ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

N.G.THREE @ 浜松LUCREZIA

翌日の日記と若干時間が逆転現象起こしておりますが、何はともあれこの3連休は浜松の実家に帰省中。日曜はお昼から台風一過の快晴だったので夕方頃から外出し、夜には浜松の街中のROCK BAR LUCREZIAにN.G.THREEを見に行って来ました。今回の帰省の目的はap bank fesだったはずで、本来ならばこの2日目の夜はまだつま恋に居たはず…なのですが。中止なのなら仕方が無く…。んでちょっと浜松のライヴハウススケジュールをざっと見ていたら、このライヴが丁度あったので。「N.G.THREEは台風の影響を受けずちゃんと来れたのかな(笑)」と思っていたけれど、出ますってことだったんで。せっかく帰ってきていて、丁度あるのだし見ない手はない。

Northern Bright/ロンロンクルーの新井仁くん率いるN.G.THREEを見るのは、先月のUNDER FLOWER NIGHT!以来2度目。ていうか先月見たばっかで、あれ見てなければ絶対今回も丁度あったところで見ようなんてきっと思わなかったわけで(その時書いている通り、別に新井仁ってミュージシャンにさほど興味が無かったから)。なんか本当に丁度タイミングが良かったなあと思うよ。

ていうかあの日限りの再結成だと思っていたら、この日がツアー初日だったんだね。マジでやるんだな。この間のライヴも本当にかっこよかったので、再結成もわからないでもないけれど。浜松はそんなツアーの初日。ROCK BAR LUCREZIAに関しては、以前浜松のライヴハウスのリンクをまとめた際に書いていたけれど、行った(中へ入った)のは今回が初めて。何度か前を通り掛って気にはなっていたものの、丁度良いライブが帰省時に当たらなかったりしていたから。

エレベーターを4階で降り、階段で5階へ上がったところで受付(僕は当日券)。今日で今年何本目のライヴかわかりませんが、多分お金を払うのは今年4回目ぐらい。そのうち2回が結果的にN.G.THREEが出るライヴになるわけで、東京で再結成のライヴも見て、浜松でツアー初日も見てって僕は一体どこの新井ギャルかと(笑)でもほんと、東京では今後も暫くさほど自分でチケット買ってライヴ見ることって無いかもしれないけど(良い身分だ)――浜松にならお金落とすなぁ、と思うよ。

このハコは、BARって言うだけあってライブハウスってよりはバーなんだろうな。まあ、広くないので…。見た目的に、多分元は普通の事務所なんだと思う。人気のありそうなライヴに関して「70人限定」ってスケジュールに出ていた記憶があるけれど、ほんとそれぐらいで一杯ぐらいなんだろう。今日は僕は当日券で入れたもののギリギリぐらいだったんだろうな。以前曽我部恵一を見たPOLKA DOT SLIMも狭かったけれど、多分あれよりも狭い。このLUCREZIAは立上げの経緯のブログも読んでたんだけれど、本当にハコを作るのって大変なんだなと。

出演バンドも、フロアを通って出入する感じ。考えてみるとここまで狭いところでライヴ見るのって初めてかもなぁ。僕は途中から入ったので、2番手のSCUD HOLIXから。名古屋のバンドだそうですが、不協和音オルタナティヴ。日本で言うとポリやスパカやOOIOO方面なんだと思うけれど…でもあの辺の洋楽をよくちゃんと聴いた人たちの出す音。という印象。遡ってはヴェルヴェッツの"Heroin"とかああいう…そういう意味では最近日本にはあまり居ない(単純に市民権得てないだけか、古いだけかもしれないけど…そういう)音な気がしたし、普通に良かった。

以前も書いたけど、あんまりフェス以外で「(音源での音を)知らないバンドを見る」のって、好きじゃないし得意じゃなくって、地元のバンドやライヴに関してもそうなんだけれど…この音は普通に聴けたなあって。浜松でこういう音のバンドを聴くのは初めてからかもしれないし、まぁ浜松っていうか名古屋のバンドだからもうちょっと客観的になれたのかも。今更ながら5〜6曲、20分ぐらいかな。早かった。今更ながら、バンドってどうやって知られてきっかけを掴むもんなんだろうなんて思った。今僕が関わってるのって、結局その全然後のところだからなぁ。

地元で一人でこれぐらいの規模のアーティストのライヴ来るのも久々だけれど、なんていうか…今日DJで回していた人たちも、僕が地元戻ってきてからレコ屋さんでよくフライヤーだけもらってたイベントの主催の人たちだったんだけれど。結局それって行ったことなかったし…なんかどんな音楽のジャンルであれ、僕がどれだけ音楽のこと知ろうったって、別に地元でも東京でも僕はそういうコネクションは一切無いので(笑)今の会社のも辞めれば消えちゃうもんだなぁって思うし(残ればいいし、出来る限り残したいけれど。もっと自分を売っておきたいけれど。)。きっと僕は日本、世界中のどこへ行ったって独りぼっちですよ(笑)

そんなことを思いつつ…ずっと独りで居てそれが苦しかろうが、死ねないんだから少しでも楽しくあるように生きよう。と思ってはや何年、今のライヴを色々タダで見れる僕にまでなったわけなので…「一人でも楽しめたとしても何か足りない」とは言え、くればいいのになんて言い続けて居たって何も楽しくはないので(笑)自分から歩くことですよね多分。そんな酸いも甘いもやはり地元・浜松にはありますな。曲りなりにも音楽の街なので(笑)文化が育ってくれればなぁとは思うし。

でも浜松にこういう選曲をする人が居るのはやっぱ嬉しいよなぁ。TFC→Peter Bjorn And John "Young Folks"→The Smiths "Ask"とか、やっぱすっごい来るものがあるし(笑)僕は地元に居る間のっかかれなかったけれど(結局そういう人が集まるところが得意な人間ではなかったし、今も自分から繋がろうとする人間ではない)、誇れる文化だよなあとは思いますってなわけで最後がN.G.THREE。この間のライヴも良かったけれど、その後曲を復習したりしたわけではないので曲名とかは全くわかりません。でもさすがにそれなりに盛り上がっていたと思う。

時間は50分ぐらい、多分この間と似たセットリストだったんじゃないでしょうか(最後が同じくカヴァーで"Come Together")。キャパ的にはこの間よりも狭いんだけれど、ステージが低いから…よく見えていたのはむしろ800人のクアトロの方なんだけれど(笑)んーでもやっぱかっこよかったよ。新井ギャルとか言ってるけど(今日も実際そういう人たちも居たけれど)でも分かるよなぁ。なんでこの人はこんなに見た目が若いのか。こうなりたかったなって思うもんねぇ。

ちなみにN.G.THREEは浜松には前日から入っていたそうで、浜松で練習もしたそうだ。んで、新曲をレコーディングするって。本格的に活動再開なんだね。明日は大阪だそう。ツアーは10月の下北沢SHELTERまで続く。ライヴ終わって外へ出たら前に居た女性二人組がスタッフらしき人?新井くん?に下北沢も行きます!なんて言っていた。東京から来たのかな…ってある意味僕も東京から来ているのか。「すごかった。クアトロ(アンフラナイト?)もすごかったけど、今日もすごかった。」「なにがすごかったかって、新井くん。」あはは、それでいいんかい。

ライヴ終わりが21時半過ぎぐらいかな。この日夕方以降は(相変わらず)チャリで遠距離走っていたので、帰りもチャリで家まで。でもその間寄り道や遠回りしまくって、家に着いたのは1時前だったんだけれど…。よくこんな時間にそんな行くところあったな(笑)東京と違って本当に夜暗いから怖いんだけれど。パトロール中の警察官すら居ないしさ(笑)いやー。それにしても変わってるよ、家の周りが。きらりタウンもどんどん広く開発されているし、サンストリート浜北も行きましたが、夜帰るの遅くなっちゃったのは半田に出来た浜北鑑定団。

以前の会社に勤めていた頃は車社会なので終電なんて概念が無く、会社終わりが午前の1時台2時台なんてザラにあったのだけれど、場所的にも田舎なので帰りに寄れるとこなんてせいぜいコンビニ。しかしこの浜北鑑定団があの頃あったら…帰り退屈しなかっただろうなぁ。別に社会人になった後だけじゃない。高校の頃、こんな沢山CD置いてある店がこんな近くにあったらきっと通い詰めただろう。というか今ですら、鑑定団が近くにあればここの古着だけで服買うの済ませられる気がする。いちいち高円寺や下北やフリマ行って古着見たりしないと思うわ(笑)

東京から帰ってきているからそう思えている部分はきっとあるにせよ、でもねー、本当に変わったと思うし大きいよこういうの。サンストリートは位置的には逆側だから、「高校の時にあったら」って感覚で…今のところまだ専門店街はオープンしていないからそれが出来た後にどう印象が変わるか?なんだけれど。浜北に無印やABC-MARTGLOBAL WORKが出来るとはなあ。別に、自分がいざ居て行くかは別なんだけれど、すごいと思うんだよ。考えられなかったから。

今後帰省する度に大きな変化を見せるであろう浜北の話はこのぐらいにして(でも152も平口辺りよりも内野の辺りの方がとっとと栄えてほしいんだけれど…)、帰り途中に寄ったイケヤでインディー&輸入盤のCDセールをやっていた。その中から東京中低域YOSSY LITTLE NOISE WEAVER、UINONA、あとPhilter Recordsのアーティストなど6枚程CDを買ったんですが、LOVE LOVE STRAWの"FLAME ON"が新品100円で売られてた(笑)N.G.THREEを見た帰りにこれとは(笑)興味ある方、買うべし。あとShelflife Recordsのコンピ、"You make me smile"もあった…自分も持ってる結構良いコンピなので、ちと切ない。

最後にやっぱもうちょっと地元トーク。やっぱ、静岡県西部民としてはさぁ。行ける/行けないとかではなく、ap bank fesが今回(2日間)開催出来なかったというのは、「悔しい」に近い感情はありますよね。迎える立場なのだから。今まで2年の表舞台も見て、裏舞台も少し見たり聞かせてもらって…3年連続でこの場所を選んでくれて、いよいよ定着しつつあっただけに。まー同じ西部って言っても掛川なんて別にそんな来る場所じゃなかったけどさ(笑)中学の頃かな、掛川球場で試合をしたことがあって――立派な球場だって記憶があったけど、それ以降ではサッカーを本格的に見るようになってエコパに来るまで間があったわけだから。

ちなみに磐田に関しても、城山球場で試合をした以降は特に縁は無かった気がするし。あんまり磐田や掛川の学校と試合をした記憶が無いんだよな。福田とか浅羽とかとやった記憶はすごいあるんだけれど。特に福田(ふくで。と読みます。ふくだじゃありません)は僕の前後の世代は小学校世代から中学まで県レベルでずっとすごい強かったんだよね。大きくない町なのに、良いコーチでも居たんだろうな。ちなみにこの町、今では磐田市に合併してしまいましたが。

なんでそんなローカルトークを思い出したかと言うと、実家にあった微妙に古い静岡県の市町村の地図を見ていて。今更ながら島田と藤枝って海に面していないんだね。吉田町ってこんな小さかったっけ(吉田とも試合したっけ)。大東ともしたっけなぁ…ってキリがない。先週の湘南音祭の中で、横浜をほっつき歩きながら「浜松なんてなんもないよ(笑)」なんて書いてましたが、でも最近や今はそんな浜松が好き。たまにしか帰って来ないからなのだとは思うけど。

まあでも積極的に思っているわけではなくとも、いつ帰ってくることになっても拒否感はさほど無いのかもなあとは思っている。またジュビロの試合も近くで見れるようになるし、何より…多分以前と比べて音楽環境が充実している、というかメジャーアーティスト級のライヴが増えているからだと思います(いや単純に僕が当時は洋楽インディーばっかり聴いてて、その辺を知らなかっただけかな)。足りなければ週末に東京や名古屋へ行けばいいわけで、まあ正直…東京で一人暮らしし続けるのと、実家から一ヶ月のうち2回の週末に東京へ新幹線へ遊びに行くのと、どっちがお金掛からないかって、100%後者なんだよね。東京の一人暮らしも楽しいですが、実家で働いていた頃はお金が溜まり易かったのは間違いない。

ただ拒否感が無いとは言え、じゃあ今帰るかって言われれば、今はまだ東京に引っ越してきた分の元が取れていないので(笑)とてもじゃないがまた引っ越そうなんて気は更々無い。少なくとも、もう2年は居て…この2年がステップだったとするならば、ジャンプとなるもう2年へ行かなければいけないと思う。26になった時に自分が何を考えているかは想像出来ないけれど――でも26の段階でもきっと引っ越せる程資金に余裕があるかわからないから(笑)、28や30ぐらいまでは東京でしか出来ないことを本気でやっておかなきゃいけないんだと思う。別に地元帰ること前提で居るわけじゃなくて、もっと違うところへ行きたいと思うかもしれないし…その時まで、今は“今居る場所でしか出来ないこと”を、やろう。そんな風に思う。

地元に帰ってきて思ったのは。同級生ってもう結婚どころか結構普通に子供とか生まれ始めてるのよ。これは想像出来ない(笑)でももうそんな年だよなぁ、25だもん。相変わらず自転車で若い頃走っていたような道を走っているからだろうけど(笑)、実感が無い。そうだ。今回の帰省のうちに、25日にどうするかもある程度考えておかなきゃな。ライヴ後に最終の新幹線で帰るのか、実家に一泊するのか。車もまた乗れるようになっておかないとな、と思った。