名古屋グランパス-ジュビロ磐田 @ 豊田スタジアムと、Jリーグの学生チケットの話 / People In The Box @ 岐阜柳ヶ瀬antsと、地方のライヴが楽しい とか
2013年のJリーグも開幕!すっかり更新頻度が落ちている当ブログですが、なるたけジュビロの観戦記を残していきたいと思っております。宜しくお願いします。
J1開幕戦。名古屋グランパス-ジュビロ磐田 @ 豊田スタジアム
前日、大雨で面倒くさくなって浜松に帰らず自宅に帰ってきて、早めに寝たのだけど、眠り過ぎて大遅刻。正直行くの迷いかねない時間帯だったのだけど、チケット代はともかく来週までの浜松までの新幹線回数券使わないと勿体無いので、行く決断。せっかくの開幕戦だというのに…。変に「早く起きれたら18きっぷでも」と思ってたのがダメだった。旅行で地方のローカル線とかで「完全にこれ逃すと予定が狂う」って電車があると最近は早起き出来るようになってきたんだけど、普段の生活圏だとやっぱ早起き出来ないなー。
ひかりで浜松まで来て、そこからは鈍行。だったのだけど、豊橋以西で強風のため電車が大幅遅延。定刻より35分遅れで岡崎着。予定より2本後の愛環線に接続。名古屋方面へ遊び行き始めた高校生以降で、東海道線がこんなに遅延したの初めてだし(だから信頼し切ってた)、あー乗り換え名鉄にしときゃよかったーーー。…でも恨むべくは朝起きなかった自分。1時間早い新幹線ってか、いつもの朝の電車に乗ればそれでも間に合ったかもしれないのに…。
久々の愛環線からの車窓風景を楽しみつつ(最近は名鉄瀬戸線が多かった)、最終的にスタジアムへ到着したのは後半5分。駅からはタクシー。そしたら、「私今日からでして、お客様が初めてのお客様です」なんて言われてしまった。一生懸命喋ってくれるんだけど、そういう気分じゃないとはこのこと(笑)「いや私、サッカー見に行ったことないんです」なんて言うから、「イベントごとがある時は仕事だと思うけど、行った方がいいっすよ!絶対!」みたいなことばかり言ってた。あと名古屋と豊田の事情とかな。
で、Jリーグ2013開幕戦、名古屋グランパス-ジュビロ磐田@豊田スタジアムでございます。前田のハットトリックがあった09年以来の豊スタ。ジュビロを見るのはキャンプでのレッズ戦以来、グランパスは一昨年のこの試合以来でした。ちょうど闘莉王交代のアナウンスで到着。試合の感想はもう前半の出来を見ていないからナントモなんだけど、練習試合やPSMの時に感じていた噛み合わなさは、全くではないにせよだいぶ感じなかった。相手の質?いやいやグランパスは昨年11月には完敗してたし…。
ただ、正直PSMとかから選手が入替った影響はデカいと思う。普通に宮崎>脩斗だよなあって思ったし、FWも山崎でなく金園が入ることで、前線の運動量、裏へ抜ける動き、競り合いという部分で前田の負担を分散していた。前田が前向いてプレーしてる姿久々だと思ったから。まあでもそれも、どっちがいいってことではなく、前田のパートナー争いが切磋琢磨するのはいいことだなと。
ただ同点ゴールは、崩したってより山田すごすぎってだけで…山田居るうちにタイトルとりたいねえと改めて思った。ほんと頼りになるキャプテン。お互い、圧倒してる時間があって(ヤキモフスキーのドリブルはなんだか独特なリズムを感じた)、こちらとしても終盤の猛攻とか面白かった。僕が見た時間帯だけでもポスト2つあった。
あとやはりこのシステムはチョン・ウヨンの負担が半端ない。代わり居ないような…。逆サイドの駒野へピタリのサイドチェンジとか、今までのジュビロには無くってすげえいいと思った!守備では名古屋の3トップに対し5バック気味になってしまうからそゆ意味でも金園の前線での運動量に助けられた。新システムが思ったより機能し始めた…かどうかはもう数試合見ないとわかんないけど。開幕一ヶ月で当たる対浦和が良い試金石かも。
しかし試合のことより正直豊田スタジアムはこのスタジアムに興奮する。傾斜きついの好きとしては、改めて一番好きなスタジアムだと実感。ここのゴール裏2階が一番好き(でもビジター側2階はホーム扱いになってたよ。前はビジター扱いだった気がするんだけど)。で、バクスタ最上段にも初めて行ってみた。いやーこの傾斜最高。豊田スタジアム自体ほんとかっこよくて好きだから(スタと同じく黒川紀章建築の橋もセットで、電車から見えてテンション上がる)、今回は大遅刻のせいであまりうろつけなくて残念…。大分遠征が、日程発表された頃から比べるとちょっと金銭的に迷い始めているんだけど、同じく黒川紀章建築なので、やっぱ行ってみたいなあ。
People In The Box 『Ave Materia』release tour @ 岐阜柳ヶ瀬ants
試合後は名鉄で岐阜へ移動。目的は表題のライヴ、ではあるんだけど、ちょっと前の旅行記にも書いた気がするんですが、46都道府県行った中で、降りたことのない「県庁所在地」というのがある。その一つが岐阜であり、岐阜駅。18きっぷの乗換的にも新幹線的にも幾度と通過しているし、飛騨高山とか…そういうところは旅行で行ったけど、岐阜駅ってなかなか降りないよなー。それで丁度豊田の試合後にあるこのライヴが気になり始めた。しかもわざわざ書いてある「柳ヶ瀬」ってのがまた気になるわけで、検索してみたところWikipediaに項目が存在した。「岐阜県岐阜市にある中部地方有数の歓楽街・繁華街。」。うん、気になる!というだいぶ近年の「地方都市が気になる欲」によって行くことに決めたところが大きい。なのでライヴレポには期待はしないように。
…そんな「地方都市に行くのがメイン」と言いつつもピープルは見るの何度か目で、前回見たのは1年ちょっと前のO-EAST。“Ave Materia”もそれなりに聴いているので全く土地勘が無く見に行ったわけではないんですが。この作品のツアーはまだこの岐阜公演が真ん中ぐらいで、4月の中野サンプラザでのライヴが続くので曲目とかはあんまり書かないようにします。ちなみにピープルは同じように“Ghost Apple”の時に(やっぱジュビロのアウェー旅行で)神戸で見たり、他にも残響祭を(ジュビロのアウェー旅行で)仙台で見たり、なんかジュビロのアウェー先には残響率が高い。
ざっくり言うと、前半は“Ave Materia”の世界、後半は新旧それ以外の曲を織り交ぜながらという構成。波多野ハンドマイクにビックリ!“球体”の時に、踊りながらフロアを見てニヤリと笑った、それを見たフロアの反応はちょっとざわざわしていた。サポートギタリスト誰だろ?と思ったらハイスイノナサの人でした(先週文化庁メディア芸術祭で受賞作を見たばかりの!)。僕は特別このバンドのファンというわけではないから(聴き始めたのも“Ghost Apple”から)、“Ave Materia”のファンにとっての評価はよくわからない、というのを前提に少し感想を書いてみる。
たとえば数年前のシングル曲の頃に少しイメージしていた、いわゆる…ロックフェス寄りのギターロックバンド(当然その中でのPITBだけの世界観はあると思うけど)みたいなところからは、“Ave Materia”はだいぶ離れた作品であると思う。アコースティックギターの音色が今までと比べて圧倒的に増えた気がするし、ノリの良い曲、ポップな曲というのも少ない。そりゃ波多野もギターを持たずハンドマイクで歌うわけだし。いやでもそれがすごく意味があるっていうか、面白いと思って。単純にギターが複雑だから?いや、「曲、歌に向き合う」という意思の表れだと思ったから。それは波多野の身振り手振り、客席への視線、というところから、彼のこのアルバムにおける表現活動に、このスタイルが必要だったから。
People In The Boxというアーティストの作品、その表現方法としてこうした形が選ばれた。すっごく、そういうことなんじゃないかって。必ずしもロックバンドというフォーマットである必要性はそこには無い(まあロックバンドだと思うんですけど)。こういう評し方が適切かわからないけど、アート寄りなバンドになりつつあるのではないか?と。僕の中の分かり易い言い方としては、CINRAっぽいって言うのかな。並べて語るべきがロックバンドではなく、それこそハイスイノナサもそうだけど、オウガだったりトクマルシューゴだったり(このセレクトも偏見あるけど)。前述の通りファンにとっての評価はよくわかんないけど、今後どう評価されていくんだろうなあというのは興味深い。そして、ファイナルのサンプラザも見てみたくなってしまったなー。この世界観は、ライヴハウスよりホールの方が合う気もして。“ダンス、ダンス、ダンス”、いい曲だなあ。
地方で見るライヴが面白い
あと思ったこと。最近はアウェー遠征先でライヴを見ることが多いけど(そして東京で見ない)、地方のライヴって面白い。特に岐阜は(静岡と同じ)東海地方だからかなあ?東名阪がGIだとしたら、今回の会場なんてGIIIぐらいのものだと思うんです(ベースの方の地元だったらしいので、そういう意味では思いの入ったライヴではあったと思うけど…)。それでも自分が地元に居た頃、特に高校生の時は、たとえメスカリンドライヴがGIII…どころかオープン特別、1600万下みたいな会場かもしれないけど、それでもすーっごく特別だったし、自分にとってはあそこがGIだった。で、そういうファンが集まっていた。学生じゃない時に窓枠やFORCEで見たくるりやフジファブリックもそうだったけど。(あ、でも静岡SUNASHで見たライヴはまたちょっと違ったな)
なんかね、地元に来てくれたっていう特別感って言うのかなー。普段当たり前のように見られる/来る、東京や…名古屋とはまた違う雰囲気があるように思う(まあ岐阜で見るファンは名古屋も行くと思うしその逆も然りだと思うけど)。最近の自分の、東京でライヴを見る回数は減っているのに、旅行行く時(と帰省する時)は必ずその土地のライヴスケジュールをチェックする、そしてベターなものがあれば行くという行動は、結構そういう…「ライヴが貴重で、新鮮で、初期衝動的な感動がある」のを欲しているからかもしれない。そういうことも感じられて、この日のピープルのライヴはすごく面白かった。念のため言っとくけど(そうじゃないとわかると思うけど、)別に地方に追いかけたいわけじゃない(笑)ジュビロは色んな地方に見に行きたいけど(笑)
あとこの日のライヴ、そういえば意外と男子率が高かったんです。3〜4割ぐらい?言いすぎかな…。一昨年EASTで見た時はやっぱ普通に女性率がかなり高かったって印象なんだけど(どうだったかなあ)。もし「地方だったから」だとしたら、僕が高校生の頃バインとかくるりを浜松や名古屋で見た頃は女性9割みたいな中だったから、時代は移ろってるんだなあと思いました(=普通の男子リスナーが、こういうジャンル、シーンに興味があるということ?僕の時代でいうとゆずや19みたいなシーンがそうだったのかも)。
そんな感じでライヴ前後は岐阜市内を意識的に歩いてみた。ライヴ以外の岐阜写真。FC岐阜のPRが意外とされているなー!と率直に思いました。成績も良くないし、なかなか盛り上がりづらいとは思うんだけど、サッカークラブは本当に「その地方を表すもの」になると思うので。良くも悪くも、「FC岐阜と岐阜は似ている」と言えたりしないかな。服部にも頑張ってほしいから、内心ちょっと頑張れって思いつつ。(ちなみにカズファンの友人が翌日長良川に行っていた(笑)すれ違い。)
大垣〜名古屋市内〜18きっぷで帰京
土曜は大垣泊。ここに泊まったからには日曜朝早めに起きて養老天命反転地か、太多線で多治見の永保寺やセラミックパークMINOへ…と思っていたけど、まあ起きれなかった。もー。前日に岐阜から大垣に移動する時、高山線もまだ高山行きがあって気になったりして。気になる場所や路線、色々あるんだけど…東海地区でいちいち宿泊することも無いし、なかなか行く機会が無い。実家居る頃に色々行っときゃよかったなーとほんと思う。当時は興味無かったんだから仕方無いんだけどね。静岡県内しかり。そうこうしているうちにもう三十路だなあっていう。
日曜は名古屋で妹夫婦の姪っ子に会いに行った。そして人生初めて犬の散歩!市内に送ってもらって、18きっぷ的な終電の時間=18時まで街を歩いた。名古屋は目新しく思うことはないけど、それはそれでまた歩くのが楽しい。きっと死ぬまでそうだろう。タカシマヤでの清川あさみ展、長蛇の列で見れず。次に名古屋に来るのはあいちトリエンナーレの時かな。8月の広島アウェーと9月の大阪アウェーにうまいこと夏休みや代休をくっつけて、18きっぷの旅や芸術祭を回ったり出来れば。自転車で走り回るには暑い季節だと思うけど…。しかし18きっぷユーザー的には、岐阜ってか大垣まで来るとほぼ滋賀、ほぼ関西、ほぼ京都みたいな感覚ってあるよね。今年関西行くとしたら次は早くて夏か秋と思うと、ここまで来て米原行きに乗り換えないのがなんだか勿体無く感じた。
名古屋から約7時間かけて18きっぷで帰京。豊橋〜浜松〜静岡〜熱海で乗換。岐阜で試合があった横浜FCサポが浜松からの車内に居たんだけど、静岡駅からは浦和サポが2人(それぞれ別の人)!広島から18きっぷで帰って来てんだなー。羨ましい!そして試合は前日なのにレッズマフラーなのが良いね。あーなんかJリーグ開幕したなーって思う。こういうのが鈍行旅の楽しみだと思う。春の18きっぷの遠出は日程的にこれだけ。あと帰省を3月に1回しようと思っているぐらいです。
Jリーグ開幕戦の観客動員減と、学生価格はあるべきという話
東京に帰りつつ新聞を読んでいたら、J1の開幕戦で、ビッグアーチは昨年と同カードなのに(しかもサンフレッチェは優勝を経たのに)観客が1,700人減。豊田スタも(相手が近隣の磐田なのに)2,600減とのこと。同時に観客の高年齢化を指摘(40代のパーセンテージが増えている、とのこと)。これ。こういう記事に対し決してネガティヴに思うわけでもないし、ネガティヴキャンペーンだとも思わないけど(「次世代スターに期待」という内容だったので)、個人的に思ったことがあった。
名古屋のホームゲームが、自由席一般が2,200円で小中が700円だったのです。高校生で1試合2,200円て大金だなあと思って。たとえば今の若い世代が何にお金を使っているかは、自分も知りたいことだし(お仕事的に)、ソーシャルゲームじゃなくカルチャー的なもの(音楽にせよスポーツにせよ)にお金や時間を割いてほしいなって思うけど、その価格設定を見て…リーグやクラブがそこに向けた営業努力をしているかは、ちょっと考えなければいけない気がする。その2,200円で、無料で遊べるソーシャルゲーム、ソーシャルなコミュニケーション以上の満足度がどれだけ得られるのか?ということ。そしてその2,200円は大人のそれと高校生のそれでは全く違う重みがある。
前述の「地方で見たライヴ」の話とちょっとかぶるんだけど、高校生の頃浜松で見たライヴ、無料のバイン、くるり、クラムボンを除いても、ゴイステ、ビークル、ペンパルズ辺りは全部2,000-2,500円ぐらいだった。名古屋に見に行ったPOTSHOTやバンプも(まあ挙げてるバンド達が当時ブレイク前で安かっただけだけど…)。好きなバンドのライヴ…って地方じゃなかなか見られるものじゃないのもあるから、ほんとその頃の記憶って特別で。あの特別さを考えた時に、正直Jリーグに高校生で2,000円は絶対高い。Jリーグに数百試合とお金を落としてきてるし今後もそうだけど、でもそう思う。
見られるアーティストが日々変わるライヴと違って、もう少しサッカーの試合って日常に溶け込んでほしい。って考えた時、周囲からの影響/周囲への影響の強い高校・大学生に対し、大人価格で遠ざけちゃうのって、サッカーリーグという文化を長いスパンでみた時、かなりの損失ではないか。せっかく地域に広げてるスポーツなんだから…「とりあえず行く場所」になって根付く方が大事じゃないか。海外組の活躍、日本代表が成長することで、サッカー人口(子供)はまだ増え続けるでしょう。でも学生がスタジアム離れを起こすことで「サッカー(フットサル)はやるもの/テレビで見るもの、スタジアムは別物」になってしまうのは、勿体無い。
Jリーグブームの起こった年代や人口構成的に観客平均年齢が上がって行くのは自然なことだとして、新規開拓を怠っては…ってのは、別の日本の国技と言われるものの反面教師的に思うことでもあるし(WBCを見ていて感じたことの影響も少なからず含まれています)、あとは結局10代がカルチャーの中心だと思うからかな。中学生価格で入ってる高校生、高校生価格で入る19歳以上も居ると思うけど、別にいいじゃんって気もする。そこを危惧するなら学生証提示にしてでも、絶対学生価格はあるべき。音楽で言ったら、アジカンが学割導入したり一部ライヴハウスでそういう動きがあるのはほんといいことだと思う。
ちなみに同じくたまたまチラシをもらったFC岐阜は小中高500円。ジュビロは自由席の小中高が700円だったけど、今季から?その席種がフリーゾーンに統一されるのに伴い、小中高の一番安い堅守は1,000円に。うーん、大人が2,500円になるとかはいいけど、高校生価格がどれぐらいが適切かってのは難しいな。まあ自分が親なら子供にシーチケ買うけどね…。それだけは与え続ける。その分をお小遣いにしろ?バカ言うな。みたいなね。そんな時代はいつ来ることやら(笑)今週末のホーム開幕戦は行けません。次は3節のマリノス戦。うーん…早くまた試合見に行きたい…!
追記。PITBのライヴを見て思い出したこと
ふと思い出した、どこかに書いたり誰かに話したりしたことない話を呟いてみる。いい話っぽくなるかは僕の文章力次第。
何度かお手伝いしているイベントがありまして(DIY的な意味で)、そこでの数年前の話。そこでは僕はよくガチャガチャ係をやっていた。出演者の缶バッチが出てくるようなヤツ。ハマったことある人はわかると思うんですけど、あれってハマる。目的の出演者が出るまで。でも大体の人は上限を決めているか、ライヴが始まればそちらへ向かう。
そこでライヴにも行かず、まだ目的のものが出なくて、これ以上やるかどうか悩んでる、けど周りに交換の声もかけられない内気そうな女の子が一人目の主役。僕も「どの出演者のを狙ってるの?」みたいなこと聞いたんだったか会話が始まって、他の人にも広げて、でも交換はできなかったのかな。
そんな、ライヴに行かない人たちとしばらく会話していると、まあ特徴的なお客さんが現れた。ちなみにジャンル的には…まあ下北系のイベントなんですけど、正直それに似つかわしくない、若くてカタコトの白人の男の子。肌寒い季節なのに、ピープルのTシャツ一枚で現れた、この方が二人目の主役。留学生なのか、日本生まれではないようだけど、よほどJ-ROCKが好きなのか、「○○のバッチがホシイ」とかなり狙いを定めて始める。
そしてその目的のバッチを引き当てる。引き強い!それでも幾つか狙っているようなものがあるようだったので、「次は何狙ってるの?」みたいな会話をしたんだったと思うけど、もう何度かやるうちに最初に狙っていた出演者のバッチがダブってしまったと。
そこにさっきの内気そうな女の子。それがその女の子がなかなか引けなかったバッチだっていうね。トレードは無事成立。そして、そこは好きなバンドが一緒同士です(しかもニッチな)。そのカタコトの白人の男の子と内気そうな女の子のはずんだ会話が始まる。「こないだのシェルター行きました?」「今度のいきます?」「この後は何を見るんですか?」…だったかは定かではないけど、なんかすげえいい光景だなあってその時思って。
話はそこまで。その二人のキャラってのもなんか良かったから印象に残ってるんだよなあ。その後展開があったかは知る由も無いけど、まあニッチなシーンなんで今後どこかで会わないとも限らないでしょう。これを思い出したきっかけは2つあって、このピープルのライヴ会場でその彼が着てたのと同じTシャツ見たのと、あとは…スコット&リヴァースみたいな、ガチでJ-POP、J-ROCKが好きな外国人って居るんだなあと最近思ったことから。
そんな自分の中でほっこりとした記憶としてありつつも、今後次第ではまあリア充爆発しろ的な?そんな風に言えなくもない(笑)自分ももうオッサンなんで昨年は手伝わなかったけど、また機会があえば手伝いたいなー。以上。