ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

The Pigeon Detectives @ 渋谷クラブクアトロ とか

相変わらず気が抜けている木曜日。イギリスはリーズ出身のロック・バンド、ピジョン・ディテクティヴズの来日公演へ行って来ました。ピジョンを見るのは3月の前回の来日以来。なんと言うか、半年前の日記を読むと、時間が経つのは早いな〜…この頃はこんなこと考えていたんだな。って思う。仕事を終えて会場到着が15分遅れぐらい。彼らにとってクアトロは前回と同じハコではあるんだけれど、正直なところ前回よりもお客さん少なかったかなー…。前回、“外国人のかたがたくさんビールを運んでいた”みたいなことを書いているんだけれども、前回と比べると外国人のかたがあんまり居なかった気がする。そして、前回クアトロに来たLos Campesinos!の時よりもお客さんは少ない感じだったかな。

本国のセールスや会場の規模からすれば、もっとお客さんが入ってもおかしくないのかもしれないけど…そこんとこ、なんだかんだで日本国内となると別で。ロスの時とはやはり違うのは…日本の夏フェスに出ていなかったこと、かな。フェスのショーケース化は喜ばしい話ではないにせよ…そこに出ていて、それなりに見たお客さんが居たか、居なかったかって、すごく大きい。それは先日見たPia Frausだってそうだけれど。ピジョンは、昨年のフジがあって、前回のワンマンがあって、そしてまた単独だから…新しいアルバムのリリースはあったけれど、基本的には新しいファンってそんなに増えていないはずで。逆に、時間が経ってその間の入替りがある。

従来のファンにとっても、半年というスパンでは…今回はアルバムを引っ提げてのツアーだったとは言っても、そこまで欲求を掻き立てられていなかったのではないかなぁ。前回見たからいっかー、みたいなことって絶対あるし(特に数が多く入替りの激しい洋楽バンドだと)。まあもっと頻繁に来ているアーティストも居るけれどさ。あと今更ながら平日の19時ライヴ開始ってきつい。たぶんこういうライヴに来たがる若いリスナーで18時頃までに仕事が終われる人ってそんなに多くないと思うんだよ!前回も今回も平日だし、一公演ぐらい週末だったらよかったのにね…なんとなく。ライヴの終わりが終わりが20時10分だと、「これなら別に19時半や20時開始でもいいじゃん」って思うんだよねえ…そうだとしても21時や21時半までに終わるんだから…名古屋までの最終の新幹線(22時)だってまだ間に合うのだから(笑)

バンド自体は、そういうオーディエンスの数云々ではなく非常にかっこいいパフォーマンスを見せてくれたのだけれど、(マットは相変わらずマイクぶんぶん振り回すし、ドラムにのぼりまくりだし)でも…世界的にMGMTやVampier Weekendのようなバンドの評価がもし必要以上に高まっているのだとしたら、こういうストロークス的な音はちょっと飽きられてんのかなぁ、って気もする。日本で言う、青春パンクブームが過ぎ去った時のような…。ちなみに前述の二つのバンドの何が良いってやっぱ(音が)ファッショナブルだと思うんだよねー。それを対比として、こういう元気で汗臭いバンドは、ちょっと時代から遅れ始めているのかなー…。

…まあ、ロス・キャンペシーノス!もライヴ終わった時はメンバー汗だくだったけど(笑)ライヴ後、ロスの時に会えた人に会えるんじゃないかって気がしていたけど今日は会えなかった。でも一人知ってる方がいたのでお辞儀。「あっ」みたくなったので、眼鏡掛けてみたらそうだった(たぶん朝霧でもまたお会い出来るでしょう)。でも今日はあんまり眼鏡していなかったので、ほんとはもっと知っている人居た気がするけど、(見えていなくて)シカトしたりしていたかもしれない。だとしたらどうしよう。でも眼鏡もコンタクトもしたくない。そんなこと考え出すと、面倒臭いな〜と思う(知っている人が居ることがか、眼鏡を掛けるかが、どっちがだ)。

出来ることならいちいち知っている人全員に挨拶出来ればいいのに、というのも本音だし、知っている人が増えているのって恥ずかしくって面倒臭いなあ、というのも本音だ。タイミングによるよな。なんかピジョンはこれぐらいの入りで、でもミュージックとかは来日公演プレミアチケット化したりすんのかなーと思うと、不公平だよねー…、完全にEMI時代から掛けられてきたプロモーション費の差だよねー(笑)翌日久々に電話が掛かってきた人が、「ピジョン行きました?」みたいな話になって、居たらしいのだけれど。「難しいですよねー」なんて話していた。その人曰く、「レーベルがリリースの時にもっとプロモーションすべきだった」んだって。

音楽って…“音楽がいい”のは大前提であって。だからあんまり僕は音楽の優劣を語るのが得意では無いんだけれど、だからいかに“時代と合うものを”“上手く心理を煽動する”みたいな部分が、すごく重要なのだろうなあと…ってのは昔から思っていることだけど。その中で…ブログやSNSというツールが音楽にとっても一つの鍵になっていることは…きっと確かなのだと思う。プロモーション費云々は東京来る前の無職の頃から書いていることだから…相変わらず書きたいんだけれど、でも邦楽はね、プロモーション費掛けても駄目なものは売れなくなったな〜と思うけど、洋楽はまだその心理煽動が効くと思うのよね。リアルな情報が得られないから。

来日絡みの話の続き。今回と同じSMASHにて、The Starsがまた来る!Broken Social Sceneとジョイントながら、リキッド、クアトロと二日ソールド・アウトさせた実績からすると、週末なら単独でもソールド・アウト…とはいかないまでも、かなり入るんじゃないかなー(大阪はわかんないけど…)。それにしても、“SEX AND THE CITYにも出演した”――なんてふれこみがあるとは思わなかったが(笑)ピジョンがこのタイミングで来日するとしたら、来年は来るのならフジかなー…なんて考えたりするわけなんだけれども、1月に来るMogwaiやStarsやDeerhoofもフジ来そうな気がするよね。(Mogwaiはドラムの人の症状が心配ではあるけど…)

今年のフジロックの初日の深夜(帰れなくなって人を呼び出して話していて)、「来年はGREENにMogwaiとか出そう」とか話していたんだけれど、なんかそうなる気がする…。Starsも前出のふれこみがあるとなると、GREENでもおかしくない気がするなー。クアトロの実績次第だろうけど。でも雰囲気は結構合う気がする。2006年にBroken Social Sceneは来たのにStars来なくて悔しい思いをしたので…来年もしStarsが来るのなら、(3日間行く気はもうあんましないんだけど)その日だけでも行きたい!んで、Deerhoofが表紙の“THE RAY”。Yes Magazineが新聞的な形式から冊子形式にリニューアルしていました。読み応えあった。