ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

Laika Came Back @ TOWER RECORDS新宿店 / チャン・ギハと顔たち・怒髪天・キセル @ 渋谷O-EAST / The Mirraz @ 赤坂BLITZ



最近見たサッカーとかライヴとかの、ライヴ編。(見た展示も)

Laika Came Back @ TOWER RECORDS新宿店

土曜書いた試合の後、新宿へ移動してLaika Came Backのインストア・ライヴ。ようやく初めて見た。新宿タワレコの7階のインストアでこれだけ人が多かったのは、僕が見た中では一番かもしれない(サイン会でも長蛇の列)。客層は若干世代を感じたけど(笑)新しいアルバムの中から数曲。優しい歌だ。AIRの後期は前〜中期と比べれば一生懸命聴いていたわけではなかったけど、それでも僕は基本的にラウドサイドより静寂サイドの方が好きだったから、車谷くんの優しい声が活かされたLaika Came Backの方向性は好きだ(Cozyという名前は、とみた…と思ってしまうからあれだけど(笑))。ワンマンも見たいなあ。AIRとして見た最後は多分この時。この間のGG11は(旅行しちゃって)見れなくて残念だったけど。当時もっと見ておけばよかったな。

チャン・ギハと顔たち / 怒髪天 / キセル @ 渋谷O-EAST

金曜に見たライヴ。Twitterで「顔たち」で検索してたらライブモニター当たっている人がかなり居て(ライヴ後会った元同僚もそうだったと)、それに当日券払うのはちょっと悔しかったけど(笑)、でも面白かった!

キセル
先月のいしがきミュージックフェス以来。今まで何度か見てきているけど、バンドセットで見るのは初めて。Twitterでバンドセットだと見ていたから始めから見たかったけど残念ながら途中から…。リズムや鍵盤の負荷が減る分、辻村兄弟の歌がいつもより伸びを感じたようなそうでもないような。少ししか見れなかったけど、次のワンマンもバンドセットみたい。見たいなあ。

怒髪天
怒髪天アラバキ以来。フェス以外では初めて見たかも。こんな増子兄ィが近いのは初めて(笑)増子さんMC「数ヶ月前にラジオのコーナーでチャン・ギハと顔たちを流して、もし日本来たら見に行こうと思っていたんだけど、まさか呼ばれるとはね!!」「これをきっかけに俺たちも韓国行きてえな!誰一人パスポート持ってないけど」「怒髪天キセルって組み合わせもすごいね!ベクトルが全く正反対。誰セレクトなんだ」「昨日逮捕された新宿の消防署長がマスコシンジって名前で(弟かと思って)ビックリした」などなど。“GREAT NUMBER”“労働CALLING”で始まり、“ニッポン ラブ ファイターズ”“オトナノススメ”で〆。次の顔たちが心配になるぐらいの大盛り上がり。

●チャン・ギハと顔たち
対バンが良かったのもあるけど、僕は基本的P-VINEのインディーや、マイナー国のインディーの歌い文句に弱い。たとえば「エストニアマイブラ」ことPia Frausみたいな。チャン・ギハと顔たちも昨年P-VINEから国内盤がリリースされたタイミングで知って、韓国ではトクマルシューゴtoeとレーベル・メイトであり、昨年トクマルシューゴやZAZENと共演したことも知っていた。テレビを見ない僕はそれ程韓国ものに対するアレルギーが無いので(それでもレコード会社が韓国人ばっかプッシュしている現状は嘆きたいけど。日本人の若手押そうよー)、興味として普通に見てみたかった。今回のイベントに関するcontraredeのサイトかどこかの紹介文が、T-ARAからの絶賛コメント、しかもKARAを引き合いに出されるような内容だったんだけど。…だとしたら対バンが怒髪天キセルって間違ってねえ?(笑)

YouTubeで見ていた通りの、なんだか不思議な気持ちにさせられるサウンド。先週見た(後述の)ミイラズのライヴで「こういうビートに日本語が載っているのが面白いと思うんだよなあ」と思ったんだけど、普段聴き慣れない分ハングル語はより不思議な感覚(笑)でも彼らは普通に、ビートルズストーン・ローゼズ、プライマル、ベン・フォールズ…みたいなところを通ってきているんじゃないだろうか?(調べたらチャンギハは僕と同年代みたいだ(笑)) Haircut 100の“Favorite Shirts”みたいな曲だったり、あと終盤にやったアップテンポな“いわゆるそういう仲”という曲の演出は東京事変のライヴの終盤みたいだった。多少なりともJ-POP…ってよりは日本のサブカルチャーの影響は受けていそうな気がした。

そういう曲にハングル語が乗っている。意味もわかんないけど韻とかもわけわかんない。「韓国人バンドがJ-POPのバンドの真似をさせられている」バンドよりは数百倍好感持てるし、でも時折J-POPじゃあり得ないメロディ展開や、拍子の展開があったりして、おもしれーと思った。フロントマンであるチャン・ギハは時折(覚えたての)日本語でもMC。ボーカルのタイプ的には吉川タイプだろうか。なんか所々でB級臭というかインディー臭を醸し出しているのは、あれはきっと彼(やバンド)なりの設定におけるものなんだろうなあ。ライブも、盛り上がっていないな…と思ったら曲が終わったら大歓声(黄色い声)とかで、まだ韓国にはこういうバンドは居ないんだろう。…いや、それでもノリどころが難しいバンドだったけど(笑)

増子さんが「音楽は国境を越える!」っつって“NO MUSIC, NO LIFE”をやっていたんだけど、僕もそれはそう思う。そしてチャン・ギハの顔たちには最近日本人ギタリストが加入したらしく(この日のステージにも一番右でギターだけじゃなく色々な機材を鳴らしていた)。プロデューサーでもあるらしい。なんか設定の多そうなバンドだから(絶対本国のテレビ司会者とかはめんどくせーと思ってると思う)、本当にプロデューサーかはわからないけど、本当にプロデューサーなのだとしたら、それは顔たち的には「更にこのバンドを伸ばしたい、(言葉がわからなくても)音楽で日本に通用したい」という意識の表れなんだろうなーと。様々な楽器を操作していた辺り、今後の顔たち的のサウンド的にはキーパーソンなんだろう。

なんか本国で売れているからってJ-POP仕様にはなってほしくないバンドだ。次回の来日公演はオウガとの対バンなんかが良いと思うよ!

The Mirraz赤坂BLITZ




この日の日中、仕事で東京ビッグサイトでの展示会行ったついでに立ち寄ったまんパクの写真と共に。ミイラズは初めて見たのだけれど、無茶苦茶面白かった。この日はソールドアウト。2日間、セットリストが違うライヴの後半ということだったのだけど、この日はアッパーな曲ばかり。ギターとベースも途中加入とは思えない程「これがミイラズのサウンドなんだ!」と思わせられるライヴでした。特にテレキャスターのギタリスト。テレキャス使い好きだなあ。

ミイラズのライヴはダイバーが出るんだなあ。適度なスペースと適度なダイバーの数。なんだかプリのライヴ思い出した!アークティックだのうんぬん言われるバンドだけど、あのビートに日本語を乗せているのがすごく面白いと思うけどなあ(変に英語詞よりは)。“いつまでたってもイスタンブール”とか。…いや、というより、瀕死の洋楽業界的にはこういう若いバンドがPiLのTシャツ着ていて、「あれってなんのTシャツ?」ってファンが興味持ってもらえる方が効果デカいと思うわ。あと「愛なんかよりもっといいものがありそうな気がしてきた」って歌が面白い。愛がすべてとばかり歌ってきた古い世代には出てこない歌だと思うわ(笑)

ミイラズとクラウドサーフとプリスクールとアレとソレとコレと

ミイラズのライヴ見てて、音にせよ適度にクラウドサーフが出るところも、なんかpre-schoolのライヴっぽいなあと思って色々思い出した。(“A SAD SONG”とか“You say go I go”とか“HOLE”とかは別だけど)プリのライヴってダイバーが殺到しない(けど下は人口密度が高く、アンド理解がある)から、非常に長く気持ちよく泳げた印象がある。初めてのダイブもプリだったなー、その時はもう自分がどういう体勢なのかわけわかんなかったけど(笑)プリのラストライヴでは、ロッカーに荷物入れられなくって、後ろで見ていたんだった。ロック熱が冷めていた(けど最後は見たかった)みたいな感じだったのでその時はそれでいいかと思っていたけど、確実に人生の後悔のベスト10か5には入ってくる(笑)

基本的に僕はダイブ肯定派だ。今の若い世代は(やっぱロッキンの教育で)否定派も増えている印象があって、まあ実際事故とか起こると「禁止」ってのもわかる。大人になった今の方が怪我が怖いし、Potshotのラストツアーを最後にダイブはしていない。あの頃は全体の理解や助け合いがすごく大前提としてあった気がするんだけど、ただ飛ぶのが気持ちよくなってたらそりゃおかしいって思うし、こないだKen Yokoyamaのライヴ見てた時、良い大人(同じ人)が一曲で2度3度と飛んでいるの観た時は、さすがにそれやり過ぎじゃない?って思ったし。女の子を土台にするなんて有り得ないし。まあ男でも僕土台にされても簡単に潰れちゃうけど(笑)

The Mirrazのライヴは、お客さんもきっと若い子たちばっかりなんだと思うし、まあ客層的に賛否両論あるんだろうけど、それでもまだ理解や秩序があるのかなと思って。それで嬉しかったんでした。殆どフェスでしか観てないけど9mmとかもそうなのかなあ。モッシュゾーンに近いところまで行ってももうずっとダイブこそしてないのだけど、この辺のバンド(Pのつくバンド)がまたやってくれると信じている間は、今の50kg前後の体重はキープしておきたい(笑)あの頃はダイブする為に蹴られてもなるべく痛くない靴なんかを選んでいたりしたっけな。

EGO-WRAPPIN'写真展“MIDNIGHT DEJAVU 10TH ANNIVERSARY”@ ロゴスギャラリーとか

それ以外最近見た展示。表題のイベントとか、ワンダーサイトでの“アートの課題”とか。TERATOTERAの話はまた別エントリで。