ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

GRAPEVINE / TRICERATOPS @ Zepp Nagoya / 藤森照信建築・多治見モザイクタイルミュージアム〜虎渓山永保寺庭園

GRAPEVINE / TRICERATOPS『IN A LIFETIME 2016』@ Zepp Nagoya

『IN A LIFETIME 2016』GRAPEVINE×TRICERATOPSZepp Nagoyaへ行きました。1998年リリースのお互いの1stアルバムの再現ライブ。東京はNHKホール公演が売り切れていたので、ツアーの中で都合が合った(前日にジュビロの試合を兼ねて帰省できた)名古屋公演へ。バインを観るのは一昨年のCDJ以来トライセラを観るのはこのブログで検索すると2008年のMAGROCK以来!でした(でもフジロック出た時も見たと思う)。バイン主催なのでバインが後だろう、と思い込んで少し遅れて行ったら、聴こえるのはバイン…!まさかの先行…!“君を待つ間”聴けず…前日の大阪公演はバインが後だったみたい。まあバイン主催とはいえどっちが後でも不思議ではない組み合わせ…交互にやってるのかな…?でも悔しい…。以下、曲順のネタバレもクソも無いので曲名を出しながら書いていきます。

なんかもう、青春時代過ぎて…感動というより、懐かしさでニヤニヤしっ放しだった。演奏に対してではなく、当時の自分のことを思い出しながら…いやあもうね。『Lifetime』再現の時はなんか淡々とこなされていくなあ…と思ったけど、今回の『退屈の花』再現はそれ以上に楽曲のレア度と、懐かしさ…とは少し違う…甘酸っぱさ?何とも言えない感情が勝った(笑)コンサートではなく初めての『ライブ』は、GRAPEVINEだったからさあ。それ以来聴いた曲も、もう初めて聴いた曲もあったかも。“そら”みたいな曲を14、5の時に聴いてたんだなーって。あれから18年も経ったのか。恐ろしさしかない。♪夢みたいな夢でもないような日を過ごしてくー、そんなふわふわしたまま歳だけ取ってるわ。恐ろしさしかない(笑)はあ。なんか本当に色んな想い出と上手く言えない感情ばかりでした。

そしてTRICERATOPS。当時はバインの方が好きだったけど、やっぱ青春だよなあ…と思った。シングル曲じゃなく“オレンジライター”も“復刻ジーンズ”みたいな曲も口ずさめることに気づいて、ああアルバムもちゃんと聴いてたんだな。と思って。しかしこちらは甘さにニヤニヤしっ放し(笑)和田唱もまだまだ若いなー…と思う半面、いや、話し方がミヤジみたくなってきてる?「60分時間とってもらってるんだけど、このアルバム普通にやったら39分だからさ」と笑わせて長めにとってたMCも面白かった。

最後はセッションがあって終了。バイン側の選曲が渋かった。和田唱が歌いたかったんだろうか。ザ・同期。一緒に歳を取っていくのだからまたジョイントツアーやってほしいなぁ。他会場でも見たいけど、来週の東京追加公演はジュビロ優先…その翌週の仙台と札幌の日程が逆ならちょうどユアスタ行くのにな…!そう、今回のツアー最初のNHKホール以外は売切れてない。当時の両バンドの若手最注目度を考えるとハコが大きいとは思わないんだけど…なんだかんだ1stは少しコアファン向けなのか…あと友人も意外とトライセラの1stは覚えてなかったので、対バンによるマイナスもあったのかな…?

行き帰りで沢山のワンオクファンを見たので。オッサンな発言をすると、ほんとねー彼らや…ミッシェル、BJC、DA、スパカくるりナンバガ以下略…があったからこその「ロキノン系」というシーンだったと思うので。今じゃRIJF出ても小さなステージだけどね。なんか、息長く続いてほしいなあと思う。ライブ後友達と合流して、一緒に鈍行で帰ってきて三太でラーメン食べて遠鉄で地元駅まで帰ってきて――ってライブ含めて本当に高校生の時みたいだった。電車で話している内容が仕事の愚痴やアメリカへの赴任やそれに伴う結婚の話だったりするのだけ大人になってる(笑)僕だけ報告すべきことなく安っぽい(笑)

ここからライブ以外の話。今回の名古屋はあいちトリエンナーレ2016巡りも兼ねて。で、そのあいちトリエンナーレのついでに多治見に新しくできた美術館に行きたかったので行ってきました。

藤森照信建築・多治見モザイクタイルミュージアム




藤森さんが多治見に新たな作品を設計すると何かで見た時から、出来たら絶対行こうと思っていた場所でした。多治見で下車するのは3年ぶり。これまでの作品ともまた違う不思議な建物!


そして中はその名の如くモザイクタイルに関するミュージアム藤森照信の建物だけでも面白いのけど、タイルだらけの展示室も楽しい!レトロな銭湯とか好きな人にもたまらないだろう…けど、「懐かしさ」?いや、「かわいい」のだ!



モザイクタイルの歴史の展示も面白いけど、新作タイルがレコード棚のように陳列されていて若者がめくってる姿が完全にレコードをディグってる姿で面白かった(笑)(タイルのサンプルは普段からこのサイズなのかな…?)


駅からは5km位離れていて、バスが1時間に1〜2本と観光的にはアクセスが良いとは言い難いけど(車ならICが近くにあるみたいなので悪くない)、でもその条件で平日に見に行った(※ライブとは別の日に見に行った)割にはバス組含め結構人が居たなあと。年齢層も幅広かったけど一番多かったのは若い女性か。一部で話題なのかな?(体験工房も賑わってた)

で、なんで駅から離れたこの場所にあるかと言うと、この笠原町がこういったタイルの生産量日本一だから。町を少し歩くと古い旅館やレンガの煙突も。バス停にあったタイル画もかわいい。有名なアーティストの作品がある訳ではない町のミュージアム――でもすごく面白かったし良いなあと思った。(でも先月迄に来れば大巻伸嗣さんの企画展やってたんだよね…見たかったな…)

虎渓山永保寺庭園




国指定名勝。夢窓疎石によって開創された寺院で開山堂と観音堂が国宝。永保寺は前回多治見へ来た時も来ました。変わらず橋との組合せが素晴らしい。お隣、春日井市にも夢窓疎石が作ったと言われるお庭があるらしいのでいつか行きたい。
oniwa.garden

ところで多治見駅のレンタサイクルが無くなっていたのが心から残念……以前使ったことがあって無くなったケースは初めて…いや、身近なところで磐田駅も無くなったか(笑)多治見みたく観光資源・メインストリートが駅から少し離れてる町は自転車だと劇的に便利なんだけど…(ミュージアム、永保寺とも自転車で行こうと思ってた)。返ってこないとかトラブルがあったのかなあ。

あいちトリエンナーレ2016巡り・名古屋編に続きます