ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

新潟旅行1。長岡・隈研吾建築「アオーレ長岡」/ 新発田の町並み〜清水園、五十公野茶屋庭園 / 豊栄・安藤忠雄建築「葛塚中学校」など

新潟アウェー目的の新潟旅行、1日目。18きっぷシーズン最後の週末ということで行きは鈍行で。東京が桜がだいぶ葉桜になった中、北の方はどうだろう?と景色を見ながら北上。春とはいえ、三国峠を越えたら季節が一変…というイメージがあったけど、今年はやっぱ暖冬なのか。越後湯沢駅前にも桜が咲いている木があった。湯沢の駅はまだスキーウェアの人たちも居たけど、それでもこう暑いと早々に人の足が遠のいて商売上がったりだろうなあ、などと思いつつ…。長岡以北は桜が満開。そういう意味ではとても良い時期だったし、鈍行でも車窓の風景が所々に桜が見えて飽きなかった。上越線信越線、好きだなー。

長岡・隈研吾建築「アオーレ長岡


まず今回寄りたかったのは隈研吾建築の「アオーレ長岡」。前回長岡歩いた3年前にはまだ無かった。いやもうこれは素晴らしい…!TOYAMAキラリの時に思った、街の中に街の人が「集いたくなる」建築、ってこれにも言えると思った。木の与える安心感みたいなものって何だろう――「木じゃ聖火が燃え移っちゃうー!」みたいなことを言う人は隈建築では木を特殊加工して使っていることを勉強して欲しいんだけど、でもそもそも、表面のあら探しだけしてそういうこと言うのって、野暮ったいなあってこの場を見ると思う。
以下はおまけの長岡の町並みなど。この辺でもう桜が満開。




鉄道の街・新津の町並み






新津は新潟市秋葉区新発田へ行くために新津で乗換え。乗換えで以前も降りたことあるけど、せっかくなので町歩き(前はそんな行動せずにコンビニで立ち読みして終わってた)。駅と中心街の間に旅館や料亭といった古い木造建築があって、かつての料亭街の香り。一応街としては「新潟県内鉄道発祥の街」みたいな感じで、メインストリートには踏切や鉄道の遺構なんかも。

新発田の町並みと庭園〜清水園、五十公野茶屋庭園、新発田城など


そして新発田へ。新発田へ来るのは5年ぶり(前回はこちら)。下記の庭園の写真を撮り直したく再訪。新発田城は桜祭りの真っ最中で見頃。あと新発田駅が5年前と比べて新しくなっていた!結構大規模工事を何箇所かやってて。今回、石泉荘の庭園が前回同様見れず…だったので、また来たい。

清水園(清水谷御殿庭園)





国指定名勝。新発田藩の下屋敷庭園。5年前に来た時は曇ってたから、晴れていた今回はまた違った印象に思えた。ザ・池泉回遊式庭園。清水園の向かいにあるのが「足軽長屋」。

oniwa.garden

五十公野茶屋庭園



新発田・五十公野茶屋庭園。こちらも国指定名勝。こちらも新発田藩主の住居跡。新発田の町中からは少し離れていて奥まった場所にあって人通りも多くないけど、5年前と比べても庭園の状態が良くって嬉しかった(前と違って観光客も居た)。モミジが多いらしく見頃は秋とのこと。
oniwa.garden

新発田の町並みや遊郭跡?







前回新発田へ来た頃には町並みには興味なかったので、今回は自転車で町並みなんかも巡った(時間的にタイムアウトで、寺町に行けなかったのは心残り…)。ちなみに前に気になったハロみたいなやつ、色が塗り直されてきれいになってた…。冒頭にも書いたけど新発田は割と工事している箇所が多く、あとはもう一つ行きたかった庭園にも行けなかったので、また再訪したい。
新発田遊郭跡は大手町と御幸町の間ぐらい…ということで辺りをつけてうろうろ。妓楼ではなさそうだけど旅館や料亭っぽいものが多くて楽しい。それ以外にも川に浮いてる古い小屋とか長屋とか。

豊栄・安藤忠雄建築「葛塚中学校」や青木淳建築「遊水館」「ビュー福島潟」

新発田から白新線豊栄駅へ移動。新潟市北区。ここには安藤忠雄建築の中学校や青木淳青森県立美術館や日本国内のルイ・ヴィトンの建築を手掛ける方)の建築があるとのことで、昨年から来たかった場所でした。でもなぜ中学校にそんな有名建築家を起用できるのか?というと、日本一長い直線・新潟競馬場の最寄駅だから――ということかもしれません。なおもう一つの安藤忠雄建築の豊栄図書館は行けなかったのでまた次回…。上記の写真は福島潟。菜の花がきれい。

安藤忠雄建築「葛塚中学校」

葛塚中学校。安藤忠雄建築の中学校。なんかもうすんごい。事前に?お願いすれば敷地に入って見学もできるそうです。体育館は磐田の豊岡中学校のようなイメージ。(→豊岡中学校体育館を見に行った時

青木淳建築「遊水館」

遊水館。青木淳建築。青木淳さんは青森県立美術館の設計者。たしかにフォントとかが青森県美ぽさ。なんの施設か知らずに行ったら市民プールだったので中は(泳がないので)見てない。

青木淳建築「ビュー福島潟」

ビュー福島潟。その名の通り、目の前に広がる福島潟の展望台施設。こちらの建築も青木淳さん。ガラス張りのおされな感じに、螺旋階段はグッゲンハイム美術館みたいだ。

この日は新潟駅まで戻って友人と古町で飲んで終了。最後に越後湯沢の「白銀閣」。一度フジロックの終わりで泊まろうと思ってた宿だったのに今や廃墟状態。暖冬は本当に越後湯沢にとっては大打撃だろうし、フジロックにとっても宿が減るのは喜ばしいことではない…何とも言えない気持ちになる。

その2・新潟市内観光と試合の話に続きます。