ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

スーパーカー

今頃はスーパーカーの最後のライブが行われているのでしょう。いや、もう終わっているか?僕にとっては、特別大きかったアーティストではないけれど、僕の聴いてきた音楽の大きな流れの中として見たら、それに含まれる1つのアーティストなので、ちょっと振り返ってみたりする。

スーパーカーを知ったのはラジオで流れたデビュー曲の"cream soda"。当時は中学3年生ですね。でも最初はそんなに印象無かったし、改めて当時の視点(「ミスチルっぽいもの=良い!」という感じに限り無く近い(笑))として考えれば「まぁ、そりゃそんな好きにならないよな」とは思う(同じ時期に出た曲でハマった曲がピロウズの"One Life"だと思います。)。で、その次のシングル、"Lucky"が当時聴いてたラジオ番組であるミュージックスクエア(←この番組を聴いていたことが、僕にとっては一番大きな方向付けだったんだと思います)のオープニングテーマとなり、一ヶ月…いや二ヶ月だったっけ?多分一ヶ月だったと思いますが…ほぼ毎日聴いているような状態になって、スーパーカーの存在をちゃんと認識したのはこの曲だと思う。でも、悪くはないけど、そんな好きではなくて…と言う感じ。ただ、今でも自分の中では、スーパーカー(の中で一番印象強い曲を挙げるとしたら)="Lucky"。一番好きな曲では無いけれど、それでもこれが崩れることはなかった。こういう人、少なくないんじゃないだろうか。

スーパーカー良いな。と思ったのは多分その次の"Planet"。で、98年の4月か5月くらいに、上に書いたミュージックスクエアで、今年飛躍が期待されるニューカマーアーティストトップ10!みたいなのを確かやっていて…そこで紹介されたアーティストは、思い出す限りでは、Dragon Ash、ゆず、pre-schoolGrapevineTriceratopsは勿論含まれていて…あとはピートベスト、Pink Stocking Club Bandとかだったかな。で、このランキングで1位が確かスーパーカーだったんです(2位がトライセラ。ちなみにくるり辺りはまだメジャーデビューしてないので く の字も無かったです)。中でも、GrapevineTriceratopsが好きだった僕は「えー、そうなんだー」って感じだったんですが(笑)当時の印象はまだそんな感じですね…。そうそう、トライセラが初めてPOP JAMへ出た時に、紹介の前に同系統のアーティストが紹介されて、それがスーパーカーGrapevinethe PeteBestとかで。この流れに乗ったんだな、僕は。と思います。

で、ミュージックスクエアは段々聴かなくなったのですが、高校になって見始めたのがJ-Rock Top 50(後に30)と言う番組。当初はビジュアル系全盛なので、それが反映されたランキングだったのですが、高1の夏頃から上に挙げたようなアーティスト(筆頭は、上には無いけど、ミッシェル、ブランキーピロウズ辺り)が増えて強くなり始めて。その頃に出たのが"Sunday People"。この辺のバンドが強くなってきてたから、PVとか結構流してくれて…でも、この曲もそんなに好きにはならなかったのですが。で、冬を越えて(高1の冬休みに多分"スリーアウトチェンジ"を借りた記憶があるのですが、殆ど聴かずに返したような(笑))、この次の"My Girl"がなんかすごい好きで。そして視聴した"Jump Up!"の1曲目の"Walk Slowly"を聴いて、そして勢いで買いました。同じ日にカスタネッツの"Khaki"を買いました。

"Jump Up!"も、最初はそんなにハマることはなかったのですが(当時はthe pillows "Runners High"、WINOの"Useless Music"辺りにハマっていたんだと思います)、その年の秋頃に、うるさい音に少し飽きて?(そう思う前にハマっていたのがハイスタの"Making The Road")、中村一義Spiral LifeAir(の静かめな曲)、Fishmans辺りを好きになり始めた頃に、"Jump Up!"にもう一度ハマり始めた…んだったような気がします。一番聴いたのはこのアルバムで、一番今でも好きだと思うのは多分このアルバム。"My Girl" "Love Forever" "Talk Talk" "Daydreamer"辺りが大好きでした。ああ、高2の夏休みに、"OOYeah!!"と"OOKeah!!"(でしたっけ?)はレンタル開始日に2枚とも借りた記憶があります。楽しみにしていたのか。なんでかはよく覚えていません(笑)曲名思い出せないけど、「うだつをあげるのさー」って曲が良かったなーって記憶があります。カセットテープ探してみようか。

これ以後はそんなにスーパーカーを強く印象として持ったことはなかったなー。これは、J-Rock Top 30が終わってしまったのもあります。それなので、リアルタイムでちゃんと情報をキャッチすることが少なくなった。"Fairway"も今聴くとかっこいいんですが、当時はそんな好きだとは思わなかったのは…ミュートマで見たPVが変だと感じたからだろうか(笑)"White Surf 〜"は好きで借りたんだったか…。"フューチャラマ"も聴かなかったし、その後の"Strobolights"からの"Highvision"の流れも興味を持って当時リアルタイムで聴くことはなかったです("Yumegiwa Last Boy"はC/Wの砂原のRemix目的で借りました。その目的の"Strobolights"のRemixはすごい沢山聴きましたけど、オリジナルはそんなに聴いてない)。そして勿論"Answer"も。あ、ただ、高3の冬…2001年の2月頃に"スリーアウトチェンジ"の初回盤を中古で買い(最初は、ヤフオクで高く付いてたな〜と思って買ったのです(笑))、これは2001-2002年に結構聴いたなぁ…と言う印象があります。この時ようやく"cream soda"が好きになりました。一番好きだったのは"(Am I) confusing you ?"です。あと、昨年の秋以降久しぶりに聴いてからも、よく聴いてました。

で、昨年末に"Jump Up!"を(買ったCDは2001年の段階で売ってしまっていたので)レンタルして、聞き直し、その2、3週間後に解散発表。そして、フューチャラマ、ハイヴィジョン、アンサーを借りて聴きました。そんな感じに、特別大きな思い入れを持っていたわけではないので、「ま、仕方ないことだよな」と思うぐらいなのですが、一番上の方に挙げた…自分の音楽の流れの、かなり入り口に近い部分に居たバンドが少なくなっていくことについては、本当に寂しいなと思うところです。(ブランキーは比較的早めでしたが、)WINO、ミッシェル、pre-schoolなど。Dragon Ashやゆずは超売れっ子組だから省くとして、GrapevineTriceratopsくるり、Pillows辺りは…出来るだけ長く続いてくれたらいいなと思います(くるりは結構メンバーが出たり入ったりだから、あれですが)。でも続かないとしたらそれはそれで仕方ないことだけど。同じ時期にこれだけのバンドが固まっていてくれたら、流れだとかシーンも作られたのだと思うし、僕はこういう音楽達で良かった。と思っているので、一つ一つのバンドに感謝だと思うし、スーパーカーについてもお疲れさまと思うようなところです。

と言う感じです。