ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

最近見たアート展。伊東豊雄展、活動のデザイン展、三宅信太郎“山頂の街”展、大友良英“音楽と美術のあいだ”展、内藤礼“信の感情”展 など

最近(12月に)見たアート展いろいろ。年明け以後はDOMANI明日展、高松次郎展、2月の文化庁メディア芸術祭作品展などに行きたい予定です。

伊東豊雄展“台中メトロポリタンオペラハウスの軌跡 2005-2014”@ TOTOギャラリー間

伊東豊雄展“台中メトロポリタンオペラハウスの軌跡”@TOTOギャラリー間。まもなく完成する、表題の建物の模型や資料の展示。現実にできた建物も無茶苦茶かっこいいんだろうけど、数種の模型を見ているだけでもすごいかっこいい。これ見てると、新国立競技場の提案は抑え気味だったのかなあとか思う。(青森の競技場もだけど。日本向けには抑えるのかなあ、というか)

“活動のデザイン展”@ 21-21 DESIGN SIGHT




“活動のデザイン展”@21-21 DESIGN SIGHT。今回は中が撮影可。色々面白い作品が多い中で、印象深かったのは地雷撤去ボール(どこかで見たことあるよなと思ったけど、ニューヨークのMoMAにも展示されているみたいだからそこかな)と牛込陽介さん“シェアの達人”かなあ。ホンマタカシさんのカメラオブスキュラ作品も展示。なお同テーマのホンマタカシさんの個展、“都市へ / TOWARDS THE CITY - camera obscura study -”@TARO NASUにも行きました↓。

“いろは展”展 @ DESIGN HUB

“いろは”展@ミッドタウンDESIGN HUB。鈴木康広さんや津村耕佑さんなど。水戸芸での個展の時も思ったけど、鈴木康広さんの思考の解き方は面白い。資料も作品になる。浜松でどうやったらこう育つのかなー。

ところでこの頃のミッドタウンのイルミネーション類がなかなかすごくて、見る限りそれ目的で訪れている人も多かったんだけど。僕も結局カラフルでポップなものが好きだから、ああいうのは見てて楽しいなーと思った。(別に一人だろうがなんだろうが)

藤田匠平“ニシキ”展 @ 小山登美夫ギャラリーヒカリエ

藤田匠平“ニシキ”展@小山登美夫ギャラリーヒカリエ。袴田京太朗さんみたいなカラフルでかわいい陶器作品や、インパクトの強い動物の陶器や。おもしろかった。

荒井良二だもん」展 @ ギンザグラフィックギャラリー

荒井良二だもん展@ggg。名前も知ってたしこの方の絵は見たことあったけど、初めて名前と絵が一致しました…。この人のゆるい絵(と深いテーマ)、好きだなあー。

地球の音楽展 @ ATELIER MUJI

“地球の音楽展”@アトリエMUJI無印良品の音楽へのこだわり、的な展示で、そのテーマ文や展示の仕方も面白かった。その土地土地の音楽とも言わない音楽ってあるよね、的な。小沢健二のひふみよ展に近い感じ。

NIGO×西山徹“DOUBTFUL AS DOUBLE”@ EYE OF GYRE

NIGO×西山徹“DOUBTFUL AS DOUBLE”@Eye of Gyre。新ブランドの展示だとか。後述の今年のオープンスペース展でも思ったけど、世代的にカセットテープ作品は楽しい。

“Boutique!”展 @ スパイラル

“Boutique!―ファッションって何?アートと考える、その姿。”展@スパイラル。フィンランドで行われた展覧会がモチーフになっていて、そこに松井えり菜さんやナガオカケンメイさんら日本人アーティストも加えた形。Katja Tukiainen & Samu-Jussi Koski『Girl Evacuees』という作品が印象的。(2番目の方は元marimekkoのデザイナーさんだそう)

三宅信太郎“山頂の街”展 @ ヒルサイドフォーラム


三宅信太郎“山頂の街”展@ヒルサイドフォーラム。六甲ミーツアートでの同テーマでの展示を移設したもの(そっちも見たかったなー)。この人の絵も好きなので、期待以上に良かった。作品が増えているらしいので会期中にまた行きたいなー。

イザベル&アルフレド・アキリザン展“Habitations: Another Country”@ アートフロントギャラリー

イザベル&アルフレド・アキリザン展“Habitations: Another Country”@アートフロントギャラリー。この作家さんの作品はいちはらアート×ミックスで見た気がする。段ボールで作られたとは思えない精巧な作品。

大友良英“音楽と美術のあいだ”展/オープンスペース2014 @ NTT ICC

大友良英“音楽と美術のあいだ”展@NTT ICC。500円のチケットで会期中何度も入場可能。YCAMで同展示をやったのが5年前だから、水戸芸での“アンサンブルズ”展よりも前なのか。その展覧会が今こうしてオペラシティみたいな大きな会場で行われるというのが、(YCAMや水戸芸で個展をやっていた実績はあるとはいえ)あまちゃん効果も大きいよなあと。同会場のオープンスペース展も今年も面白かった!

内藤礼“信の感情”、“アーキテクツ/1933/Shirokane アール・デコ建築をみる”展 @東京都庭園美術館



内藤礼“信の感情”展と“アーキテクツ/1933/Shirokane アール・デコ建築をみる”@東京都庭園美術館。一度休日に足を運んだ時に「平日なら内部の写真撮影が出来る」と知って見ずに退散し、撮影可能な平日(の夕方)に再訪。後者の展示は要するに建築自体が展覧会ということで。やっぱり庭園美術館は面白い。写真うつり的には、昼間行きたかったなあ…。

ざっくりと2014年のアート活動を振り返る

(見るだけなのでアート活動ってなんやねんって感じですが、)とりあえず以上で2014年のアート活動は終了。Artのカテゴリでエントリ名だけ見て印象的だったことを振り返ると、なんと言ってもニューヨークでのアートに触れたこと。国内も各地へ旅行した年になったので、芸術祭的なイベントとしてもいちはらアート×ミックス、道後オンセナート、札幌国際芸術祭、ヨコハマトリエンナーレに足を運んだし、初めてのところも再訪したところも、色んな美術館やアートスポットへ足を運びました。中でも印象的だったのは、高知の砂浜美術館や鹿児島のしょうぶ学園へ行ったこと。あとどちらかっていうとライヴのカテゴリだけど、蓮沼執太のMIMOCAでのライヴは印象に残っています。

2015年は、3年前にすーっごくハマった越後妻有トリエンナーレ開催の年。新潟アウェーが無いのが残念だけど、何かうまいこと旅行と組み合わせて行きたいな!と思っています。