ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

浦和レッズ-清水エスパルス @ 埼玉スタジアム2002 / ぼくらが旅に出る理由は大体【水戸・偕楽園〜小山〜大宮〜吉祥寺編】






午前8時起床。目覚めの悪くなるような夢で何度か起こされて眠い。2日連続でそんな夢だった。なんだろうな…。8時40分頃にチェックアウトしてすぐにバスに乗って偕楽園へ。後楽園に続いて2つ目の日本三大庭園。Google Mapsで見るとやったら広いので、歩いたら一体どんだけ掛かるんだ?と思ってたけど、偕楽園そのものはそこまで広くなくてよかった。こんな早い時間から行ったのは水戸を10時半には出たかったから。時間が早いからか人も殆ど居なかった。…でも、同じく早い時間に歩いた熊本とかは平日でもかなり人で賑わってたよな〜って思うと、やっぱ水戸って土地がそんなに“観光”って感じがしないのかなあ…。名勝の庭園は大体有料なのに偕楽園は入場無料(一部建物が有料)。なので普通に通り道になっていて地域に根付いているようで、でもやっぱ場所が微妙なのかなあ…という気も。

偕楽園の後は水戸芸術館に立寄って、歩いて駅まで。時間があれば展示も見たかった。水戸はまたプチ旅行的なことをしたい時に基点にする気がする。鹿島で試合見た後とか。10時半の電車で水戸を出て友部で水戸線に乗換え。笠間までは昨日と同じ景色で、それ以西は穏やかな景色。途中からは眠ってしまって11時50分頃に小山に到着。宇都宮線上野行きに乗換え。古河で快速に乗換え。眠って気付いたら12時45分頃もう大宮。なーんかもう割と普段でも見れる景色…。まだ昼なのに。栃木SCFC岐阜っていうJFLかよってカードでも、宇都宮行けばよかったかな〜と思った…。小山から大宮の間の降りたことない駅で降りてみようかな、って気持ちも少しあったんだけど(だから少し早めに水戸を出たのだけれど)、結局しなかった。せめて久喜で東武伊勢崎線に乗換えたりすればよかった。

南浦和で乗換えながら、この間も見た景色に「戻ってきちゃったなあ…」感がありながらも、でもなんだろう。この間埼スタの浦和のゴール裏に空きがあって寂しさを感じたと思ったけど、それでもやっぱ浦和のファンの多さ、スタジアムへ向かう人の多さは段違いだなあ…と思った。決して行き易いスタジアムではないけど(大宮・浦和方面より、都内からの方が行き易いんじゃないか…という気が。)、週末には確かにそこにレッズがある。大宮・浦和と比べて浜松・磐田なんてあんなに娯楽が無いのになー…とか思っちゃうね。今日も2階席こそガラガラだったけど、それでも3万人強人が集まるんだからすごい。リーグ戦では上位同士の対決。今日は岡崎や阿部こそ居ないけど、両クラブのメンバーを見れば結構豪華メンツ。清水のゴール裏は売り切れていたのか当日券が無かった。なのでメインアッパーで観戦。

元レッズの小野に永井には容赦なくブーイングが飛ぶ(あと西部も元レッズか)。小野、山田、啓太、平川、長谷部、アレックスと浦和の黄金時代は静岡からの供給無しには語れないわけだけど、逆に浦和から清水に供給されている、という構図もまた面白い。リーグ戦では上位同士の対決とあって両チームともにサッカーが面白い。こういうの見ていると栃木じゃなくてこちらを選んでよかったかな?と思う。でも結果的に時間が進むにつれ荒れっぽいゲームになっていく。序盤にも「え、これ取らないの?」っていうシーンが幾つかあって、ポンテが最初痛んで外に出た時からヒヤっとしたのだ。そのシーンの時に清水が出すのを渋ったんだけど、それもそのシーンの前に清水の選手が痛んでいるのに浦和の選手が外へ出さなかった、というのがあった(浦和の別の選手は指示してたのに)。お互いこういうのは良くない。

前半の半ば、田中達也が痛む。すぐにエジミウソンから×のサイン。担架に乗ったままそのまま下がってしまったので病院直行かもしれない。ごちゃごちゃしたシーンだったからどこまでどういう形で誰のせいかまではわからなかったし、家本が流したことが間違っていたのかもわからない。けど、これが“荒れた試合”に輪をかけたのは間違いない。ワンセグ日本ダービー見て目をそらしているうちにも小競り合い。小野が切れてる。あと岩下とエスクデロがやりあっているシーンとか(どっちが先に手を出しているかもわからないけど)。良い試合になりそうだっただけに、ただの物々しい荒れた試合になってしまったのが残念。ハーフタイムで頭を冷やしたのか、後半は両チームともまた別のギアが入って…特に浦和のサッカーが良かった。柏木はすっかりチームの基点だ。それとポンテが夏に退団とは信じ難いな。

清水もパスを繋ぐ面白いサッカーなんだけど、でも結構各駅停車。スペースをつくパスは浦和の方が多い。その各駅停車にアクセントをつけるのは小野なんだけど、全体的には結構ヨンセンのポスト頼みで…そこへのフォローが足りていなかった印象。ポストに嫌われたシーンは浦和の方が多かった。先に勝負をつけに来たのは清水で、兵働⇒山本真、永井⇒原、本田⇒大前。全員攻撃的な選手。真希、藤本、小野の中盤とは何ともリスキー。それでもセットプレーから原が頭で決めて先制、この先制のCKも浦和にとっては選手交代直後。そこのマークのずれもあったか。長いロスタイムだったけどそのまま清水逃げ切り。面白い試合でした。達也の怪我は残念だけど、覚悟したよりは後味の悪い試合にならなくてよかったかな…。同グループで現在首位がジュビロジュビロにとってはどんな結果が良かったんだろ。

んで、この試合を見ていて、じゃあ小野や達也や誰かを代表に呼べば…って思うかと言うと、思わなかった。小野は特別な選手だけど、でもやっぱり俊輔や遠藤や憲剛を蹴落とさないと入れない枠だと思う。柏木も輝いていたけど、やっぱり枠としては同じだ。ヨンセンとかエジミウソンだよね…やっぱり。清水の“繋ごうとしてしまう”サッカーを見ていると、こういうサッカーをしてしまう、こういうサッカーを美徳としてしまうのは、代表だけじゃなくて日本サッカーの課題なんだと思う。そんな風に感じた。高円寺、吉祥寺を歩いた後、試合に間に合うように帰宅。寝付きが悪くてそこまで休んだ気がしないのに明日から仕事と思うと早い。日本代表-イングランド代表。惨敗を覚悟していたのでまさかの先制。韓国戦は見ていなかったので、どんだけひどかったのか想像が出来ないぐらい、今日はパスも繋げている。

でもイングランド代表は後半がベストメンバーだったのかな。前半からかなり大久保の守備が大きかったと思うので、松井みたいな軽い選手は試合を支配してくる欧州の格上には厳しいのかなと思った。2失点とも松井が入ってからだし、トゥーリオオウンゴールのシーンも、長友があそこまで1人で引き出されたシーンは大久保が居た時には無かったんだよねえ。あと守備の安定という意味では今日の3ボランチは効いていたと思うんだけど、リズムを落ち着かせる役は一人(遠藤)だけで良いんだと思った。俊輔が戻ったらリセットするのかどうするのか…。今回驚かされた分、先制点みたいなトリックCKはもう本番じゃ出来ないんだろうなと思ったし(笑)、脅かそうが負けは負けだし結局流れから点も取れていないし、負けてから追いつける気も全くしないけど、でもまあ見る気が失せる内容じゃなかっただけ良かったのかな?と思う。どうせ本番期待出来るとも思っていないので、少しでも通用する様だけでも見れれば、次回の代表に期待出来るんじゃないかと思っていたりする。

そもそもの話。W杯でベスト4を経験している監督が「目標がベスト4」と言っていたら、「世界的に日本代表の実力を見てそう言っているんだな」と思えたんだろうけど、岡田監督が言っていたベスト4が目標ってのは、受験勉強していなかった僕が「目標は早慶」って言っているようなもんなんだろうなあ。岡田監督が何か成果を残したことはあったか?札幌時代はエメルソンやウィルが居た。横浜時代は久保やアン・ジョンファンユ・サンチョル、中澤に松田…とセットプレーとフィジカルで最強だった。でもACLでは結果出せなかった。別に何か小兵でパスを繋ぐサッカー、なんてことをしていたわけじゃなかった。今みたいなサッカーも今の日本代表が初めてなんだよね。逆に何も実績が無いから強気になるしかなかった…と考えると、結局次回はちゃんと世界基準を知っている監督になればいいなあ…という。

なんか思いついたら続く。