ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

フルカワミキ @ LIQUIDROOM ebisu と Design Tide in Tokyo 2006

airgyan2006-11-01本日は元Supercarのベース&ボーカリストのミキちゃんことフルカワミキのライブへ行って来ました。6月のAXの時に社内に招待券が置いてあって、でも行った様子が無くて。まぁ僕もスクービー@野音と同じ日だったので別に何かを言っていたわけじゃなかったんだけれど、「もう要らないなら記念に欲しい(笑)」と言ってもらって、そこから僕はミキちゃんが好きだと言うことで定着したようでね。今回「行きたいでしょ?」と言われて、是非!と言うことで行かさせて頂きました。

話は今日の昼に戻って。昼前に自転車で少し出てDaily Casa Brutusをもらって、昼休みにはちゃんと自転車出して、原宿の明治通り沿いで今日から始まったDesign Tide in Tokyo 2006へ。TDWの神宮外苑と比べると昼休みに行くには遠いかなって思ってたけど、自転車だとほんと原宿って近いな。入場料500円なんだけれど、入場時にバッヂをもらってそれは以後5日までのフリーパスになるとのこと(再入場無料だって)。今日も一通り、つい見入っちゃって1時間ぐらい居たんだけれど、すごい面白かったのでまた5日までに1回行きたいなと思ってます。

改めてパンフレットを見ると、バッグもバッヂも先着の人が貰えるものらしいんだけれど、初日のお昼だから余裕で貰えたんだろうな(業界関係者でも無いのに平日のこんな時間に行ってるのも、どうかって話なんだけど)。何度か書いているけれど、別にこういう方面への理解や知識やセンスがあるわけではなく、部屋に活かされているとかそういうことも全く無くて(すぐ「お金無い」って言うから(笑)如何に100円ショップで物を揃えられるか、と言う思考は捨てられていない)。

なんででもこれだけ追ったり調べて、足を運んでいるかと言うと…まぁ僕の一時期の音楽の趣味視点から(←多分今はそれとはずれてる)、こういうものを好きそうだとマッチするんじゃないかって部分と、「何となく、こういうの興味ありそうな感じだと、いいじゃん?僕は見てていいなと思うもん。」と言うことと、後はやっぱフェスっぽいこと…イベントごとへ足を運ぶのが好きなんだろう(笑。イベントのジャンルにもよるにせよ。)。昨年まで浜松に居た時期は、音楽方面で仲良かった友人二人が美大であったから、二番目の「僕は見てていいなと思った」って部分があったんだと思う。クリエイティヴなことしている人にはやっぱ一生憧れ続けるんだと思うよ。

Design Tideの一階の展示のテーマは今回「treasured trash=タカラモノニナッタゴミ」という、ゴミをゴミで終わらせない為にデザインが出来ること(資源回収、リサイクルなど)。のようなテーマだったんだけれど、これが面白くて。5日の日記に掲載している画像も不要となったサッカーボール、シューズから再生されたもので、Tokyo Designers Weekメイン会場のNIKEコンテナでもその他の作品が展示されていた。でもその中でも僕はDesign Tide会場にあった作品が好きだった。

後から冊子を読み返すと様々なメッセージが込められていてハッとさせられることも多く。個人的に、ここ数年カラフル(ポップ)なものが好きな性質があるので、FREITAGのバッグであったり、継ぎ接ぎっぽいシャツを着てる人を見掛けると「いいな」って思ったりするんですが(僕は共に持ってないんだけど)、改めてデザインの可能性や手段と言うものは面白いな。と思ったのと、この議題(資源、リサイクル)にこういう切り口で入ると言う姿勢を見て、僕は何が出来るだろうか。とは違うんだけど、何か色々と考えさせられるものがある。

資源とかリサイクルとかそんな大きなもんじゃないんだけど、なんかそれっぽいことを朝霧の日記の中に書くつもりで居る(それを書くような出来事があったから)んだけれど、それがなかなか書けていないっていう。ま、また書くつもりですなんかそういうこと。このテーマに限らず、やっぱすごい楽しかったし(駄美術も面白かったです)、気持ちが盛り上がるし感性が刺激される気になると思った。またちょくちょくこういうイベントへは足を運びたいと思いました。

で、夜はライヴ。恵比寿までチャリで行こうと思って予め最短距離っぽいルートを調べ、それで向かっていたのだけれど…使ったことない道だったので途中右折と左折を逆を行ってしまったのか、迷った挙句一度通り過ぎたはずの六本木通りに戻って来てビックリしたというか、ギリギリに出ていたので相当焦った。19時10分過ぎにリキッドルーム到着。まだライヴ始まってなくてよかった…。

そうそう、リキッドは初です。恵比寿、新宿通して。なんか人と話す時にはいかにも「勿論行ったことある」ぐらいの感覚で話しているんじゃないかと思うんだけれど、初めてなんだよねー。新宿リキッド時代のライブの話を…人からは散々聴かされてきたから半ば行った気になっていたんだろう(笑)新宿から恵比寿に移転したのも、多分僕がライヴ熱冷め切ってる時だったからな。そんな過去はもうどうでもいいとして、「へえ、こうなっているんだ」と構造を覚えたりしつつ、フルカワミキのライヴ。セットリストなど、ライヴの内容は以下。

フルカワミキ @ LIQUIDROOM ebisu

…んで、ライヴ終了。さて、ここからはライヴ終了後、約50日経過後に書いているので感想もうろ覚えなんだけれど(笑)思い出せる限り。メンバーは、ROVO勝井祐二、元スーパーカー、そして現在iLLのナカコーこと中村弘二、ベースがナスノミツル、ドラムがJUDE城戸紘志(城戸さんは↑の中でも書いておりますが。因みにフジファブリックのサポートもやってるんだね今。意外に思うのはやはりJUDEのイメージが強いからか)。6月の時のメンバーとは多少入れ替わりがあった模様。

会場は…何か妙に狭いな。と思っていたら、フロアに噴水もあれば、サイドの方には木もあるわ。ライヴ後に気付いたんだけれど、フロアは芝生も敷かれていて、本物の羊さんもメェェーと鳴いている、ものすごい演出(笑)こんな空間、上記のそうそうたるメンツをバックに、真っ赤なフリルでゆらゆら歌うミキちゃんは本当にお姫様みたいでしたな。おーひめーさーまーきどーおってー、みたいな("drive"ね)。

うーん、ライヴのレビューは、取材として書いたものをそのまま載せられると早いんだけどな(笑)いや、これよく書けていると思いながら(笑)それを見ながら思い出しているんだけれども、でもふわふわとした良い雰囲気のライヴでした。ただなんだろうね、まだお客さんも「元スパカのミキちゃんを見守ってる」って視点なんだろうなって感じたし、まだミキちゃん自身も自分の好きなことを自然にやる、ってスタンスだから、このライヴの感覚には慣れていないのかな?と。

MCで「今日は暗いからあんまりよく見えないんだけれど…TOWERでやった時に、一列目の子に目を反らされて(笑)あれはショックだったな」的な話とか、ああまだソロとしてはこういうMCに慣れていないんじゃないかな、と。と言っても僕はSupercar時代のライヴは見たことないのでわからんですが…。うん、まだ好きなことをやっているんだろうな、って感じだから所々が(きっと僕ら客のミキちゃんへの見方、期待もそうなんだろうけど)未完成で。成熟したハイレベルなものを期待したらば、きっと違ったんではないかなと思う。

でも、今までミキちゃんみたいな立ち位置のアーティストって居なかったんじゃないかなぁって思うんだよね。いやそんなことないだろうけど、僕がリアルタイムで見てきた世代では初めての立ち位置のアーティストなんじゃないかな…。YUKIトミフェブと近くともまたそれとも違う。ただこれだけの経歴で、尚今これだけの音楽才人に囲まれた女性のポップシンガーって他に居ないんだよね、絶対。

だから、周りの人たちをもっと上手く使う、または周りの人たちがもっと上手くミキちゃんを使うというか、ミキちゃんで遊ぶと言うか(音楽的な意味でね)。そうすることで、「フルカワミキ」としてもっと面白いことが出来てくるんだろうなぁって。ソロとしていきなり完成されて出てくるアーティストも居るんだろうけど、ミキちゃんはそうではないと言うことと…でももしミキちゃんが今もっと完成度が高かったとしても、これだけの人に囲まれていればその分「もっと色んなことが出来ると思う」って言うんじゃないかなー。まだまだこれから、どれだけでも良く・面白くなると思う。楽しみだよ!

………さてライヴ終了後なのですが。ライヴ入場前に受付でパスを渡されて「ライヴ終了後、ご挨拶などありますのでお時間宜しければ是非残って頂ければと」と言われたのです。そうなんだ。6月のカジくんの時は、ライヴ後フロアに残って、フロアで皆に挨拶と言う形だったから…そういうものだったら後方で聞くだけでも聞きたいな、なんて今回も思って。もうせっかくのこういう機会で、こういうことも(関係者?としてあのミキちゃんのそういう場に立ち会えるなんて)二度と無いだろうし。

で、ライヴ終了後にフロアでシール貼り付けて待ってると「待って頂くのはこの場じゃなくて…」という案内の元、ロビーに戻って…元々この招待をして下さった方(でも僕は基本的にも何もシステム部なので音楽関係の会社の方とのやりとりはしていないので初対面なんだけれど)をどなたか教えて頂いて、初めまして○○の○○と申します、いつもお世話になっております。今回は○○の代わりに…(中略)で、お話を聞けると伺ったのですが…みたいに話して。

どうしたらいいんですかねー、なんて。「大丈夫です、会えますよ。もうちょっとお待ち頂けますか?」って説明や案内をして下さって。どうなるのかなって思ってたら、楽屋での挨拶になりますので。って、関係者全員で通されるんじゃなくて、今回はもう僕一人として…関係者入り口から、楽屋へと案内して頂く。「ええええ、本当ですか?そうなんですか?」とかそんな感じで、僕はだいぶ浮き足立ってて(笑)思ったよりえらいことになってしまった(笑)

もう、初対面の方に(しかもスタンスとしては仕事なのに)こんな感じで…もう本当に申し訳ございませんでした…と思います。完全に素人さんです。いやー…リキッドルームのSTAFF ONLYの階段なんて、下ること無いかもしれない(笑)関係者入り口入るぐらいからもう本当に心臓はドキドキするし、足も震えるし。そんな風に案内して頂いた、白くて四角い部屋には、マジで本物のフルカワミキ様がいらっしゃいました。いやもうちゃん付けなんてとんでもない話ですよ…。

さっきまで真っ赤なフリルだったのが、一転割とラフな格好。片手に持っている缶がらしくて素敵でした。何をお話させて頂いたんだったかな…。「あの、普通にファンでした」とか「聴いて育った世代なので」とか、「アンダー25ですか?」って言われて「ハイ」とか、羊さんの話とか、「芝生は人工芝ですか?」「天然芝も入っているはずだよ。」とかそういう話とか…ミキさんと同じ時期に同じ高校に在学していた知人が居るんですけど(←これ本当)、何か通じる話を聞いておけばよかったです、とか(笑)普通にファンな視点で申し訳無いのですが、本当にお会い出来て夢みたいです、今日のライヴ本当に楽しかったです。これからも楽しみにしています!とかそんな感じだったと思う…多分。結構話させて頂いたんだったと思います。

何度もお辞儀をして、ご案内頂いた方に改めて名刺を渡して、関係者入り口を出る。本日はこんなんで申し訳ございません、是非またお願いします…みたいな感じで。本当にねー、思い出しても夢みたいな、もう絶対有り得なかったはずの、そんな出来事でした。ステージに立っている姿を見ていると分からなかったけれど、目の前のミキちゃんは意外と小さかったです(僕より小さかった)。「それがまたかわいい!」とかもう友人にメールしてたんだけど(笑)

リキッドの普通の出入口の階段がもうちゃんと降りれないようなそんなテンションというかですね、Grapevineの"羽根"PVで豚の顔被った人が階段をゴロゴロ転がり落ちるシーンがあるじゃない?もう、気分はあれですよあれ。もうああなってもいいというか、ああなるぐらいの普通じゃない感覚(笑)階段はちゃんと降りたけど、外出てもうへたへたへたっと座り込んだよ。すぐさま、スパカ好きな友人数人に携帯からメールした。あれが一番ホットでリアルなアクションだったよ。その10日後に携帯ぶっ壊れたのでその時のメールはもう見れんのだけれど…。

興奮冷めやらぬ中、自転車で会社に一度戻って。帰りに一体どこで来る時道を間違えたのかを分かった。上り坂でなく下り坂を選んだ僕の判断違いだった。楽な方を選ぶとこうなると(笑)いやーでも本当にね…生きていればこんなこともあるんだな、じゃないけどさ(笑)これは夢みたいどころか、夢にも思わなかった出来事だったと思うよ。フルカワミキちゃんって、尚更僕らの世代が一番ストライクを通っていて思い入れが深い存在である一人だと思うので…。本当に本当に、ここまで来させてくれた、色んな人々に感謝しなければいけない。本当にありがとうございました。

ちょっとだけ仕事してこの日は帰宅。帰ってくると、翌日行こうと思っていた100% DESIGN TOKYOの無料招待券が!そう言えばJ-WAVEの無料招待券に申し込んでいたんだっけ。それにしても普通に有料で行こうと思っていただけに(昼間のDesignTideも楽しかったからね)、ビックリと言うか嬉しいと言うか…良い事が続き過ぎていないか?と。マジで明日とか怖い(笑)この招待はライブのある3日のみ有効とのことなので、2日行こうと思ってたけど止めて、3日の午前中〜昼に行くことにします。ポラリス見て中歩いて、ナビスコへ向かおう。ボノボは音漏れ期待。しかし1枚で2名まで有効なのだが別に誰も誘えやしないし、誘ったところで「じゃあ僕ナビスコ行くから」って人間だから全然素敵じゃなくて凹むな(笑)まあいいや(笑)