ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

ツエーゲン金沢-ジュビロ磐田 @ 石川県西部緑地公園陸上競技場 / 金沢旅行。武家屋敷 野村家庭園と、金沢の色んな古い町並み(ひがし茶屋街~卯辰山山麓寺院群~主計町茶屋街~にし茶屋街など)

ツエーゲン金沢-ジュビロ磐田石川県西部緑地公園陸上競技場

前日の越後妻有トリエンナーレから旧北陸本線を乗り継いで金沢へ。ツエーゲン金沢-ジュビロ磐田西部緑地公園陸上競技場を見に行きました。もちろん初金沢アウェーですが、北陸アウェーとしては昨年の富山に続いて参戦。同じ日曜夕方だった昨年の富山アウェーを思えば今回はジュビロサポすーっごく多かった。観光地としての知名度の差を感じる…(まあ浜松方面から来ると多少は金沢の方が近いは近いんですが)。ジュビロを見るのは前週の天皇杯以来ツエーゲンを見るのは6月でのヤマハでの対戦以来です。

西部緑地公園陸上競技場金沢駅からは5kmぐらい。通常はシャトルバスを利用するのが良いんだろうけど、この試合は地元小学生の招待があって沢山観客が入りそうな話だったのと――そうした時にシャトルバスの本数に不安がある(昨年丸亀で長蛇の列で結局1時間駅まで歩いた記憶がいつまでも(笑))ので、駅近くでレンタサイクル(金沢にレンタサイクルが沢山あるのは知っている)。試合ギリギリ~ちょい遅れで到着したんだけど、公園への車の出入りがまだまだ激しい&ツエーゲン側自由席の入場待ち列がやばかった。この日の1万人越えのお客さんは史上最高入場者数だったそうです。

そんな金沢にとっては重要な試合でしたが、ジュビロが祐希、ボスロイド、松井のゴールで3-0で快勝。金沢はこの時点では春先と違って中位辺りまで順位を落としていた、とはいえ、前半戦った時の接戦を思えば簡単な相手ではなかった。だからこそ、ヤマハの試合が「ツエーゲンジュビロを良く研究してきた試合だった」とするならば?今回はジュビロが良く仕上げてきた試合だったのかなあと(リーグ戦3週間空いたのもあるし、天皇杯で主力温存してたのもあるし)。こんなに裏のスペースを使えたジュビロは珍しい。ボスロイドが一発赤を誘ったシーンもあれは止めなきゃ1点だった。一発赤で当然。

あの一発赤で楽になったのは事実。あのシーンまでに金沢優位の時間があって、そこを凌げたのも大きいんだけど、DF陣も頑張ってるけどまあカミン様様だよね…。前線で身体張りまくってくれるボスロイドや時々無双のアダ共々、外国人頼みのクソサッカーと言われても受け入れるわ(笑)金沢も相手カミンスキーじゃなければ2点は取れてたと思う…。あとそういえばボスロイドのゴールパフォーマンスは面白かったけど、相手の退場後に金沢の18番と長く会話してた。18番は英語で話してたのかな。何話してたんだろ。

そして祐希。色々言うけど活躍してくれたら王様で良いんだ。先制点のダイレクトボレーも素晴らしかったけど、中盤で俊輔の如く身体の切れで相手を交わして展開したシーンがあったり、今日はすごく良かった。波があると言うのか、涼しくなってきたのが良いのか、または北陸が合うのか…。あとはやっぱ川辺が先週とも違う良さ。彼を磐田に残す術は無いものか…。で、先週の試合で名波が誉めた裕人使うのは規定路線としても、途中投入した松井のゴール、そのきっかけを作った中村。二人とも前線からの運動量が多くて、とにかく今日はジュビロの流れだった。沢山のツエーゲンサポには残念な結果だったけど、遠くから沢山来たジュビロサポにとってはこれ以上無い試合でした!

金沢旅行。金沢の重伝建の町並みや庭園を巡る



ここから金沢旅行記。金沢は昨年の富山アウェーの時に来て以来ここ5年で4回目。けっこうな頻度で来てます。今まで21世紀美術館武家屋敷方面ばっか行ってたけど、今回初めて東山方面の宿にしたら、(茶屋町以外にも)気になる路地や町屋がありすぎる。たまらん。一年前より町並み好き度が高くなってるのもあるけど…。試合後の夜、飯屋探しでチャリでうろうろしてたら2組ジュビロの選手に遭遇した。翌日外国人選手はきっと兼六園武家屋敷とかに居たのかもな~。

武家屋敷 野村家庭園


まずは庭園から。金沢・長町武家屋敷跡~野村家庭園。高田家の方は前に入ったことあったけど野村家はまだ入ってなかったので…。素敵なお庭でした。しおさいプロジェクトでの順位が高い庭園。
oniwa.garden

ひがし茶屋街

茶屋街で一番人が多いのはやっぱここ。ひがし茶屋街は昨年も歩いたけど、更に奥の、卯辰山山麓寺院群との間ぐらいの観光地化されていない場所まで行ってもだいぶ雰囲気が残ってるって分かった。そのはずれに立派な木造三階建が!

卯辰山山麓寺院群

金沢・卯辰山山麓寺院群。昨年見逃した重伝建地区。町並みもさながら「N・BOX」というアパートがあったのがジュビロサポとしてはヒット(笑)でもそのN・BOXが写ってる写真は消してしまった…。

主計町茶屋街

本岡家住宅

金沢の別に観光地化されていない元町という辺りをチャリで走ってたら偶然見つけた国登録重要文化財が「本岡家住宅」。この一帯だけ豪商、という感じのエリアで(元は庄屋とのこと)、石塀や蔵がかっこいい。こういうの以外にも、ほんと気になる建物多い。




尾山神社

尾山神社前の町並みも良い具合にあやしい。

にし茶屋街と石坂遊郭跡と山錦楼


ひがしと違って人少ない「にし茶屋街」…けどそれもその筈なのか、昨年裏道を走った時は全く知らなかったその裏の(今も現役?という話の)石坂遊郭跡。確かにカフェー風建築がひっそりと残っている。

川沿いの山錦楼、表からの三階建ては昨年も撮ったけど、裏から見ると四階建てとは!!川を渡って小さな路地を行くと、やはり石塀や料亭・旅館建築。(この辺にはそういった町家のゲストハウスも。)


近代建築いろいろ

金沢の近代建築いろいろ。石川四高記念文化交流館、しいのき迎賓館、市立図書館(だったかな?)。他にも近代ぽいものも色々見たけど意外と撮ってたのこれだけだった。

現代建築いろいろ

金沢、現代建築も増えている。はこまち、十和田市現代美術館みたいで好き。片町の新しい商業施設もおされ。金沢地方裁判所も裁判所とは思えないスタイリッシュさ。「裁判所」のフォントがかわいい!

金沢21世紀美術館

毎回来ている21世紀美術館、企画展は展示替え中、常設展も休館日。だったけど、落ち着いて一瞬仕事するために立ち寄ったのだ…。

そんな感じで、町家のような建物から、近代建築も点在し、そして21世紀美術館だけでなく現代的な建築(商業施設)がどんどん建ってる金沢は面白いなーほんと。一年前からも確実にパワーアップしている。こんなに旅籠っぽいものが現存するのに、日本一排他的とは信じがたい。なんででしょ?…勿論J1には復帰したいんだけど、京都や金沢のような古都、四国や九州の各都市、特に来年瀬戸芸があることを考えると岡山&讃岐、あとは札幌もかな…等々に行けると思うと別に来年もJ2でも全然嫌じゃない、と改めて思う。昨年も、もっと言うと落ちた年もそう言ってたな(笑。僕はJ3でも楽しめる人間だと思う)。


そうそう、折角今回平日金沢だったのに、昨年行けなかった名勝・末浄水場園地の予約を忘れてた…。また平日金沢へ来ることがあった際こそ。旅行記は富山編に続きます。金沢も絶賛だったけど、富山には今回の旅で一番刺さった建築が待っていたよ。