ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

東京V-徳島

あああ。やはりスタジアムが好き過ぎる。晴れの日の国立のバックスタンドは本当に気持ちいい。普段はスタで飲むことなんてないけど、それはジュビロの試合ならば集中したいとか、味スタは屋根があるから開けてないとか、そういうことなんだろう。今日は雲一つなく、気温以上に暖かい。試合の感想はまた帰ったら書く。そう。J2云々なんてことはまったく言う気起きないけど、まず西村(主審)はJFLからやり直してくれ。まじダメ。

…ってなわけで帰ってきました。今日も外苑前から外苑西通りを歩いて国立へ。ベルコモンズの方をぐるって回らなくてもショートカット出来ることに気付いた。今日は本当に天気が良かったから…この辺歩いているだけでも本当に気分良くて。今日もフリマやってたので、一回りしてからスタへ入場。前半10分過ぎぐらいかな(また遅れてる(笑))。国立の改修工事が進み、ホーム側のゴール裏の席は更に狭くなっておりました。その為、今日は普段のアウェー側がホーム席。ビジョンのある方がアウェー席。

2006年J2リーグ第1節開幕戦、東京ヴェルディ1969-徳島ヴォルティス国立霞ヶ丘競技場。今年も待ちに待った?新しいシーズンの幕開けです。J2を見るのは昨年の4月の三ツ沢以来。ヴェルディを見るのも昨年の4月以来(ホームゲームへ来るのは04年の10月以来かな?)、徳島を見るのは大塚製薬だったJFL時代以来。04年の11月、2年連続でJFL優勝を決めた都田での試合以来。

今年からラモス、都並、柱谷弟、菊池、永井と黄金時代のメンバーが戻ってきたヴェルディ。もうこの頃ってのは、アンチ巨人な僕は本当にヴェルディが嫌で(笑)スタジアムへ通い始めた01、02年頃もまだヴェルディって嫌いで「J2落ちればいいんだ」って思った。それが変わり始めたのが02年の秋頃。完全にFC東京ヴェルディの立場が逆転し始めて、そんな中エジムンド、相馬さんを中心に、大悟、隼磨、平本、玉乃等の若手が出始めた頃。

その後地元へ戻った後はジュビロとの対戦機会しか見ることがなかったのですが、選手個々の上手さを活かしたなかなか面白いサッカーをするようになっていて…。05年元旦の天皇杯優勝を目の前で見た際も、相手側ながら「良かったんじゃないかなあ」と思ったものです。だから昨年も降格してほしくないと思っていて。残念ながら降格してしまいましたが、以前は「降格すればいいのに」と思っていたチームを、今年は昇格への道…を1年見ることになるのかもしれない。と思うのは、なんか変な感じかも。

でもヴォルティスも…JFL時代に2年連続で優勝を決めた試合をその場で見ることの出来たチームなので、何となくそういう思い入れはあるチーム。バックスタンド自由席のチケットを買ったので中央の方で見ようかなと思っていたのですが、なんか実際スタ行ったらヴォルティスがJ2に居ると言うのが何か妙に嬉しくなってしまって。なるべくヴォルティスのサポーター寄りまで行って、そこで観戦。

さて、試合。見始めた時は0-0。前半は徳島ペース。徳島のプレスに対し、ヴェルディはチグハグなサッカー。形こそセットプレーからだったけども、徳島が先制したのは当然の流れだと言えた。ヴェルディは昨年までのような得意のパス回しが見られない(メンバーがこれだけ変わってちゃ仕方無いか)。ただでさえ格上対格下の格上にとってやりにくいゲームなのに、ヴェルディがJで黄金時代を築いていた一方、徳島はJリーグ加盟を断念したこともあったチーム。相手に対する気合の入り方が違うか。

メンバーの地力こそ確実にヴェルディの方が上だと思うんだけど、田中監督の元で数年、そして1年間J2を戦って成熟してるであろう徳島に対し、スタメン11人の中で7人が新加入で監督も変わったばかりのチームではやはり苦しいか。試合を見てみても、本当にJ2ってレベルが上がってきている。監督が新人監督云々抜きにしても、ヴェルディにとってはなかなか苦しい1年になるのだろうと思った。J1昇格はそう簡単ではない。

前半終了間際にCKから萩村が決めて1-1で終了。振り出しに戻っただけなのだけれど、この1点は大きかった。同点に追い付いたことで堅さが取れたか、後半は徐々にヴェルディペース。後半10分、PAヴェルディの選手が倒されPK。これを新外国人のバジーリオが決め、2-1。…ただこのPKはね、微妙(笑)前半の玉乃が倒されたのがシミュレーションで、これがPKってのは…なんだかなー。他にも相変わらず微妙なカードが多く、本当に西村駄目駄目。SR返上してJFLからやり直せ!

ホームデシジョンとか色々言うけども、でもJリーグみたいなリーグでは…アウェーから来てくれたお客さんも敬わなければいけないと思うんですよ。なので、ホームデシジョンとかがあるんではなく、公平に公平に欲しいものなんだけれど…ま、実際はホームデシジョン云々ではなく、審判が下手なだけなんだけど(笑)…あんまり審判批判ってしたくないんですよ、審判だって人間だから。でもちょっと西村が良かった(公平に思えた)試合を見た記憶が無い気がするんだよ(笑)

リードした後はさすが格上の余裕でスムーズに試合を運んだヴェルディ。大橋のFKとバジーリオの2点目はケチのつけようがない綺麗なゴールでしたが、玉乃のシミュレーション、バジーリオのPKが逆だったらば、全く違う結果にも内容になったでしょうから。点差こそ開いたけれど、長いシーズンどうなるかはわからない。ただやはり地力はある(外国人も当たりでしょう)。同じく降格組の神戸、柏がいきなりこけただけに、昇格争いのペースメーカーはヴェルディになるかもしれませんね。

徳島は…玉乃も頑張っていたし、小山って元ジェフの選手も上手かったし、あと元ジュビロの挽地の頑張っている姿もなかなか嬉しいものだった。片岡って選手はJFLの時も見ているんだろうけど、こんな良い選手が下でも育っているのだから、J2だけじゃなくJFLも面白いんだろうと言うことと、どんどん底上げはされてるんだろうなと言うこと。徳島も今日は大敗してしまったけれど、ホームでは頑張って欲しい。

それにしても本当にやっぱスタジアムが大好きです。僕はJリーグが好きって言うか…「スタジアムが好き」から始まってるんですね。勿論Jリーグも、サッカーも、ジュビロも大好きだけど。やっぱもうスタジアムはそこへ向かう道から好き。外苑前から向かう道はいいねー。雲一つ無く晴れた今日は本当に歩くのも、座っているのも気持ちよく。思わず試合見ながら飲んでしまいました。

基本的に試合見ながらアルコールなんて飲まなかったんだけれど、それは今までは原付だったりしたからか、(ジュビロ絡みで)ちゃんと試合を見たかったからなのか。今日みたく完全な中立な立場で良い天気で気持ち良いと、物凄く有りですねー。なんか幸せ(←そんなんでいいのか、わからないけれど(笑))。味スタでは…屋根があって国立ほど開けてないから飲まないと思いますけど、明日も良い天気そうなので楽しみ。

試合後は歩いて新宿へ。そうそう、04年に国立行った時に…「あ、こんな道あったんだ」って言う、国立→新宿の徒歩の最短距離っぽいのを見つけて。「今更見つけてもな(笑)」って思ってたんですけど、今日その道歩いて。またこっちへ来て今後沢山国立通うことになりそうなんだから、どうなるかってわかんないもんですね。放っておいた点が、今になって急に線を結べた。「意味が無い」かなんて、実際は時間が経ってみなきゃわかんないものですよ。

昔「○○さんは点は理解してくれるんだけど線で結んでくれないから…」なんて仕事面で愚痴ってたりしたことがあったのです。なんてことを思い出して、今の僕は結構点点は覚えてもなかなか線で結べていないかもしれない…と思って、正さなきゃなと思ったり。あ、今日の国立の観客は7,000人台。新聞では1万5千枚前売りが売れてるって出てたのになんだそれ(笑)でも、1万人以上は入っているように見えたけど、なんでそんな少なかったんだろ。

なんか本当に今日の試合観戦は妙に幸せな気分でねー。なんだろうねー。理屈じゃなく好き、ってことは無いんだけど(スタジアム好きな理由はちゃんとあって、例えばその人が些細なことで…「狭いライブハウスと違って煙たくない」とかもあるんだけど(笑))。あーなんかこの幸せさを共有したい。恋愛してー。と思いながら、そんなことを夜に渋谷で会った友人に語る。なんか毎回この人にこの話してる(笑)

自分って水色が好き、ってのは…何度か書いていると思うし僕のことを知っている人は理解していると思うんだけれど(笑。この間も水色ヘッドフォン好きとか書いてるばっかりだね)、ジュビロを本格的に好きになる前、高校の頃から水色が好きだった。空の色だから。空が好きなのは、「空虚」って言葉が好きだったから(笑)なーんにもなくて。穏やかで静かで優しくて大きくて淋しくて、吸い込まれそうで。

今もさ、楽しい気や充実してる気がしていても、(ずーっと一人なくせに、一人でどこか行くことしかしないくせに、幸せだとか言ってて)「空しくないの?」って言われたら、本当に物凄い空しい人間かもしれないんだ(笑)「ポッカリ空いた心の穴を少しずつ埋めてゆくんだ」――ってつもりで過ごしていても、実際のところ穴はどんどん大きくなっているのかもしれない。

…でもそこで「…空しいなあ」と思ったり傷を確認したところで、本当に空しくなるだけで自分にとってプラスになることって多分無いんですよね。そう思って動けなくなったって、そっちの方が多分意味が無いんですよ(以前意味が無いって知ったはず)。むしろ、その空しさを埋める為に、自分にとってプラスを与える為に、一人でも幸せの形を模索してるんであって(笑)だから例えそういう影や穴や傷、痛みが潜んでいたとしたって、もうそれは感じずに過ごしていたいんだって思う。

本当にねえ、こんな気分では一人で歩くんじゃなくて、誰かと歩きたい(笑)Actusで2006年のカタログを買ってきました。新しい商品が増えててなんかよかった。こんなに人の多いSoholm Cafeは初めて見たような。あの椅子座ってみたいんだけど、なんかそういう場所で落ち着こうと思わない自分がいつまでも居る。18時半ぐらいまで新宿歩いて(金券屋で国立、味スタでの安いチケット(招待券)を探してたんだけど、無かった)渋谷へ。渋谷で友人にCDを返しつつ晩飯。明日のチケット買って22時頃帰宅。

友人はなんだかいつもよりも元気が無かったような。―――なんだろう、僕は(年下って存在と比べると圧倒的に)年上の人が好きで本当に背伸びしたがるって言うか影響を受けてきてると思うのですけれど…その中でさ、年上の人でも後ろ向きな話?後悔の話?も多少聴いてきたわけじゃない。だからその中で…無意識か、意識のうちかは難しいんだけれど、僕はそうなりたくない(その人たちの言う同じことで、後悔はしたくない?)って意識はきっとあると思うんだよね(申し訳ない話ですけど(笑))。

実際そうなれるかはわかんないけど、でも若いうちに、早いうちに気付いて、動いていきたいってのは確実にあって、そういう部分に基いた今の自分の考えや発言は…誰かにとっては良い気持ちのしない(マイナスの)影響になっているかもしれない。今日も相変わらず結構僕は前向きトークを振りかざしていたので…なんかそうだとしたらそれは申し訳無いことなんですけれど。まだ若さって言うか、怖いもの知らずのところは(今の年齢なりに)絶対あるんですよね、今の僕は。

本当に(今まで僕と関わってくれた)年上の人の大きさ、広さはすごいなって思うんです。疎遠になってしまった人も一杯居るけれど、皆様に感謝しているし(あ、そうとも限らないけど(笑))、それと比べると本当に今の僕はまだまだ小さくて、あんまり良い言葉とか言えたりしないなーって思ったりする。今は今で、確かに若い頃と比べれば大人になってきているんだけれど、でもまだまだ本当にガキだなーって思うよ。だから、やっぱ成長していかないとね。

そう言えば今日の徳島の応援を聞いていて「これなんの曲だっけな…」と思うのが幾つかあったんだけれど、玉乃の応援歌が気になって…なんだっけこれ。"スパイダー"かな?記憶が曖昧なもんで、「千の夜を…」の部分が「線路沿いを…」に自分の頭の中でなっていて。あれ、なんか違うなーとか思ってた。5年前の今頃は"スパイダー"とか、カジくんの"シヴィラ"、小沢の"back to back"を沢山聴いていた記憶があるなあ。

加地くん、と書いて思い出したけど、万博でのJ1開幕戦ガンバ-浦和。先週とは違った結果になり、ドロー。漫画喫茶で見ようかなって思ってたんですけど結局歩いてて見ませんでした(経過だけは携帯から試合速報をちょこちょこ見ていたんですけど)。吉田さんが吹いたんだね。審判委は思い切ったことをしたな…。来週はなんか埼スタが雨っぽい。友人連れてだけに、雨降らないでほしいな…。

今日晩飯食べながら友人に話したことを、今テレビ見ていて思い出したんだけど(しかし皆一人称が「俺」だなあ(笑))。今の自分が貪欲であること、「なりたい自分になりたい」と思う理由は…20の頃の前向きさとは全く違って。元の「ポッカリ空いた心の穴」の要素を思い起こして、それを埋める為にどうしたらいいか…を考えると、「表向きに」より良い人間になっていかなきゃ、全く追い付けない。その差も、僕の中にポッカリ空いた心の穴も、埋められないんだよね。

一時はもう全く諦めて別の世界の生き物だ、夢だ幻だ言ってて、実際そうかもしれないけど(笑)、「別に今更どうだって話じゃなくて、もしもしもし会える機会があるとしたらば、その時充実した笑顔で話せる人間で居たいじゃないか」って(別にこれは特定の誰か一人って話だけでもないかもしれないけど)。今もうどの辺を歩いていて、どれだけ進めば追い付けるのかなんて分かんないけれど。

別に追い越してたっていいんだし、追い越せるような距離じゃなくたって自分を常に最新型にアップデートする努力をしている気にならないと…埋めたい穴も埋められないんだと思うのだ。勿論どれだけ自分が良化している気になってたって、今後どこかしらで「アイツ、居なければいいのに」と思われることは絶対あると思います。でも…人間の感情ってネガティブな部分も絶対存在するわけだから(僕だってね)、それは仕方無いと言うか、それが理にかなっている部分なら修正する努力するしかないですよね。

意味が無くたって、より良くなっていたい。なんでかって考えると、そっちの方が楽しいし気も楽だし軽いし疲れないし面倒じゃないから。苦しいのとか辛いのとか痛いのとか寂しいのとか重いのとか疲れるのとか面倒なのは嫌だから(笑)"風向きアンブレラ"って、こんな切ない曲なのに、"足跡を追いかけて"とか"踏み出したその足で君へと向かうんだ"とかそんなフレーズがあって。そういう感じなんだろうな。

絶対今後もまた超後ろ向きになる時期とか来るんですよ(人間であり、人生と言うものである限りね)。その時にすぐカバー出来るようにしたいし、カバーする為の自信や安心や…そんな要素は欲しい。でも傷の舐め合いは嫌だし、一方的に寄りかかるんでもなく、力になりカバーし合えるよう、自分も成長していきたいんだ、必要とされる為に努力していたいんだ。そうしたら、ポッカリ空いた心の穴も少しずつ埋められるんじゃないか…とかなんかそういう感じなんじゃないでしょうか。

おー、すごい。愛媛FCの映像がNHK総合で流れた。サタデースポーツは消えてこれはもうレギュラー番組として定着するのかな。しっかしNHKは愛媛の視点でやったのに、スパサカ横浜FC(カズ)の視点から。なんかこういうところが…スパサカ(TBS)は安っぽいと言うか、タレント、バラエティ視点と言うか。嫌だなあって思いました。でも、愛媛FCサポの方々は本当にJリーグ初勝利おめでとうございます。これはすごいことですよ。と言うわけで明日は味スタです。ではまた。