ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

FUJI ROCK FESTIVAL'06 1日目 @ 新潟県苗場スキー場

フジロックフェスティバル'06へ行ってきました。フジロックへの参加は昨年の'05に続いて2度目です。「別に来年参加出来なくたって僕にとっては大したことじゃない」とか言いつつ早々と早割で3日券買ったり(ただこれは1月の段階で菊地成孔氏が「出演が決定した」とバラしていたのを、すっかりDate Course Pentagon Royal Gardenが出るんだと思い込んで…そしたらDCPRGではなくUAとの出演でガッカリしたりだとかして。)、「来年は普通に宿泊地に泊まるんだろうなー」とか言いつつ、今年もキャンプだとか。友人もまた今年行くよーなんて言ってたから信用してたら、連絡取れなくなって一人での参戦だとか。色々ありつつ今年もフジロックの季節を迎えました。

準備までのバタバタ具合は前日の日記を見て頂くとして、当日は朝6時13分の快速で吉祥寺を出る。大きなリュックを背負って、キャリーカートをガラガラと引いて駅まで急いだのでこの時点でかなり疲れた…。43分に東京駅到着。ここでもバタバタと上越新幹線に乗り換える。上越新幹線は初めて。7時発の「とき」。無事座れて安心。この時点で車内で「上毛高原付近で信号機のトラブルの為、上野駅で復旧まで停車致します。」と言うようなアナウンスは聞いていたけれど、とりあえず到着予定時刻に携帯のアラームを合わせ、眠る。

8時過ぎ、アラーム(マナーモードだけど)で目覚める。この駅はどこだ?あれ?まだ上野?(笑)いや、どうだったっけ。この間に途中で目覚めたらまだ上野だったんだっけな。その後も目覚めて外を見たら新幹線が動いていて駅に向かってたから「高崎ぐらいかな」と思ったらまだ大宮だったりしたんだっけ。まぁ僕は殆ど眠っていられたから良かったものの、座れてなかった人も東京駅の時点からそこそこ居たので…大変だっただろうなあ…。

今回行く前に駅探で検索していたら東京から乗らずに大宮から乗るルートが出たりもしていたんだけど、ケチらずに東京から乗ってよかったな(笑)切符も前日に500円ぐらい安いのを往復分買ってあったので(自由席)。多分上野で1時間近く停車していたんだと思う。9時過ぎに越後湯沢到着。改札から出るのにも大混雑。これなら昨年使った快速のマリンブルーくじらなみ号の方が楽だったなあ、と思いつつ、今回色々検索しても検索結果に出なかったんだよね、この電車。

無くなったのかなーとか思って(笑)、今改めて検索してみたら、吉祥寺を始発で出ても7時高崎発のこの電車には間に合わないらしい(一番早くて7時27分高崎着)。だから散々検索しても出なかったのか。18きっぷ使うんでなければこの列車を使って新幹線を使わないメリットもそれ程無いと言えば無いんだけれど、使える選択肢があればそれはそれで羨ましい。土日のみの運行なのでどちらにしても今年は僕は使えなかったんだけれどね。

シャトルバスに乗るまでで2、30分程。1時間早く到着出来ればこれ程並ばなかったのかも、と思いつつ、これだけ人が来るのが毎年の事で分かっているならばなんでもうちょっとスムーズに人が捌けないのかな?シャトルバスは結構並ぶから仕方ない。と言う先入観が…ap bank fesが1年でかなり改善されていたので、他のフェスはただ改善を怠っているだけなのかな、って思わされた。昨年と違って暑くなかったのは助かったけど。また眠って気付いたら到着。10時過ぎに苗場に到着。

苗場は少し肌寒いぐらい(カーディガン着てたからよかったけど)。キャンプサイトのリストバンドを引き換えてまずキャンプサイトにテントを張りに行く。初日だからこの1時間の差だけでもだいぶ張れる場所に差が出たんじゃないか…と思い、EサイトとかFサイトとかのだいぶ遠いところ覚悟していたんだけれども、昨年友人に張ってもらったCサイトよりはちょっと遠い位置にはなったけど、AサイトとBサイトの間ぐらいの斜面とそうじゃないところのギリギリのところに場所を確保。

通路沿いから見ていたら多分見つけられなかった場所。丁度この頃少しだけ雨がパラパラっとなった時間帯があって、丁度木の下だったから良いかなと。テントを建てるのが同じく一人キャンプだった昨年の朝霧JAM以来だったので(今回改めて練習もしてなかった)、多少時間が掛かりながら設営完了。ただキャンプサイトを歩いていると僕の一人用テントならば張れそうなところが幾らでもあったように思えてきて…「あ、ここが良かったな」なんて考え始めると…なんかもう既に一人キャンプを楽しんでいるな、と思えてきて(笑)いかんなぁと(笑)

テント設営も完了し、いざ会場へ。テントをスムーズに張れていればGreen Stageの一発目、The String Cheese Insidentにも間に合ったのだろうが…まぁ仕方ない。今回は見れなくても仕方ないかなって思ってたんだけれど、会場に入った辺りから"Rollover"が聞こえてきたので急いでGreen Stageまで。ハイネケン片手にふらふらと踊る。昨年の朝霧JAMで聴きたくて聴けなかった曲なので嬉しい。朝霧以来2度目のチーズ。やっぱ最初から見たかったなー。

会場到着からこの辺までで何度か友人とメールのやりとりをしていて、気分的にはだいぶ楽に(居るんだな、会えるんだろう。と思うだけで気分的には楽)。同じくグリーンに居たらしいのだけれど、FOMAの電波の状況が思ったより悪く…この日のうちから会うつもりで居たんだけど、結局この日は会えなかった。チーズの後は、GreenのFlogging Mollyも良かったんだけれど…留まっているつもりも無かったので、とりあえずホワイトステージ方面へ。

ホワイトの2番手がこの週正体が明らかになったばかりの甲本ヒロト真島昌利の新バンド「クロマニヨンズ」と言うこともあって、ホワイトへ向かう道はかなりの混雑。僕はそのままホワイトを通り過ぎて、朝霧食堂で何か買おうと思ってたんだけど混雑していたのでそのままField Of Heavenを通り過ぎ(B.B.B.Bももう終わっていた)、ORANGE COURTのOverground Acostic Undergroundへ。飯を購入して後ろの方の斜面に座ってみてた。

BRAHMANのメンバー全員が参加している別ユニット、Overground Acostic Underground。途中TOSHI-LOWがMCで普通に喋っていて「(アルバムを)買ってない人は3枚買って下さい(笑)」なんて言っていたのが印象的。音も初めて聴きましたがカントリー調の曲などが続いて、この時間帯に非常に合っていて良かった。でも途中…飯を食べた後から斜面で眠ってしまい、気付いたらOverground Acostic Undergroundの次のアーティスト、NATSUMENの途中。

NATSUMENも見たいのは見たかったんだけど、待ち時間が長いなあ…と思っていたから最初はあんまり見る気が無かったんです。でももうその待ち時間もずっと眠っていて、結局1時間以上眠っていたらしい。最初に飲んだビールとさっき食べた飯でもう安心しちゃったのかな、あんまり眠っていなかったから来る途中もずっと眠っていたから。起きた時に演奏していた曲はかっこよかった。「多分好きだと思うよ」とは言われていたけど、確かに好きそうでした。CD聞きたい。

でもNATSUMENもそこまででもう14時台になっていたので、急いでWHITEへ。途中朝霧食堂でミルちゅ〜を購入し、14時20分からのWhite Stage、今回のフジの個人的なメインアクト、A Hunred Birds Orchestra!昨年の朝霧JAMA Hundred Birds(Orchestraではない)を見て以来、2度目。この時は全く知識も無しに見たら物凄く良くて踊ったので、期待も大きく。総勢30人ともなるメンバーが徐々にステージ上に姿を表し、DJ YOKUのコンダクトと共にライブ開始。

"?" "Jaguar" "Jungle Kitten" "Free" "?" "Batonga" "In The Sky"の全7曲。1曲目、5曲目は分からなかったので僕が聴いていない"Fly From The Tree"に収録されている曲なのかな。1曲目から徐々に音が増え盛り上がっていく感じで、ストリングスの音に震え、ホーンの音で爆発!これで更にこの後(SETLISTは勿論知らないから予測で→)"Jaguar"や"Jungle Kitten"が来るんだと思うと、マジやばい!と思いながらもうノリノリで踊る。

というか、朝霧の時はコンダクターが居るって知らなかったからあまりよく見ていなかったのですが、YOKUは菊地さんみたく定位置から動かないわけではなく、動きながら踊りながらコンダクトをしているので…一見酔って踊っている「担当・ダンス」の人のようで非常に見ていて面白い(笑)こんなこと言っているけどやっぱコンダクターってかっこいいね。これを思いついたYOKUには本当に拍手!

"Jaguar" "Jungle Kitten"は待ってましたとばかりに踊る。5曲目だけTenじゃなくて他のボーカリストが歌ってました。個人的にはこっちのが好み(何の話だ)。いやでもなんだろうな、皆バッチリ化粧してたりすらっとした格好だったりするんで…ホストとキャバ嬢たちのオーケストラに見えなくもない…とか言ったら失礼ですな。でもA Hundred Birds Tシャツはかっこよかったし欲しかったな。YOKUは普通にTシャツにジーパンって感じだったから、上のようなことを思ったんだろうけど(笑)

さてライブに戻ると。"Batonga"で終わるかなって思ってたけど、"In The Sky"があってゆったりと踊って終了。"In The Sky"は音源ではあんまり聴いていなかったけど…こう聴くとDCPRGの"Mirror Balls"みたいな位置かな、と。"The Light"とか聴きたかったけれど、かっこよかったです。なんやかんや言って元々一番楽しみにしていたのはAHBだし、今回のフジの中で結局数少ないフルで見たアーティストなので、ベストアクトに近い位置ではあると思います。

AHBの後は、昨年夕方にTシャツ買いに行ったら空いていてあっさり買えたので、朝と違って今なら空いているかな?と思ってTシャツを買いに。でもやっぱ全然空いてそうな感じじゃなくて、まだ長蛇の列だったので断念。ついでに一旦テントに戻って休むことにする。遠くでアジカンがヒット曲のオンパレードをしているのが微かに聞こえつつ、テントの中で横になっているといつの間にか眠りの中へ。

何度か起きた気もするんだけれど基本的にはぐっすり眠っていて、起きたのが21時過ぎ。5時間ぐらい眠ってました。その時は何かもう朝まで眠ろうかなとか頭がそんなことを考えていた気もするんだけれど、今考えると本当に勿体無い(笑)あれもこれも見たかったなって思うのが幾つか…。知人から「細野さん行くよー」とメールが来ていたのにも気付かず。申し訳ない。今日をこのまま終わらせるわけにはいかん、と思いとりあえず起きて再び行動開始。

とりあえず会場方面を向かっているとTシャツ売場が空いている。買うなら今しかないな、と思い並んで購入。それでも多分30分ぐらいは掛かったけど。その後とりあえずグリーン方面へ行って、Franz Ferdinad。通路の方で画面を見てただけだけど。1stしか聴いていないので、知っている曲をやったり知らない曲をやったりって程度。でも、トリにふさわしいだけのパフォーマンスなんじゃないかな、と思いながら見てた。かっこよかったです。

アンコールまで見て、終わったところでホワイトのMADNESSへ。MADNESSへ行く人、オールナイトフジへ行く人とまだ結構人の動きがあり、着くとかなり人が多かった。ぶっちゃけ大御所であるということぐらいしか知らなかったのですが、音もスカっぽい…ゆるくて好きな感じで。アンコール含めて最後の数曲しか聴けなかったけれど、非常に楽しかったです。周りにスカダンス踊ってる人とか居たから僕も結構踊る。後々会った方々もMADNESS良かったと口々に言っていた。

んー、今日を終わらせるにはまだ全然眠くないぞ(って、まあ元々勝手にしやがれまでは起きているつもりですが)。とりあえずTUCKERでも見ようか、と思いRED MARQUEEへ行くが、どうやら着いたところで終わったようだ。残念。苗場食堂で音が鳴っていて…cutman-boocheかな?と思ったらまだJohnny A.。後姿を眺めるような位置から見ていると、肩をトントンと叩かれる。何!?と思い振り向くと、会社の方。あれ?来てたんですか?なんて言いつつ、この方にはよく見つけられているがまさか苗場でもとは(笑)

他の方も来るよーってんで待っていると、会社の方がもうお二方。TUCKERを見ていたそう。その後、越後湯沢まで戻る人二人と別れ、他の会社の方お二方と合流し。ライターさんや会社の方の友人の映像作家の方とか、やっぱり何か1年前じゃ考えられないような方々に囲まれつつ乾杯(この時ちょっと自分ってやっぱ気が利かないなあと思うことが一つあることを覚えているのがちょっとあれなんだけれど)。

普段掛けてない人がメガネ掛けてたり、あんまりそういうイメージじゃない人がゴツゴツのレインコートをびっちり着てたり、レアレア。楽しい。というかフランツの前辺りに結構雨降ってたらしいですね。寝てて気付かなかったんだろう。FOMAが全然駄目で、途中眠っていたのもあり、今日は人と会えなさそうだなーって思ってたから…本当に会えてよかったと思った。残り2日過ごすにあたってだいぶ気が軽くなったし、また人と会えるんじゃないかな、と。安心した。一人じゃない(笑)

cutman-boocheを聴きながらぐだぐだと雑談を続けた後、勝手にしやがれを見に行くことを告げて会社の方々とはお別れ。昨年はPalace Of Wonderは入らなかったからわからなかったんだけれど、なかなか入れないんですねー(中は結構空いていても)。でもどうにか入れて、途中から勝手にしやがれで踊る。知ってる曲(曲と曲名が一致する曲)はやらなかった気がするけれど、超かっこよかったです。ステージがあまり見えない位置だったんですが、かなり良かった。絶対また見たいし、もっと大きなステージでも良いよなあ…。

勝手にしやがれでかなり踊ったのですが、まだ目が冴えてしまって仕方ない。眠くないので、とりあえず再びオアシスへ。この時さっきの会社の人が苗プリへ帰っていくのとすれ違ったので「また明日!」とご挨拶。オアシスでとりあえず飯とお酒。それぞれ何を買ったかはもう忘れたのですが、お酒は何かの焼酎のロックだった気がする。RED MARQUEEでその時やっていたCONGO NATTY feat. REBEL MCで踊ったところで眠れる気がしたので、テントに戻ってこの日は就寝。

2日目へ続く。