メッセージ・ソング?

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか。

紀勢線で紀伊半島をぐるっと回ったり、飯田線を踏破してみたり、諏訪の遊廓跡を歩いたり

旅は前日から続く。自分自身では鉄道オタクだと思ったことは一度も無いけど、でも多分鉄道オタクじゃなければこんな乗り方はしないんだろうって具合の両日の旅(2日間とも1日12時間近く乗って、遠回りでの帰京)。なので、せっかくだからこういう書き始めをしています。しいていえば乗り鉄なのかな?でも基本的には「安く目的地を往復するための18きっぷでの旅行」の延長線上で、それが最初は浜松からせいぜい名古屋や東京だったのが、どんどん広がっている――ってだけ。

んで多分「乗り鉄」でも過ごし方が色々あるんだなと思って。僕はずーっと車窓風景を見ている(だから夜になると退屈だし意味無い)。今回本気で長時間だった紀勢線飯田線も全部初めて見る景色だから、人から言われる(笑)、「なげーなー」みたいな感情は無く、楽しかった。まあ長いは長いけど退屈はしない。けど、見るからに同じような乗り潰し目的の18きっぷ旅行者だなって人でも、ずっと本読んでる人や寝る人も居る。ま、時間の使い方は人それぞれだってことですね。

車窓風景が楽しくなり始めたのっていつ頃からだろう…初めて北陸行った3年前とか?その頃から、未踏路線=まだ見たことない景色だから、「この路線乗りたいな」って思い始めたような気がする。それが旅行に現れ始めたのは小海線飯山線経由で越後妻有トリエンナーレへ行ったこの頃で、まあ近年は年末年始中心に色んな路線乗ってます。先週の伊東線もだし先月の九州旅行もだし。18きっぷが無くなるって噂も数年前からあるし、実際信越線や北陸本線は来年から3セクになるし、僕がおじいちゃんになる頃には色んな路線が廃線になるでしょう。だから、今のうちにいろいろと。

紀勢線の旅(神戸~大阪~天王寺~和歌山~御坊~紀伊田辺~新宮~多気~名古屋~豊橋

前日泊めてもらった神戸の友人の最寄駅を8時半過ぎに出る。…ここで一本電車を乗り遅れていて、この時点ではこの日のうちに鈍行のみで紀伊半島をぐるっと回るのが早くも不可能。それぐらい途中に本数が少ない区間があるのと、紀伊半島って思っている以上に大きいということです。仕方ないので(取戻しが可能と調べた上で、)1月にも乗った天王寺~和歌山間は特急で。和歌山駅を出たのが10時45分。ここから名古屋に辿り着くまで10時間強…。





紀伊半島の西側はやはり温暖なのか、桜もちらほら見掛けるし、山の色やヨシノスギ?の風景もあまり見ることがないもので新鮮(あと途中の山一面みかん畑の風景も!)。乗換がある駅では短時間ながら駅の外を見に行ったりはして。紀伊田辺では20分ぐらい時間があったので少し街を歩く(飲み屋街があったのでそのへんの古い建物を…)。元はといえば城下町だし、熊野古道の入り口の駅として機能しているからか、観光センターも新しかったし観光客っぽい人も多少居た。いつか熊野古道も歩いてみたいなー。紀伊田辺を出るとまず観光地・白浜がある。こっちもいつかまた降りてみたい。






そして紀伊田辺から新宮まで約3時間。長かったけど面白かった。本州最南端の駅とかもあったし。この頃までは空の色も良かった。新宮でちゃちゃっと乗り換え(時間があれば歩いてみたいところ)、熊野市に辿り着いた頃に妙に空の色が暗くなる、そして雪が降り出す!いや、和歌山の南の方でも小雪っぽいのが舞っていて、そんなに北から風が吹いてきてんのかなー?とは思っていたんだけど。ここからは時折雪が本降りになる景色の中進む。しかしやはり海沿いの景色が楽しい。




新宮から3時間程で紀勢線の終着地、多気に到着。ここからは四日市・名古屋方面へ向かう快速に乗ってまあ乗ったことある路線。21時過ぎに名古屋着、和歌山から10時間強かかっての名古屋。そして名古屋寒すぎ!この日の終着は豊橋。本当は佐久島観光を挟もうかと思っていたんだけど、あまりの寒さに「明日も一日電車乗ろ…」と思って飯田線の旅にすることにしたのでした。22時頃豊橋着。時間的には浜松の実家にも帰れる時間だったけど、どうせまた眠り過ぎると思って万全を期して豊橋泊!豊橋泊まったのとか18の頃以来だな。

飯田線の旅(豊橋~佐久間や水窪の北遠地方、飯田などの南信地域の景色~上諏訪甲府~大月~吉祥寺)

豊橋自体は何度も降りている街ですが、あんまりちゃんと観光したことないのでレンタサイクルとかしたいなーとか思ってたんだけど、やっぱ遅くまで眠った旅だったのでそういうのはまたいずれ。10時42分の飯田線上諏訪行きに乗車。7時間後に上諏訪に着く列車です。ついに初の飯田線。お菓子やドリンクも万全の状態でいざ!






浜松市民にとって佐久間町水窪町は同じ静岡県西部の村であり(というか今はもう両方とも浜松市だけど)、何度も知名を目にしてきたところ。子供の頃に車で行ったりはしたかもしれないけど――まあもう今後の人生でなかなか行くことがなさそうな場所ではある(浜松住んでいればまた別だけど今後もまだ暫く東京だろうし)。なので、自分の足で佐久間や水窪という地に足を踏み入れ――てはないんだけど、通過しただけだから。でもその風景を眺められたのは感慨深いものがあった。どんな風景なのかなーって思っていたけど、佐久間ダムや水窪ダムのような産業にもおそらく支えられ、思った以上に町としての風景があった――ようにも感じた。また西鹿島からの北遠本線に乗ってこの辺に来たいなと思っているので、時間があったら歩いたりしてみたいなあ。そして電車は「秘境駅」の多くあるエリアに進む。





そして景勝地天竜峡へ到着。天竜峡はただの天竜川沿いの風景とは全く違いそうなので見に行きたかったけど、さすがにそんな時間は無く…。またいずれ!この時点で大体3時間半、ちょうど中間地点ぐらい。というか、まだ半分もあるのか…と思わんでもない。ここからの風景は飯田を中心とした平野の風景にかわってゆく。案外この辺までは全然雪が無かった。(山間だからもっと残雪があるかと思っていた。前日寒かったし)



ちなみに14時46分は、ちょうど飯田駅で10分程停車した際に迎えた。ここからは時折山間の道を通りながら列車は進んでゆく。徐々に日が下がり、同時に南アルプスではなく景色の中に雪もうつりこんでくる。



そして諏訪に到着!諏訪散歩をした後(後述)、甲府、大月と乗り換えて、吉祥寺に帰ってきました。この5日間で40時間ぐらい列車に乗り続けた旅でしたが、終了!終えてみて――得たものなんてなんにも無いけど(笑)、「いつか乗ってみたいなー」という心の中でのくすぶりがようやく達成できたという意味では、満足感がある。どの風景もまたいずれ見てみたいな…。


飯田線に乗ってる最中思ったことで、南信州(飯田とか)の人って遠州弁三河弁にかなり近い。諏訪にも「suwaiira」(http://suwaiira.com/)っていうメディアがあることを知って。松本でも「~ら」「~に」「ど○○」とか言うのかな?静岡弁ってあんまり近い方言って無いのかな?というある種、他県の人とは共有できない独特なものかと思っていたし(まあ三河は近いけど、でも三河三河でまた違うからな)、静岡県から見て長野県って別文化だと今まで思っていたけど、なんかけっこう親近感を覚えた。

諏訪の古い建築や遊廓跡を歩く

上諏訪ですぐ乗り換えて帰京することもできたんだけど、すぐ乗り継ぐ電車だと微妙に乗換が悪く時間がかかりそうだったので、1時間強上諏訪を散歩してスムーズに帰れる電車にした。主に遊廓跡だったり、諏訪に数多く残るレトロな建物だったり…ってのも最近よく見るようなブログの影響なんだけど。諏訪は3年前の甲府遠征の時に泊まりにきて、それ以来。その時もすぐに茅野に移動する都合上、あまり歩くことはできなかったし今回もすぐ夕方だった。国指定重要文化財の温泉「片倉館」も丁度休館日で悔しい思いをしたので…5月の松本アウェーの時にもまた諏訪はぜひ立寄りたい…と思いつつ、おそらく遠州から来る人は諏訪に泊まる人多いんだろうな。







あと関係ないけど甲府駅の外に「甲府~静岡線1,000円」というフラッグ。安すぎない?怖いけどぜひ利用してみたい!