ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

東京V-水戸 とか

更新頻度が落ちているので余裕があれば書きたいことは一杯あるんだろうけど、まずは表題の話から。サブタイトルは「ラモス・ヴェルディとメンタル・マネジメント」ってところでしょうか。GWは1、2日が出勤だったので3連休と4連休という感じなのだけれど、4連休の初日はJ2第13節、東京ヴェルディ1969-水戸ホーリーホック国立霞ヶ丘競技場へ。ヴェルディを見るのは開幕戦以来。水戸に関しては、今まで色んなクラブの試合を見たいと思って来たけれど、水戸をスタジアムで見るのはこれが初めて。多分スタジアムで見ていなかったのは水戸が最後かな?(ただ昔暇してた頃、FC東京の小平グラウンドに昔練習試合を見に行った時に水戸が相手だったと言うことはあった。)

今日は試合見に行くとしたら選択肢は幾つかあったけれど、近場がいいなと思ってて…当初は5ゲームスチケットで味スタかな?と思っていたけれど、最近見たJ1の試合が結構ぐだぐだで「つまらんなー」と思ってね。ちょっとサッカー観戦欲が落ちていて、そんな中別に応援したくもない鹿島の試合なんて見に行きたいと思わんし…そんな中、ヴェルディが面白いことになっていたので。チケットも安い(招待券を金券屋で600円)ので、国立競技場の試合に行くことに。

前日チャリで千駄ヶ谷まで来て、チャリを置いて帰った。そのチャリで国立へ。最近見てる試合は国立が多いな(って昨年からそうか)。28日以降、千駄ヶ谷〜外苑前付近へ来るのが4度目だ。しかしまあ、ヴェルディはなんでこんなことになっているんだろうね。J2では格の違うメンツを揃えてのその通りの試合以来の観戦だけに。いや、まあ「一度負ければ崩れるんじゃないか」みたいなことは書いていたと思うんだけれど、でもまさかここまで負け続けるとは思ってなかった(笑)

今日もまあいつもの如く遅れていって、スタジアム入場時は1-0でヴェルディリード。「なんだ、つまんねー」と思っていたんだけれど、それにしても見るからにヴェルディは動きが悪い。水戸がセットプレー崩れから同点に追いつき、カウンターから逆転したのだけれど、その後ヴェルディの先制点がオウンゴールだと知り納得。もうね、何が悪いというか…まず選手が動かない。必ずボール持った後に人を探す。これじゃ、プロの試合ではサッカーにならんよね。

「練習で一体何やってんだろ?」というレベル。練習試合じゃないんだぞ、と(笑)問題は色々あると思うがそれは後述として、この位置なのも納得したし、誰も何も指導出来てないんだろうなと。未だに名波や服部の名前を出すジュビロサポにこの試合を見せてやりたいよ。山本サッカー以上にひどいものがここにはある(笑)名波が裏の監督でなんてなれていないだろうし、仮にそうであったとしたらこのサッカーはやば過ぎるので余計に指導者としてはまだ勘弁願いたい(笑)

服部も右サイドの選手にぶち抜かれたり(4点目のシーンだったか?)、5点目のPKを与えたり。「やはりこのレベルでは格が違うのでは」というシーンも無いことは無いんだけど、チームが噛み合わなきゃ絶対ツケが来て、そこに服部が居たという部分もあるわけだけど(少なくとも、年俸考えれば「ジュビロに居れば」という気は一切消えたな)。それでも11試合で3得点だった水戸に5失点は、「予想以上にひどい」とか「重症」とかではなく、もうチームが死んでると同じ(笑)

水戸は、格上相手にはこういうサッカーをするしかないというサッカーだったと思うけれど、それが全て上手くハマったという感じはあった。が、それだけヴェルディは何に対しても「無防備であった」と言うことだろう。ヴェルディは兎にも角にも試合を通して“戦意喪失”していた印象。対して水戸は試合が進むにつれて(自分達の守備が通用すると感じてきてペースを掴むことによって)、おそらく自信を持ってアグレッシブにプレー出来るようになっていったと思った。

ただ気持ちの話以前にサッカーの話をすると、水戸の2点目のシーン。ヴェルディはやはり「ただ後ろでパスを回すだけのサッカー」になっていて(昨年よりひどくなってるね)、水戸も別にそれに対して無理に出る必要は一切無いから出ていかない。たまりかねた平本が下がってボールを受けたところで、水戸は狙ったようにプレス。良い位置でボールを奪い、カウンターで2点目。同点にしてから間もなかったことで、これで「上手く行く」という自信が持てたハイライトだったか。

水戸はヴェルディの攻撃に対して1対2、1対3をちゃんと作っていた。そんな水戸の張る蜘蛛の巣に、あまりに無策に個人個人の能力だけでヴェルディはバラバラと向かっていっていた。試合見てれば、個々の能力ではやっぱどう考えたってヴェルディの方が上にしか見えないんだけれど…まぁやっぱサッカーはチームスポーツだという、ものすっごく分かり易い試合だったんじゃないでしょうか。監督を含めて、チームだという。水戸はチームとして一つだった。当たり前だけどね。

しかしまさかここまでの結果になるとは僕も思ってなかった(笑)トドメとしてもここまで文句無しのものになるとはね。ま、選手が自信無さそうにプレーしていることも、戦意喪失しているように見えるのも。結局選手の気持ちの問題だ。…で!それをラモスは会見でずけずけ言うけどさ、まあそれが駄目なんだよね。個人的に職業柄か、(まぁ大体日経SYSTEMに載ってるから)メンタルケアであったり、上司と部下の関わり方みたいな記事をよく見るし、そういうのが好きなところがあるんだけれど(高校生の頃からメンタルヘルスの話は好きだったけれどさ)。最近もちょっとそういうの読んでいたから、余計に思うところがあった。

最初に福岡に負けた時に「こんなにボールを拾えない中盤は初めて見た」とか言ってたけれど、まずこの発言がもう良くない。この時も「そこまで言うか」と思ったし…まさかここまでボロボロになるとも思ってなかったけれど(笑)まあ文の中の一片ではあるんだけれど、上に立つ人間は部下にネガティブワードを使ってはいけないとかなんかそういうのあるじゃないですか。こんなこと言われてモチベーション上がらないし、勿論ラモスの場合これだけじゃなく、遠回しに「選手が悪い」風に言っている発言が多過ぎる。

そりゃプレーしている以上選手が悪い部分は勿論あるのだけれど、それを公で言うことで選手のモチベーションが高まることって絶対無いと思う。与えられた自由から来る責任も全て選手に押し付けてるでしょ。責任まで個々の選手に委ねられると、判断もやる気も責任も全て選手毎になって、当然のように意識レベルがバラバラになる。その上、「選手が――」では部下の気持ちはついてこないでしょう。上司として、自由を与えるのはその人のやり方だけれど、(公の)責任まで個のものとしていて、その上部下と同じ目線になれない・意思疎通(メンタルケア)も出来ないのであれば、その人が上である意味は無いし、居る意味が無い。

「選手もプロなんだから」と言ったって、お金もらって働いているのは一般の社会人と同じだし、プレイヤーとして優れていたって人間としては経てきた世界・社会は同じなわけで。心理面ではそう大きく離れているわけではないと思うし、(一般社会と比べればそりゃ数は少ないが)他にもクラブや、マネージャー、評価者は居るわけだ。それを考えられない程サッカー漬けのサッカー馬鹿ということはないわけだよ、勿論。サッカーロボットではない。

幾らプロとは言え、プロ同士なのだから。気持ちがついてこれず、少しでも走れなくなれば、相手にとってはいとも簡単に隙になり得るでしょう。プロとは言え、気持ちがついてこなければ走れないでしょう。「気が入っている」試合と、「気が入っていない」試合で明らかに変わるチームや試合なんて、幾らでもあるし。今日の試合はその中のプロの最下層レベル(笑)今思えば、ジュビロの前監督の山本さんも駄目な監督だったけれど、慕ってた選手が多かったのはその辺のメンタルケア面は出来る人だったということなのだろう(サッカーの戦術面や論理面では駄目だったけれど)。ま…俊哉や啓太や石川や、そうとも言い切れないけど(笑)

後半30分過ぎにラモスがピッチ際に立っていたシーンがあるんだけれど、あれはもう視界に入ってくることが重荷やプレッシャーになってくるんじゃないだろうか。「どうせ試合終わったらうちらが悪いって言われるんだから。」萎縮するよね。幾ら経験のある選手だって言ったってこのチームでは(幾ら監督として無能だとしても)ラモスの存在が「絶対」なのだから…ラモスが「選手が悪い」と言えばもうそれは選手が悪いんだよ(笑)そんな環境で「監督の為に」という気になるかな。

部下が自分たちの力を発揮出来る環境を整えるのは、上司の仕事だ。なんかもう今日の会見文とか見てると…僕も部下として働く立場だけにさ、なんか切なくなるよね(笑)守ってくれないんだなーって思うよ。別に守ってくれなくてもいいけど、要はその辺の気持ちをまとめられなければってところ。何故出来なかったかを汲み上げてくれて手助けしてくれるのが上司なんじゃないかって思うし、(それまで自由で、「何故出来ないのか」を自分で考えて解決しろ、という中であっても)本当に苦しい時はちょっとしたヒントぐらいくれたらな、とか思うと思うんだよね。部下を高められない、まとめられない上司なんてただの蓋だ。

自分でもビックリした。『なぜ自分たちの力を出しきれないのかな』とか、『なぜもっと楽しくやらないのかな』と思いながら見ていました。 / 落ち着いて、落ち着いてと言っているのに、カチカチになっているのは僕はわからない。本人たちだけですよ。ピッチに立ったら、(プレーするのは)悪いけど監督じゃないですよ。 / そういうのを自分たちで改善するしかない。改善できないとああいうことが起きるんです。 / それは選手たちにあなたたち(報道陣)が選手一人一人に聞くべきですよ。なぜ監督に聞くのですか?僕は選手だったから言えます。(選手が)自分で改善すればいい。

多分ラモスはこれでも緩く言っているつもりなんだと思う(笑)とどのつまり、この人は監督に向いていないと(笑)カリスマ性はあるんだろうけれどね。まあ…テレビの映像の制作を見ていても、今年の日テレ及びFC日テレ(運営会社)が「ラモスヴェルディ」で売りたかったのは明らかだから、昨年も今年も解任出来ずに居た。Jリーグを甘く見ていたその更に上のところも癌であった。

でもこの2年の選手獲得数とその補強費考えれば…「かわいい息子のラモスでも上へ行けるメンツを揃えよう」という親なりの手助けはしたんだろうし、それ以上にラモスの監督としての能力が無かったというところなんだろうけどな…。でも親が過保護だったから、今になっても(監督としての)ラモスは自分の悪い部分を見つけようとしていないんじゃないかな。この補強費も決して日テレだけのお金じゃないわけだから…本当に能力無きものに色んな人々が関わって生まれる売上げをドブに捨てられた…という状況は、Jリーグとしても広くは日本サッカーとしても良い影響は無いしどこかでイメージダウンがあるんじゃないかと危惧。

まあ、さすがにもう京都戦で終わりなんだろうなあと。第三者としては面白いから次の京都戦でしぶとく勝って「まだまだこれからだよ!やるよ!」ってなって続投――ってのがいいかなと思ってるけど(笑)、現実的には普通に京都が勝って終了でしょう。それが「内容は良かったが」になるのか、今日みたく「予想以上の惨敗」となるかで残すものが変わってはくるわけだが…。ヴェルディも残る選手たちの質は全く悪くないわけだし、今日もgreen birdのコラボレーションとか良いこと(面白いこと)はやってるわけじゃん。北欧好きな僕としては普通に今日のグリーンサンタとかデンマークにまつわるプレゼントとかすげー気になってたしさ。せっかく東京のもう一つのクラブなのだから。勿体無いよな。

あ。あんまりメンタル・マネジメント的なことは書いていないや(笑)でもラモスはマネージャーとしてそれが出来ていないなーってことと、意識して変える為の手段というのが幾つかあるというのを…書きたかったんだけれど手元に会社で見てた本が無いので書けないやと(笑)上司はそれが出来るようにならなければいけないけれど、それが出来ない上司が多いから(上司という個人としてみたら自分の立場もあるわけだからそう簡単に出来るもんではないのだろうけど)、これだけ…Webで検索しても沢山出てくるし、一杯セミナーもあるんだろうね。

でも個人的にそれ(チームをまとめる為、部下の気持ちを引き出す「コミュニケーション・スキル」)を読んでいて最初書こうと思っていたのは、「でも別にこれって上司と部下の関係だけじゃなく、一対一で同じ立場でも出来るようにならなきゃいけないことでもあるよなあ」って思ったのがあって。だって要するに「相手の気持ちになろう、理解しようとする姿勢を持とう」だもん(笑)「わからない」って突き放すような言葉は…なるべく使っちゃいけないなと思う。自分も。

まあとにかく今日の…水戸の5-1という試合は記憶に残る一つの試合になったかなと(笑)水戸の選手たちには大きな大きな拍手。水戸ゴール裏は結構人が多かった。が、よくよく見ると水戸以外の…何故か黄色とか赤とか紫とかそんなユニの人たちが。なんかフジの時みたくカラフル。でも今日は天気も良かったし観戦日和でこういう景色もいいなと。自転車で国立を離れる。

試合後。最近帽子を電車に忘れてしまい忘れ物として取りに行けず期間も経ってしまったので…新しいのを買おうと。この間の雨の日に思い、とりあえず下北へ。んでまあ買ったんですが、今日初めて下北にサッカーバーがあることを知りました。ここ。Footnikでは今日は静岡ダービーやらないっぽかったから行かずに偶然こっちに来ていたのはあったんだけれど、丁度静岡ダービーをやってたので。ここで見た。

前半の途中からだったので得点はチョ・ジェジンの2点目しか見れなかった。見てる人は少なかったけれど、僕以外にも…清水ファンっぽいカップルと、磐田ファンっぽいお兄さんが居たかな。試合結果は残念だったけれど、今年は勝ったり負けたりだなって思っているからこんなもんかなと。上田、菊地の3バックのアウトサイドは合わないと思うし、なんで前節上手くいった中山、カレンの2トップをしないのか?と思うけれど…まあそれもそんなもんかなって思っています。今は若い選手に色んな経験をして欲しい。このお店は恵比寿より行き易いしきっとまた行く。試合後、外苑前まで自転車を戻して23時頃帰宅。土曜みたいな感覚。

GWは友人が泊まりに来たりしたので、一緒に東京を歩いたり、あと初めて秋葉原という土地へ行ってみた。メイド喫茶って行ったことないよね、みたいな話になって(笑)そこまでは青山とか白金とか歩いてたのに。秋葉原は思ったよりも広い土地で、そもそもこういう職種の僕としては点在するパソコンショップには興味をひかれまくり(ルータが安かったんで買ったり)、思ったよりも明るくてきれいな街だった。だから結構メイド喫茶探すのは苦労したな。2件行って、両方僕らが想像していたようなお店とは違ったんだけれど…。最初行ったお店でオリジナルカクテルなんてのを頼んだら、その名前で苦笑い。来た時にその略称で呼ばれて笑い堪えまくり。そんなどうしようもないGW。あとは5日は吉祥寺で飲んだりした。昨年と違って人と会ったGWだったなあ、という気がする。いいことだ。