。朝の電車で思っていたのか、夕方に外へ出た時の電車で思っていたのかは忘れたけど…とりあえずこの日は夕方からサーバートラブルの為にデータセンターへ外出して。時間が時間だったから、その後ろにあるライヴ取材に「間に合うか?」ってところでもあった。そうであっても、これだけライヴに行っていても、あくまで基本の心構えはシステムの人だから。当然ながら、別にライヴが遊びではないといえ、サイトトラブル対応が最優先事項で、ライヴのことは頭にないわけです。

とは言え、なんだろうなー、今日に関しては…ライヴ取材と言っても、ライヴが見たいというよりは(いや、当然見たいんだけれども、それよりも)人に会う約束と等しいので、その約束破っちゃいかんよなって感覚であったんだよね。でも、サイトトラブルより優先出来ることがあったとしたら、家が火事になったとか、実家の誰かが急に云々とかそういうことぐらいだと思う。そういう意味で「両立は難しいんじゃないか」と思っていたのが夕方。午前中はまた違う理由だったはず…。

なんだろ…別の同業者サイトで「開発担当の○○です。」みたいな文言を見て、「ああー。」って思ったのかも。開発担当として僕がちゃんともう一度立てば、もっと面白いことが出来るはず。ってのはやっぱあって。でもそれが本当に5月からパッタリ止まってしまって…今やりたいことは、5月から思い描いていたことだったりするんだけれど、半年以上経った今でも出来ていない…。そういうジレンマが、他の人のその言葉を見て思い返して。勿論ライヴ行くのは楽しいし、何か書くのも全く嫌いじゃないけど。今そっちに寄り過ぎているのは僕も分かっている。

これも結局今は優先度を付けられなくなっている。んー、でもね。前回の“僕は頭悪いから”話じゃないんだけれど(笑)、でも僕よりも文章上手い人なんて幾らでも居ると思うのね、というよりやっぱ僕は最底辺だと思う(笑)本読まないし新聞読まないし映画見ないし他人の文章読まないし。世界観の狭さ、言葉のバリエーションの狭さと言ったら相当だと思う(笑)絶対ね、僕自身以外にも、「絶対この人より自分の方が良い文章書ける」と思う人が居ると思うんだよ。なんかね…そういう人を活かせるような人間になりたいし、そういうシステムを作れればなぁ。

今考えているのは。僕の本名で検索すると、Yahoo!Musicのライターズレビューなんてのが引っ掛かるのです(一作品だけなんだけれど)。何故かこの時だけしているようで…なんか、他の作品でも「Yahoo!のライターズレビュー」で引っ掛かると嬉しいなと思って。絶対それって物を書くモチベーションになる気がするんだよ、これはきっと僕だけじゃないと思う…(もしそうは思わない、恥ずかしいだとか控えめなこと言う人が居たらば、逆にきっとその人は完璧主義かプライドが高いのだと思う)。ので、それをがしがしと出来る仕みを作りたいなーって思ってる。なんかそういうことで人のモチベーション上げられれば、それが僕の力なのだし。

てなわけで、今日はくるりのライヴへ行って来ました。新橋でダッシュで地下鉄からJRに乗換えて東海道線に飛び乗り、横浜からみなとみらいでパシフィコ横浜。しかし一本電車遅かったら、新橋から東海道線よりも、銀座線で渋谷まで行ってそっから東横線特急の方が早くみなとみらいに着いたっぽいんだよね。銀座線で渋谷までなんて、時間が掛かりそうなのに。なんか横浜って不思議な距離感だなあ。思ったよりも遠いんだよね、ってのは8月の平日にサッカー見に行った時に感じたっけ。くるりを見るのは8日以来くるりとしての曲のライヴだと昨年の朝霧以来

パシフィコ横浜は来るの初めてだったのですが、広いな。レーベルの人に挨拶した後、迷った。そしてホールに辿り着くと、広い。席もすごいちゃんとしているし、傾斜が緩くてほんとれっきとしたコンサートホールって感じ。多目的ホール的な武道館とは全然違うや。座り心地がよく、本当に楽に過ごすことが出来ました。ダブルアンコール含めて21曲かな?本編はMC少なめだったんで思ったよりサクサク進んだのだけれど、アンコールが思ったより長くって、結局3時間ぐらいやった。

オーケストラとともに、"ワルツを踊れ"の再現ライヴとして…チケット代も高くて、相当力の入った良いライヴだったのだろうなあ。と思うのです。でもなんだろな、こんなすごく良い会場で、オーケストラとか見て思ったのは…「音が良いって言うのがわかんないや」って(笑)そう、今日はライヴってよりコンサートだと思うんだけれど、コンサートってものには僕はあんまり行ったことがないわけ。この3年間でそれなりの数のライヴを見ているけれど、こういったホールで見たライヴなんて5本あるかどうか。昨年のエゴ、一昨年のスピッツ、今日…他にあるかな。

ライヴハウスだとか、ライヴの音に慣れ切っていてそれが当たり前のものになってる。ましてや、音が流されまくる野外フェスなんてものにも慣れ切っている。だから、音が透き通っているなとかそんなことは思いつつも、それが“音が良い”ってのにイコールにならないんだよね。MP3や着うた、着うたフルの音質に慣れてしまって、従来のアナログの音のよさがわからない若者と、僕は同じ。ていうか僕も15の時から128kbpsのmp3に触れ始めて、18の時からずっとmp3だしね…。

ライヴは当然ながら非常に良かったのだけれど(くるりのライヴで外れだったことは無いし)、大袈裟には言えないなあ、という。“いつもより良かった”というよりは、“いつもと違った”みたいな、そんなところが強いのです。僕なんかよりもっと年上で、もっと良い音環境で音楽を聴いている人なら、もっと凄さが分かったのかもしれない。僕は量は聴いてても、環境は貧弱だからさ(笑)部屋で使ってるスピーカーも定価でも3,000円とか4,000円とかそういうのだし。以下セットリスト。"ブレーメン"を2回やったのが面白かった。でも右側にくるり、左側にオーケストラという配置含めて、やはりすごく凝った、良いライヴだったと思うよ。

01. ハイリゲンシュタッド
02. ブレーメン
03. GUILTY
04. 恋人の時計
05. スラヴ
06. コンチネンタル
07. 春風
08. さよなら春の日
09. グッドモーニング
10. 惑星づくり
11. ARMY
12. アマデウス
13. 家出娘
14. アナーキー・イン・ザ・ムジーク
15. 飴色の部屋
16. WORLD'S END SUPERNOVA
17. ジュビリー
18. 男の子と女の子
19. ハローグッバイ
20. 言葉はさんかく こころは四角
21. ブレーメン

話は変わって。僕はライヴ中もそうなのだけれど、メモを取る時は携帯のメールの下書きに打ちます。この日、ライヴ前の注意を聞いていなかった(まだホールに辿り着いていなかった)為、うっかりコンサート中に携帯にメモを打っていたのね。それを隣の人に注意されて。最初は「メールするなよ」「メールじゃなくてメモです」なんてこと言ってたんだけれど(笑。屁理屈。)ライヴが止まった時に、改めて電波を掴んでしまうから、メモだろうが携帯の電源をOFFするのがコンサートの常識だろと言われて。(でもこんなこと注意されたのは初めて。)

斜に構えていたところもありつつ、立場考えるとって要素と、そもそも注意を聞いていなかった僕の落ち度を考えると、理解はしたんだけれどね。なんか斜に構えてしまったのは、「そんなの常識だろ」みたいなことを言われるのが久々だったからかな。普段、年上から常識だとかそんなことを言われないだけに…。ただなんか悔しかったのは、「常識」の一言で片付けられたからではないか。「常識」って、その一言にはかなわないからさ。理解させようとしてくれたわけじゃなく、上から押し付けられた感じがしたから何か嫌だなと思ってしまったのかも。

で、そのこと自体は分かったんだけれどさ。その後、その人が連れてきた若い男子が、ライヴ中に携帯の画面をパタパタ開いていたからさ(笑)なんだよそれ、携帯の電源をOFFするのがコンサートの常識じゃないのかと(笑。こうやって皮肉ぽいことを…)。言わないけれどさ、なんで同じこと言えないかな。…でも、自分を擁護するわけじゃないんだけれど、正直ライヴ/コンサート中に携帯の電源を切る若者ってどれぐらい居るだろうね?殆ど居ないんじゃないかな、この子もだけど。

そういう意味では、多分そういう常識ももう5年もしないうちに無くなるんじゃないかって気がするんだよね。今のより携帯に染まった世代である中高生が年を取ってライヴ/コンサートに通うようになったら。少なくとも、常識の一言では片付けられない。「なんでそれが常識なの?」「電波が影響する?そんなの、影響される機材が悪いんじゃん。」ってなっていくのだろうし、逆に言えばそれが技術の成長を促すというか…ノイズキャンセリングに注力されてゆくのではと。

後日、会社の子が後輩に「社会人として常識でしょ?」みたいなことを言っていて、なんかやっぱ…僕個人としては、常識って言葉で片付けるのは何だかカチンと来るから使わない方がいいなあと。僕もそんな常識を語れる人間じゃないし。で、その常識って言葉を使っていた子が、社員なのに会社の忘年会を蹴ってライヴに行っていて、それも社会人の常識としてはどうかと思いつつ(笑)、でも僕自身も、ハタチの頃とは言えその時はもう正社員で、直属の上司の結婚式を蹴ってpre-schoolの解散ライヴを見に行ったりしたから(笑)人に対して言えないよなあと。

話は変わって、先日新年会候補日を頂き、その日のライヴを@チケットぴあで検索してみたらば(大体何かのお話を頂いた時は、まずその日のライヴを検索する…)、なんとQUEのライヴにwilberryの名前が!うっわー、復活するのかー。あの頃J-ROCKを聴いていた人は勿論この名前覚えてますよね…?"透明少女"をリアルタイムで聴いてwilberryを知らないとは言わせませんよ。白ベリことホワイトベリーが出てきた時は、wilberryの誤植かと思ったもの(笑)この名前が分かる人が、会社に一人だけ居て、ホッとしつつ…(いや、一人しか居ないと言うべきか?)。

何はともあれこういうバンドのトークが出来るのは嬉しいわけで、「POP JAM出てましたよね」なんてそんな話はすっかり忘れていたけれど、多分当時のビデオとか見ればきっと録ってあると思う。なんかここ2年ぐらいのうちに、wilberryのデビュー作を10円とかで買いなおしたんだったな…(笑)wilberryのTシャツはまだ部屋にあるだろうか。最初買ったオフィシャルのバンドTシャツは、プリでもピロウズでもなく、実はwilberryなんだよね(笑)Tシャツ付きCD、なんだけれど。

それでもやっぱし、wilberryは同年代には話が通じ難いバンドだろうなあ。今回話が通じた人も、年上の音楽好きと付き合いが長いっぽいからそういう人の影響ではないかと。同年代の大多数はたぶんwilberryが出た頃には…裏に夢を書いたテストで紙飛行機作って飛ばしてた頃だと思うので(笑)多分発売日同じぐらいじゃなかったかな…いやあ、ほんとこの辺のバンドの話は尽きないし、止まらないなあ。そういうバンドが集まったライヴ・イベントなんてあろうものならどうなるもんかと(笑)絶対僕よりもこういう音楽への思い入れ強い人って多いと思うし。