ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

文化庁メディア芸術祭 @ 国立新美術館 / 九州のブランドデザイン展 @ DESIGN HUB とか

airgyan2008-02-17文化庁メディア芸術祭。このイベント名自体を知ったきっかけは、昨年ライヴで見た、昨年だか一昨年の佳作賞だったとかのSix String Sonicsだろうか。FUJI XEROXのCMは多分彼らのアイデアをモチーフにしたのではないかと思うのだけれど、そんなこんなでこのイベントがいつ開催されるだとかそんなことまでは知る由もなく。先々週ぐらいにいつも通りRSSリーダーで色々記事漁ってたら、このイベントの開幕の記事があったので、面白そうだなと思ったのが最初。でも最初は9日のライヴ前には行きたいと思っていて…結局行けたのは最終日の入館締め切りのギリギリなんだから、なんだかもう。という感じではある。

大体、吉祥寺を17時に出て国立新美術館に17時半までに着くって相当な忙しなさ。渋谷での銀座線への乗換を1分、表参道での千代田線への乗換も1分。ものすごいダッシュした(笑)どっちも外してたらアウトだったよ(銀座線は時間ターム分かってるけど、千代田線は知らないから、丁度来てて…よかった!)。千代田線乗った後も、「赤坂側の出口のはずだよな…」と思って前の車両へどんどん歩いていって。何はともあれ、いざ入館したら本当に面白かっただけに間に合ってよかった。

こういうデザイン系のイベントは、足を運びたいと思いつつも100% DESIGN以降はご無沙汰でした。せっかく今新橋に居るので、銀座や汐留辺りなら色々展示はありそうなもんなんだけれど(無意識のうちに足を止めている気もするけれど…)。そして国立新美術館へ入るのは初めて。というか美術館というものへ全然行った記憶が無いので(ちょっとしたギャラリーやイベントは別だよ)、大人になってからは初めてじゃないかな?あれ?タダで入れるんだ?みたいな(笑)展示によって有料・無料があるんだね。木場の方の美術館も行ってみたいとは思ってんだけど。

国立新美術館でやってると言っても、タイプ的にはコ・フェスタみたいな感じだよね。漫画やWii Sports、おもちゃも表彰されていたりするし、ニコニコ動画も賞を取っていました。要はそういう“メディア”の展示。曲りなりにもメディアの人間(コンテンツを考える立場)たるもの、こういうものは見るべきだなと思ったし、こういうデザインに寄ったイベントは刺激される。またこういうイベントがあったら行くべきだなって思ったよ。ものすごく面白かったです。入館無料だったけど、珍しくガイドブック買っちゃった。これだけでもすごく見ていて面白いです。

地元の(友人たちの行ってた)美大?の子も何か賞を取っていて、環境も大事だけれど結局個人の意識なんだろうな、ってのはそういうものを見ていると余計感じる。というか、こういうイベントもこの後に足を運んだプロダクトデザイン展も、その友人たちの影響が大きいっちゃ大きくて。音楽の趣味的に、そういうものに興味があった方が辻褄が合う。と内心思ってはいたけど、それを繋ぎ合わせる手法は友人が持っていたというか。その友人にそれっぽい音楽を提供していたのが僕だというか。なんかその友人の大学の卒業制作とか見に行ったこととか思い出したな。

…それなので、友人の周りにはデザインとか好きそうな女子が多くて羨ましかったことを今ふと思い出した。やっぱこういうイベントはおされ女子が多いので。無論それが目的ではないけど(笑)いや、誰かと来たいじゃんなんかこういうの。…まあ、例えそうだとしても僕はきっと眠り過ぎて大遅刻だったろう、今日に関しては(笑)まあなんでしょ。自分もなんだかんだでクリエイティヴィティなことをしたいと思っていて、だからこそWebってもんを選んでいるところはあると思って。

FLASHや映像や画像は描けないけど、それだけがクリエイティヴではない(はず)。文章だってコンテンツだし、コーディングだってクリエイティヴなことのはずで、グランドデザインを描くことだってきっとクリエイティヴィティなこと。絵心はなくても、面白い“メディア”や“コンテンツ”っていうものは絶対作れるはず――と思っているので。思っていた形と違えど(いやでもあんまり違ってないかもね。なんだかんだで僕は結構自分の思っていた範囲の人間として育ってきたかも)、結局アーティスティカルなことをしたくて、それを目指しているんではないか。

だから…きっと今までしてきたことも(Webに興味を持って、コーディングやプログラミングを覚えたことも)、そして今していることも、自分のなりたいものに繋がってはいるのだと思う。ずっとしたいと思っている会社のWebのデザイン変更はなかなか出来んのだけど…。もーそれがしたくてしたくて!新しい人がちょっと変えたいことを匂わせてくれたので、もう是非是非一緒にやりたい。僕よりWebリテラシーがある人だけに。やっぱり絶対Webは楽しいのだ。結局物事のファースト・インプレッションって見た目だと思うので…幾ら(サイトのコンテンツの中身に)自信があっても、デザインに魅力を感じない限り心に残らないと思うんだよね。

なんかそうこう考えていると、それこそ僕もbrタグから覚えたわけだけど、「自分でHPを作る」ことによって箱を得ていた世代と、箱を作らないでも人の集まる場所の既にあった世代と、また全然違うんだろうなぁ。言わば、2ch(のスレッド)とかmixi(のコミュニティ)って自分の箱ではないじゃん。今となってはそっちの方が人は集まり易いから、個人で愉しむ分には充分だけれど…そういうところが入り口だと、自分で自分のドメインとろうと思わないよね、きっと。僕より上の世代って、自分のドメイン取ることが一つのステータスだった気がすると思うのです。

でも今となっては、ほんと個人ではクリエイターの人しか取らないんじゃないか。僕も今ははてなダイアリーをメインで書いているけれど、でも一応毎月別の鯖代払ってますよ。プログラム用の。Webが好きだったか(物を作ることを楽しめたか)、ただそこにあっただけか、の違いがそこにあるんじゃないかと言う気がした。いざ自分が箱を作る時、熱意をどれだけ持てるか?と言う時、そこに差が出るんじゃないかって気がして。僕が最初ジオシティーズでホームページ作った頃は(笑)、Yahoo!掲示板よりも個人のHPで作った方がよっぽど盛り上がっていた時代で。

しがないファンサイトだったけど、でもあれこそ“物を作って伸ばしていく”原点というか手法だった気がする、今思うと。どのバンドだと今後伸びそうで、且つ競合が居ないか?(そして自分が好きか?)ってところから始めてたしさ(笑)制作もコンテンツも更新も管理も全部自分でやってたわけじゃん。パワー注ぎ込んでたんだなぁ、って気がする。でも今はそれも2chのスレやmixiのコミュニティや、ポータルの掲示板やブログで済んじゃっているのかな、って思ったりするんだよね。知らないけれど。だから、何か(何故だか)偶然BoAか誰かのファンサイトを見て、少し嬉しくなったりして。まあ、今は公式にも掲示板がある時代だしなあ…。

話がちとずれて、僕が2chを始めた頃(出来た頃)に、「高校生っていう人格形成がされていない時に、こういう名前を持たない2ちゃんみたいな場所に来るのは良くない」と言われたことをよく覚えている。まあ時代も変わったのでそれの是非はそれとして、僕が行き始めた頃は割と長文が行き交っていた気がして。お互い論破し合いたくて。それがいつからか長文=うざいってなってしまって、チャットに近付いていって。どんどん一般化/若年化した中で、何だかんだで2ちゃんに影響された世代って少なくないと思うので、その前後…多分'00年以前、'01年以降辺りがラインだと思うんだけれど、物事の見方/視点って違うんだろうなーって気がする。自分で箱を作るより、乗っかる意識が強いとか、あったりするんじゃないかなあ。

話を戻して。国立新美術館の閉館時刻をもって、退館。面白いな、こんなアイデアやこんな見せ方があるんだなと刺激になった。また来年も絶対来よう。そして、自分にも表現出来ること、成し遂げられることは何かあるはずだ。と。頑張ろうっと。その後は一瞬外苑東通りを北上して青一の方へ向かおうかと思ったけれど…この辺来たのって久々だよな、って気がしたのでせっかくなので六本木周辺を歩くことに。10月に乃木坂や六本木(Super Deluxe)行ったけど、それ以来かな?両方ともそれだけしかなかったので、ミッドタウンとか歩いたのも仕事を除けば5月とかそれ以来ぐらいじゃないか。最近はもうこの辺自転車で走っていないからなぁ。

そんな感じでミッドタウン来たの久々なんであれだけれど、あんまし人は入っていなかった気がする。こんなもんなのかな?色々とギャラリーぽいところ見つつ、DESIGN HUBは初めて行った。そこでやってた“九州のブランドデザイン”展。これまた面白かった。こうやって(僕みたいな人間な割に無意味に)プロダクト・デザインが好きなのは、やっぱ友人の影響なのだろう。その後は、六本木を歩いたりしつつ、そのまま六本木通り沿いに戻って、渋谷まで歩く。…軽い電車代の節約だと思ったのが間違いだった。風が強すぎて寒すぎた…。手袋してても指先の感覚が。

歩きつつワンセグで日本代表の試合見てた。チョン・テセのゴールは…6対1だったぞ(笑)決めるテセがすごいのか、DF陣が甘いのか。今年の川崎は3トップがマジで機能するようなら恐ろしいことになるな。前田はごっつぁんだろうが何だろうがナイスゴール。エジプト戦に次いで結果出したわけで。前田は今の代表で一番相手を選ばない選手だと思うが、どうか(ポストも出来て、セカンドストライカーにもなれる)。…でも怪我だそうで。何も無く開幕に間に合ってくれればいいが…。

今日みたいな視覚的なイベントでは…眼鏡を掛けてちゃんと見るのだけれど、例えばやたら“人にこう見られているんじゃないか”と気にする人って居る。まあ、ほんとそう見られている時もあれば、別にそんなに見てねえよ、って人も居る(そういう時もある)。まあ、そんなことを気にするのは面倒臭いと思っていて(笑)、「人の目が見えること」がもし少しでも自分の意識(それが対人恐怖なら尚更)に繋がるのなら、周りなんて見えない方がいいんだ。目が悪いままでいいと思うのは、僕にとってそういうところのちょっとした克服の意識もあったかもしれない。

黒、紺、灰色、茶、白、濃緑、カーキ、赤、青。が人の服の9割以上を占めるのならば、僕がいつも着ている服の色はほんと100人に1人も居ないかもしれないので、そういう意味では僕が思っているよりもかなり人の目に飛び込んでいっているかもわかんないものだけれど。まあ、それが僕には分かれないし、見られていてもわかんないから(笑)僕は僕であるだけだけど、でも人に覚えてもらえるのは嬉しいことだなと思うので。まあ、今は別に人に見られることなんて(気付けないし)気にはならないけど、人の目が見えると恥ずかしいので、目は悪いままでいい(笑)

でもあれだね。「何で分かってくれないのか」ってところで苦しむ人もいるんだなって思ったけど、僕は…「僕なんか居なくなればいいのに」ってところで苦しんでた派なので(派?)、その名残が、すぐ居場所を変えたがる発言をしてしまうところ(笑)相手に向けるんではなく、やっぱり自分へ向けるんだよね。自分が悪いんだ。僕のせいだ。僕がいけないんだ。って発想。自分を責めるのは簡単だ。それこそ、上記の人格形成期に"Black Sheep"や"Ice Pick"や"Swanky Street"や"ストレンジカメレオン"を聴いていた人間だから…因みにそれを言われたのは中村一義スレ(笑)覚えているよ。とりあーえーず、外へ出て行きましょう〜♪("街の灯")