あいちトリエンナーレ2016を巡る。名古屋編
Jリーグの試合を見に帰省したついでに「あいちトリエンナーレ2016」を巡ってきました。初回の2010年、そして前回2013年に続いて見て回った。テーマは『虹のキャラヴァンサライ 創造する人間の旅』。難しいことはわからないのでとりあえず作品を見ていきます。
N-54 大巻伸嗣(損保ジャパン日本興亜名古屋ビル)
名古屋地区の感想。
少し規模縮小したかな?前回の納屋橋会場が無くなった(マンションが建設されてた)のは仕方ないとして、長者町エリアのビルでの展示も少なくなったような気がするし、伏見駅の地下展示も無くなっていた。今回の展示がつまらないというわけではないけど、初回の草間彌生さんを前面に押し出した華やかさや、前回納屋橋会場の名和晃平さんの作品のような――なんか、わかりやすくすごいものにあまり出会えなかったかもしれない。展示が減った――予算削減がされたとしたら、まあでもこの規模の国際アート展を1,800円(前売1,400円)で巡れるってのが安すぎると思うんだけどね。
でもその中でも、大巻伸嗣さんの作品は愛知県美術館、損保ビルともに素晴らしかったし(損保ビルでの展示、平日の夜に行ったので並ばずに見られたのが良かった――時と場合によれば市原でも越後妻有でも1時間以上待ちだったこともあるようだし)、インジ・エヴィネルの映像作品、栄会場の古い明治屋ビルディングの雰囲気を活かした端聡さんの作品などが好きでした。
あいちトリエンナーレ2016 岡崎・豊橋編はこちら。今回は名古屋よりも岡崎、豊橋に観るべきものが多かった――。