ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

Stereophonics @ 渋谷duo Music Exchange

前回の日記の最後で「音楽業界だとかそんなものとは縁の無いところから続けているブログなので――」みたいなことを書いているのは、以前「昔の僕が今の自分を見たら、“こいつなんてただの運だ!”みたく(斜めに)思うんじゃないか」と書いたこともあるんだけれど、そういうものに対しての予防線的なニュアンスのつもりで。そして、ステレオフォニックスの来日ツアーの東京公演(しかもAXじゃなくduo!)に招待して頂いて行ってきたのですが、やはりそれ自体が「そういうところに居るんだな、そういう人と繋がりがあるんだな」と言う出来事で…例えばこのレーベルさんの転換期と言うのを目の当たりにしたのは、紛れもなく自分の体験したことでもあるのだから、書きたいよなあってそういうことです。

まずStereophonicsに関して。見るのは今回が初めて。数あるUKのバンドの中では、僕はそこまで滅茶苦茶好きってことはないんですが…高校の頃、友人が1stを持っていたのをよく覚えている。そういうことを思い出すと僕だってほんと色んな人の影響を受けて音楽を聴いてきたんだなってところなのだけれど。「この距離でステフォ見れるなんて、もう今後ないよ!」なんてことを元会社の方とやりとりしていて書かれていたのだけれど、もうその通り迫力のあるライヴだった。さすが本国ではスタジアム・バンド!この日のライヴはAXの前哨戦的な意味合いがあったのか、そんなに長くなかった(70分ぐらい?)のですが、最後が"Dakota"でした。

そんなステフォも所属しているレーベルさん。今の仕事をする以前から普通にこのレーベルのCDは持っていた。Underworld、Miles、Lost In Translationのサントラ、High Lhamas、Buffalo Daughterなど。そのUKのレーベルとライセンス契約を日本のレコード会社が結んでいるのですが、先月そのライセンスが1月を以って別のところへ切替わるというリリースが発表。今回、このリリースの前段階から状況を見させて頂いていたので…なんだろう、難しいものだなぁというか、音楽業界に居るんだなぁというか。現体制での来日は今回のステフォが最後だったので、そういう意味で今回は忙しい中(気持ち的に出難い中?)でも絶対足を運ばねば!と思っていたし、それによって後悔することもないし。ご挨拶出来てよかったなぁと。

そういう人たちを知っているんだなと言うことや、僕なんか何もしていない(単純にただこのレーベルやインディーが好きなだけ)のに(笑)、いい言葉を僕にくれるから。嬉しくなるし、僕こそありがとうございますで…。今回のことで幻となってしまった作品も中にはあり、「もう世に出ないCDなんですけど、○○さんはこういう音楽を本当に好きでいてくださったんで…○○さんだけしかもうこれ持ってないです!」とか言う音源をくださって、本当にそうとは思ってないけど(笑)、世に出ないのは本当だし…そういう意味で本当に「こういう仕事をしていた」記憶の一つに刻まれる宝物でしょう。染餡(当て字)のこの音源は幻になるのかな…。

何か僕こそ感謝してもし切れないところで、こんなことの一つずつが財産だって思う。またどこかでご一緒出来ればよいなぁと思うし(コーチェラ行くんですよね?チケット売り切れそうじゃないですか?と突付かれたので(笑)、本当にちゃんと調べないとな〜と思ったけど…)、それまでに僕も頑張らないと…!その日の仕事で、ちょっと混乱ごとがあって…それでもこれで出たかったから、特定の仕事のメールを携帯のメアドに来るようにして。…でもそしたらduoは圏外で焦ったんだけれど(笑)なので入り口まで戻ったりしたら、(やっぱ僕じゃなくて相手から気付いてくださったのだけれど)また別のレーベルさんがいらっしゃったりしつつ。

で、その仕事のメールが携帯に来るようになったことに関して。前の会社では仕事のメールがほぼほぼ携帯に来るようになってたもんで、ほんと何曜日でも何時にでも来たものだったけれど。今の会社では今回初めてそうして、丁度相手側の窓口が代わったばかりでもあったのだけれど…早速というか、終電で駅に降りたった時、午前1時にメールが来て。なんだろう、まあそれなりに「この時間に来るか」って(笑)…1時に仕事のメールが来ること自体は別に全然構わないんだけれど(上記の通り、昔は良くあったことだから。追い詰められる気持ちにはならない)、久々だったから…改めてこんな時間でも仕事している人が居るんだなぁっていう…。

自分自身、昔は11、2時〜25、6時みたいな勤務時間だったけれど(午前3時過ぎたことも珍しくはなかったね)、下請けって大変だって忘れちゃいけないなって思った。だって完全に終電過ぎてるんだよ。しかも男性ならまだわかるんだけど、先日初めてお会いしたきれいな女性の方だったので…余計に、こんな時間までやって下さっているんだなっていう…。…今は本当に楽な立場なもんで、だからこそそういう人たちのことも分かるように居なきゃいけない。僕も下請けだったわけだからこそ。そう考えると、やっぱ分かれって言って分かれるもんじゃないし、気付けって言って気付けるもんじゃないよね。やっぱ自分の中に比較対象があるから、だ。

ライヴ以外のお話。これまた別のレーベルさんとの話の中で、何故か平井理央の話になり盛り上がる。先日書いた夢の話をまさか人に話すとは思わなかった(笑)相手の方は「マクドナルドのCMの頃から好きだったから、(魁!音楽番付のレーベルさんを回る企画で)来た時は会えなくて悔しくて…」なんて話になり。魁!音楽番付のこの企画は僕もやりとりさせていただいているレーベルが幾つか出ていただけに、なんかすげえなあって思った。年初には(日テレ系の)音楽戦士に色んなレーベルの方が出ていたのだけれど、丁度実家で家族で見てて(笑)「このレーベルの人とやりとりしてる」みたいな話が家族に出来たっていうのは大きいなぁって。

タイ戦。代表の公式戦では久々に売り切れなかった…など色々言われておりますが、そりゃ元々寒い予報で平日の夜に高いチケット代と電車代払ってあんな浦和美園なんて僻地に行く物好きがどれだけ居るかって話で。今までがバブルだったってのはもう皆気付いていたことにしても、それでも4年前の同時期のオマーン戦は速攻で売り切れていたわけじゃない?(当時はまだ浜松だから知らないけど。)そう考えると、よくもここまで弾けたよね(笑)アテネ、ドイツの惨敗でみんな覚めてしまった。果たしてバブリーな施策を続けてきた協会にまともな手が打てるのか。

…でも逆に思うのは、3万人でガラガラって言われるのってすごいよなってのと(千葉マリンなら満員だしさ(笑))、覚めてしまった人たちって「覚めてしまったこと」を恥ずかしく思わないのかなあ。例えば、2002年の前後で元々「サッカーが盛り上がる理由がわからない」と言っていた知人も居たので、それは僕すごく分かる。その人って流されていないじゃん。逆に、その時期盛り上がっていて(大多数)、「あの頃、なんであんな盛り上がれたんだろ」と思う人が今居たとしたら。その時代が恥ずかしいというよりも、言うなれば「覚めている自分」こそが今また世の中に流されているわけだから、「それこそ恥ずかしくないかな?」っていう。

そういう意味で、僕は周りに流されるのが嫌いなのは何となくお分かりになると思うのですが(逆流したいタイプ)、流されないから好きな物事が増えない/流されたくないから好きな物事を増やさない。みたいなところはあるかもしれないな。本当に自分の意思でより長く好きでいられる(愛情を注げる)ものだけ好きになる。まあ僕は元々A代表の試合へは足を運ばないからあれなんだけど…今みたくチケット取るのに苦労しないのなら今後きっと行くことになるかもね。そういう人。

タイ戦はワンセグで見ていました。この時期のチームの仕上がりは正直期待していないので余裕のあった勝利が何よりであったと思う(ワンセグだから内容云々もそんなに見れていない)。でもこの時期は暑くない分、走れるのかな?とは思った。アジアカップの頃、「なんで取られたらすぐ足止めるの?」と言う頃に一番腹を立てていたと思うので、そういう意味ではタイ戦はちゃんと前からプレスへいけていた。大久保のゴールもそんな前のプレスから生まれたゴールだったので良いゴールでした。しかし、何だかんだでスタメンにジュビロの選手が2人居るのか(笑)

金曜のフットサルでは両足をつりました。最初右足にきて、少しほぐした後に戻って暫くやったんだけれど、次に左足にきて、今日はもうやめとこうと(笑)調子は悪くなかったのだけれど…(寒かったけれど、でも動いている間は全然気にならないところだし、夏と比べるとやっぱりバテるのが遅い/回復が早いから)。歩くのは問題ないレベルでまだよかったけど(昔、両足いっぺんにつった時はかなり痛みが残ったから(笑))、運動不足を実感。明日の足の張りはすごそうだ。

この日は同じく吉祥寺だという親会社の方と帰ってきた(結構吉祥寺の人居るなぁ)。以前もバスケやフットサルでご一緒したことはあったし、会社の別のグループは仕事で絡んでいたからどんな人かは知っていたけれど、ちゃんと話すのはほぼほぼ初めて。…でも住んでいるところが同じ駅だと、ましてや吉祥寺だと余計に話に困らなくて助かる(笑)どの辺に住んでる?みたいな話だとか、お店の話で広げられるから。そう、また別の吉祥寺の人とスーパーか何かの話になって「なんでそこまで(広いエリアを)知っているの?」なんて言われたことがあって…。

最近はあんまり自転車で走れていないけれど、多分、僕は吉祥寺駅の半径5km以内ぐらいならほぼほぼ自転車で走っていると思うので(笑)その辺りなら道も場所も大体分かる。それどころか、時間が余り余ってた昔は西武新宿線沿線もチャリで走っていたし(田無とか花小金井とか。FC東京の練習場にも行ってたよ)、京王線沿線を走ったのは一昨年かな。中央線沿線も西は西国分寺まで走ったことがあるし、京王線も府中から明大前間は走ったことがあるはず。そして最終的には自転車で吉祥寺に戻るわけです。最近は時間が無いからあれだけど、また春になれば自転車で走りたくなるかな。また小金井公園とかには行けたらなあとは思っている。

…そうそう、なんで花小金井まで行っていたかと言うと、決してFC東京が理由ではない。元々友人が居たというのもあるけど、HARD OFFがあって。HARD OFFって浜松には市内に何店舗かあるんだけれど、東京には無くて…。僕の知っているのが花小金井の北、清瀬店かな。そこだけなので、たまに行きたくなると言う。まあ、何度か行っていると何があるかわかるから(PC DEPOTとかかつやとかBOOK OFFとかGEOとか。小金井公園とか。)、結局自転車で走って色んなところへ寄る、ということ自体が目的であるのだけれど。昔は中古CD見るの大好きだったし。

それにしてもこの人はおおらかな人だなぁと思った。以前会社に居た方を思い出しつつ…この人は話すを引き出すのが上手い。勿論、立場的にも、相手は“知ること”、僕は“知ってもらうこと”にベクトルがあったのだとは思うけれど、でも相手のペースに上手く引き込まれたなあって気がして。何気ないことなんだけれど、内心「すげえなあ…」と。わかっててもそう出来るもんじゃないからさ。コミュニケーションは日々勉強だって、この人の話術に入ってそう思った。なんだかんだで若い人はこういう人についていこうと思う気がするし、そして、こういう人(引き出してくれる人)が多く居る会社こそ、人が育つんじゃないかなという気はした。

人が育てば会社が育つのなら、それを個の自覚に任せるよりはやっぱり上が引き出してあげることが必要なんじゃないかとは思うよ。当然、それに“気付けるか”は結局個によるものだから、引き出してあげて育つものかはわからないけれど。…それこそ、丁度木曜に「どうしたら気付けるのか」と言う話をしていたばかりだったから…この人も内心そう思っているんだってわかって、僕だけがずれてるんじゃなくてよかったな、って思った(笑)でも、言えないよなぁ。結局、元から居る人たちこそが基準でありそこの文化なのだと思うから。とは言え、外の会社を基準としたら、この状況で笑って話せるのが有り得ない。と言うのが普通てのはわかる。

20分の間に色々話をする中でビックリしたのは、「僕は音楽のことよくわかんないんだけど…音楽詳しいなら知っているかな。嫁のいとこがシトラスってバンドやってたんだよ」って。思わず「ほんっとですか!?」。シトラス好きだったよ!(笑)特にこの"Rockin' Cruise"って曲が大好きだった。続けて、「あと僕はよく知らないんだけど…、新婚旅行に行った時に、カヒミ・カリイさんって方を紹介されて…きれいな人だったよ」「えええ、それ何千、何万と羨ましがる人が居ますよ(笑)」「そうなのかなあ」とか。なるほど、この方の見た目や服装は奥様の術中によるものなのか(笑)面白いなー!思わぬところからこんな話が聞けるだなんて!

公園もよく行ってるそうなので、どれだけすれ違っていてもおかしくないのかもしれません。ま、僕は目が悪いので絶対気付けないだろうけど、でもそうやって知っている人が居るってことがすごいよでもやっぱり!こうやって、普段話せない人とこれだけ話せただけでスペシャルなのだろうし、今日と言う1日が意味があったんだよってことで。…木、金とちょっと良くないかもってのがあって、その中でも早く出たことに対して、多少なりとも後ろめたい気持ちはあったけれど…でももしそれによってマイナスがあって、正直後悔しないね。やはりこういう機会って絶対必要だし、こうやって新たな人と話せたことこそが財産だとか言えるんだと思う。

それ以外の音楽話。Benevento/Russo Duoの片割れ(このMySpaceのライヴ音源かっこいいなー)、Marco Beneventoのアルバムが良い。3月発売。あとMy Awesome Mixtapeというグループには要注目。ボローニャ出身のユニットで、“イタリアのHer Space Holiday”だそう。あとaieこのPVになった曲もかっこいい。そんなMySpaceAPIが一部公開されはじめましたが、英語で読めません。切ない…。今月中にも日本語版が公開されるとか。今週は疲労感がハンパなかった(フットサル抜きに)。まあお世辞にも大きいとは言えない身体で、体力があると思うほうが間違っているのか、という気もした。3連休で休めたかなー。