ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

浦和-甲府

J1第32節、浦和レッズ-ヴァンフォーレ甲府埼玉スタジアム2002へ行って来ました。当初「行きたいな」と思った時にはもうチケットは無かったのだけれど、前節浦和が名古屋に破れ甲府戦での優勝決定の可能性が消えた為、月曜になって再びチケットが復活していた。最初はヤフオクで安く買いたいなぁと思っていたけれどそうもいかなかったので、普通にローソンでSA席を購入。3,500円。うーむ高いけど仕方無し。どうせ同じ2階席なので、2,500円のSC席が欲しかったんだけれどこれはもう遅かった。

13時には部屋を出たいと思っていたけれど、起きるの遅くて全然そうもいかず。吉祥寺を14時過ぎに出て浦和美園到着が15時20分。井の頭線で渋谷まで出て、その後溜池から南北線で行くルートが(切符がある関係で)一番安いんだけれど、もうそんな時間は無かったので中央線で四ツ谷まで行ってそこから南北線という最速ルート(これは全部JRで東川口まで行くよりも高い)。

もう少し早ければ15時08分着の電車に乗れたのだが…。鳩ヶ谷止まりとか意味無いので浦和美園まで行ってくれ、と思いながら(笑)駅からもシャトルバスで埼スタへ。埼スタ来るのは3月以来ですが、だいぶ変わったなー。イオンのショッピングセンターも出来ているし、他にも色々。道も変わっていっている。これだけ出来れば、浦和サポだったら住みたくなるだろうなあ。勤務地が南北線沿線であれば便利だし。浦和をスタジアムで見るのも3月のジュビロ戦以来。テレビで何度見てるから何回か見ているような錯覚が。甲府見るのは9月のFC東京戦以来

メインスタンド2階の指定された席ではなく、メインスタンド2階の最上部の通路で立って観戦。見始めて程無くして、裏へのボールに身体を入れてもつれて倒した甲府のDF秋本にイエロー。2枚目で退場。プラス、PK。1枚目も見ていたから前半23分には見始めていたのかな。前半35分に早くも11対10と、優勝を目指すチームが数的有利。しっかし、こんな時間に10人にさせる程のプレーだったかな。

11日の試合から個人的に再度審判不信が高まった部分があり、まぁこのカードじゃきっと甲府は不利な判定されるだろうとは思ってたけどものの見事に…前半で10人プラスPK。早めに10人にしとこう、ってところか。甲府は前節も退場者出てたけど、なんか一時期J自体が退場が多くて、そんでここ最近までマシになってきていた気がしたんだけれど…今季後半ぐらいからまたどの試合も退場者が増えてきていない?裁くことは勿論大事なのだけれど、なんか必要以上に11対11という人数を崩してないだろうか。なんか…いかに人数を減らしていくか、みたいな(笑)

別に相手から人減らさないでも強いチームは強いし、強いサッカーをして勝てるでしょう。それを食おうとするチームがぶつかるから、面白いんじゃないか。11対10でも強いチームは強いが、11対10になって決定的に変わる事例の方が多いと思う(ましてや今回は下位チームが被害者。マリノスなんかは自分らが10人になって粘ったが…)。結果をコントロールするには一番有用であることには違いないと思うし、この時点で11対10になったことがやはり全てだろう。

蹴るのは直訴していた闘莉男ではなくワシントン。さすがに外さないだろうなぁと思っていたが、右に蹴ったボールを甲府のGK阿部が見事にセーブ!すごい。しかしまたその数分後、同じく裏へのボールで山田の前のボールを甲府DFが前に入ってコーナーに逃れたプレーで、確かに身体はぶつけにいっていて山田が飛んだには飛んだが、それでPK。主審の岡田のアクションを見てPKかと思ったが、ここまで露骨とは笑った。いやいや、2度目取るの早過ぎだろう(笑)山田はシミュレーションかと勘違いしたのか「ないよー」ってアクションしてたぐらいだった。

今年のJの基準からいってあれは1:9でもPKにならんでしょう。あの程度でPKにして上位チームサポートしてたらどう考えても日本サッカーの成長にならんと思うし、アジアの大会では戦えないと思うのだが。ホームデシジョンがあるとか言うけれど、それって相手に不当な笛を吹くことではないと思うのだがなあ。甲府の選手もさっきよりしつこく抗議、そりゃそうだ。これでアライールにカード出たんだっけ。

ただそんな中、阿部だけ集中力高まっていたのか…大丈夫、止めてやるよ。的な雰囲気で選手の間に入っていたように見えたのだけれど(どうせしつこく抗議しても悪意のあるイエロー出されるだけだろうしな)。蹴るのは再びワシントン。そして結果は、さっきのリプレイを見ているかのような、同じコースを阿部が防いだ。うわーすごい。黒い力に立ち向かう阿部。ロックだ。かっこいい。今節のMVPでしょうこれ。和多田が臨海でPKを2度外したのとは訳が違う(笑)

まぁでもこの試合はここまで。10人の甲府を力づくで崩せない程浦和は弱くないし、ワシントンは抑えられん。後半開始早々のワシントンのゴールは上手かったし、山田のプレーも文句無し。ワシントンの3点目も…付いてたの誰だろう?でも甲府の選手じゃ仕方無いよなあ。惜しむらくは、後半開始1分であったり、山田のもリスタートからボールを受けてからだったような気がするし、プレーが途切れた部分で少し足が止まってしまうところがあったのかもしれないな。

甲府もバレーを1トップに置いて…カウンター、かと思いきや10人でも全然ボールを繋いで繋いで繋いで(笑)最後のクロスやシュートの精度がねー、やっぱちょっと足りないんだけど。でも甲府は独特のサッカーやってるよなー。後ろから飛び出せる選手が飛び出して、パスを異様なまでに無駄に繋ぐ。この選手層なのに、どの選手も上手い。本当によく鍛えられている(前も同じこと書いていたような)。

点を取られて取られても、自分達のサッカーを貫き通していた。あの展開でよく須藤投入したと思うよ。負けてるからそりゃ攻めの姿勢には出るにしても。攻撃は最大の防御って感じがする。何度かもう帰ろうと思ったけど、でも甲府が頑張っていたのでついつい最後まで見てしまった(と言いつつ後半ロスタイムにはスタジアムを後にしていたけれど。)。惜しいの幾つかあったからね、1点取ってほしかったな。

結果としては台本通りと言ったところなんだろう。ガンバが福岡に引き分けた為、勝ち点5差。次節にも優勝決定。ガンバは勝利が絶対、浦和の相手は好調なのか不調なのかよくわからないけれど今日ホームで負けたFC東京。最終節まで縺れず決まりそうな感じか。この間の奥谷も結局は「浦和を優勝させたい何か」だったのか。と思ったが、今度の味スタでの試合は一体どんな審判が来るだろう。下手な審判は来ないとしても、下手な判定で動きそうなものならばタダでは済まない気がするが…。浦和に勝たせたい何かか、最終節まで縺れさせたい何かか。

この間のその奥谷がサカダイで5.5とか(まともってこと)で、土曜の片山さんが5だったんだよね。何?FC東京が勝てば高評価で負けたら低評価?(笑)因みにサカマガの方は前者が3.5、後者が6。とかだったようで。でもやっぱ「公平っぽい」そのジャンルを代表する広報誌の影響は大きいと思うし、そういうところが「正しかった」って言えばやはり操作は可能なんだろうなあ、って気がする。

(仮に審判の操作は無理だとしても、)良いこと書いてよ、ってポンと広告料渡せばそれなりに世論の心証の操作は可能なんじゃないかなー。まあそういう意味では2誌あってよかったのだろうね(サカダイは批判絡みで編集長更迭があったりした気がするけれど…)。2誌とも同じところに買われていたらどうしようもないんだけれど(笑)ま、でも雑誌が売れることを書くのは当然のことなんで、純粋にそういうものであることを多少なりとも願う気持ちはやっぱ絶対有り続けるんだけれど。

岡田に関しては早く辞めてほしいところには以前から変わりないのだけれど(そう言えば今年はあんまり見ていなかったのかも)、遡って考えると別に浦和贔屓の主審ってよりは(←浦和も被害にあってるので)上位チーム、ホームチームが好きって感じであったり…上からの指示に忠実に従ってコントロールする審判(笑)って感じだったと思う。敵にも味方にもなる審判。だから今回も忠実に上からの意向に沿っただけなんだろうな。2-0になった辺りから公平に取り始めていたし、その辺上手い。

あとは結局のところ数の影響かな。これとか見てなんだか切なくなっていたのもあるんだけれど。興行としては多数派の浦和サポが喜ぶんだから、極端な話どんな常識を逸脱したジャッジで甲府を苦しめたとしても、5万7千人のうち5万人は何も思わないでしょう(あ、そう言えば今日は寒かったし天気も良くない予報だったけれど、思ったより皆来ていたなと。指定席はちょこちょこ空席あったけど)。

逆に同じプレーで甲府がPKもらってたら暴動が起こるのではってぐらい雰囲気は荒れるだろうし。まぁその辺は、仮に同じプレーがあったとしても一つは甲府の選手のシミュレーション、もう片方はノーファールでプレー続行だっただろうけど(笑)それこそ八百長ヴェルディなんて問題じゃないぐらい荒れると思う。印象の問題で、浦和が押し込みまくりつつ、でも甲府に苦しんで、でも力づくでこじ開けて、甲府がたまらず掛けてしまい…的な感じならともかく、あまりに軽く恩恵受け過ぎているように思ったんだろうな。浦和の底力を見れないのもそれはそれで僕は普通に残念に思うし。「そこそこ」で勝てるような状況に審判がしちゃってくれているから。

まぁ…そんなもんなんだろうなーと思うし、そうなると「結局正しいものってなんなの?信じられるものってなんなの?」って風になっちゃうんだけれどね。その基準を決めるのは自分自身の価値観ではないことは確かなんだけれど、偏っているものについては絶対それと反復するだけの偏りを持ちたくなってそれで本当の本当を探すつもりがそのまま意地固になってしまうからな(笑)でも結局のところ、どちらが多数派だとか正しいとか正しくないとかじゃなくて、ホームデシジョン以前に公平でフラットな視点でのジャッジをお願いしたいよなあ。

火のないところに煙は立たないじゃないけれど、勿論起こった事には必ず何らかの理由があり、そしてそれに続いて妥当性があるのだと思う。今回だって、あれは妥当だと言われればきっと妥当なんだろうけれど、例えば宗教も絶対妥当性があってそれを誰かしらが吹き込んでくるからそう思い込むんだと思うんだよな。本当にそうなの?じゃぁもしこうだったら?反発し合って結局最終的には感情論、感情論から力になる。そうすると多数の力より証明出来るものってなかなか無いなあ。

そんな感じで…週末の試合は最初は大宮-セレッソにしようかなーとか思ってたんですが、2回続けて埼スタ行くのはだるいし無理だと思っていたし、カード的に奥谷とかが来てもおかしくないよなぁ…と(笑)どっちが得しようがなんかそれで結果が左右されるのとか見ていられないんで、物凄いどうでもいいカードであるヴェルディ-仙台@国立を見に行きます。ワンセグで味スタの試合見ることにする。埼スタは来月23日にまた行く予定。その時はとりあえず主審が上川ではないことを祈る。

試合の後は南北線で永田町まで行って乗換。渋谷の金券ショップでサッカーのチケットを眺めていたら、味スタの今度の試合の小中のチケットが比較的お手ごろの値段であった。これを見て隣に居たレッズサポ(タオマフしてたから)もきっと同じことを考えただろう。「俺、中学生でごまかせないかな」と(笑)中学生に間違えられかねない背の低く童顔な女性辺りが買うといいのだと思う。吉祥寺戻ってぼへーっと歩いて終わり。井の頭公園の紅葉も良い感じになってきているのだと思う。