続・九州旅行。豊肥本線の旅〜阿蘇神社 / 佐賀・肥前浜の重伝建地区の町並み / 武雄温泉・御船山楽園と中根金作の「慧洲園」
大分空港からスタートした大分アウェー旅行、帰りを水曜の福岡空港にしていたので、大分から出ても旅行が続きます。
豊肥本線の旅
大分〜豊後竹田〜宮地
大分から熊本へ繋がっている豊肥本線。豊後竹田へ行きつつそのまま初踏破。阿蘇山麓を越えてゆく路線で、豊後竹田を過ぎた後の最も標高の高い区間は乗客もグッと減る(見た限り、僕含め旅行者が4名ほど…)。並行してる国道は車通りもなく、1日5往復の閑散区間なのも納得。豊肥本線の風景は、山を登ってる間はそんな山の中でも棚田の風景に出くわし、それを越え阿蘇山の麓に来ると何となく独特の高原風景になる。宮地駅の構内には、これまで豊肥本線が豪雨で長期運休して、その復旧に関するギャラリーが。線路って流出するとこんななるのか…すごいね…そしてよく復旧させたなあ…。
佐賀・肥前浜の町並み
最終日は佐賀で気になってた町並みと庭園へ。まず鹿島市・肥前浜の町並み。肥前浜駅から程近い狭い範囲で二つも重要伝統的建造物群保存地区がある(長崎の山手や、山口の萩、富山の高岡なんかもそうですね)。駅前から少し行くと長崎街道が横に貫いている。
鹿島市浜中町八本木宿伝統的建造物群保存地区
上の「中町」は今も酒造や白壁造りが立ち並び、いかにも宿場町の雰囲気。「玉ノ香」と書かれた煙突が目印の飯盛酒造の裏手にある、茅葺屋根の建物が「旧乗田家住宅」。
鹿島市浜庄津町浜金屋町伝統的建造物群保存地区
先の酒蔵通りから少しだけ海寄り、現長崎街道の道路を渡ったところにあるのが2つ目の重伝建地区「鹿島市浜庄津町浜金屋町」。最初は普通の古い町並みかと思いきや――いきなり現れる何棟もの茅葺屋根!海が近い古い町並みって、なんとなく頭の中にセオリーというかパターンがあるんだけど、海の近くで茅葺屋根の町並みは初めてかも…意外性に感動を覚えた!もちろん奈良井や妻籠のような古い町並みも感動するんだけど、肥前浜はすごくグッと来た。先の肥前浜駅は無人駅だし、観光客っぽい人は他に全然見ないような場所だったけど(まあ平日というのもあるにしても…)、ああこういう町並みは残っていってほしいなあ。
この後、肥前浜(浜三角のバス停)から武雄温泉へバスで移動。その途中に通る「嬉野市塩田津」も重伝建地区なのですが、今回は下車する時間が無くスルー。嬉野温泉も行きたいし、またいずれ来たい。
佐賀・武雄温泉の庭園を巡る。名勝地「御船山楽園」と中根金作の「慧洲園」
武雄温泉の町並み
佐賀・武雄温泉の町並み。武雄温泉街へ来るのは初めてです。目的は温泉ではなく後述の庭園なのですが、長崎街道が通るかつての宿場町でもあるので古い町並みも残る。温泉入ってる時間は無かったので…次は温泉目的で来たい。
御船山楽園
武雄温泉へ移動し、武雄の庭園を巡りました。まずは御船山楽園。江戸時代に藩主・鍋島氏によって造られた庭園で、国の登録天然記念物(名勝地関係)。九州の紅葉とか桜とか、花関係の名所ではよく紹介されている庭園でいずれ行きたいと思っていた場所。まずこの町にとって御船山の存在感がすごい、というのが来てわかったのだけど、この庭園の、御船山の麓のツツジ群が壮大!春はきれいなんだろうなあ。残念ながら紅葉はまだまだだったけど…。佐賀の名勝(紅葉)というと「九年庵」が有名で、今年は23日までが一般公開日だったのですが(行きたかったなー)、その九年庵も今年の紅葉はあまり良くなかったみたい。
oniwa.garden
来年もまた九州へ!
2013年の年始旅行を皮切りに、この3年で九州来た回数数えたら13回。県ごとでは沖縄1、鹿児島2、宮崎2、大分4、熊本4、長崎3、佐賀7、福岡10ぐらい(たぶん)。少し飽きてきた(笑)…けどまだ行きたい場所残ってるんだよなあ。野崎島もだけど、福岡〜佐賀の間でも唐津にまだちゃんと滞在したことないし。いざ唐津と考えると、唐津城だけじゃなく浜野浦の棚田とかも見たいし――てことで、来年もまた来ます。この間のベアスタでの観戦自体は2回だけど通過は何回したことやら。「福岡行きたいからアビスパ上がってきてほしい」とか言う他サポの発言は正直昇格決まる前はイラっとしてたけど(笑)、ベアスタだって福岡空港降り立ってから40分もあれば着くんだぜ…。みんなで行こうよ福岡鳥栖アウェー。