ジュビロ磐田-ヴィッセル神戸 @ ヤマハスタジアム / 藤森照信建築『はま松ハウス』『秋野不矩美術館』〜天竜・二俣のレトロな町並み〜中根金作『宝珠寺涅槃の庭』など
ジュビロ磐田-ヴィッセル神戸 @ ヤマハスタジアム
レアンドロ、ペドロ・ジュニオールに再び大量失点を喫し惜敗。
帰省してジュビロ磐田-ヴィッセル神戸@ヤマハスタジアムへ行きました。ジュビロを観るのは博多でのアビスパ戦以来、ヴィッセルを観るのは1stでの対戦以来。ヤマハスタジアムへ来るのは鹿島戦以来でした。天皇杯での中断を挟んだけどメンバー・布陣は福岡戦とほぼ同じで、カミンスキー、DFパパドプーロス、怪我から復帰した大井、森下、MF上田、宮崎、太田、太亮、川辺、FWアダイウトンにボスロイド。いつも通り前半の出足は良くて、セットプレーのこぼれ球から先制。今回は久々にアウェー側2階で見てたのでちょうど目の前でゆりかごが見れた。さてこの運動量がどこまで続くか…ってところで前半40分には足が止まり始めて追いつかれた。前半1-1で折り返し。
後半、大井の怪我が再発し藤田が投入。開始から立て続けに失点を許し一気に1-3へ。2点ともズドン!って感じなので向こうのペドロ・ジュニオール、レアンドロが良い選手という他ないんだけど、それでも3点目なんかパパドプーロス1人で左サイドの2人を見なければいけない状態になってた。吉彰が何してるかっていうと中に絞って中の選手見てるんだけど――。1stの対戦時にも大量失点を喫した2トップにまたいいようにやられてなんともあっさり突き放される。川辺のゴールで1点差、ジェイのPKで追い付いた時は興奮したし多少なりとも逆転を祈ったけど――最後レアンドロに抜け出されて3−4で敗戦。
最後のシーン、パパとカミンの連携ミス――と言えばそうかもしれないけど、でもパパの終盤の足の止まりっぷり見てればレアンドロとの駆け引きでやられても仕方ない…と思うし、パパの足の止まりっぷりも、高いラインや前半の積極的な攻撃参加が効いてるんだろうし(アビスパ戦でもつってたし)、高いライン設定で今回も向こうのPJとレアンドロに勝負し易い環境を与えて1stと同じく玉砕しただけだった。大体アビスパ相手にも途中まで走り負けて逆転されてたんだから、久々に勝ったから良し、ではなかったと思うんだけど――中断前から戦い方の問題は変わらず。でも追いついただけ1stよりは面白い試合だった。
今日の得点、PK獲得シーン含めて全部サイドのクロスから。うち1点はセットプレー崩れ。アビスパ戦もクリアミスこぼれ球セットプレー崩れ。鳥栖戦のハイライト観ててもチャンス扱いなのはサイドからのクロスだけ。なんつーか、守備の強度は3バックだろうが4バックにだろうが変わらないのなら、もう一度4バックにしてサイドに厚み持たせない?今の352、吉彰の運動量が異常だから成り立ってる(?)けど、3バックの両サイドがフォローで上がることを求められるから前半35分を過ぎるとガス欠し始める。CBはアップダウンを繰り返すスペシャリストでは無いのだから…。強かった頃の秀人や山西もあんな何度も上がらなかったと思うんだよなあ。まだ4バックで両サイドバックがサイドを上がり、運動量の多い吉彰、川辺が自由に動き、ジェイとアダがゴリゴリやってる所に絡んでいく…方が攻撃活性化するんじゃないかなあ。止まった足元で欲しがる選手の多いジュビロは中央から崩せるチームではない。
守備面でいうと。この間大宮の試合見て思ったのは、ピンチの時は本当に身体張って数人が止めに入るしスイッチされた時も食らいついていく。ジュビロは守備の時、人は居るけど止まってる選手多いなー。前からそうだけど…。ヴィッセルは外国人FW2人のすごさは言わずもがななんだけど、2ndから加わったボランチのニウトン。(ボスロイドに対する態度云々は置いといて、)良い選手だなあと。ボランチとして預け易い色んな位置に顔を出す運動量、あの高い位置でキープする上にマークをはがせるテクニック、攻撃のリズムを作りスイッチを入れるパスの質。サカつくで真っ先に欲しいタイプの選手。
さて帰ろうと見付方面へ自転車を走らせていたらちょうどお祭りが行われていた。あんなに人通りが多く、そして露店が多いとは知らなかった!あの東海道の道に沿ってずーっと露店が並んでいてすごいなあ。地元の人がこっちに流れていてもこの日の試合で1万2千人入ったのは良い集客だったんだと思う。
遠州山辺の道を自転車で巡る。
試合前は遠州山辺の道(宮口〜岩水寺〜西鹿島)〜二俣宿の町並み〜秋野不矩美術館〜花咲乃庄〜ひたすら南下〜宝珠寺涅槃の庭〜ヤマハスタジアム〜見付宿とチャリで走った。本当は更に掛塚まで行きたかったんだけどタイムアップ…。また次帰ってきた時に。
秋葉街道宿場町 宮口の町並み
宮口。小学校の頃から浜北球場へ行く時に何度も通った場所。他と違う石畳があったのは記憶していた(当時は勿論何も思ってなかった)けど、かつては宿場町だったと案内板にありました。古い建物は花の舞酒造。天竜浜名湖鉄道・宮口駅のプラットフォームは登録有形文化財。
天竜・二俣のレトロな町並み
二俣へ来た(そしてそのままヤマハスタジアムまで行った)のは4年ぶり。この時以来。二俣の町並みのことはよく覚えていないけど、西鹿島の駅に来るとなんか懐かしい感じがする。鹿島の花火とか来てたよねえ。西鹿島から二俣へ向かっている途中にあるのが登録有形文化財の「旧田代家住宅」です。
トンネルを越えたところから二俣のレトロな町並み。戦国時代には徳川と武田が対峙した二俣城の城下町(徳川家康の長男・信康の墓所もあります)、江戸時代以降は秋葉街道の宿場町として栄えた。秋野不矩美術館ができて中学生以来久々に来るまではただの古い地方の町…としか思っていなかったけど、古い町並みに興味を持ち始めてから来てみると、古い旅館や看板建築があって非常に魅力的な町。
二俣の登録有形文化財「旧二俣町役場」「ヤマタケの蔵」「天竜二俣駅」
第二次世界大戦時に空襲の被害が大きかった浜松は文化遺産オンラインで見てても有形文化財になるような古い建物は殆ど残っていない。そんな中、二俣は貴重な古い建物を残していて、登録有形文化財「旧二俣町役場」は現在「本田宗一郎ものづくり伝承館」となっている。そこからすぐ近くの「ヤマタケの蔵」も登録有形文化財、天竜二俣駅のプラットフォームも登録有形文化財です。
安藤忠雄建築『豊岡中学校体育館』
で、二俣から磐田市内までは20kmほど…ここからはひたすら南下をする…のですが、その途中にあるのが安藤忠雄建築の豊岡中学校体育館。豊岡の安藤忠雄建築は昨年も見に来ました。
花咲乃庄(旧大箸家住宅)
そこから少し南下したところにあるのが登録有形文化財・旧大箸家住宅。江戸時代に造り酒屋として栄えた庄屋屋敷。昨年も通り掛かって気になったけど時間の関係でスルーしたのだった。天保時代に作られたお庭が残ります。次回はお蕎麦を食べに来たい。
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