ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

天皇杯決勝 ガンバ大阪-柏レイソル @ 国立霞ヶ丘競技場 / 奈良美智“青い森の ちいさな ちいさな おうち”展 @ 十和田市現代美術館〜“君や 僕と ちょっと似ている”展 @ 青森県立美術館 / 北日本旅行【三沢〜十和田〜青森〜函館〜青森〜弘前〜大鰐〜大館〜盛岡〜仙台】

あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。今年も例年通り天皇杯決勝を見に行ったのと、そのまま旅行へ出掛けたので、その旅行前半のエントリ。

天皇杯決勝 ガンバ大阪-柏レイソル国立霞ヶ丘競技場

例年通り?前日から眠らずに天皇杯決勝、ガンバ大阪-柏レイソル国立霞ヶ丘競技場へ。年齢的に一回り通った元旦国立だけど、今年か来年が(国立の建て直しの為に)最後かもと思うと寂しい。新しい国立も楽しみだし昨年の決勝地震の揺れ方を考えれば建て替えてしかるべきなんだけど、なんだかんだでこの風情の元旦決勝は好きだったなあ。しみじみ。

今回のカードは個人的には正直どちらが勝ってもいいやって感じで、人が少ない方で見たいなーって思ってた。こういう時って大体関東のチーム側の方が混むと思っていたんだけど、千駄ヶ谷の駅を降りると千駄ヶ谷門に向かう人が思っていた以上に多かったので、代々木門から入ってレイソル寄りの上段スタンドを選択。期待以上に中央寄りの目線になったので良かった!ガンバ側自由席の方が見るからに混んでいて、やっぱ全国区の選手が居るからなのかもしくはJ2になることによる判官贔屓だったのか。

このカードは4年前の元旦と一緒。ガンバを見るのは何気にすごく久々でこの試合以来レイソルを見るのは8月の日立台以来。多分ガンバ側で見た大多数の人たちと同じ興味、「J2落ちたガンバはやっぱり力があるのか」というのが見所ではあった。試合序盤こそ普通に試合を見ていたんだけど――徹夜なのはいつもだけど、今年は天気が良かったり、胃が痛くて事前にコーヒー飲まなかったので、試合中何度も寝落ちした…。

昨年と違ってスコア小さめなのもあるけど、ガンバは「パスは繋ぐんだけど――」って感じのサッカーだったし、レイソルも澤のワントップという(工藤が出場停止による)苦渋の布陣で迫力に欠けた。そんで途中からワントップに入った田中順也が(スタメン落ちも納得なぐらい)ワントップでは迫力に欠けたのもあり(それでも澤のトップよりはやっぱ機能していた)、特に後半はガンバも(前半からチャンスを演出していた)倉田を替えてからは迫力に欠けたし(パスは回すんだけど)、レイソルもカウンターのチャンスをことごとく潰すし。

まあ来年のACLのことをちゃんと考えれば、J2のクラブじゃなくてJ1のクラブが勝ってよかったのかなと。レイソルはリーグでも上位の方ではあったわけだし。ガンバが勝った方が「面白さ」はあったかもしれないけど、順当な結果だったのではないか。レイソルサポの皆様おめでとうございます。那須が思ったより右サイドバックで機能していてなんだか考えさせられた。ところで…昨年リーグチャンピオンで今年もタイトルを獲得したクラブに、2年で4連勝得失点差+10のクラブがあるってマジ?…とか思ったりしてな。

北日本旅行 1日目。【代々木〜大宮〜八戸〜三沢〜十和田市

で。今年の年始は九州に飛んでそっから18きっぷで東京へ戻ってくる旅をしようと思っていた。ちょうど予定されていた1月4日のミスチル@福岡のチケットもそれで確保した。のだけど、1/4に東京で用事ができそうになり、急遽旅行の予定を2回に分断。前半はずっと行こうとしては行けずにいた青森での奈良美智展×2へ!天皇杯見た足で、そのまま大宮に向かい新幹線に乗車。

新幹線も一度寝ちゃうと終点までいってしまいそうで怖い…と思ってたけど結局盛岡までは爆睡。そして翌日以降の青森の天気が暴風雪とかなってるんだけど。大丈夫かな?僕、北日本の冬甘く見すぎてないか…?とか思いながら。八戸から青い森鉄道で三沢、三沢からは昨年廃線となった十和田市観光鉄道の代行バス十和田市中央へ。この日は十和田市泊。三沢からそうだったけど、足元は雪が凍っていて、滑りそうになる…。アート広場のライトアップが見たかったのもあってこの日の夜のうちに来たんだけど、やってなかった!ちなみに12月下旬で終わったそう。残念…。


北日本旅行 2日目【十和田〜青森〜函館】

この日は十和田市現代美術館からスタート。あ、その前に少し早起きして「みちのく温泉」というところに入りに行った。銭湯と同じで何もつかないんだけど、温泉350円とか安い…東京じゃ考えられん。

奈良美智“青い森の ちいさな ちいさな おうち”展 @ 十和田市現代美術館



1年半ぶり2度目の十和田現美。アート広場も雪模様。今回の企画展仕様の巨大な「夜露死苦ガール 2012」が美術館の壁面に描かれている。奈良さんの企画展自体は小さめの展示だったけど(前にここで見た企画展もそうだったな)、面白かった!写真撮影可で、原美術館にもある「My Drawing Room」とかも撮れた(正確には「2008〜2012」がつくので別の作品が並んでたんだと思うんだけど)。まだ1月2日という日で朝も早かったのに、前回来た時よりも人は多かった印象。

以下は撮影した作品。売店にも作品があった。







(企画展のはネタバレにもなるので省略してたけど、後日コメントアウト外しました。)以下は売店。



早いけど10時15分の青森駅行きのバスで十和田市中央を後にし、次は青森県立美術館に向かう。十和田市は雪こそ積もっていても晴れてたけど、青森市内はどうかなあ…と思いながら。青森まで約1時間半ほど。1,890円なので近くの青い森鉄道の駅まで行った方が安かったかもしれない。(けど、この時間のバスに乗る計画をずっと立てていたのでした)

奈良美智“君や 僕と ちょっと似ている a bit like you and me...”展 @ 青森県立美術館

4月以来青森駅青森市は雪が舞う。青森県って枠で言うとこの2年で4度目なので、そんなに久々な感じではないし、改めて何か歩きたいところがあるわけでもなく…。バスの乗換もうまくいって、青森県立美術館へ。ここも4月に来て以来2度目。また雪の季節になってしまったけど(緑の残る季節に来てみたかったけど)、やっぱり建物の質感とか空気感みたいなものがすごく好き。ホワイトバランスを変えて2枚撮ってみた。後者だとよりひんやりした感じが。

そして横浜に続いて見る奈良美智“君や 僕と ちょっと似ている”展@青森県立美術館。人多かった!横浜でも良かったけど、展示の構成、建物や照明とかまた色々違って面白かった。前回見に来た“フィンランドのくらしとデザイン”展も雪の残るこの美術館の空気感とすごくマッチしていて楽しかったんだけど、今回のもそう感じた。

横浜との違いとしては、新しいNO NUKES女の子の絵とか横浜には無かった気がする。常設展の方の奈良美智コーナーも横浜のとの違いってのはあるけど、前回来た時はAtoZ Memorial Dogは無かったような…気のせい?横浜ではエントランスで撮影スポットだったホワイトゴーストは今回は撮影不可だったけど、青森県美なのであおもり犬を。ほんとに雪帽子だ!あと前回気付かなかった八角堂なども。楽しかった〜。



青森県美で並んでいたポスター。ちょうど行きたい3つ。芹沢けい介美術館は今年の帰省時に行きたいと思っているところで(この企画展面白そう)、ミナ展はこの年始福岡行くなら行こうと思ってたし(ちなみに前回青森県美来た時にはここでもミナ展やってた)、奈良展@熊本も…キャンプや九州アウェーと重ねて行けるんじゃないか…と考えてなくもない。

函館へ。

さて、当初の旅の予定は当初はここから弘前方面に向かい、弘前か大館を2日目の最終地にする…というものだった。んだけど、ここまであまりにもスムーズに行ってしまったこと、弘前に行っても目新しいものは特に無いこと(弘前でもこの2年で2度途中下車済み)、雪で行動範囲も限られること。などなどから、「行ったことないところへ行きたいなあ…」という気持ちがふつふつと湧き上がり、そこで思い浮かんだのが函館。まだ18きっぷでも行ける時間。長い待ち合わせ等を混みでも16時に出れば4時間で着く。じゃあなんか、函館行こう。という思いつきで函館へ行くことに。
でも翌日の朝のことを考えたり、新青森で調べたら青森〜函館エリア往復きっぷという、別途特急券も使える安い乗車券があったので、それで特急スーパー白鳥で函館へ行くことへ。北海道は札幌は何度か行ってるけど、函館は初めて。だし、Jリーグのクラブが出来る土地じゃないと思うからなかなか無い機会。初の津軽海峡越え




18時前に函館到着。雪景色はここまでと同じ…だが!青森とかと違って風が強く、本気で寒い!!雪の積もり具合も青森より多い…けどそれより風が強くて寒い。それでもせっかくここまで来たのだから少しでも観光したい!五稜郭タワーが冬季期間は19時までだと調べてあったので、急いで五稜郭タワーへ。

…閉まってる。五稜郭も閉園時間無いってあった気がするのに、閉まってる…(朝5時開園だと)。しかも雪が強くなる。洋館が立ち並ぶエリアへの路面電車も早々と終わっている(正月特別ダイヤ)。歩いて行こうかと思ったけど、もうあまりにも冷たい風が強くて強くて…こういう時の僕の行動欲はそがれないんだけど(笑)、その行動欲がそがれる程の寒さでした。いやーもう無理無理。とりあえず塩ラーメン食べてホテルへ戻る。丁度入ったお店にアジカン山下達郎と昨年までエスパルスに居た永井のサインがあった。どういう並びだ。

「イタリアにパスタを食いに行ったわけじゃない」風に、函館に塩ラーメン食べに来たわけじゃない…ってことで、明日は早起きしてもう一度五稜郭行こう!んでスーパー白鳥五稜郭から乗ろう!とか考えていたのだけれど、翌日の最低気温は-9度。完全に未知の領域。しかも北日本大荒れとかなってる。ひたすら南下する予定だけど、果たして鈍行でどこまで行けるか…。

北日本旅行 3日目【函館〜青森〜弘前・中央弘前〜大鰐・大鰐温泉〜大館〜盛岡〜一ノ関〜仙台〜東京】

外がどんなに寒くてもホテルの中は暖かいからイマイチ朝行動すべきか判断に迷ったけど、とりあえず外の(昨日以上の)雪の積もりっぷりを見て行動を断念。天気は晴れたんだけど、肌を刺すような寒さ。当地の人はこんな中でも朝から雪かきをしているんだからタフだ。結局本当に今回は殆ど観光的なことが出来なかった。悔しい。またいつか来る!特急に乗る前、別ホームに数分後の長万部行きが止まっていて。すっごくそそられたけど、今回の北日本の旅は4日に東京に居るためなのだから…と言い聞かせて青森行きのホームへ。九州・四国のローカル線は、Jクラブも多いし季節の制約もほぼ無いから少しずつ乗れると思うんだけど、その点北海道は難しい。いつか数日間にまたがって旅してみたいけどなー。

さてまた特急スーパー白鳥で青森に戻ります。函館以南は雪で太陽が隠れている区間が長い、というか車窓真っ白。こんな中でも走る特急ってすげえなあ。10時に青森着。1日ぶりの青森も昨日より雪が積もっているし今日も雪が舞う。函館に比べれば寒さは多少マシか、と思ったけど、少し駅の外を出歩いたら温度計は-5度ってなっててびびった。ここからは18きっぷの旅なので、八戸方面ではなく弘前・秋田方面へ向かう。




弘前で途中下車。弘前で降りた目的は主にセブン銀行に寄ることだったのだけど(ヨーカドー。青森にはセブンイレブンが無くて、前日残金が1万円を切った辺りからかなり焦ってた…)、弘前駅から徒歩で行ける範囲で何か…と思って、4月にも来たけど再び奈良美智のAtoZ Memorial Dog。雪に覆われて寒そう。丁度この時間、僕以外にもこれを見に来ている人が居た。

ここから弘前駅まで歩いて戻る時間もまだあったけど、ここからすぐの弘南鉄道中央弘前駅から(JRの駅と乗り継げる)大鰐行きの電車がすぐ出そうだったので、せっかくなので乗車。弘南鉄道、別の線は4月に乗ったけどこっち側は初めて。この電車乗ってても思ったけど、弘前は古い建物がバランス良く立ち並ぶ良い街だなあ。と改めて思った。またいつかこんなわたわたした滞在じゃなく、レンタサイクルして色々回れるぐらいの滞在がしたい。






弘南鉄道終着大鰐で再び奥羽本線へ乗換(駅前の日帰り温泉とかもいつか寄ってみたい)。大鰐温泉→大舘、そしてこの奈良展×2の青森旅行を計画した秋頃から乗りたいなーと思っていた花輪線に乗換て盛岡へ向かう。青森や弘前は昨日と比べても結構な雪模様だったけど、大舘辺りからようやく天気も良くなってきた。十和田南駅でスイッチバック。この路線の中では主要な街である?鹿角花輪の時点では天気悪くなかったのだけど、そこを出た途端にまた一気に雪模様。でも函館からそうなんだけど、「雪一面で景色面白くなかったらどうしよう」と思ってたけど、雪一面は雪一面で十分面白い(雪ってだけでテンション上がる静岡人)。窓が曇るのだけが難点…。雪が無い時にもまた乗りたいけど、色々と初めての景色が見られてよかったな。



16時半頃に盛岡着。そういえば今回の旅でわかったこと。雪国の人はちょっとやそっとの雪じゃ傘を差さない。慌てて傘買って、持ち歩いて差したりする僕は完全に「わかってない」人みたいだった(笑)あとは雪だるまとかを作らない。盛岡まで来てようやくこの旅で初の雪だるまを見た。あとそういえば猫は雪の時は絶対外を走らないと思っていたけど、函館で雪の上を駆けてゆく猫を見た!写真に収められず残念…。

さてこの時点で鈍行で東京まで帰るのはもう不可能。仙台泊か福島泊か新幹線で迷ったのだけれど、翌日の予定が13時に決まったのでやっぱ当日のうちに帰りたいなってことで、仙台まで来てそこから新幹線で帰京。普通の2泊3日の旅なのだけど、なんだかもっと果てしなく長かったような感覚…。今朝函館を出てから16時間。まあ飛行機に乗ったり新青森から新幹線乗ればもっと全然あっという間なんだけど。んで、フットサルが15時に終わるとして、そのまま飛行機乗れば19時頃にはヤフードームの最寄りに着く…とか調べてたんだけど、ミスチル@福岡延期…!そんなに急ぐ理由は無くなったけど、どうしよう…!どう旅行するか、地図を見ながら考え直す。ということで、年始旅行の前半は終了。後半の計画はこれから練る!