ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

山陰旅行①。山口・常栄寺雪舟庭と南溟庭、松田屋ホテル庭園、山水園庭園と「西の京」山口の町並み…と沢山のご当地マンホール

「西の京」山口〜湯田温泉を自転車で巡る。

旅行スタートのアビスパジュビロこちら山陰旅行その1。この日は津和野泊と決めていたので、博多と津和野の途中にあるどこかで寄り道――ってことで山口は湯田温泉で途中下車。山口〜湯田温泉へ来るのは昨年の9月以来約1年ぶり、3年連続3度目になりました。最初に来た時から湯田温泉の泉質が気に入っているのと、タイトルにしたように庭園が幾つかあるので個人的にはお気に入りの町。レノファ山口がJ2昇格してからは初めての来訪(全然試合関係ない)になったけど、県庁所在地としては地味かもしれないけど行く価値があるアウェーだと個人的には思います。あとご当地マンホールの宝庫。

YCAM山口情報芸術センター

ちょうど翌日から爆音映画祭が行われていた…!タイミング合わず残念。こういう建物が街の中心部にあるって羨ましい。

常栄寺雪舟



国指定名勝。2年ぶり2度目。雪舟庭園の代表作かと。

常栄寺南溟庭

雪舟庭が本堂の奥にあるのに対し、本堂の表にあるのが重森三玲による庭園。この旅見た唯一の重森三玲のお庭かな?「雪舟より下手に作ってほしい」と依頼されたので一度は難色を示した――というエピソードが面白い。以下は常栄寺のそれ以外のお庭。



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松田屋ホテル庭園




作庭は七代目小川治兵衛。1年ぶりに散策。幕末から続く湯田温泉の代表的な宿で、西郷、木戸、大久保の三者会談の小屋などが残ります。
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山水園庭園





国登録天然記念物。これも1年ぶりに散策した湯田温泉の旅館で、作庭は後藤重栄。主屋も大正時代に建てられた登録有形文化財
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大内氏館跡庭園

戦国大名大内氏の館跡。現在は龍福禅寺の一角に復元された池泉庭園があります。
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「西の京」山口市の町並み

山口は維新街道や萩往還に古い町家や商家が残っていて、まとまった町並みがあるわけではない(と思う)んだけど、小京都――というには相応しい町並みが残っている。(一方で少し自転車を走らせると自衛隊の演習場が意外と近くにあって、軍都だったんだなあとも思う)

維新街道



湯田温泉側で「維新街道」のマンホールがある道をずっとゆくと、山口駅から近くのアーケード街を横切る形になる。ここがかつてのメインストリートだったんだなあと。

山口後町遊廓跡

維新街道から山口駅側へ少し入った、山口駅からは程近い辺りが後町遊郭跡…とされる場所。
その遊郭跡とされる旅館の真向かいにあるのが「性乾院」さんという寺院。総本山は知恩院。珍しい名前の寺院だなーと思って検索してみても山口のここがトップに引っかかる。由来に遊郭のことは書かれていないけど…性が乾く…と無関係とは思えない。

湯田温泉遊郭



湯田温泉は3回目だったけど、湯田温泉街から少し外れたところに古い旅館群があるとは気付かなかった。湯田温泉にも遊郭があった――とされており、その名残ではないかと言われているのがこの旅館群。なお今の湯田温泉は飲食店は維新街道側に集まっている。

八幡宮

楼門・拝殿・本殿が国の重要文化財。昨年秋に寄った後、倒壊してしまった阿蘇神社みたいなこともあるから寺社系の文化財も今後はちゃんと寄るようにしたい(基本お庭があるかどうかで判断しがち)。

山口県本庁舎

山口市のご当地マンホール

なんで山口市はこんなにマンホールの種類が多いのだろう?









自転車で山口の町をひとしきり走った後、湯田温泉にゆっくり浸かる。旅の中でこの日だけカンカン晴れで、日焼け止めも塗らず走り回ったのでかなり焼けた。「そんなに焼けてどこ行ったの?」と言われて正直に「山口で自転車乗ってた」と答えたら「???」となりそうだ。山陰旅行②・津和野〜益田編に続く