メッセージ・ソング?

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか。

Camp in 朝霧JAM 2016 @ 静岡県朝霧アリーナ

路線バスで朝霧JAM行ってみたら初めてオーバーナイトすることになった。

今年も朝霧JAMへ行ってきました。これで13年目。昨年のエントリはこれ。今年も現地でお会いした全ての方々ありがとうございました!特に2日間一緒に過ごした友人夫妻に感謝。今年は両日とも朝にかけて大雨が降って足元が最悪だった一方、2日目には例年以上にきれいな富士山が見れた。この富士山が見れたら「ああ、やっぱ朝霧って最高だなあ」以外の感想が出てきません。また来年!

で、今年は裏テーマとして『路線バスで朝霧JAM行ってみた』ということを考えていた。単純に家が近い方が今年は行かないとか、地元の友人が今年も来ないという状況があり、かといってオフィシャルバスツアーに申し込むのも面倒くさいなあと…。朝霧JAMで路線バスを使ったのは2010年にジュビロのナビスコカップ準決勝を見るべく2日目の途中で帰った時にも使っているので、そのものの存在や「少なからず本数がある」ことは分かっていた。バスは東海道新幹線・新富士〜富士急行・富士山駅間で運行されています。

ということで当日朝。吉祥寺から中央線で大月へ向かい、大月から富士急行富士山駅(富士吉田)へ向かいます。本当は特急なんて使わず各駅停車だけで行くつもりだったんだけど、前日まで平日ダイヤで検索していて休日ダイヤでは間に合わないことがわかり…一部特急を使いました。中央線沿線からならば新幹線で新富士へ行くよりも鈍行でも山梨側から行った方が速いし安い。

富士山駅で9:00発の新富士行きのバスへ乗車。路線バスは11:00、14:00にもあります(あと電車で終点の河口湖駅まで行っても同じバスに乗れる)。ここから70分程で朝霧高原へ。道中は精進湖本栖湖のバス停にも寄ったり、いつも車で行く時とは違う道だったのもすごく面白かった(町並み的に)。そしてお馴染みのサークルKのすぐ近くの「朝霧高原」バス停で下車。そもそも乗客が少なかったけど降りたのは僕1人。やはりこの行き方はマニアックだったか…!ここから会場までは徒歩15分程。一応このルートなら新富士からのオフィシャルシャトルバスを使うより安い…のだけど、朝霧高原バス停から歩くのをどう考えるか。天気が良ければ良いんだけど今回のような雨ではここから会場まで歩くだけでもなかなか大変。時刻表を写真に収める。帰りは富士山駅に戻る場合は15時ぐらいに最終バスになってしまうので、19:08の新富士行きのバスにする…と頭にインプットしておく。帰りについては後述。

1日目




見たもの。チャラン・ポ・ランタン→toconoma→Marcelina→never young beach→cero(音だけ)→toe→Floating Points(チラ見)→Todd Terje & The Olsens

今回、天気予報はこのサイトを参考にしていた(気温が低い所を信用)。前日から土曜の13〜15時の予報がかつてない大雨の予報で当日の朝になっても(多少マシにはなったものの)基本は変わらず。到着した頃には雨が強く降ったり弱くなったりステージもガスってて見えず…だったけど、開演が近づくにつれて雨は上がった。霧は終日すごかったけど。今年もAサイトを中心にだらだらライブを鑑賞。Aサイトのテントの前でぼんやりしている時間が本当に好き。



とにかく霧が凄かった初日。霧で照明も変な飛び方。ライブは若手ではtoconomaもネバヤンもcero(霧で見えない)も良かったし(ネバヤンみたいな若手大歓迎!見てるお客さんも若者が多かった気がする。若者のフェスファッションはやっぱ少し違って面白いなあ)、toeにもいつも感情を揺さぶられる。けどトッド・テリエが想像以上に良かった。元々エールとかを好きになった20代前半、こういうガツガツしてないエレクトロ大好きだった。Flying Popsとか…だからこういうタイプのアクト、フェスで見たいと思ってたし本当に最高だったー!ライブ終わりに向かうにつれて前方にどんどん人が、そして上裸の男が大量に(笑)例年なら上半身裸なんて自殺行為…霧のおかげで寒くなかった影響がこんな所に…!

2日目



見たもの。ラジオ体操→本門寺重須孝行太鼓保存会→キセル→王舟→ジェイク・シマブクロクラムボンOi-SKALL MATES(チラ見)→Kurt Vile & The Violators→THE SKATALITESあらかじめ決められた恋人たちへ

朝の4時頃から雨音と強風のゴーゴー言う音で時折目が覚めていた。フライシート補強のためにかぶせていたビニールシートがバッサバサ言ってたのがうるさかったかもしれなく周りにちょっと申し訳ない…けどビニールシートをかぶせてなかったらと思うとゾッとする今年の朝の大雨でした。6時過ぎのダイヤモンド富士はおろか朝8時にも雨は強いままで、今年もサッカーができなくて心の底から残念…。本門寺太鼓の頃には雨も弱まっていたし、そして富士山も想像以上に早く見え始めていた。

2日目もRainbow中心に。朝一のキセルも良かったし王舟もクラムボンもカート・ヴァイルもスカタライツも素晴らしかったし楽しかった…けど、今年はやっぱ何と言ってもくっきりと現れた富士山。今年の富士山は本当にきれいだった。このロケーションに良い音楽…最高かよ。足元が本当にぐちゃぐちゃで…13年来てる中で初めて来た2004年がやっぱ足元ぐちゃぐちゃな年だったけど完全にそれ以上で、「雨が上がるのが一日早ければなあ」と思うけど、この景色が見られたらやっぱ「朝霧って最高だなあ」って言葉しか出ない。最後のあら恋も素晴らしくって…「ああ、今年も朝霧終わりかあ」ってもうエモさ満載。今年はAサイトのテントが少なくって撤収も早かった。そういった状況含めてエモいなあ…と思いながら帰路へ。バス停に向かうまでの国道から見えた、暗闇に浮かぶ富士山もすごかった…!

新富士行きのバスに乗り込んで朝霧JAM終了…のはずが、冒頭で書いた乗る予定の帰りの19:08のバスが「快速」の表示とともに華麗に通過して行った。並んでいた約20名から悲鳴(往路は降りたのが僕だけだったけど帰りは結構並んでいた!)。えええ!?そりゃ普段乗降客が少ないバス停だろうけど、時刻表に時間が書いてあるバスが通過するって…どういうこと…!?すぐさま並んでいた人たちが富士急の営業所やコールセンターに電話を掛ける……こんな山中でバスに置いていかれるなんて修羅場なんだけど、僕はすぐにもう一泊することに。「うちのテント来てオーバーナイトしようよ」と元々声を掛けてくれていたので、そういう巡り合わせだったんだろうと。こんなきっかけで初オーバーナイト!こんな形で初オーバーナイトを、そして初ふもとっぱらを過ごすことになるとは思わなかったな(笑)バスが通り過ぎた後に声をかけてくれた何人かの友人にも感謝。しかしこの山中に取り残されるって不思議な気持ちだ。まだ寝床があって友人達が居るから焦らなかったものの。他の方々は無事下山できただろうか…。

3日目

オーバーナイトしたらしたで2時ぐらいまで飲み食いしていたけど、6時に自然と目覚める。ああ富士山が見える…けど雲で隠れてる…と待つこと40分ぐらい。写真で伝わらないけど数年ぶりにぎりぎりダイヤモンド富士が見れたよ…!来年は2日目の朝に会場内で見たいなあ。例年「2日目朝に富士山曇ってる→ダイヤモンド富士見れず帰る→3日目オーバーナイト組がダイヤモンド富士の写真アップする→…羨ましい…!!」ってなってたので、オーバーナイトもいいなって思った!帰りは車に乗せていただき温泉に立ち寄って帰京。仕事絡みにことをリスケしたりはあったけど、それ含めて今年も楽しい朝霧だった。

でもやっぱ朝霧って最高だと思う。

今年の朝霧は場内Aサイト、Bサイトは例年になくテントが少なかった。スペース争奪戦だった時代には信じられない(ふもとは「昨年より多かった」という声が多い?)。昨年のエントリを見直すと「雨の翌年は人が減る傾向にある。来年はどうかな?」と書いていた。今年もメンツは悪くはなかったと思うんだけどチケ売れなかったのかなあ…。好きなAサイトが空いていて場所が選びやすく過ごしやすいのは超快適な反面、複雑…。事前の予報が良ければ直前にも少しチケットが売れたんだろうか。ライブをやっている日中はほぼ降らなかったけど、今回のような足元では来年は考える人も出るかも。ふもとっぱらも「キャンプするには楽」とはいえ、土壌の問題か朝霧アリーナと比べてもぐっちゃぐちゃな所多かったし…。

…でも、やっぱ朝霧って一番楽しい!会った人・人が言うんだけど、朝霧が一番好き。規模、ロケーション、セレクトされたアーティスト、お客さん側の自由度(ライブを観るにも仲間と過ごすにも肉を焼くにも)。その組合せが一番丁度良い。人とも沢山会える――最近結婚した後輩とバッタリ会った時に「○○さんがあんなに“朝霧が良い”って言ってなければこんなにハマらなかった」と言われて少し照れたけど(笑)、奥さんも朝霧を気に入っている姿を見た時に、ああやっぱ朝霧って良いよなあ〜と思ったのでした。争奪戦がなくなって快適な反面、お客さんに減ってほしくない(=ちゃんと継続するだけの売上が上がってほしい)と思う。バスの並びがすごかったらしいのは経費削減の影響がありそうだし…。

そんな中、朝霧は年々子どもが増えてきている。今年は、地元から一緒に行っていた友人が子供が産まれるタイミングで来れなかった。今回一緒に過ごした友人は、朝霧JAMで出会った同士の夫婦で来年にはやはり出産を控える。子どもがまだ小さい友人は「来年の朝霧でデビュー」なんて今から言っている――なんか「人生が進んでるなあ」って感じ。エモい。「来年も再来年も朝霧で待ってる」、本当にその言葉に尽きる。時間の流れが感慨深いよー。路線バスの件はビックリしたけど(笑)、結果ふもとでのオーバーナイトも楽しかったし朝霧最高でした。今回も会えた人・会えなかった人居るけど、でも色んな人に会えて嬉しかったし楽しかったし大好き。遊んでくれてありがとうございました。また来年の朝霧でも!