ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

瀬戸内国際芸術祭2010 / ぼくらが旅に出る理由は大体百個ぐらいあって【岡山〜高松〜直島〜男木島〜高松〜姫路編】



今回の旅の目的2つ目。瀬戸内国際芸術祭。行ってみたいなーと思ったのは、周りの人が割と「直島行ってきた」と言うから(会社の人では居なかったけど)。面白いのかなあ、行ってみたいなーと。でも雑誌で何か読んだわけでもなく、かなりノープラン。前日岡山泊にしたのは「せっかく瀬戸大橋渡るのなら明るい時間に渡りたいな」という理由ぐらいだったし、どれぐらいの時間でどれだけ回れるのかとか全く考えていなかったし、どの島が面白そうとかそういう目星もつけていなかった。とりあえず高松駅まで行けばどうにかなるだろ、ぐらいの感覚。結論から言うと、事前にもっと下調べすればよかった…と。見たものは面白かったし来てよかったなーとは思ったけど、フェリーの時間の縛りがすっごく大きいからそれによって時間的にかなり効率の悪い動きをした気がする。男木島にも行きたいと思ったばかりに直島滞在時間は1時間半強。勿体無いなー。どうせ地中美術館は整理券無かったし、というのもあったけど…またいずれちゃんと行き直したい。香川自体がそう。

朝。早く起きてサクっと後楽園行って開店間際の金券ショップで高松行きのきっぷ買って行くぞ、ぐらいのことを思っていたんだけど、昨日はしゃいだ疲れはちゃんと残っていた。後楽園も行かず、乗ったマリンライナーは11時13分発。1年半前「これ乗れば四国に行けるのか…」とか思っていた電車。瀬戸大橋を渡ったのが高2の修学旅行以来(もう丁度11年前…そりゃ年も取るよ)。当時はそんなものに興味は無かったけど、今回はあがったわー。高松着が12時過ぎ。とりあえず総合インフォメーションでパンフレットをもらって高松港へ。座りながら読んで…この時点で島の位置関係とか所要時間とか、どの島がおもろそうってのをようやく把握。直島は行くとして、男木島も面白そうだ。位置的には男木島→直島→宇野って行けば時間的にも船代的にも効率が良い。けど、高松→男木島の船は12時に出てしまったばかり。うーん、1本前の快速に乗っていれば…。その次に出る船は直島行き。なら、直島→男木島→高松に戻る…しかないかあ。そんな大枠だけ決めてフェリー乗船。










13時半直島着。男木島へ行くには15時15分の船に乗る必要がある(もうそれしかない)。1時間半強。大体それで満喫することに無理があるし、この時点で計画立てていなかったことの甘さがある。男木島行かなければ直島満喫出来るんじゃないかってのもあったんだけど、結局美術館とかは今回限りではないからね…祭りは回らないと!みたいな(笑)そんな気持ちがあった。ともあれバスの時間に縛られるのは辛いってことで、レンタサイクル。坂から見下ろす瀬戸内海の景色は気持ちよかった!ベネッセアートサイトまで自転車で行って、地中美術館は元々整理券が無かったからあれだけど、安藤忠雄李禹煥美術館は内部も鑑賞したけどベネッセハウスはもう中に入っていられる時間は無いわって思って(勿体無い…)、建物周りの作品だけ見たりして(草間作品までは行けなかったけど、今年色んなところで見たからいいか)。蔡國強作品から出たところの砂浜で、そういえば今年海沿いとか砂浜とか歩いたのって初めて?って思いながらここでは少しくつろいでみたりして。

そしてわたわたと自転車を置いた場所まで戻り、坂をガーっと下り、チャリを返却し、15時15分の男木島行きの船に間に合わせる。最初「定員オーバーです」って言われて焦ったけど、「一人ならいいや」って言って乗せてもらえた(笑)結構皆移動するなあ。しかし直島は行っただけだったなー…。男木島行きの船のアナウンスが面白かった。「会期終了が近付くにつれて人が増えて参りまして、それにして忘れ物も多くなっております」「携帯電話のお忘れ物、昨日も実際iPhoneのお忘れものがございました」「お友達のお忘れ物とかもございました」(なんだそれ(笑))「皆様疲れてらっしゃいますので気付いたら居なかったとか…あ、今イノシシが泳いでましたね。今の気付いた方、なかなか見られるものじゃないので見た方はすごくラッキーだと思います。あ、脱線しましたが、お忘れ物には…」みたいな感じで。結構とっちらかってたけど(笑)、人間味を感じるし、すなわち迎えられている感がある。こういう車内アナウンス、有りだと思う。そして15時半、男木島到着。















男木島は元々「1時間半で回れる」と書いてあったので、コースはほぼ1週出来た。並んでいて時間が掛かりそうな展示は見なかったから16時半にはフェリー乗り場へ。これも意図的に早く回ったのもあって、先の船で「17時の高松行き(実質最終)も確実に混み合いますし、大きなフェリーでも定員オーバーした場合には乗れませんので、くれぐれもお早めに参りますよう」とアナウンスしてくれていたから。だから切符も先に買っておいたんだけど、30分前なのにすでにかなりの列。僕は席にも座れるぐらいだったけど、そこからほぼ倍の列が出来ていた。後ろの方の人、乗れたんだろうか?(車を乗せるスペースが丸々空いてたから、そこに入れたのかもしれないけど…)男木島は、同じ短い時間だけどかなり満喫出来た。元々エリアは狭いのもあるけど、でもこういう狭くて階段だらけの古い路地って歩かないし、そこにアート作品が点在しているのはすごく面白かった。写真だけで言うと直島より撮っていたと思う。猫エリアもあって癒された…。強引な時間割ででも来てよかった!

高松戻りが17時40分。途中まで隣のおじさんに話しかけられて会話したりしていたけど、女木島の前ぐらいから眠っていたら、いつのまにか居なくなっていた…。女木島=鬼が島のチラシをフェリーターミナルに戻ってから見つけた。こう見ると、面白そうだなとか思ってしまうんだな。17時40分ではもう暗くて何が出来るでもないけど、せっかくだから高松の街も歩こうと。高松城跡の周りを歩いて、三越が見えたので「ここが中心街なのかな?」と歩き始める。しかし、アーケードがいつまでも続く…これどこまで続くんだ?辿り着いた先は瓦町駅という駅だった。駅ビルもデカいし、どうやら高松駅じゃなくここが高松の中心らしい。近くに高松DIMEもあった(いちいち地方のライブハウスの位置をチェックする癖)。そのアーケードの中にも一応今回の芸術祭の作品があったり。なので高松駅まで歩かざるを得ない。気持ち的に。2時間近く歩きっぱなし。その間うどん屋さんがあったら入ろうと思っていたけど、無くて…。結局駅前でうどん食べた。安かったけど美味しかった。

20時10分のマリンライナーで高松発。車内で高松港でもらったチラシを色々見る。こう見るとさすがに全然面白そうなところに行き切れてないなーって思う。直島だけでもそうだったのに、イサム・ノグチ庭園美術館とか栗林公園とか。丸亀の猪熊弦一郎現代美術館はいつか丸亀陸上競技場でジュビロの試合がある時に一緒に寄ろう、とか考えていたんだけど(天皇杯が少しレギュレーション変わりつつあるから、今後あるかなあ?)。今回は名勝とかも何も事前に調べてなかったからその辺適当。そんな風に「行き残した感」が今回強いから、ジュビロが丸亀で試合をする時なのか、アウェーでファジアーノヴォルティス…とかカマタマーレとか(笑)、試合をする時かわからないけど、その時にはまた是非来て、色々なところに行きたい。岡山で乗換え。岡山のコインロッカーに荷物を入れてあったので取り出して姫路行きへ乗換え。細かいんだけど、高松→姫路できっぷを買うより、分けて買う方が安い。その上で、高松→岡山、岡山→姫路分をそれぞれ金券ショップで買って微妙な節約。焼け石に水なぐらい今回の旅はコスト掛かっている気がする…そして動き回っている(笑)今回岡山こそほんと泊まっただけで何も歩かなかったなあ。22時36分姫路着。姫路も泊まるだけ(今回安い宿のある街を重点的に選んでいる)。こちらも一年半ぶり。明日はまた京都へ。Jリーグ菊花賞を見て東京帰ります。



金曜の日記は今日はノータッチ。これも東京帰ってからだな…。