ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

アルビレックス新潟-ジュビロ磐田 @ デンカビッグスワンスタジアム / 新潟旅行2。新潟市内を自転車で巡る。白山公園の桜〜旧齋藤氏別邸庭園〜沼垂テラス商店街の町並み など

新潟旅行2日目。前日の隈研吾建築・安藤忠雄建築や新発田の旅行記はこちら

アルビレックス新潟-ジュビロ磐田デンカビッグスワンスタジアム


ボスロイドの得点ランクトップに立つPK2発で2勝目!

アルビレックス新潟-ジュビロ磐田デンカビッグスワンスタジアムへ行きました。ビッグスワン昨年も近くまで来たけど、新潟へアウェー戦で来るのは2012年に1-6で勝った時以来(アルビが残留争いで苦しんだ年。まさかその頃は翌年以降立場が真逆になるとは思いもよらず…)。ジュビロを見るのは前週の大宮戦以来、新潟を見るのは昨年味スタでFC東京との試合を観ましたジュビロのスタメンは前節までのレギュラーを基本に、中村に代わってボランチとして康裕が入り、宮崎が左SBにスライド。結果は1-2で逆転勝利。前半は完全に新潟ペースの試合だったし、逆転といってもPK2発。周りが審判に対してフラストレーションを感じていたりとなんかあまり良い勝ち方ではなかったけど、6試合で勝ち点9は上出来すぎる。前回の1-6もそうだけど個人的にビッグスワン不敗は継続。

前半から新潟のプレスが早くて苦しい試合だった。中盤より前ではすぐ3、4人に囲まれる。運動量の多さだけではなく、攻守の切替、選手のポジションチェンジや3・4人目の動きが頻繁で、なんか良いサッカーしてるなあと。スピードのある前線3人(ラファエル・シルバ田中達也、そして山崎)が常に裏を狙っていて、そこで全体が押し上がると後ろからどんどん人が出てくる。左SBのコルテースPAの右サイド側に居たり右SBの小泉がその逆で左奥深くまで飛び出してたり。そして何よりレオ・シルバ。どこにでも居る。吉彰やアダに負けないスピードと体力、ジェイに当たり負けない強さ、自分でドリブルで持ち込む巧さ。半端ない。2012年の対戦の時って居たんだっけ??前半0-0いけた時点でラッキー。

相手じゃなくジュビロのことを考えると。ここまで当たった名古屋や柏の時みたく、この辺の上位まではいかないチーム相手にジュビロがどれ位のサッカー出来るかが、J1でどの程度通用するかのバロメーター…という気持ちもあったんだけど、そこはやっぱ差があるなあと…でもそんな時に限って勝つのだから面白い。守備陣に黄色は沢山出てしまったけど、あの失点だけに抑えたのだからよく耐えたと思う。カミン様々なのは勿論、今日の後ろはよく耐え忍んだ。後半の前線からの守備の運動量は今季一番だった気がするし(特に失点してからボスロイドの運動量が増えた)、それでようやく対等に戦えた。アダが今日はことごとくドリブルが読まれてたので、松井への交代も一つのターニングポイント。あの辺からこちらが押してる感じにもなったし。松井が出てきて最初の方のトラップで相手を置き去りにするシーンとか。ジュビロでああいうことする選手居ないからやっぱ面白い、見てて。

せっかくの遠方アウェー。クソ審判に神経尖らせるのはもったいない

あとは。今日は周りが審判に対してフラストレーションが溜まってた試合だったなあ…と。どうもそれがしっくり来ない。実際に良くなかったのかもしれないけど(ジェイのPKも怪しかったらしいからお互い様)、判定に対してイライラするって、そのエネルギーの使い方にぐっとこないというか。ブーイングって勿論イライラしてるからやるんだけど、あのイライラって伝播する。イライラするってそれ相応のエネルギーを使う。せっかく旅行で遠くまで来てるんだからムダなことでイライラしたって勿体無いよ…と、試合の勝ち負けより旅行メインで考えてる不真面目なファンだから思う(笑)

いや、僕も審判クソだって思うことはあるけど、

  • それでも昔と比べればだいぶマシになっている
  • クソな審判はだいたい双方にとってクソである
  • クソな判定に左右されないようにチャンスを沢山作ることにエネルギー傾けてほしい

と思っているので、「審判に勝敗を左右される」ということに神経を尖らせるのはせっかくのエネルギーを良くない使い方をしている感じがする。せっかく遠くへ来ているのにイライラして帰りたくないじゃん。「イライラさせてるのは審判」なんだけど、「判定に左右されないサッカー」を出来ていないのが現状のジュビロ磐田の立ち位置であって。その辺割り切らないと四国や九州のアウェーとか行けない(笑)そゆ意味では、やっぱJ1に戻って、根底に「ジュビロ is No.1」という思想がある人が戻ってきたから「上手くいかない」ことを何かに当たりたいのかなあ。先週の大宮戦も審判のブーイング強かったし。

そういう意味では小林裕紀がボール持ったらブーイングみたいなのも、僕はどうも好きじゃなかった(選手紹介の時はどうだったのかな?)。ジュビロに居た頃から――無茶苦茶活躍できたわけじゃないし、降格して出てったとはいえ、遺恨がある選手じゃないので…なんか「そういうことをしたい」のかな!?別に個々人の自由だけど、それが伝播したタイミングは気持ち悪かった。なお、その小林裕紀のチャントはなかなかかっこよく…そういう所で張り合えないかなあ…。山崎も既にチャントがあって、KEYTALKらしい。そういうの羨ましいな。両選手も、そして成岡も応援していた選手。頑張ってほしいです。

新潟旅行2。新潟市内編。白山神社の桜〜旧斎藤家別邸庭園〜沼垂の町並みなど

ということで新潟旅行2日目。本当は早起きして越後下関という村へ行きたかったんだけど…起きれなかった…ので新潟市内をいつものように自転車で観光(アイドル目的で別に新潟へ来ていた知人にチャリで走る姿を目撃された(笑))。新潟市へ来るのは冒頭でも書いたけど昨年9月以来でそんな久々じゃない。

白山公園と桜。





5年前ビッグスワンのアウェーが4月下旬で、その時の桜の綺麗さがとても印象に残っていて。その時にきれいだった白山神社は今回一番散歩したかった場所。東京の桜の名所の公園そばに10年以上住んでるけど、人生の中で一番桜の風景がきれいなのは今のところここだと思う。
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鳥屋野潟の桜


桜の流れで。鳥屋野潟の桜も勿論きれいでした。鳥屋野潟公園内の日本庭園まで行く時間が無かったのだけ心残り…。

旧齋藤家別邸庭園



旧齋藤家別邸庭園。国指定名勝。これも半年ぶりの再訪。桜の木とかは無かったけど、昨年の葉が生い茂った状態とはまた違った魅力があって行ってよかった。隠れてた部分がよく見える。下の写真は齋藤家付近、西大畑のレトロなもの。(昨年も撮った写真です)


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旧小澤家住宅


旧小澤家住宅。廻船問屋で豪商となった一家のかつての店舗兼住宅。前回も外観は撮ってたけど庭園があるとは知らず入らなかったので、今回は庭園を見に。内部も広くって面白かった。
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天寿園と村野藤吾建築



天寿園。ビッグスワンのすぐそばにある「日本初の池泉回遊式中国山水庭園」…とのこと。日本庭園側の池の真ん中にある建物が村野藤吾の遺作…というのを昨年来た時知らず写真を撮り損ねていたので再訪。
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沼垂テラス商店街の町並み


ここから町並み編。半年前とかぶる場所もあるけど。まず初めての「沼垂」(ぬったり)。テラス商店街がレトロだと聞いて来訪――しかし想像していたのと全く違った。くたびれた呑み屋の遺構…みたいなのを想像していたけど、外見は錆びたトタンが並ぶけど、内部がリノベされたオサレショップが並ぶ。東京で言うと高円寺、地方で言うと福岡の八女福島や松山の三津浜のレトロな町並み(外見はレトロだけど中身はオサレなお店の集合体)もそうだけど、そういう人たちの嗅覚よ!


沼垂にはテラス商店街とはまた別にメインストリートがあります。3枚目の建物、なんだったのかなーガラス戸がおしゃれ!歴史を調べると、昔は新潟駅ではなく沼垂駅が終点だったとか、信濃川を挟んだ対岸の新潟市と敵対関係にあったとか。そうか、昔はこの信濃川をそう簡単に渡る橋なんかなく、鉄道の終点だった沼垂にも独自の繁華街が形成されていたんだな…そういうのを知ると面白い。

新潟の町並みについて思う




古町の花街、鍋茶屋通り付近の繁華街〜本町あたりの町並みの写真(昨年もこの辺のレトロな建物の写真は撮ったので今回は少なめ)。港町として栄えた新潟。本町からみなとぴあの方へ走っていて思ったのは、やはり新潟はかつては港によって栄えた町なのか、ということ。本町辺りは今は基本的には住宅街だけど、時々歴史を感じる建物があるんだよなー。そして港から伸びる通りと白山神社への参道。その間に最大の繁華街が形成されたのかな、とか思う。間違ってるかも知らんけど。

ちなみにフレッシュ本町の近くにこんなS字カーブがあって。前回気づかなかったけどこれがたぶん十四番町遊郭に繋がっている。そう思ってこの辺の地図見ると、旅館福田のあるメインストリート以外にも気になる細い小路とかあるなあ…と。気になる。次回また走ろう…。



町並みのことばっかになっているのでもう少し観光っぽいもの。みなとぴあの旧新潟税関とか銀行とか〜対岸からの朱鷺メッセ信濃川。みなとぴあは初めて新潟来た時以来(でもあの時は休館日だったな…)。信濃川、河口の方は水位が高くてまあ海と言って差し支えない。「河のある町はなんかおしゃれ」、みたいなことを友人が昨晩言ってたけど確かにそうかもしれない。川沿いの桜もきれい。

試合の前日に行った、古町から十四番町遊郭跡に行く途中にある居酒屋さんはとても有名店のようでサインが沢山。磐田の話をしている(おそらく)スポーツ紙の記者同士の会話なんかも聞こえて、そういう人たちが来るのであれば間違いないお店かと。他の酒好きジュビロサポも居て、ここはまた来たい。

…ということでまた沢山載せたけど新潟旅行は以上です。次回来る時こそ越後下関に行きたいし、いつか佐渡にも行きたいし、越後妻有には常に行きたいし、高田や糸魚川も立ち寄りたい。新潟、また来ます(7月にフジロックでまた来るけど(笑))。