ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

Spangle call Lilli line @ 渋谷duo Music Exchange とか

今週迎えることになった愛猫の死というのは自分にとって初めてのペット・ロスなわけなので(正確に言うと初めてでは無いのだけど、前回は6、7歳の頃なのでよく憶えていない。当時はうさぎ。)、「今年これ以上悪いことはない」というのは大袈裟では無いし、近年の中でも、いやもっと大きくここ10年だとか、人生に於いても“最も悲しい出来事の一つ”になるだろうし、とてもじゃないが元気に過ごせるわけがない。とは言え、サービス・イン間近だったりもして、テンションを落とすことは出来るわけがなくて、でも決して気持ちが盛り上がるわけじゃなくて、難しい一週間だった。最後、猫の姿を写真に収める気にはなれなかったのだけど、わざわざ姉や母親は花の添えられた写メや火葬後の飾られた様まで送ってきて、その度に悲しくなってた。耐え難い出来事ではあるけど、それでも日々は変わり続けていくなぁと、だから進んでいかなければいけないと思います。

さて、金曜日に朝まで飲むことになったおかげで(色々普段話せないことも話せて楽しかったかな。)、土曜日は本当は昼前には出社するつもりだったんだけど(休日出勤)、全然無理。おやつの時間ぐらいに出勤。でもその前に吉祥寺のヨドバシでミニ・ノートPCを購入。Eee PCの、バッテリー駆動時間が8時間のやつ。普段使っているLet's Noteのバッテリーの持ちが最近急激に悪くなってきて、2時間半ぐらいしか持たなくて(購入時は4時間半ぐらい)。まあもう4年以上使ってるから仕方無いんだけど。最初は新しいバッテリー買うことも考えたんだけど、「それならこれを機にもっと時間の持つ且つ小さいのを買おう」と思い、購入に至りました。

日曜にカシマに行くつもりで今週ずっと考えていた中、2時間半じゃ鹿島神宮までの片道にも及ばない。前回鹿島へ行った時は高速バスで行ったからもうちょっと早く着いたんだけど、今回は電車で行こうって考えたから――電車の中でずっとノートPC立ち上げるわけじゃないにせよ、今まで電車へ鹿島へ行った時、もう退屈で退屈で仕方無かった記憶しか無いので(笑)絶対ノートPCはあった方が良いと思って。だから結構勢いで買ったところはありますが、まあ鹿島だけじゃなく3月にどこか遠くへ出掛ける時とかも、時間が持った方が絶対良いしね。54,800円。高い買い物をしない人間なので…こんな高い買い物は久々にしました。近年で言っても、フジロックの3日券とか、昨年北海道行った時の飛行機代(行き・帰り)とか、それがトップ3だったから(笑)早速明日から使います。長持ちしてくれるといいなー。

夜はSpangle call Lilli lineのライヴ。スパングルは見るの初めて。10周年ライヴではあるのですが、ちゃんと聴き始めたのが多分2006年に出たベスト・アルバムからだから僕は新しいファンなのだと思う。で、一昨年にあったNESTでのライヴもチケット取れなかったし(そのライヴがそもそも3年ぶりのライヴだったとか今日言ってた)、昨年はフェスには出てたけど…岐阜の山奥のフェスだったし…ようやく初めて見れた!って気持ちでもあり。会社出るのが遅れて10分ぐらい遅れちゃったので、オープニングは多分間に合ってない。最新作"PURPLE"の1曲目の"Mai"のところで入場したけど、多分その前にもう曲があったような気がした。

同じく最新作から"Unknown"が続いて、その後MCがあって、僕が知らない曲を挟み、"U-Lite"の後、「普段やらない曲を」という話で、昨年大坪さんがカジくんの新譜にゲスト参加した縁で、カジくんがステージに登場。会場はどよめく。まだまだそういう存在なんだなあ、と(笑)カジくん見るのは2年半ぶり…かな。カジくんの昨年リリースされた"LOLIPOP"に収録の"Kiss Me, Kiss Me, Kiss Me"を一緒に演奏。次いで"Lilli Disco"、んで"error slow"の後だったかな、MCで「この後は5分休憩させてください」みたいなMCがあって(理由は「体力が無いから」とかで、たとえばスペアザのライヴとは全然違う(笑))"B.P."で前半戦終了。

スパングルのファン層や客層って行くまで全然知らなかったんだけど、いざ行ったら結構男性率高い感じ…だったかな?女性ファンも居たっちゃ居たけど、でも男性の方が大分多かったような。スターズで男性率が高かったのと似たようなリスナー層なのかなー…とか考えたけど、って先週の面影のライヴも男性率高かったか、と(笑)まあ面影はともかくとして、スターズの時と同じ感想になるんだけど…優しくてオシャレな音楽やっていると思うのに、なんで女性ファン少ないんだろうね?って。結構意外でした。なんでこういう“インディ”って感じのもの(下北あたりの“インディーズ”とはちょっと違う感じの(笑))って、得てしてそうなんだろうなあ。

元々が“ライヴって物自体が結局女性ファンの方が多い”ような感覚で育ってきて、当時は当時で「なんで同性の客が少ないんだろう?」とすごく思っていたけど、こっちはこっちでものすごくく「なんでだろう?」って思います。結局それって“若い男性ロック・バンドのライヴだったから”ってことになるのかなあ、ってところに行き着くんだけどね。ちなみに比率としては少なかった女性の客さんは、なんかやっぱり…それっぽい感じの(髪型やファッションが)。好きです。ちなみにスパングルもP-VINEなのですが(felicityが系列)、先週とは本当に真逆だよなあ(笑)先週は人から「面影とか好きなのが意外だった」と言われましたが、多分SCLLを好きと言ったら「あー、好きそう。」ってそんな感じだと思う(笑)、僕って。なんていうかステージ上の男性メンバー陣、皆シャツに襟あるし。ゲストで出てきたカジくんもだけど。

さて、duoは柱が邪魔で遅く着いたら見辛いというのが分かっていながら、結局今日も遅かったので前半戦は見難い位置だった。休憩の時に人の動きがあったのでその時に前の方へ行く。でもそれまで大坪さんが見えていたのが、逆にあまり見えなくなる。立って居づらいよりはいいかなあ…。うろ覚えなのですが"Roam In Octave"、"Piano"、"Quiet Warp"、"TELEPHONE"、"Sea"、"nano"など。"Rio"とかやったっけな("Cast A Spell On Her"聴けなかったのは残念…)。後半戦はピアノと弦のかたが加わったので、ポップでアップテンポな曲よりは落ち着いて浮遊感のある曲が多く、そこで上手く終盤の"nano"へ繋がっていった流れ。

ところで先日人と話していた時、その時はミスチルの話だったんだけど、「彼らはCD以上のものをライヴで表現出来ていないと思う、それって果たして“ロック・バンド”なのか?」みたいな話をしていまして。なんかそういうこと考えると、まぁSCLLは別にロックじゃないけど…今日のSCLLのライヴなんて、本当に“CDをどこまで再現出来るか”みたいな。しかもそれはavengers sci-fiに期待していたようなそれと比べるようなものでもなく、すっごい…低レベルっていうと言葉悪いんだけど、こう…日常的な?(笑)地に足のついた、というか。そんな感覚で。本人たちも「今日は特別だけど、基本ライヴは嫌い」みたいないこと何度も言ってたしさ(笑)

でもねえ、スターズのライヴでも感じたようなこの“変な盛り上がり”っていうのは、お客さんが本当にスパングルの音楽が好きだってこと、そしてそもそもスパングルの作っていた曲が素晴らしいってこと。それが伝わってくるには十分な盛り上がりであったり、ファンの歓声、会場の雰囲気だったと思う。「16曲もライヴで演奏するの初めてだから!」なんてそんなMC含め、この日のライヴが良い雰囲気だったと言える。大体先週Spiritualizedで売り切れなかったこの会場を売り切れさせてしまうのだからえらいことだと思うのだよ(幾ら本当に1年ぶりの東京ワンマンだと言ったって)。本当にスパングルの曲は気持ち良い。皆フワフワ揺れていたものね。

本編最後の"Ice Track"のエンディングに合わせて、ステージ後方に映し出されていた映像が、ジャストなタイミングでスタッフ・ロールのような映像になって、その後のsib.tvの表示にはちょっと笑っちゃったけど、その最後に、アウトロの終わりに合わせて“SCLL”と映し出された瞬間はちょっと鳥肌立っちゃったな。こんな映像と音楽が上手くハマったライヴも初めて見た気がする。アンコールで"E"をやって終わり。「アンコールでようやく緊張が取れた」とか「またいつかどこかで」とかそんなニュアンスでしかなかったけど、ORANGE COURTとか出てほしいよねえ。僕今年行くかわかんないくせに(笑)物事の思考がなんかそう考えてしまうところはありますよね。そうだ、最後のMCでTシャツの告知をしていて、スパングルのTシャツならちょっと欲しいなあと思ったんだけど、長蛇の列だったので断念しました…。

ライヴが終わって外へ出た時点で21時半。中身が濃くて(音楽そのものが良いので)、時間の経過を忘れられたライヴだった。すなわちとても良いライヴでした。今年のベスト10には絶対入ってくるでしょう!ところで、会場までこの間借りたquasimodeを聴いていて、めちゃめちゃかっこよくって。、あとMatthias Vogt Trioが新譜出すってニュース見て、ここ2年くらいは音楽の趣味がロック寄りに戻ったけど、でもやっぱ今後もロックを聴き続けるとはあまり思えんのですよね。でもなんか、面影然り、スパングル然り、数え上げればキリが無いけど…なんかP-VINEのバンドはきっと何かしら好きで居続けるんだろうなあ、って本当に思う。さて、明日カシマへ電車で行く為には10時45分には吉祥寺を出る必要があります。13時半に鹿島神宮着。なんでこんなに合う電車が無いのか!ちょっと不安になってきた…。


日曜は結局カシマには行かなかった。起きれなくて。チケット買っておかなくてよかった。2点先取したのに秋田にハットとかいう有り得ない花試合だったみたいだったから、分かっていてもなんだかんだで腹立った気がするので(笑)、まぁ良かったかなぁ…と思いつつ、翌日豪華な集合写真を見て「やっぱ行きゃよかった」と思った。この2チーム所属経験選手というのが深くて良いメンツだったなぁって。しかし福西も山西も信男も引退だもんな…今年のオフは厳しいね。年俸のかさむベテラン選手は総じて引退しちゃってるもんなあ。大宮の桜井にしても清水の戸田にしても(清水の、って印象殆ど無いけど。それよりFC東京の戸田、って感じ(笑))。

この辺の選手、昨年ぐらいまでなら絶対JFLとか地域とか下部リーグから声が掛かったんじゃないかなあ、って気がするんだよねえ。でもそうならなかったのだから、トップリーグすら不景気で打撃受けてるんだから、下部なんてもっとそうだろうって気がする。難しいね。この試合へ行けず、結局またサッカーネタを書く機会を失ってしまったので、4日のフィンランド戦とかちょっと行こうかなあと思ったけど、思った通りやっぱり仕事で難しかった。3日も別のお誘いがあったけど「月初なんでまず無理です」って言ってたらやっぱり仕事が終わらなかった。まぁ2月は忙しくしなきゃいけないから。とりあえず平日とかはライヴ無しで頑張りたいな、と。

月初に無事サービス・インもあり、月初の処理とかもあり、それなりに気持ち忙しくしていたから、なんか猫が死んで一週間なのかというのが本当にあっと言う間。どんどん遠くなってゆくんだなあ、と。寂しい、とか思っている気持ちの余裕は、とりあえず今週は無い。逆に実感が薄れた。どうやら噂によると第二節となる3/14(土)がアウェーで万博らしくて。次の18きっぷ期間中の主たる関西アウェーはそれだけっぽいので、そこに合わせて前後でどかんと有給取ろうかなぁ、と。ていうかホワイト・デーにアウェーでガンバとはなー、またなんかお土産考えないとな(笑)17、18日辺りには東京に居たいので、前の週から16日の月曜ぐらいまで休もうかなと。

今のところ考えたのは、火曜日の仕事終わりで東京→浜松(1回目)、水曜に浜松→広島(2回目)、木曜日は広島、金曜日は広島→神戸(3回目)、土曜は神戸→大阪→京都、日曜は京都→浜松(4回目)、月曜に浜松→東京(5回目)。まあそもそも3月に別に試合も無いのに広島まで行くべきかどうか、ってところです。3月にさえあってくれれば、別にサンガでもガンバでもヴィッセルでもサンフレッチェでもどれでも良かったんですが、多分こんなまとめて休み取れるタイミングはもう今年は無いと思うので。せっかくだから一気に広島まで行っちゃいたいな、って気はする。浜松→広島を鈍行だけで行こうとしたらどれだけ掛かるかが全く想像出来ないけど…。

浜松、東京間は鈍行で往復し慣れているけど、西は名古屋、正確に言うと三重までしか行かなかったからなあ(大阪は仕事で新幹線で行ってただけだから)。名古屋までは新快速でビューンと出られるし、米原辺りからは多分大阪や神戸辺りまでやっぱり新快速があるはずなんだけど。それ以西が全然イメージ沸かない。大阪から広島までどれだけ掛かるのか。感覚が桃鉄でしかないから(笑)とりあえず“1日じゃ行けない”ということはない、のは分かってるんだけどね…(浜松に居た頃にSunset Liveにすごく行きたくて、博多から浜松まで各駅で帰れるか調べたことがあって(笑)十数時間掛かるけど、帰れないことがなかったから)。でもそこんとこも、片道5時間は慣れていても、それ以上を体験したことって初めて苗場行った時だけなんだよね(1時にムーンライトながらで浜松を出て、8時半に越後湯沢着)。

まあなんかでも、そんな風に旅の計画を練るのは楽しいなあと。せっかく広島まで行くのならなんか目的があると良いんだけどな…(ライヴでも良いから)。無ければ岡山辺りで面倒臭くなってしまうかもしれないし(笑)、やっぱ行きだけ新幹線にしちゃえってなるかもしれないけど。逆に14日の万博は通過点として、広島まで到着したらそっから一気に新幹線なり飛行機なりで東京戻っちゃえばいいと思うかもしれないし。とりあえず早く正式な日程が出ないかなー(金曜日に発表)。とりあえず開幕戦では帰省しないことと、万博に行くことは決定です。その時に長々と休めるように2月はマジで何日か休日返上するつもりで頑張らなければいけないと思う!

考えてみると、仕事をしている最中は多分(週末の2日間を含めて)4連休より多く休んだことがない気がする(年末年始とかGWとか夏季休暇とかを除いた、通常の期間中で)。前職と現職で半年以上ブランクがあるからその間にたっぷり休んでいたわけではあるけれど。なんでまとめて休みをとるようなことが無いかと言うと、元々書いていた“旅行欲の無さ”も理由ではあったけれど、職種的に“何日もメールを見ないでいられない、サーバーを見ないでいられない”ってのはね、多分働き始めた頃からずっとあるんだよね。特に前の会社の頃はまだまだネットワークもハードウェアもソフトウェアも今程安定してなかったし。週末に、会社まで1時間掛かる磐田まで試合見に行くことすら不安だったもん(笑。家からなら会社まで20分。)そう考えれば、今は本当に安定していて且つ自由にさせてもらっているなあと思う。

どれだけメール溜まるかわからないのは変わらないけど、ノートPCを持ち運んで、無線で繋ごうとしたとしても、昔と比べて回線も早くなっているしね。まあ、とは言え旅先で仕事する気は一切無いけど(メールぐらい受信しても。)、でも仙台での入替戦の試合中に電話があったりしたように(笑)、なんかそんなもんだなあって思うよ。どこに居ても、どんな万全に準備しようが、何かが起こる時は起こるし、ヘルプがある時はある。僕はそういう仕事だし、前の会社の時に新婚旅行中のスペインから上司は毎日会社に電話しに来たりしてたから(笑)僕は頼りにせずとも大丈夫だったけど、まあそれぐらい頼りにされると思えば…生きてる甲斐があるのではと。

通常期間中に6連休なんて本当に未知なんだけれど、かなうように2月は頑張る。大阪行ったら(ガンバサポのかた以外にも)会いたい人が居るから報告の為に連絡を取ってみよう、とか、名古屋に寄れれば名古屋にも居るし、せっかく広島へ行くのなら広島で会いたい人がひとり居るけれど、この人は連絡取れないから無理だな。なんかそんなことを色々考えつつ。でもなんだろう、金曜日に朝まで飲みながら、その大部分は仕事の話だったから、ちょっとそういう仕事のこととか、自分はどうありたいかとか、そういうことをふと色々考えていたここ数日でした。そういうことは、ここにも書こうと思いつつ…考えては忘れて、考えて忘れなんだけど(笑)

でもそういうことは色々な時に思う。それこそ、(そもそもこのエントリのメインである)スパングルが自らそれぞれ本職を持ちつつ“それを言い訳にしない”素晴らしい音楽を構築しているのもそうだし、先週見た面影の…"私が車椅子になっても"を聴いていても思うし(笑)、ジャスコでお腹をなでていた若い女性を見ても思ったし。金曜、同年代の女性が「自分が(仕事として)何をしたいかわからない」みたいな話をしていたのです。そこで「“何をしたいか”が分かっている人の方が少ない、だから分かっている君(=僕)は幸せだよ」と以前言われたことを思い出したのだけれど、ジャスコでまだお腹が大きくなり始めたぐらいの女性を見て、女性の場合はもうそうなっちゃったら一気に“出来ること”の範囲が狭まると思うんですよ。その時、いくら“したい!”と思うことが見つかっても、もう出来ないかもしれない。

当然そのタイミングが来るのは人によって異なるだろうけど、自らの理想としてきっと“あと何年ぐらい”ってのをもし考えているとしたら、それがしたいことのタイムリミットなわけだから、結局それまでに“後悔のないようしたいことをし切れるか”なんだろうなあと。男は別に子供が出来ても、産まれるまでは不自由じゃないじゃん(全く不自由がないわけじゃないと思うけど、女性側の変化を考えれば無いに等しいでしょ)。別にそれが仕事じゃなくて趣味だとしたら、どれだけ“早く終われてお金ももらえて楽しい”のバランスの良いことをやれるかだろうし…。すごくシンプル。まあ、「子供なんて死んでも産まない」みたいな人も居るとは思うけど。

で、"私が車椅子になっても"は…本当に考えさせられるよなぁ、メロとアレンジ自体がそもそも良い曲だしさ(笑)聴いてて本当に引きつるようにニヤリとしてしまうんだけど、“そうなっても繋がり続けられる相手を見つけなければいけない”というのは本当に大変だけど重要だよなあって話もそうだけど、自分がそれだけ誰かにとって価値のある人間にならなければいけない。これは大変なことだよ、と。“人の価値”とか語るのは好きじゃない、けど、僕自身に関して元々あんまり人の寄ってくる人間じゃないし、人から誘われるような人間じゃなくって…それは自分に価値が無いというか、魅力であったり関わるメリットがないからだよね。わかりやすい。

それは別に学生の時からそうで…自分自身、自分に魅力的なものはないと分かっていたから、人間性もこんなんだし。今(この1年ぐらい)はだいぶ人と会えるようになったけど、とはいっても別によく人から誘いを受けるというわけではないからね。まだまだ人として価値に欠けるということです。今年は今のところ毎週末誰かとご飯食べに行ったり飲みに行ったりしてるけど、でも通常時は“週末は人と会わないもの”であることが多いし。そしてそれに対して寂しいとも思わないのは、そんな学生の時以降、定期的になんだけど、孤独に対して“寂しいと思っているのが勿体無い”みたいなことを思って、一人を満喫出来る人間に育ったから…なんだけれど。

この春以降、たぶん割と色々な人にとって、価値を感じる要素が僕に加わるけれど(いずれ書きます)、“僕はそういう利点がないと人に関わりたいと思ってもらえないんじゃないかなぁ”ってのもね、あったりするんだよ(“逆にそう思っちゃうから余計に関われなくなる”ぐらいの要素かもしれませんが、今回に関しては)。多分それ自体ってすごく寂しいことなんだけど、それでも…そのままで居て誰とも繋がれないのはもっと寂しいと思ったから、“仕事で自分を高めることしか自分の価値を高める手段はない”と思って…だから仕事に対して必死になれるし、仕事が一番だって考えられる。ていうか、それしかないんだから。まだまだ足りないんだよ。

こんなこと言ってると、一定の場所に達した時点で…態度変わったりしそうなもんだけど、それは絶対無いね。“ほら見たか!”って思うことはあるけど、でもそれは別に人を見下すためじゃなく…まあ成長した姿を見せたい的な部分を素直に表現出来ない為の態度であって(笑)なんだろう、どんなデカイ態度、舐めた態度とり続けたって人がついていく人はついていくけど(まあ“望んだ人はついてこない”としたら、結局そういうのが仇になっているってことだろうけど)、でも僕がそうなっちゃったら、調子乗っちゃったら、もう一気に崩れ落ちる気がして止まないから。(何かに対して矢を向ける性格は元々なので、プライドの為にそうなるのではないけど。)

でも今こそ“したいことが分かっている”けど、元々したいことがわかっていたわけじゃないし、というか、したいことがあっても、届くものとは思って居なかった。別に“これなら誰にも負けない”と思えるようなものや、そんな自信があったわけでもなかった。技術だとか言ったって、専門学校行ったような人にはもうきっとかなわないと思ってたし、学校行っているような人にはコミュニケーション能力もかなわないと思っていたし(笑)ハタチの時点ではそうだった。本当に何も無さ過ぎて。それでもどうにかしなきゃいけないから、自分の中で唯一(全部が大幅マイナスな中)“人よりちょっとはプラスかも”と思えるもの…ネットの知識。そこにすがるしかなかった。

結局僕の人生、僕の危機感、僕の頑張りを語る上では“そういうレベル感からスタートしているから”ってところが全てではある気がする。あまり自分から劣等感について話そうと思うことってないけど、でも多分僕って今となっては劣等感の塊のような気もするし。だからこれだけ頑張れたんだろうし。高校生の頃のWeb日記で、そんなこと書いたことよく憶えてるなあ…“僕は普通過ぎて、劣等感も無いし、それをバネに頑張ることも出来ない。劣等感がある人は可能性がある。僕には無い。そんな僕が一番駄目だ。”みたいなこと(笑)でも結果的にその“駄目だ。”が、一回りして、劣等感になって、自分のバネになったんだから、わからないもので。

だから…なんで頑張れるかって、“それしかないから”です。大袈裟に言うと、もうそういう人生を歩むしかない。それ(車輪となって頑張ること)が出来なくなった時、一体どれだけのものを失うか想像付かない。“君からでも見えるところまで行こう”なんて先を追いかけているようで、同時に不安から追いかけられ続けている。それから逃げ続けるために、頑張って回り続けなきゃいけない。本当は安心出来るのならしたいよ。でも僕は多分こういう人生しかもうない。“別にそうなりたいと思わない”なんて言うとしたら、自分にとって退路を断つため、言い訳の要素を減らすためだ。誰かと比べられる程、僕は出来た人間ではないから。今でも僕が一番下だ。

秋頃に外の会社の子に会社を辞める相談を受けた時、「“代わりは幾らでも居る”と言われた」ということを聞いた。まあ、正直それは言われたくないムッとしてしまう言葉だし、言う側の感性を疑うところはあるし、自分自身一生口に出すことがなければいいなと思う言葉である。けど、でも“代わりは幾らでも居る”というのは、自分が思っている以上に、そうだと思う。代えがきかない人なんてそう居ない。僕の代わりなんて幾らでも居る。僕には特別なものなんて何も無い。だから頑張るしかない。まあ…今回書いている“危機感”や“過去のネガティヴな時期”は人より特別かもしれないし、それが人とは違うバネにはなっていると思うけど。でもそれって決して良いものでも、お勧めしたいものでもないしね(苦笑)うん、でも地元で働いてた時のこと考えれば、別に僕の頑張り方が特別だとも思えないからねえ。

今ちょっと上り坂だからって安心感はない。達成感はちょっとあるけど、でも“それしかない”と思ってやってきた僕としては、上手くいかなかった時どれだけのものがなくなるか想像つかないんだけど、まあ元々何もなかったわけだから正直案外平気だろうなって気もしていて(笑)だからそこもちょっとしたガス抜きにはなってるんですね。想像以上に様々なものを失う気はしますけどね。大丈夫、駄目だったって死にはしないぞって(笑)まあ結局、欲しい物が簡単に手に入る立場であると、意欲やチャレンジということを出来なくなるのかもしれないね。僕は欲しいものがあったとしたら自分から動かないと手に入らないから。そして僕はそれでいいと思う。

…"私が車椅子になっても"聴いたわけでこれだけシビアなこと考えられるんだから(笑)、うーん、本当に頑張って生きなきゃなあって思うよ。何曜日だったか、帰る前にジャスコで買い物してたら後輩に見つかって。かごの中見て面白かったみたいで笑ってて、その時の笑いあう意味も分かってるから大丈夫なんだけど、でももしこの感覚…リアルさを分かっていなかったとしたら、生活への執着心が違うんだろうなあという気はします。ちなみにかごの中には普通に納豆や豆腐、サラダ、調整豆乳とか、まあ身体に良さそうなものが色々(笑)でもね、本当に必死に生きてるんだ。少しでも健康や体調に気を遣いたいから、そしてジャスコは安いから(最重要)、こういった買い物をしている。僕にとってはごく当たり前のことだけど、わかんない人はわかんないだろうな。ま、身体に気を遣うなら早く寝ろって話だね(笑)寝よう。

ここまでで終わるつもりだったけど続き。金曜の帰り、自転車で新代田まで。今日はスムーズに三茶に出れて(中目黒の住所で言うところの青葉台辺りから上手く突っ切れた)、茶沢通り真っ直ぐ行って、小田急の踏切り越えたらもうすぐ。でも50分ぐらいは掛かったかな。週末に行きたいところを考えた時に、渋谷に自転車置いておいたらいいなと思ったんだけど、中目黒から東へ行こうとあまり思わず、西へ。でもちょっともやもやしている気分の時は自転車に乗るのは良い。なんか上まで色々書いてみたものの、でも今の普段の生活がすごく難しいモチベーションであるのは相変わらずではないかと。まあ、一ヶ月前と比べればだいぶすっきりはしてるけど。

コンプレックスの塊とは書いたものの、それをあまり人に出していない(多分)のは、僕はさほど自分と人を比較しないからだ。というか、あんまり人とそういう話もしなかったから、なんか“大人になったらわざわざ自分と人と比較しないもんだろう、みんなきっと”と思っていたら、案外そうでもないんだなって。誰と比べて自分は――みたいなことをわざわざ思うんだなあ、って。逆に言うと、僕もそういうところがあったんだけど…でも二十歳高卒職歴無しみたいなところからスタートしてるから、誰かと比べる時点で間違ってたんだよね(笑)人のことを知る=コンプレックス。じゃあ、人に興味を持たない、羨ましがらない、自分は自分。ってなった。

人に興味を持たなくなったのが今の自分になった理由の一つではあるから、勿論悪い面もあるんだけど、でも今週のR25内田樹がなんかそういうことを話していて…本来競り合うべきは周りの人間じゃないはず、みたいなこと。僕よりよっぽど優れている普通の人たちが、周りの誰かと競り合うことばかり考えてモタモタしている間に、周りの見えない僕がここまで来れたということなのかなあ。別に高尚な目標があるわけじゃないよ。でも、友達付き合いの中でとか、自分の属するコミュニティの中で価値を高めたいだとか、そういうのではないからさ。僕は友達付合いも無かったしどのコミュニティにも属せていなかったから(笑)そう、比較をしない。

そういう意味では、たとえ誰かが孤独感や寂しさについて話していても、はっきり言って孤独感では…普段仕事や趣味で関わるような人たちには負ける気がしないから。それって別に良いことじゃないよ?(笑)でも結果的にそれがバネになってるんだよね、たぶん。でもなんだろ、“寂しい”とか言うけどさ。寂しがってる人、本当に幾らでも居るよね、この昨今。男でも女でも。僕は全く人のこと言えないけど、でも僕は一人で居るの大好きだから(笑)寂しい者同士寄り添いあえば良いんじゃないの?そういうことじゃないの?よくわかんない。丁度帰ってきたら“婚活女性”みたいなのをやっててさ…「最近は昔と比べて男性が積極的に来ない」とか言ってて…こいつも余ってるくせに何言ってんだ、とか思って(笑)じゃあ自分からいけばいいじゃんね。待ってるだけの女性は皆こうなっていくのかなあ、と思いつつ…。

孤独感がバネになっているって言うのは、多分誰かに“そのままでもいい”なんて言われたらとっくに成長が止まってたし、こんなステージに上がれなかった。昨年と比べて「あー恋愛したい」みたいなのがどんどん減ってきているのは、そこへのモチベーションが高まってきているから。だろう。今年はまた“仕事が一番”になる。イコール、(恋愛はしたくとも)仕事の足を引っ張られるような恋愛は絶対したくないので、寂しいとか言われるともう回らないでしょう。寂しそうにする女性はかわいいけど、なんだかんだ色々言いつつ、仕事への比重が高くて一人で居るのも好きなサバサバとした、自分と似たような人に僕は引き寄せられていくんだろうなあ。

まあ、その辺の孤独感がある程度麻痺しているからフジや朝霧で一人でキャンプしたり一人で飛行機乗ってエゾ行ったり出来るんだよ(笑)そんなこと出来ない人の方がきっと多くって大抵の“寂しい”って言う人はそんなこと出来ないだろうから、出来ない者同士引き寄せられればいいんじゃないのかなあ。“寂しさを埋めあう”それが目的なのだから。まーなんでしょう。同じように(?)、大抵の人にとって音楽というのは目的なのだとしたら、そこにうつつをぬかしている間に…僕は“音楽”は手段だと思っていて…これは考えてみると高校生の時からそうだった気がするんですよね。音楽をテーマにするのは、すごく分かりやすかった。色々な面において。

今後も多分そう。それは目的ではなく手段。“憧れ”なんて過去に対する感情でしょ。本気でやろうと思ったらそんなのどっかに置いとかなきゃ駄目だよ。某音楽雑誌が某音楽雑誌をディスっていて、そういうのを読みながら、“軽い気持ちだと本当に何も出来ないだろうなあ”って気がした。そういう意味でも、憧れや期待よりも、怖さ、緊張感の方が現時点でもよっぽど強い。でも、僕はMなので(笑)、そういった緊張感がすごく楽しみだったりするし、大体そんなステージが根本的に覆るような時代が今近付いて来ているのだから、それこそが僕のような異端児(自分で言うようなことじゃないけど、でも多分そうだと思う)にとってチャンス。壊したいだとか言いたくはないし、クラッシャーになりたいわけじゃないけど、でも二度と来ないチャンスであることは確かなので。常識に捉われず新しい価値観を示せるようにならないとな、とか色々思うけど、“でも、期待されるようなことを言うのはやめよう。”と思うばかりです(笑)所詮ね、僕は孤独感の強いコンプレックスの塊なので。