ガーデン・シティ・ライフ・ログ

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ナビスコ杯決勝 鹿島-千葉

airgyan2006-11-03ヤマザキナビスコカップ決勝、鹿島アントラーズ-ジェフユナイテッド市原・千葉国立霞ヶ丘競技場を見に行って来ました。ナビスコの決勝をスタで見るのは、01年、02年、そして昨年に続いて4年目。昨年の日記を今読み返したら「01年の磐田-横浜なんてガラガラだったのに、千葉対ガンバなんてガラガラになりそうなカードでも超満員!」なんてことを書いていたんだけれど、今年は前売りでチケット完売。余裕で構えてたので今年は前売りで買えず、2日前に金券ショップでギリギリ購入しての観戦。

今年の試合開始は14時(昨年が1時間早くて13時だった)。スタに入場したのは13時50分ぐらいかな。下に別タイトルで書きますが、Tokyo Designers Weekのメイン会場となっている神宮外苑中央広場を出たのが45分とかで、自転車をバッティングドームのところの駐輪場に置いて青山門から入場。その会場を出るか出ないかぐらいでメンバー発表があったのか、国立からの歓声がここまで聴こえました。この日は朝から天気が良くて、本当にサッカー観戦日和だったな。

鹿島を見るのは9月の国立での清水戦以来、ジェフはナビスコ準決勝のアウェー川崎戦以来。千葉は今年1年でサポが増えたんだろうし、鹿島はカシマスタまで来てくれるサポは確実に減っているようなのだけれど、国立でのタイトルマッチではやはり来る人が多いのかなってところで、売り切れもやむなしだったんだろうな。と言うか、もう今後はどんなカードでも相当入るようになるのかも。

ちゃんと席を確保しようと思うのなら開始30分前には入りたいと思ってたんだけれど、15分ぐらいになっちゃったのでもう予想通り席は一杯。どちらのファンと言うわけでもないのでとりあえずバックスタンド上段の自由席へ行って、最上段で立見でもいいかと思ってたんだけれど、最上段まで行く席に座り込む人がもう居て上まで行けなかったから…一生懸命一人分空いている席を探し出して座って見ました。

僕以降も勿論席を探し彷徨うお客さんが結構居たんだけれど、試合中に発表された今年の観客数は44,000人と完売の割に全然少ない数字。昨年が47,000人とか入っていたはずなのに。メインの方にまとまった空席があったりしたにはしても、それでも少ないな。今年の国立の観客席の工事で1つの席が今までよりも大きくなったからその分で収容人数が減ったのかな(バックスタンド上段はまだ古い狭い座席のままだから、結構1.5席で座ってる人とか居たけれど)。

しかし02年以降はこれだけずっとお客さんが入っていて(02〜04年は浦和が絡んでたから評価し難かったんだけど)、同じタイトルマッチの天皇杯決勝が大人自由が3,000円でも毎年大入りなことを考えれば、ナビスコの自由席1,500円って安過ぎるぐらいじゃないかと思えてきた。昔はFC東京のホームゲームの自由席が1,000円だったので、それよりは高い…みたいな印象だったけど、もうJ1で大人1,500円以下のチケットがあるチームって多くないもんね。名古屋以東では大宮だけ!(他は全部2,000円以上)来年はさすがに値上げしてもいいと思うよ(またはSB席みたいな区分を設けるとか)。

鹿島の大きな星は10冠奪取!って意味だったんだろう。ま、もう二度と使う機会無いと思うけどね(←鹿島嫌いっぽい発言(笑))。さて試合。千葉はストヤノフクルプニコビッチが不在だったものの、8、9月で見た時には楽山がスタメンで出ていたから…その頃と比べると何となくベストメンバーっぽい感じ。鹿島はU-19の遠征で内田篤人が不在。あと出てないのかと思ったのはフェルナンドかな。

まず主導権はジェフ。と言うよりは鹿島は前に出ず、チャンスを虎視眈々と狙うと言った戦い方か。前半からお互い当たりも強く激しく、千葉側の選手に痛む選手が続出。水本の後にマリオ・ハースが岩政か誰かの飛び膝蹴りを背中に食らって(でも上川はハースの目の前の方の視界に居たから見えてなかったと思う。だから普通のファールだったかな?)、一度はピッチに戻ったものの、結局前半の中盤で坂本と交代。最初ピッチに戻る前に一度立ち上がった後にまたしゃがみ込むってシーンがあったから、厳しかったんだろう。

坂本が左サイドに入って山岸が一つ中に入って1トップ2シャドーのような形になったみたいだったけれど、それまでは前線に巻、ハースと基点があったが、この交代で巻一つになってしまった。岩政、大岩にとって標的が一つになったと思うので、ここからジェフはチャンスが減り始めて徐々に鹿島ペースへ。鹿島は相変わらず切替やサイドの押し上げが早く、試合を通して度々3対3や4対4のようなカウンターを作り上げていたが、どうにか千葉の選手がパスコースに入って防いでいた。

前半は0-0で、後半に突入。前半の時点では「今年は早い時間帯に1点ぐらい入るかな、延長の心配はしなくていいかな(←延長突入しなければ16時の時点で神宮外苑のライヴに移動出来るから)」って思ったのだが、後半も一進一退。どちらかと言えば鹿島がペースを握るもチャンスを物に出来ず(しかし岡本のポジショニングは危なっかしい!飛び出してるシーンが多過ぎる。心臓に悪い(笑))。徐々に鹿島が運動量が落ちてくると、ジェフがサイドを基点にしてペースを取り戻す。

後半15分ぐらいから何となく「これは先制点取った方が勝ちの試合だな」って感じだったんだけれど(両監督が動く感じがしなくて、なかなか試合も途切れない緊張感の高い試合だったから)、その試合が動きやしねえ。後半も30分を過ぎて、僕も試合後移動出来るかそわそわし始める。ジェフはチャンスを作ってもダフってしまったりでションベンカーブならぬ、ションベンシュートが多い…。

そんな試合にケリをつけたのが、ジェフの右サイドの水野晃樹。45度の角度からのシュートをサイドネットに突き刺し、ようやくジェフが先制点。その直後鹿島は交代の選手を2人用意し始めるが、投入前の右CK(この時点ではまだ替えない判断をしたのは、交代対象選手に大岩や青木と言う長身選手が含まれていたからだろう)で、水野からのボールを阿部が決めて2-0。試合は決した。鹿島は田代、本山、興梠と攻撃の選手を投入するも時既に遅し。

42分ぐらいからジェフのコーナー付近での時間稼ぎは始まったんだけれど、いやー鹿島が時間稼ぎされる時代が来るとはねー。水野のゴールもすっごいすっきりした気持ちの良いゴールだったんだけれど、これも見てて気分の良いと言うか(笑)試合はこのまま2-0で終了し、ジェフ千葉が昨年に続き優勝、連覇を達成。終わってみればジェフの快勝。だが、鹿島ももしチャンスを一つでもモノにしていればわからなかった、お互いの力が発揮された良い試合でした。

MVPには文句無しの水野。この日の水野は前半からキレキレでチャンスを多く作り上げていて(右サイドを突破して、ニアを突き刺さんとした強烈なシュートもあった)、もし0-0でも水野がMVPでもいいんじゃないかってぐらい目立っていて可能性を感じさせてくれていたので、女神が水野に微笑んだ。と言う感じじゃないでしょうか。これはA代表もあるか、と思わせるパフォーマンスだったと思うし…でも右サイドは混戦だね。加地、駒野、田中隼磨、太田、U-21にも中村北斗も居るからな。今日居なかった内田だって可能性あるんだろうし。

ジェフは苦しい時間帯も無失点で凌ぎきったのが大きかったかな。鹿島は相手に少しずつスペースが出来てきたタイミングで、もう少し早くフレッシュな選手を投入出来たらまた違った気もするが。本山、興梠はあのタイミングで投入されてももう遅かったよね。それにしても柳沢は怖くないなぁ。こんな選手がW杯の大事な2戦に重宝されていたのか…改めて思う。ま、層考えているとそもそもは開幕戦でハットを謙譲したサンフレッチェのせいな気もするけど(笑)

それでも鹿島サポはやっぱり柳沢が大好きなのか、度々「アツーシゴー×2 やなーぎさわあつしー」のコールをしていた。選手コールの中では間違いなくこの日一番されていたのではないか。直近の試合含めてこんなダメダメなのに相変わらず柳沢のコールのときは声援が黄色いので、あれだよね、柳沢ファンって婦女子って絶対木下理樹みたいなのが好きなのばっかなんだろうな(笑)とか思いながら見てた。深井の方が全然怖いし、深井か本山のどちらかがベンチになってるだなんて、本当に勿体無い。二人とも、欲しいと思ってるチーム幾らでもあると思うよ。

そうだ、ロスタイムに入る前には僕はもう席を離れて青山門入ってすぐのところにあるモニターで試合を見ていた。少し喜ぶ様子を見てから青山門を出て信号を渡って、国立を出てから1分も掛からずにTokyo Designers Weekメイン会場内のTokyo Miditown パビリオン…の裏側(会場外)に到着してライブの音漏れを楽しんで、そしてまた国立に戻って表彰式の余韻を楽しむ。と言う行動。そんなナビスコ杯観戦の前後の行動は以下のタイトルの部分に書きます。