ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

ジュビロ磐田-ベガルタ仙台 @ ヤマハスタジアム / 山名文夫展“イラストレーションと油彩”@ アートハウス とか姪っ子とか



金曜の最終の新幹線で帰省。そもそも“18きっぷ期間中に2回帰ろう、開幕戦とあとどっか!”って考えてたのは5回分の18きっぷを念頭に置いた上での発想だったのだけれど、考えたのだ。転職してもうすぐ1年。正直な話、所得は増えた。そしてそれ相応に忙しい。平日に18きっぷで帰っている場合か、と。22時半静岡発のホームライナー浜松が無くなったせいで、昨年までより30分以上早く東京を出なければいけなくなった。これもかなり痛い。3時間の仕事の時間を4,000円で買う、その差額出すぐらい何のことは無い。それじゃあ、今は仕方無いのかなあ…と思いながら今日は新幹線で帰ってきた。でも日曜は18きっぷで帰京するし次回は試合が日曜だから土曜に18きっぷで帰省する。貧乏性な性格は一人じゃなかなか変わらないのだ。そして1回分余ってしまうから、どこで使おうかをまた考える。

そして今年も開幕!金曜は暖かく、しかし週末は雨だし寒そうだから思ったより荷物が多くなって帰省。寝る頃の土曜の天気は昼には雨でなく曇りの予報だったけど、起きると予想以上の雨でがっかり。今年はヤマハへ行こうと思ったもう一つのついでとして、ららぽーとに一度行きたいなー、ってのがあったんだけど、天気のこともあって今回は行けず。次回も時間的に行くのは難しいかもしれない。別に行き急ぐような場所じゃないんだけど、(正月の時も書いたけど)東京に居ると忙しくて物欲が沸かないから地元でそういうSCへ行きたいのだ。いつか行く。浜松の街中を少し歩きたかったけどさすがに今日は開幕戦、間に合いたいなと思ったので寄り道せず磐田へ。雨弱くなってたらレンタサイクルしたかったけどならなかったのでバスでスタへ。試合中も雨は降ったりやんだり。気温低くなかったのでまだよかった。

で、試合。試合開始には間に合ったんだけど、今日のスタメンは…と思っているうちにリャンに先制点を決められる。うっわあ。集中力の欠如以外の何者でもないシーン。ホームの開幕戦でこれ。もうプロとしての意識として結構ひどいことだと思います。仙台は昨年快進撃を見せた天皇杯をベースとしたメンツ(外国人選手や太田のような新戦力はスタメンではなかった)。ジュビロは、八田、駒野、加賀、イ・カンジンパク・チュホ那須、成岡、西、船谷、イ・グノ、荒田。キャンプの頃に見たチームがベースで代表組が合流した布陣。試合は、早々と追い掛ける展開になった磐田がボールを保持する時間が長いものの、決定的なシーンは殆ど生み出せず。荒田が惜しいシュートを2、3本外したのと、前半成岡が切り返しから放ったシュートぐらい。松浦やカレンを投入も決定的なチャンスも作れず0-1で試合終了。

キャンプでのサッカーもつまらなかったし(大学生にドローという試合も見ているし)、Jリーグ勢に勝てず迎えた開幕戦ということで期待なんかしていなかったといえばしていなかった。とはいえ、一応これを理由として帰ってきてるんだよなあ…と思うと、それにはあまりにも寂し過ぎる内容と結果。昨年は見事にボロボロだったからそこで一気に危機感が芽生えたけど、惜敗ってのがまた微妙だなあ。ポジティブなところ見ようとすると“試合自体は支配してたから…”って言葉が浮かびそうなんだけど、ポゼッション率がいくら高かろうが所詮大学生やJ2すら崩せず負けているチーム。地味な形での全くの低調。なんか今年は昨年のような派手な負け方はせず、ずるずるじわじわと最下位付近に居続けそうだな…。3節に名古屋戦、5節にガンバ戦とあるから、それ以外の2つで勝てなければリアルに開幕5連敗とかしそう。

来週の新潟も行きますが…あれだけオフに選手を刈られて監督も代わって順位予測では厳しい評価をされている新潟にも、ジュビロは練習試合で負けている。ダイジェスト見る限り、川崎にあのパフォーマンスなら今年も新潟はそこそこやるチームでしょう(そりゃ昨年上位だもんね…)。うーん、厳しいなあ。昨年は我慢すると何度も書いた。けど、今年はもう早速だけど、残留争いは間違いないでしょう、この内容じゃ。前田が復帰すれば攻撃力は増してそこそこ点が取れるようになって、13位とか14位はあるかもしれない。けどそこまででしょう。監督が問題なのか選手が問題なのかは特定出来るわけがないんだけど、なんかもうそもそもこの内容で“ポゼッションサッカー”を標榜する意味がわからない。その後ワンセグで広島-清水見たり、その後行った家のBSでガンバ-名古屋見たりしたんだけど、ほんとポゼッションサッカーとか言うのなら広島とかガンバぐらいのスピードと動きとシンプルなプレーの意識が欲しいし、結果出なくてもせめて数年前の甲府ぐらいのことはやってよ。

全体でボールを保持しているようで、今日の現実はイ・グノの孤軍奮闘。あんな下がってボールを受ける回数が多いイグノ、初めて見た気がする。イグノみたいなCFにそこでボール持たせても意味無いだろ!ってぐらい他の選手もすぐパスしちゃうしさ。話は飛んで、エルゴラの季刊号を帰りの新幹線で読んでいた。福西のインタビューが載っていて、(鹿島は強さを取り戻したのに、低迷を続ける磐田に関して)「磐田のサポーターは優し過ぎたのかもしれない、クラブにもっと求めてもいいのでは」というようなことを言っていて。んー、でもアジウソンの辞任は結局結果よりも“リアクションサッカー”に対する不満がサポーターとクラブにあってその溝によるものだと思うので、だから今後も“結果”より“ポゼッション”とか“アクション”とかを突き詰めなければいけないと思うし、そうしなければ人(チーム)として軸がぶれているということだよね。でも、多分今年も下位低迷は間違いない。その中で、今後も“結果よりポゼッション”って、皆言い続けられるんだろうか?

僕はそもそもこの戦力でポゼッションとか崩すとか言うこと自体が現実的じゃないと思っているので監督だけを問題とはしたくないんだけど、でもそれを標榜していた(アジウソン時代を激しく否定していた)のが他でも無い現監督なので、正直いつやめてくれてもかまわない(2回のオフを経てこれじゃね…この程度の指導力なんだね。2003年はやっぱ選手とベースが良かっただけ)。でもクラブ側としても、満を持して投入した最後の砦なのでそうそう解任はしないでしょう。仮に辞めたとしても、じゃあ誰なら“弱いなりのポゼッションサッカー、結果よりもポゼッション”を指導出来るの?なんてイメージも沸かないしなあ。ああ。でもだからW杯の後に大木さんはコーチ職も契約終わるから、そこでオファーすれば良いのかな。リアクションでも上位争いを、強豪に勝ち負け出来るチームを、と思う人は少ないのかな?僕はポゼッション云々より選手がピッチを広く走り回るサッカーを見たいので、いつポゼッションと言い換えたただの遅漏サッカーを捨ててもらっても構わない。

大体“崩す”ってさあ、限られたピッチの中でも人口密度が低い方がし易いに決まっているわけじゃん。だから得点を取るため、試合に勝つために“相手が戻らぬうちに空いているスペースをいかに突くか”ってことぐらい、数学ダメな僕でも計算が出来る。何故わざわざ“相手に戻ってもらう”“そのための時間を作る”ためのサッカーを標榜するんだろう、うちは。何故“可能性を低くするため”のことをするのか。求められてるコンセプトがもうそもそも非効率そのもの。オナニー?だとしたらまさに遅漏。しかも全然いけないみたいな、そんなサッカー。弱くなって(結果が出なくなって)スポンサーも減って経営もやばくなって人気選手を放出してファンも離れているのに、引き続き“結果”よりも“結果が伴いにくい”内容にこだわる方針を打ち出す。もう一体何を目指しているのか。そして結果が出ずスポンサーが減り経営が…のスパイラル。ブレてブレてブレつづけて…それでもなんだか生きている…もとい、試合を見に行っちゃう。でもいいんじゃん?(最近読んだオーケンの本より。)

最後にもうちょっと選手の話。那須ボランチに入ってるから昨年のような大崩れが無いのかもしれないけど、それでもやっぱ那須ボランチじゃ崩すようなサッカーは出来ないと思う。前へのパスが殆ど無い。松浦はもっとボールを受けに行ってもよかったと思う。中でボールを持った時は「お!」と思うんだけどいかんせん受ける回数が少な過ぎた。でも中に入っちゃうと成岡とかぶるのが悩み所。カレンはまだトップフォームには程遠い。パクチュホは速かった。良い選手だと思うけどうちが使い切れるかどうか。西は今日はダメだったなあ。交代やむなし。荒田もまだJ1の寄せのスピードに慣れていない…って仙台も昨年J2か(笑)成岡は、今日唯一惜しいシーンを作った選手だと思う。なんでああいうドリブルでゴールを向かうプレーをジュビロの選手はやらないのだろうな。仙台サポは多く来てくれた。入替戦から退化しているジュビロ、手応えなく申し訳ない。「最初からこんなで、毎回こんなんじゃ心臓が続かない」って言ってて、いいなあと思った(笑)秋、仙台行きます。

試合が終わったとほぼ同時に雨が止む。駅まで歩く(ワンセグで広島-清水を見ながら)。途中で自転車に乗った仙台サポに追い越されて、うーん僕もレンタサイクルすれば良かったなあと思いながら。さすがに靴はぐしょぐしょになったからね…。電車で掛川へ。メインは1月末に生まれた姪っ子を見に行くため。だけどせっかく掛川で降りるんなら他のところも行こうと思って元は花鳥園へ行こうかなあ、とか思っていたんだけど、昨日家に帰ってきたら“掛川観光マップ”的なものが置いてあって。それを見て“資生堂アートハウス”の存在を知った。ちなみにそれを見ていると結構面白そうな場所色々あるなあと。同じ静岡県西部でもジュビロを好きになるまでは自分で磐田へ行くことも無かったし、その延長でエコパへ行くまでは掛川へ行くこともなかったので掛川のことって全然知らないなーと改めて思った。

タクシーで5分、徒歩25分。徒歩だと最終入館に間に合うか微妙だったのでタクシーで資生堂アートハウス山名文夫展“イラストレーションと油彩”。今日花鳥園ではなくこっちを選んだのはこれを見たかったから(次回帰省時には終わっているので)。面白かった。次回の展示も面白そうなのだけれど、次回4月の帰省時にはまだ始まっていない。7月19日までみたいだから、ap fesで来る時に合わせて来ようかな?隣の企業資料館も見たのだけれど、ポスターのデザインの変遷とか面白かったなー。でも近年になればなる程、全体のアートディレクションやデザインじゃなく、“どのタレントが使われているか”の重要性ばかり増しているような気がして面白くなくなっている気がするなあ。するけど、でもそれによって商品のブランディングや販売増に繋がっているのならそれが正解だということなんだけれど。

駅まで歩いて戻る。やっぱ徒歩25分は遠かった…。次回掛川来る時はレンタサイクルをしよう。花鳥園も行きたいし。次回の目的地までは約8km。自転車で40分ぐらいかな。良い天気になるといいな。んでもって親と姉夫婦の家へ。まだ喋れない赤ちゃんを抱えたことは今までも何度かあるけど、まだ生まれてたった一ヶ月、こんなに小さい子は初めてなのでちょっとドキドキした。ほんと最初ってこんなに小さいんだなあ…。でも赤ちゃんって最初からこんなに髪が生えてるもんなのか、ってのも初めて知った。ついちょっと前まではこちらの実家に居たらしいので親は慣れたもの。うーん、いつか僕も当事者になるんだろうけど(←ほんとかなあ…)、姪ですらこんな神秘的なのに、一体どうなんだ。明日は浜松を10時には出たいので結局今回は殆ど浜松は満喫出来なかったな。2ヶ月ぶりの帰省で何を言うかって感じか。